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芸術としての詩を発表する場、文学極道です。
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《作品・合評レベル向上のために》
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∧ ∨ 5 : 蛍 ダーザイン '04/12/29 22:28:01 [Mail] [URL]
海岸草原のみどり
はまなすの赤
萌たつ草の焔の中に
風露草のうすもも色
原生花園をぬけると
落ちていくように
空がりょううでを広げて
濃紺の海がひろがっている
道東の海は冷たくて
泳ぐ人は誰もいない
でも今日は暖かなひざし
透明なひかりがせかいを照らし
やさしい風がふいている
波打ち際には丸くて平らな石
灰色に濡れた線が
海と砂浜の間を地平線までうねっている
靴を脱ぎ捨てた彼女が
波打ち際で
水とたわむれる
打ち寄せては返る
巨大な鉛色のかたまりも
彼女の足もとにくると
やさしい静かな泡になる
カモメ
カモメ
ときどき凧のように静止して
ぼくらも時間をとめたように
肩をならべて座りこむ
海の轟きと
ひかりが
ぼくらをみたす
波打ち際に転がる大きな流木を指さして
彼女がたずねる
あれどこからくるのかしら
さあどこからくるのだろう
彼女のひざに顔をうずめる
やわらかくて
あたたかくて
目を閉じると
海の轟きと
彼女のぬくもりの中に
ぼくは
ぼくはすみやかに消える
ねえ鯨こないかなあ
さあどうかしら
ねえ海近づいてきているみたいよ
潮が満ちて
灰色の線が
波打ち際の泡が
ぼくらのほうに近づいてきていた
彼女が集めた色とりどりの小石が
星座のように灯ると夜になった
風が冷たくなって
彼女は胸の前で掌をにぎりしめ
ふるえている
ちいさないのちのおもさで
ふるえている
彼女の肩を抱いて
その掌の中に
ぼくの手も握りしめられて
ぼくらはじっとふるえていた
星座がぎらぎらと輝いて
聖像画のようにぼくらを照らしだした
海の轟きの向こうに
あべまりあ
きしきしと星のきしむ音が聞こえる
ねえ蛍とんでいるわ
ふりかえると
原生花園に
何万もの蛍の群れが
ひかりの標のように点灯しており
海風にのって
いっせいに空へと舞上がった
天上の星々と
蛍の群れと
ひかりの雲の中にくるまれて
握りしめていたぼくらの手を
彼女がそっと開く
すると
ぼくらの掌の中からも
無数の蛍が
金色のひかりを放って
舞い出てきた
ひかりを浴びて
彼女の顔も
黄金色に映える
ねえ蛍とんでいるわ
# キ印が最悪に不評だったので最新作を貼ってみるよ。でもこれ書いたの7月。
文章を書く脳が、完全にどこかに行ってしまった(;´Д`)ンムハァ
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20041229_029_5p
たもつ :
ああ、俺はこれ駄目だ。
長々と状況のご説明、お疲れ様です、って感じ。
文章も人をひきつける魅力に乏しい。 ('04/12/30 16:36:15)榊蔡 :
例えば、
これが映像表現であったとしても、
昼時から夜陰までを一つのカメラで映しっぱなしにした作品なら
とても退屈すると思う。
...全文を表示 ('05/01/02 15:45:52)コントラ :
こんにちは
シンプルな文体で陰がなくて、きれいなカラー印刷のような詩だと思います。でもそれが薄っぺらさになっているのではなくて、日陰のない風景(北海道の原野とかアメリカ大陸の荒野はそうだと思いますが)を構成している。僕はアイヌや、アメリカ先住民の織物の幾何学っぽい抽象パターンと原色の色彩が好きなんですが、それに近い印象です。ダーザインさんは北海道が好きで移住されたのでしょうか?(ちがったらすみません) ('05/12/16 19:14:14)鷲頭 :
語彙が豊富なのは分りました。どこぞやで、描写、描写
と口をすっぱくしているようですが、なるほど、この作品
も描写ばっかで、ストーリーがおざなりになっているよう
に思います。はっきりいうと面白くない。
男と女が描けていない。まるで妄想の中で恋をしているよう
...全文を表示 ('06/01/16 10:23:41)ダーザイン :
>コントラさん
生まれつきの北海道民です。場所は道東の晩成という所です。私も広大な原野は大好きですが、住んでいるところは大都会の札幌圏内です。でもちょっと車を飛ばせば地平線が見える雪野原ですよ。北国に住んでいると沖縄とかにあこがれるのですがね、でも、北海道の原野はやっぱり好きです。>鷲頭さん
私は写実描写のできない人は断じて認めません。それは絵画で言えばデッサン力です。でも、鷲頭さんが仰ることは自覚しています。この作品は若干冗漫です。
ちなみにこの詩はエンディングの蛍が飛ぶシーン以外は全て実話です。彼女と過ごしたとある一日の描写です。名誉のために言っておかねばならないが、俺は女に不自由してはおりません。女に御不自由している人には申し訳ない話ですが、中出ししまくっています。四季ユートピアノでネタ話をしているanimeとかフィギュアとかメイド喫茶とかの話は、現実とはまるで違うものです。文学徒たるもの、現代文化の突端である萌えにも精通しているべきだと思うのです(´ー`)y-~~ニヤニヤ ('06/01/18 00:22:16)DARKZONE :
はじめまして。
一旦消去したのですが、それも無責任な気がして、やはり言わせていただくことにしました。
「空無通信」で興味がわいたのでこちらも読ませていただいたのですが。。。「糞みたいなポエム」と聞いてまっさきに連想するのがこういう詩です。
冒頭から歌謡曲みたいで凡庸すぎる印象です。
...全文を表示 ('06/01/24 10:17:43 *1)理来 :
えと、こちらでは初めまして。
では、さっそく書かせていただくのです。
……で、僕も文そのものはあまり面白くないと思いました。
こういった日常の風景は、好みではあるのですが。
...全文を表示 ('06/01/28 16:10:04 *2)コントラ :
ふたたび読んでみる.
もうすこし詳しく
細部まで画像補正されたカラー刷りのポスター。
この作品に通底するのは、直線や円形などの幾何学抽象への志向ではないかという気がする。
...全文を表示 ('06/01/28 19:11:45 *1)みつとみ :
感想をひとつ。
力強いポエム、あるいは気色悪い詩だ。これが「愛」の姿なら、わたしはべつに「愛」などほしくはない。
もっと詩の全体を短くして、ひきしめ、甘ったるさを削ってほしい。これを書いた作者を「拝め」などと言われても、正直に言う。この程度の作品で天才を気取られても、ウザイ。あるいは、とっとと、アニメ界に戻るように。
...全文を表示 ('06/02/01 22:15:10)ミドリ :
彼女とぼくの内面が、微妙な距離感で触れ合う詩の描写に、背中がゾクゾクしたよ。
ただ5連目までの、読者を詩の世界へ誘う描写が弱い。この道東の風景があり、ぼくが「どうしてか」ここに居て、そして彼女が居るんだ。
この詩の量感を、この5連目までの舞台設定の描写の中で、この物語全体を包み込んでしまえないかな。そう思った。そしてそこが弱点な気がする。
そっから以降の詩才は。まさにこれは天災、ちゃう!「天才」ですわ。笑
泣けましたよ。野郎のポエムを読んで泣いたのは、これが初めて。参りました。m(_)m笑
...全文を表示 ('06/02/04 11:22:50)榊蔡 :
うーん。
やっぱり今読んでも、一編の詩としては、
一年以上前に読んだ自分の意見に著しく萌え、じゃなくて著しく同意です。
やっぱこれは、ここにこのまま貼ったら恰好の標的でしょ。
...全文を表示 ('06/02/07 21:20:33)オオサカダニケ :
本作はやたらと長い。燃料ぎれだとお見受けします。あなたは天才かもしれないが詩人の寿命は短い。 ('18/10/24 22:22:19)オオサカダニケ :
「僕を見ようと 人形の首を回した 飛行機の少女」のように一撃で私を仕留めてください。あなたならできるはずです。最果タヒは一度だけ一撃必殺を放っています。先生も放ってくださいよ。 ('18/10/24 22:25:01)朝資 :
技巧に飲み込まれて本質を見失ったのかなと思いました。 ('18/12/22 00:17:42 *1)
∧ ∨ 68 : まちがった呪文で 芦野夕狩 '18/12/14 21:40:18
高層ビルの屋上にはヘリポートがあるんだと思ってたよ、というアヤコの言葉を遮るように遠くに見える港に夕日が落ちていく。その光がアヤコのもう随分やせてしまった身体を空間から切り抜くように私たちの目の前に存在させるから、どうしようもないほど強い風になびく髪を抑えつけていたナナエは、その時間を失ったかのような光と影の彫刻のなかで、かたくなに影に染まっていく背中に一歩一歩近づいていくしかなかった。やわらかな双球がアヤコの背中で押しつぶされて、このまま落下してしまうことに堪えがたいあこがれをそれぞれの胸の内にしまったまま、二人はまだ許されている言葉だけをつかってふたことみことぽつりぽつりと、夕闇に染まりつつある街に降らせて、
落下、その運動はいちどきっかけさえあれば行為と言うよりも惰性に近しいものであることを二人はよく知っているから、なおのこと、その一歩を踏み出すことができない。もうずっと前から落下は続いているのだから。ロヒプノールで鼻水が青くなってしまったアヤコをナナエは笑った、けれどその顔にある新しい痣に手を添えようにも日中その手で握らなければならなかったもののことを思うと、その行為はまちがった呪文のようにナナエの身体のなかで出口なく虚しく反響するばかりで、
あがるはずもない歓声が地上から昇ってくるのを聞いた。それは幻であったのかもしれないけれども、今度は正しい方法で地上を覗くと、確かに熱に浮かされた人たちが街で全体的にサッカーをしていた。それは部分的に野球でもあったし、或いはバスケットでもあった。魔女なのかな、というアヤコの消え入るような言葉にナナエは答えを持っていない。というよりもその問いがどうしよもなく虚しく響いてしまう自分の感情を許すことが出来ずに、一瞬鋭く息をすって目をつむった。それでもアヤコは膝を折りその熱狂のなかで一二塁間に挟まれていつまでも帰塁できない男の顔を見続けていた。それはいつだか見てしまったナナエの客の顔とそっくりであったから。
あっ、と呆けたように放たれた声がナナエの視線もまた同じものに注がれていることを示していて、その視線の重なりをどう表現したらいいだろうか、アヤコは首筋に残されていつまでも消えることの無かった小さなやけどの痕をなでながら、それでも、何かが胸を満たしているような気がしたのかもしれない。あっ、と再び虚空に漂わされた声は、すこしだけ悲鳴に似ていた。熱狂の中心ではたくさんの人たちが一つのボールを蹴りながら日の沈みつつある港の方角へ全体的に進んでいく。その何度も蹴り転がされたボールがアヤコのボーイフレンドの顔にそっくりだった。まちがった呪文を唱えるようにゆっくりと首を振るアヤコと、その罪過の種を胸に宿らせて沈黙することしかできないでいるナナエと、その二人のためだけに雪が降り始めるのを奇跡と呼ぶにしろ悲劇と呼ぶにしろ、
魔女なのかな、というアヤコの悲痛な言葉はさっきとは全く違う意味合いをもってナナエの胸に届くのだろう。熱に浮かされた人たちが街で全体的にサッカーをしている。それは部分的にテニスでもあったし、或いはクリケットでもあったし、或いは普段と何も変わらない穏やかな生活の一場面だった。振り返り素早く銃口を向け引き金を躊躇いもなく引くナナエの顔は涙でゆがめられた瞳と、それとは不似合な微笑を湛えていた。私を何度殺そうとも何も変わりはしないのに。
きのうね、テレビで懐かしい映画をやってたんだよ。フォレストガンプって、すごく懐かしいよね。あたしもみたことあるよ。嫌いだったかな、あの映画がってわけじゃないんだけど、ヒロインのジェニーだったっけな、なんであんなにも純粋に自分のことを愛してくれる人がいるのに、大切なことに気付けないんだろうってさ。バカなんじゃないかなって。バカなんだよ、きっと。
『2011』http://bungoku.jp/monthly/?name=%88%b0%96%ec%20%97%5b%8e%eb#b05
という詩のつづきです。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20181214_763_68p
グリフィス :
まあこの作品を一つの基準にしたとして展開というか
Twitterの様に不特定多数がリツイートして次の日には社会現象的なふるまいをみせる
ような事を詩作品にも求めているのかもしれません
鳩羽つぐとかそんなねらいかなとかおもうけど
ある瞬間の・・・
...全文を表示 ('18/12/16 12:28:15)泥棒 :
ずっと前に
ちんすこうりなさんという方と
一度か二度
メールでやりとりしたんだけど
一度か二度だけなのに
...全文を表示 ('18/12/17 23:09:05)
∧ ∨ 11 : 夜警 ダーザイン '06/04/14 04:41:04 [Mail] [URL]
風の強い夜だ
下弦の月のまわりに
虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる
窓辺に焼きついた油色の日々が
ガラス板から流れ落ちる
星々がさわさわ震えている
明滅する交通誘導棒を持ち
人明かりの消えはじめた
薄ら寒い夜の街角に立てば
ビルの影が微かにゆがみ
闇がほのかに光り始める
夜の精たちの
永遠のあやとり遊び
人通りがなくなると
思いはどこか遠いところへ
寂しい海辺へ
或いは
懐かしい見知らぬ景色
草原の千の舌が
湿気った夜風にざわめき
存在しない女の形をした塔が
しずかに
しずかに
燃え上がる
夜もふけて
深夜便のトラック乗りが
時たま通るだけになる
永遠の合図を待つ歩哨のように
赤い光の警備棒を振りながら
テールランプの明かりを見送ると
頭上の電線が
かすかに
かすかに
ざわめきはじめる
あなたはどことどこを繋げているのですか
あなたは神様のいる場所に繋がっていますか
あなたは知っていますか
つながれることのない手のぬくもりを
風の強い夜だ
俺のサイフには
黄色く色あせた写真が一枚入っており
きっといつまでたっても
捨てることはできないんだろうと
そんなことを思う
#身体性について批評を受けたので、この詩を貼ってみるよ(;´Д`)
こんなに泥臭いのはあまり書いたことがないな(;´Д`)
「消滅」についての各氏のレスについてのレスは近日中。
やっと落ち着いたので。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060414_131_11p
葵 :
ことばと「身体性」は切っても切れない。
その先に詩があるということ、
それが批評の内容だと思います。
この「夜警」という作品は、たしかに詩で、
けれどもまだ詩のいりぐちで、
...全文を表示 ('06/04/14 14:46:06)葵 :
申し訳ありません、いい忘れたことを。
この詩において、作者はとても希薄なように思えます。>黄色く色あせた写真が一枚入っており
...全文を表示 ('06/04/14 15:06:16)声 :
この詩を読んでいることが、そのまま旅の時間となりました。
この旅は「虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎ」てから「窓辺に焼きついた日々が「油色」であるだけの重みがあるように思えます。
「風の強い夜」に頭上の電線がざわめくのは、確かに人の心のざわめきに違いない。その苦しみにもかかわらず、
<あなたは知っていますか
つながれることのない手のぬくもりを
...全文を表示 ('06/04/15 23:02:50)コントラ :
きれいな詩ですね。都市的風景の只中にあるのだけど、どこか懐かしいような詩人の温かいポケットに包まれている感じがする。そいえば電話線というモチーフはダーザイン氏の作品群を貫いてますね。泥臭いって、いいじゃないですか。アンドロイドじゃなくてやっぱ「人間」すよ。「身体」すよ。
現代詩フォーラムで前読んだ気もするけど、いま引越しの真っ最中で酔っ払ってるんで、また書きます。では。 ('06/04/17 01:30:55)ケムリ :
ダーザインさんの感覚では、これでも「泥臭い」の範疇に含まれるんですか。ぼくには「丁度いい加減」だと思うんですよね。普段のダーザインさんの作品は、ソリッド過ぎて触れられないことが多い。
草原の千の舌が
湿気った夜風にざわめき
...全文を表示 ('06/04/19 00:54:16)苺森 :
人物に植物に建造物に、今この自分という肉体の在る空間に限定した現実世界をとりまく万物(心象などは関係ないだろう)の在るままを忠実に描く業。その眼と指。己(魂)の自由に遊ばせる感性や可能性の無限大に広がる表現の“解放”にでなくただひたすら現実を直視し続ける己の“制御”のなかに生まれるのが写実描写だろうか。考えていたら「極道」の象徴のように思えてきた。
植物の一つ描くにしても光の浴び方に影の落とし方、葉の風になびく様、茎や枝のしなり、花びらの曲線、それらの色味や質感、その植物を形成するすべてを細部にいたるまで正確にそれも限られた枠内で描ききるという非凡な技術力の要る作業。
易しいようで写実とはある意味“遊び”の許されないごまかしの通用しない、それだけに実力の試されるシビアな世界だろうか。また本来はその『写実』も物事の表向き、光のあたる側面、美、それらだけを捉えた一部の要素に偏ったものでなく光の当たらない裏側、ダークサイド、一般的に伏せられるであろう類の暗部それらの要素をも均等に含まれていてこそ成立するものだと私は思う。
...全文を表示 ('06/05/11 14:25:37)理来 :
こんばんわ、早速評を……
残します。
微妙なところで指摘をあげるとするなら、七連の四行
...全文を表示 ('06/05/19 23:46:34)相田 九龍 :
苺森さんが仰ってるが>「極道」の象徴
と思わせる素晴しさでした。しっかりと都会と繋がりながら、どこか別の場所とをしっかり繋げている。素晴しい作品です。
誰が読んでも、そういう印象を持つだろう(そんなこと僕には関係ないですが)。現代詩が持つドーム型の天井の一点にこの詩はあるな、と感じました。(僕からは天井なんて見えませんが。間に雲があります。)
...全文を表示 ('06/10/04 22:18:11 *1)ICE :
ダーザインさん初めまして、失礼します。
何といいますか、どこがというよりも全体が好きです。
綺麗です。人物はひとりの男性だけでも、周りの現象が生き生きと輝くようで、どこか宮沢賢治のようなファンタジイなやさしさもあるようで。
...全文を表示 ('07/04/14 10:30:09)ガリレイ :
僕の中でダーザインさんは怖いイメージだったのでこの詩を見てちょっと拍子抜けです。題名が好きです。>星々がさわさわ震えている
このさわさわって、笹の葉のようなイメージで音が聞こえてきそうで好きです。>あなたは知っていますか
つながれることのない手のぬくもりを
...全文を表示 ('07/04/20 03:08:55)混沌 :
初めまして。私はこちらの作品のほうが好きになれます。全然泥臭くなんか
ないです。温もりと情緒に溢れる感じが・・・それでいて少し寂しげかも・・・。素人な感想でスイマセンっっ ('07/07/09 21:30:03)稲村つぐ :
>永遠のあやとり遊び
理来さんも指摘されていますが、この点について作者の返信が見てみたいものです。
私も、気になった部分でしたので。
...全文を表示 ('07/07/15 15:02:34)常悟郎 :
おはようございますですね
お初にお目にかかります
萎えたあたまながら評など少しさせて頂きます
...全文を表示 ('09/10/17 07:27:48)ダーザイン :
自己剽窃は常套的にしていますね。いかにももうちょっと自覚的であるべきでしょう。
「永遠のあやとり遊び」の連ついてはやっつけ仕事であったかもしれません。
もっと稲垣足歩ちっくな終末論的未来派の影絵芝居を描くべきだったかもしれません。 ('09/10/19 20:29:59)田中宏輔 :
「つながれることのない手のぬくもりを」という言葉に
こころが、とまりました。
...全文を表示 ('10/01/10 08:09:45 *1)ダーザイン :
田中宏輔さん
たくさんレス入れありがとうございます。
「つながれることのない手のぬくもりを」という言葉には万感の思いがあり、
寂しさも、希望も共にあります。
田中さんも同じ気持ちを抱いておられるのですね。
...全文を表示 ('10/01/12 22:49:19)田中宏輔 :
呼吸法、お教えくださり、こころから感謝いたしております。
こころと、身体の状態が、まったく違います。
...全文を表示 ('10/01/13 06:54:51)シロ :
作者はご自身で、この作品を泥臭いと評しておられるみたいですね。
泥臭いのは鯉と同じで僕は好きですが。
全体として、しびれまくりでしたけれども、それが悪いのでしょうか?
昔、誘導棒を持ったことがので特に興味深い作品でした。
すごい好きです。 ('16/04/12 05:48:21)玄こう :
空無通信の詩もそうでした。
見えない、愛する人や、恋人を、詩に、託している、
という読み心地を感じます、
...全文を表示 ('16/12/05 22:32:38 *2)イロキセイゴ :
読みました。雰囲気がありますね。多少は実体験も混ぜてあると推察しました。詩心があると思いました。 ('17/02/03 10:01:53)GROWW :
夜が抱えている闇と静けさが思索とともに深まっていき、いろいろな情景がひそかに展開されていく。夜の側面をうまく切り取った詩ですね ('18/02/05 12:57:48)
∧ ∨ 12 : 滲んでいった夜について いとう '06/04/22 23:57:30 [Mail] [URL]
まっすぐな帰り道が見えなくなると
穴という穴からノームが這い出て
ら、るほ、ら、ら、るほ、
ダークダークノームダーク。(あれるっちぇんど)
君たちの手に掴めるものはわずかしかない
ら、るほら、らる、ほらら、るほ、
本当にわずかしかないんだよ
驚くほど何も知らない君たちにとって
世界は(世界さえ危ういのだが)
目を閉じている場所にこそあって
君、君たち。(あれるっちぇんど)
君たちの目の前に広がるこれは
世界ではないのだよ
夜が(夜というものがあるのならば)
どれほどの暗闇で満たされていたとしても
(ら、るほ、ら、ら、るほ、)
君、君たちの夜は
さらに果てしない暗闇なのだろう
その君の、君たちのわずかな温もりが
黒く染まっていることも知らずに
(ら、るほら、らる、ほらら、るほ、)
君たちはいつも這い出て
(ほら、ら、らるほら、ら、るほ、)
こんなふうに、ほら
世界さえ危ういというのに
あれるっちぇんど
夜はアスファルトの歪みのなかで煮え立ち
もう膝まで蝕まれている
君の、君たちの夜がもう
果てしなく広がり続けるのならば
僕は僕の目を見開いて
世界ではない場所を
(ら、るほ、ら、ら、るほ、)
もう、あけわたしてしまおうか
夜は世界を知らずに
驚くほど何も知らない君たちを産み続ける
君たちが見える場所はすでに近く
ら、るほら、らる、ほらら、るほ、
まっすぐな夜が
(ほら、ら、らるほら、ら、るほ。)
世界を拒絶している
そしてもし夜というものがあるのならば
ノーム。君たちは僕に見えない
決して見えないのだよ
もし夜というものがあるのならば
ノーム。君たちはいつまでもいないのだよ
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060422_137_12p
いとう :
ほぼ即興で書いたものですが、
ずっと読み返していて、まー、
批評されるにたり得るんじゃないかな、と思い。 ('06/04/22 23:59:44)葵 :
はじめフォーラムでよんだときには、
わたしがまだその位置にいなかったので、ちがうコメントだったのですが。
この作品は、”もし夜というものがあるのならば”の夜を待っている作品なのだなあと、ようやくわかりました。この作品は4層で、詩、ポエム、詩のうちがわ、ポエムのうちがわというように、いとうさんからつむがれたことばが、変化しているということ。おもてだけじゃなく、うらだけでもなく、
なんというか、「ニュートラルな状態」においてこの作品をえがかれたのだなあということがとてもよくわかるように思えました。
いとうさんにとって、詩と詩のうらがわ、ポエムとポエムのうらがわは、そんなにはなれていない場所にあって、それがすごいなあと、思うのです。
...全文を表示 ('06/04/23 16:30:58)葵 :
ひとつおうかがいしたいことが。
自分の作品をよみかえす、そのよみかたは、自分以外のひとが描いた作品をよむのとおなじですか?
わたしは自分の作品をなんどもよむのが、苦手です。 ('06/04/23 16:40:44)いとう :
>葵さん
読み返す、あるいは推敲時に、
自作品を自身から完全に引き離すのは、必須です。 ('06/04/23 19:55:18)平川綾真智 :
拝読させていただきました。
非日常で起こる日常の心境を吐露し作品にした印象を受けました。
いとうさんの作品の中では一番好きかも知れません。
ずっと背筋を伝っていたのですが、最後、
...全文を表示 ('06/09/29 23:19:11)相田 九龍 :
ラストのノーム、の部分でいきなり文体が洒落る。
突き放されようとしているところを必死で理解しようとしてたのに、
完全に裏返る。異常者ではなかった。こいつ、と。俺らにはわからないと高を括って異常なふりをしていた。
理解することはできない。理解することを求められちゃいない。
じゃああなたは誰なんだ。俺はなんなんだ。と感じる。
...全文を表示 ('06/10/04 21:07:38 *1)元ヤマサキ深ふゆ :
一方通行のレスになります。
懐かしい思いも持って拝読しました。
当時は掴み切れなかった、いとうさんの描く世界が、ほんの少しだけ分かるようになってきました。
こちらの掲示板の中にもいくつか、いとうさんの詩作品がありましたが、こちらが一番「らしい」と思うものでした。
...全文を表示 ('17/12/09 20:36:49)
∧ ∨ 67 : あさぼらけ 葛西佑也 '17/04/10 22:28:39 *1 [Mail] [URL]
※詩集『みをつくし』より
いとをかしうあはれにはべりしことは、花の色の面白きををとこが摘みとりし事なり。おぼつかなき事ばかりつづきて、わが宿のあれたるを、かの人訪ねざりしかば、世を厭はむと思ひしかど、ふと道に咲ける花にぞ救はれたる。
それは一つの夢であった。幼いころからの夢とか、そういうものとは違う。かといって、夜眠っているときに見るあれとも違う。本当に存在するのかしないのか、それが分からないという意味での。―あけぼの。
春は。
祖母の皮膚は、ましろであった。このうえなく透きとおるましろであった。幼いころ、私の手を取り、坂道を夕日がなだらかに見せてくれる日に、図書館へと連れて行ってくれた祖母だ。祖母は死ぬ間際、痛み止めの類をすべて拒否し、それはある意味での抵抗であったのかも知れぬが、私の父を困らせた。それはあらゆる太陽が沈み、あらゆる月が出てくることと同じように、祖母にとっては自然なことであった。おのづから日は極まった。死を目の前にした父の背中は、今までにみたどんな背中より小さく、悲しく、しかし何よりも大きいものであった。私の掌のしわは、いつの間にか深く、深く、深くなっていた。しぼんでいたのだ。かなしみなどという言葉では、片付けてはいけないと知りながら、手抜きではなく、あえて、かなしみという言葉を愛した。それが、唯一の愛し方であったからだ。夢の中でも父は泣いた。それは、少年時代の父であった。虫かごにはたくさんのクワガタが捕らえられている。夏の暑い日だ。おそらく、湿度も高い。とにかく湿っぽいのである。水分という水分が世界を埋め尽くしたのだ。それは、酷な世界でもあった。祖母の顔はただひたすらにましろであった、それは冬であった。思い出とは反比例して。
むかし、男ありけり。梅の花をめでけり。春といふをりに、世界をめでけり。けしうはあらぬ女を思ひ、歌詠みて、伝えければ、女、え返さざりけり。その故、さらに知る者なし。夢ならざらましかば、知るひとあらまし。
テーブルの上をビー玉が転がっていた。美しいビー玉であった。幼いころ、口の中でビー玉を転がした。もう少しで喉に詰まってしまうのではないかというところで、止めた。それは快感であったのかもしれない。不思議な味のするビー玉であった。むかし、木漏れ日の射す部屋で、布団に顔を埋めたあの日の香と同じ味であった。隣では祖母が歌っていた。祖母の声はうつくしかった。今日も夢の中で祖母の声を聞いた。
少女はいつまでも、そこに立っていた。名前を知らぬ少女であった。もしかすると、名前というものを与えられていない少女であったのかもしれない。赤い自転車に乗ってどこかへ行ってしまった。少女の眼は美しいビー玉のような目であった。
むかし、男ありけり。梅の花をめでけり。春といふをりに、世界をめでけり。けしうはあらぬ女を思ひ、歌詠みけり。
ビー玉のごとき目玉をくりぬきてその構造がゆかしかりけり
祖母は私に漢字を教えてくれた。「けいけん」には「経験」もあれば「敬虔」もあるし「慶顕」もあるのだよ、と。そこに、私は宇宙の広がりを見たのであった。そっと、指で少女の背中に、私は字を書いた。
「なんて書いたかわかる?」
「わかんないわよ」
「もう一回だけね」
「ああ、もう、くすぐったい」
「どう?」
「んー、木、キ、き、木…隣がわかんない」
「じゃあ、ひんと! あのときのかおりだよ」
雪降れば木ごとに花ぞ咲きにけるいづれを梅とわきて折らまし―『古今和歌集』紀友則
私は少女の背中に父の小さな背中を見た。
そこにはさらに生き写しの私がいた。
声が出なくなった。
ただひたすら、風景はましろであった
朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪―『古今和歌集』坂上是則
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20170410_748_67p
玄こう :
はじめまして、発起人バトルも活気づくといいですね。他の今の影に潜む方がたもサラッと出してもらえたら、わたしのようなこちらだけしか投稿しないような人間にも、相当に糧にもなりましょうに。たまにこうして読ませてくれて有難いですね。
葛西佑也さんはじめまして、レスするのははじめてです。レスできることをうれしく思います。
読んですぐに枕草子を思いおこしてくれました。あの歯切れのいい文体は平安時代にしてビートニクです。そこに惹かれます。惹かれましたね。 彼女はそんなことはきっと思い及ばないことかもしれませんが。
...全文を表示 ('17/04/22 20:45:22 *3)葛西佑也 :
玄こう様
コメント、誠にありがとうございます。
まずは、お礼をと思いました、書き込んでおります。
仕事に追われておりまして、また時間のある時に、
改めてご返信させていただきます。
...全文を表示 ('17/04/27 00:05:33)葛西佑也 :
玄こう様
改めてありがとうございます。
枕草子、伊勢物語、大和物語、各種和歌、
さまざまな要素を盛り込んで、
自らの思い出と体験を織り込んで、
...全文を表示 ('17/04/30 18:59:34)アラメルモ :
拝見いたしました。
多様な形式を用いて作者自身の想いが回想で語られる場合、和歌を挿入してみるというのは空間的にも彩りが添えられる。そのことが客観的な要素にもなり、作者の込めた想いもより強く働きかけてきます。丁寧な仕上がりになっているのが伝わってきますね。
敢えて苦言を申すならば、もう少しだけ推敲してもよろしいのでは、と。
例えば散文調に置かれた文章、〜幼いころ、私の手を取り、坂道を夕日がなだらかに見せてくれる日に、〜この読点の打ち方だと非常に読み難い。この読点だと、幼いころ、私の手を取り、夕日が坂道をなだらかに見せてくれる日に〜のほうが読みやすくわかりやすい。なぜならば、助詞である(を)が後ろへと変化するからです。このままだと〜幼いころ、私の手を取り、坂道を、夕日がなだらかに見せてくれる日に〜と、坂道を、で区切るほうが、流れとしては読みやすくなるでしょう。読点も多くなってしまいますね。
...全文を表示 ('17/07/28 00:27:28 *3)葛西佑也 :
アラメルモさま
お読み頂き、誠にありがとうございます。
確かに推敲の余地があると思われる、部分もあるかと思います。
直しては戻し、戻しては直しを繰り返し、
この形に落ち着けました。読みやすさをあまり重視せずに、
...全文を表示 ('17/07/29 07:04:27)アルフ・O :
葛西さん、つぶやき見ましたけど、やめないで。 ('17/11/01 23:14:13 *1)朝顔 :
アルフ・Oさんに同じです。
まっとうな方がお辞めになってゆくのはしんどいです。 ('17/11/05 13:42:36)
∧ ∨ 65 : 壁にも 空いた、うすぐらい みつとみ '16/10/26 21:18:41 [Mail] [URL]
壁にも 空いた、うすぐらい
あることに気づかれず
探せば見つけ出すことができる
半ズボンが壁から抜け出してくる
小学校のひび割れた校舎
蹴られる背
水の張った校庭
町工場の錆びたトタン
敷地のバラ線が絡まり
ペンキ臭い鉄骨の体育館
頭から落ちる床
台風の後の空き地に朽ちたブロック
住宅街近くの忘れられた防空壕のセメント
工事現場の貯水槽のシルエット
公園の古い壁に
ひとりでボールを投げつづける
身をすぼめてくぐり抜け
たしかな光のほうへ抜けようと
砂場でみなに囲まれて踏み続けられ
胸にも 空いた
見ることもできずに
望んでもふさぐことが難しく
さとるに語ることができない
気づくよりも重くなった体をひきずって
叫ぶこともできずに唇をかみ
己のやせた胸へと戻っていく
ただこもってしまう日々にまたひとつ空いていく
いつもは隠れている
ふとしたときにその向こう岸をみせてくれる
草地の犬が背をまるめる
壁にも 空いた、うすぐらい
夕暮れに団地に帰っていく
行き場のないランドセルの背
天気雨がふりそそぐ、塀に囲まれて
ジャケットの襟をたて、ゆっくりと天を仰ぐ
*近日、Amazonで販売予定の「狼」29号から
次号以降の参加者募集中につき、関心のある方はメールにて。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20161026_726_65p
三浦果実 :
みつとみさん
こんにちは。三浦果実と申します。詩歴も何もない者ですが、
『壁にも 空いた、うすぐらい』についてコメントさせていただきます。
私は、昭和43年生まれですので、おそらく、みつとみさんとは同年代です。
昭和50年代の原風景を良きイメージとして抱いている私からしますと、今作は、その原風景を誘う作品です。当時はそこら中にいました。ひとりで壁に向かってボール投げしている少年。僕もその1人です。その浮かぶ原風景には、当然ながら「音がない」のです。音が記憶から消えていくこと、その喪失感は大きい。この作品、私は共鳴しました。何かが。この作品は僕の為に書いていただけたのでしょうか。
...全文を表示 ('16/10/27 12:13:53)みつとみ :
三浦さん
コメントありがとうございます。同世代の方ですね。当時はサッカーよりも野球が盛んでした。わたし自身は野球よりサッカーのほうがプレーは好みましたが。
夕暮れの原っぱは原風景ですね。団地とか校庭とかもね。
作品に3千円とのこと、ありがたく思います。詩に値段をつけるとそのような感じなのですね。
詩とか芸術とかは、お金に換えられない価値(芸術的価値)と、お金に換えられる価値(商業的価値)とかがあるのでしょう。
...全文を表示 ('16/10/27 16:42:42 *3)三浦果実 :
みつとみさん
早速のレス、有難う御座います。
「協働」という言葉。私自身にとってもキーとなる言葉として覚えておきたいと、そう思いました。僕もムーブメントを起こしたいのです。ムーブメントの紛い物的なものでもいいかもしれません。結果的に成功しなくても、やるとなったら大変なことで、傍観者でありたいという気持ちが大きいとしても、みつとみさんへの礼儀として、なんか、言い切りたくなりました。僕もムーブメントを起こすプレイヤーでありたい。破壊的な負のムーブメントではなく。有難う御座いました。 ('16/10/27 18:24:10)泥棒 :
ふむふむ。
センチメンタルな感じだけではなく
ま、やっぱり、うまいっすね。
この場合の「うまい」はもちろん褒め言葉ではないです。
...全文を表示 ('16/11/02 13:01:33)みつとみ :
泥棒さん
そうですね、ほかの方々にも声かけておきますよ。ありがとう。 ('16/11/03 01:17:29)玄こう :
主体を喪失した詩文
述語形式のみで書かれた物を読むとそうして、実体を失い現象論にばかり収斂されていく有り様、そんな詩の世界観をみる。……(*)
我々は、(詩も言葉も)=(絶対性や信や実…などが言葉として希薄なまま、多くの物事に接し生きて暮らしている → 相対的な配置ばかりを我々は感じ考え、それらを当然の世界観としそうしたなかから産まれる美意識。
...全文を表示 ('16/11/03 02:25:44 *1)みつとみ :
玄こうさん。
「わたし」「私」「わたくし」「僕」「ぼく」「俺」「自分」「おいら」ほか日本語には、
自分を表わす言葉はいくつもあって、それぞれ自分のことなのに立場や印象そのほかが違ってみえます。
「君」「お前」「貴方」「あんた」ほかこれもいくつもあります。
「彼」「あいつ」なども。
...全文を表示 ('16/11/03 13:36:25 *2)三浦果実 :
みつとみさん
コメントしなくてもよいことですが、29号をアマゾンで購入しました。届いたらワクワクしながら読ませていただきます。 ('16/11/11 11:57:50)みつとみ :
三浦さん、お買い上げありがとうございます。
楽しんでいただけたら、幸いです。 ('16/11/17 19:05:33)玄こう :
みつとみさんこんばんは、再度レスします。
いろいろと会社勤めもあり、サイト管理もあり、体調どうですか?、なんて馴れ馴れしく挨拶してすみません。
こんばんは、玄こうです。
...全文を表示 ('16/11/22 19:56:38 *12)みつとみ :
玄こうさん
なるほど人称について、分析的にみると、興味深いものがありそうですね。
自分の作品を元にしてみて、詩における人称についての考えや試みを辿ってみます。
わたしは「わたし」という人称で、視点で、詩を書いている時期・作品がありました。
...全文を表示 ('16/11/23 11:39:10 *1)イロキセイゴ :
>蹴られる背
>行き場のないランドセルの背
こんな行が印象的でしたし、
あと、タイトルだけに、壁にも 空いた 胸にも 空いたなどが効果を上げているかと思いました。 ('17/02/03 15:38:12)みつとみ :
イロキセイゴさん
詩行とタイトルの部分、ご感想ありがとうございました。良い印象と効果の点で、うれしいです。 ('17/02/12 00:04:37)アラメルモ :
泥棒さんがセンチメンタリズムと書かれておられますが、一言で言い表せば、そのような感傷から記憶の道程を辿ってみた作品かも知れないですね。
孤独感がひしひしと伝わってきますね。
あの頃を思い浮かべながら現在の自分を振り返る。
語り手を通して作者の思いが語られる。詩情とは、感情の表出とはこうした相関作用によってうまれるんだ。
言葉をあたまの中で描く、お手本のような作りだと思いますよ。
...全文を表示 ('17/02/12 15:23:06 *1)みつとみ :
アラメルモさん
ご感想ありがとうございます。孤独感や喪失感が伝わればOKのような気もします。
「狼」のご参加の件は、文極のフォーラムのメッセージで後日お送りします。
〆切などスケジュールが変更になるので。ご検討いただければと思います。 ('17/02/13 21:36:42)
∧ ∨ 66 : 肌にも削いでいく冷めた朝に みつとみ '17/02/25 01:46:27
(肌にも削いでいく冷めた朝に
わが身をまといながら
かすかに聞こえる潮騒をたよりに
わたくしたちは 茶色い衣を重ねていき
何百万ものひとを裏返し
何千万もの微笑みをうかべ 何億ものことばを畳みつつ
ひとの瞳に 白く凍った葉ノ先をあてます
(肌にも削いでいく冷めた視線に
ひとの肩に手をのせて
わたくしたちは 慰めるように かばいあうように
まぶしすぎる 潮の光を思い出そうとして
目蓋のすきまに 固い葉ノ先を さし入れます
(潮の光が すべてを あらわにしていくとき
歪んだ微笑みは 歪んだ微笑みのままに
凍った怖れは 凍った怖れのままに
美しく繕った文の将を
百万の駒として 億の兵として
一斉に盤上で黒として倒していくときに
角からころげ落ちるのは駒か ひとか
(ねっとりとした夜が消え
ねじれた四肢は ねじれた四肢のままに
朽ちた衣の骸は 朽ちた衣の骸のままに
(肌にも削いでいく 耳鳴りの膜に
葉ノ先で突きながら
肌にも削いでいく
表面をなぞるだけの文の束を
わたくしたちは身にまといながら
やっとのことで かがんだ姿勢をたもち
歩いて行けるのだと思い込んでいます
(絶えるまでのわずかな幻と知りながら
きのうも きょうも あしたも
ひとと 自分の網膜に 葉ノ先で筋をいれ
わたくしも あなたも 溢れるものをこらえながら 笑みにかしげ
細い葉ノ先を 突き刺していきます
「ひとの憤りを自分の罪として受け止め
責めた他者の怒りを自分がいるからと省みつつ
受けた周囲からの傷を自分の過ちとし
出会う前からの傷あともわたしの力の至らぬことで
わたしがしたことも、していないことも、できないことも
「いっそ身でも投げようか
(そうでしたら、いまここで飛び降りてください
(肌にも削いでいく冷めた朝に
わたくしたちは 震えながら
どこまでも 凍った地上に 赤く足跡をつけていきます
(あるのかないのか?牾擶爿瓩箸いΔ發里鬚瓩兇靴覆?ら
禊ぎをとげて
潮騒の朝に目覚めるそのときまで
あるひとは眠りをわすれ かのひとは目覚めをわすれ
夜に昼に 水平線にむかい おのおの歩いていきます
(肌にも削いでいく冷めた朝に
どうしてだれもが見ぬふりをするのか 善の向こう岸に
いえ それでも わたくしたちは 善のために生きていくのです
「いや わたしには善も悪もないような気がするのだけれども
そのようなものを越えたところに?牾擶爿瓩?あるのではないかと
だまって白い光の底から 白い光の表をみて
わたしはすべてを乗り越えていきたい
自らの輪郭さえ 光のなかでは溶けていくのだから
(いえ、あなたの嘘はもうけっこうです
(「肌にも削いでいく冷めた朝に ふたりそれでも手をとり素足で天の橋を渡っていく
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20170225_745_66p
アルフ・O :
自分が頻繁に使ってる“終わりカッコ外し”、いや別に自分の専売特許じゃないけど、みつとみ氏がやるとこうなるのかー。
肯定でも否定でもなく単純に新鮮でした。参考にさせていただきます。 ('17/02/25 22:18:59)みつとみ :
アルフさん、コメントありがとうございます。
一見、同じような手法でも、いろいろ書き手や作品によって違いがあるのかもしれませんね。 ('17/02/26 21:38:43)
∧ ∨ 64 : 水 みつとみ '16/08/12 18:55:00 *3
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます
白い光の底として
たゆたう水が満ちていきます
明るい音がしないのは 洞窟に光がこもるから
わたくしの 腕から
ほら 目が 生えていきます
わたくしの二の腕から
目が いくつも いくつも
生まれては そう 増えていく
うっすらと その目が 開かれ
なにがほんとうでなにがうそで
なにひとつ悪いことをしていないのに
信じることができずに あなたの指を落としていきます
音がして あかい血が水面をただよい
きれいにうずをまくころ
指が くらがりの底に 沈んでいきます
あなたに 知ってほしくて
わたくしの肌を うすく一枚そぎます
そうして あなた の 指 が しずむ とき
わたくしの腕に 目がひとつ生まれます
わたくしの肌が そがれるとき
わたくしの脚に 鱗が一枚うまれます
わたくしが たくさんの目をもつ魚となったとき
あなたは
ひとつの洞窟につつまれた湖となって
暗い底から光をたたえます
しずかに憂いながら
泪のかわりに真っ白な微笑みをうかべて
横たわっているのです
あなたは わたくしという洞窟にとじ込められた
泪をたたえた 湖なのです
あなた の 指 を おとしては
はだを 一枚そいで
いきものの水がたまって
わたくしの腕に 生えた目が濡れてひかり
わたくしの脚に エメラルドの鱗がうまれて
その光を底として
いのちの水が満ちていきます
その紅くとうめいな水をのんで
悲鳴を偲びながら 爪のような言の葉を漂わせていきます
ほの暗い過去が髪の長さとなり
裸の背に月の光を浴びながら
わたくしの胸に抱えられて
あなたの眠った蒼白の顔が微笑み 水底から浮かび上がります
*本当は縦書き中央揃え
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20160812_714_64p
玄こう :
二回頑張って読みました。率直に申しますと私読者は、この詩に感想を促したいほどの好さや、誰かに読ませたいために批評を付すことや、詩のなかから何か?、輝かしいものを掘り起こしたい、掘りあてたい、という解説も、出来ない、したくもない作品でした。
すみません酷評になると思う。
詩の流れが一環しているようで一環していない。
...全文を表示 ('16/08/12 20:48:51 *3)みつとみ :
玄こうさん。
早速のご批評ありがとうございます。なぜか「酷評」とは受け取れなかったのですが、たしかに「男がイロケを出す」のは難しいですね。でもやってみたかった。笑い。 ('16/08/12 22:12:07)kaz. :
みつとみさんは、中々表に出てこない印象があったのにこうして書いているということは、すでにかなりもうストックがお有りなのかな。書く体力を維持しているんだと思います。
内容については、スタイルの必然性がよくわかりませんでした。なんで縦書きの中央揃えにする必要があったのか、またそこから生まれる何かがあったのか。
それが、私には読めませんでした。すみません。 ('16/08/22 17:59:15)みつとみ :
kaz.さん、お読みくださりありがとうございます。
いろいろ黒子的というか縁の下の力持ち的というかそういう役割のほうがいくつかの場で多いもので。性格も地味でして、はい。
水とか光とかたゆたう感じのスタイルを狙ったというか、そのような感じです。 ('16/08/23 20:09:51)アラメルモ :
これも拝見いたしました。
上の作品と同じように観念的な詩ですね。
タブレットなのでいちいち文章を取り上げて評はいたしませんが、まるで感情から涌き出るように、身体的な痛みとして水そのものが喩化され書き込まれている。このことから水とは泪のことを指すのでしょうが、よろしいと思われるのは、この涙が身体的な蘇生や痛みとしてあなたに還元され書かれていることだと思います。なので、玄さんが一環しているようで~というコメントは当然で、もちろん感情には起伏があるからです。
あなたとはまさに水であり涙でもあり、つまり生き物の感情そのものを指しているのです。みつとみさんの詩はわたしにとっては入りやすく理解しやすい。そんな気にもさせられる。。なぜかと申せば、あたまよりも直に胸のほうに響いてくる。言葉には操られていない美意識を感じることができる。それは胸に抱えたギターの音色。ダイヤモンドを散りばめた、きらびやかな輝きではないけれど。手のひらにある、オパールの小さなかけらのきらめきに魅せられるように。。これも経験と御努力の賜物だと思います。稚拙な感想ですね。笑。失礼しました。 ('16/09/11 18:25:38 *6)みつとみ :
すこし時間が空いたので、ちょっとだけ。
アラメルモさん、ご感想ありがとうございます。
そうですね、水はわき出たり、滞ったり、流れたり、にじんだり、かわいたり、姿を変えていきますね。
十代、二十歳のことは観念的で難解な言葉を使っているときもありましたが、
それ以降はだんだん、平易な言葉で書くようになりました。 ('16/09/15 13:29:03 *1)朝顔 :
お初です。規定がよくわからなかったので、取り敢えずここに来てしまいました。
宜しゅうございましたでしょうか?
この詩、結構怖い詩だなと思いましたね。(ちなみに、私は技術的な批評や観念的な講評はへたくそです。)
ロアルド・ダールの短編小説(確か。違ってたら申し訳ないですw)で、夫がやはり妻の指を一本一本落してゆく話があるんですよ。それは、愛の証というよりも、単純に夫が気が少々ふれていて、賭け事を妻とするたんびに、相手が負けると指を削ぎ落してゆく訳ですが。
話がそれました。
...全文を表示 ('16/10/22 04:37:58)みつとみ :
朝顔さん
ご感想ありがとうございます。内面はそうですね、残酷性とずるさもあるかもしれませんね。「明治大正的なニュアンス」、それはちょっと偏愛的というか、江戸川乱歩的な怪奇性と叙情性というか、そのような感じでしょうか。そのようなものも確かにあるようです。わたしは、しずかに憂いてしまうのかもしれませんね。 ('16/10/23 11:28:23)
∧ ∨ 61 : うしろ背 光冨 '16/02/24 23:14:17
そのうしろ背の壁に
白い顔が浮かびあがっている
まっすぐ見ている眸に
群れのひとたちの歩き出しに
くすむ羽をすぼめている
行き交うひとたちには気づかれない
そのあおざめた空には
遠くうすくのびる雲が逃れている
そのうしろ背が舞っている
小さい点の旋回に
羽根の白さが落ちていく
空のペットボトルのなかに
乾いた風の音がこもっている
胸のこげた臭いを
コートの襟に隠して
眉をひそめてさまよっている
街角で配りものをする肩に
触れてはわるいから
空が雲に覆われて
湿り気をふくんだ風に
ひとが通り過ぎても気づかれない
街の表示がはがれ落ちた死角で
影がひとついなくなった
靴のかかとを気にして
膝をまげて深い帽子を落とす
その曲げたただひとつの背に
街の空が引っ掻き傷をつくる
還っていくひとたちには気づかれない
建物の影に消えていく
うしろ背にまたたく光がまぶたを開く
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20160224_656_61p
泥棒 :
静かすぎて
なんて感想を書いていいのか
わかんない。
なので
過去作品を読んでみました。
...全文を表示 ('16/02/28 20:26:46)光冨 :
泥棒さん、ありがとう。あとで、何か思いつけば、返答を加えさせていただきます。 ('16/02/29 12:17:06 *1)ねむのき :
みつとみさん、こんばんは
三連がいいですね>空のペットボトルのなかに
>乾いた風の音がこもっている
...全文を表示 ('16/03/13 23:44:09)光冨 :
ねむのき様
こんにちは。ご指摘の部分、確かにそのようにも受け取れますね。
わたし自身、この言葉はこういう意味で狙いだとか、この作品に関しては、言えないです。
散文詩のシリーズやその前に書いていた改行詩の場合は、一つひとつの言葉の意味やイメージについて語れたのですが。
...全文を表示 ('16/03/18 18:16:11)中田満帆 :
やりなおし。なにもいってないに等しい。 ('16/04/02 23:53:53)光冨 :
と言われてやりなおすひともいないだろうが。中田さん、ありがとう。 ('16/04/04 20:43:47)園里 :
そもそも「うしろ背」というタイトルが気になります。「後ろ」の「背中」あるいは「背表紙」でいいのかな。「後ろ」にモノがある、という言い方で「背中」を問題にするのは、自分があるということを認識している、人の意識が作った言葉だと思う。
ねむのきさんの視点を足掛かりにして、1、2、6連の何が違うのかを単語を中心に考えてみると、これらの連だけ「うしろ背」と「ひとたち」が出てくる。つまり「うしろ背」はつねに「ひとたち」と関係してくる。
3、4、5連には「胸」があって「眉」があって「肩」があって「膝」があって「帽子」をかぶって「コート」を着て「靴」を履いてる人物が出てくる。「背中」だけないけれど「うしろ背」の意識はどこかにある。ここで思うのは、ほぼ全方位対応なんですよ。上下横前後全部ある。小さい点をあらゆる角度から旋回するように書かれている。「小さい点の旋回に/羽根の白さが落ちていく」それはつねに意識されてる。<平面/鋭角>とか<乾いてて熱いところ/湿ってて寒いところ>といった対句表現が多いのも特徴。
...全文を表示 ('16/04/10 18:01:03)光冨 :
園里様
丁寧にお読み下さり、ありがとうございます。「全方位対応」という指摘はユニークですね。たしかにこの作品は「視線・視点」が描く折り重なる情景かもしれません。
また「翼」も本来は鳥のように腕の変形のはずですね。 ('16/04/11 20:31:30)玄こう :
人を壁の前に立たせ、ストロボを放つポートレート写真のようで、行きかう街の人らにみえる光背をみるようで、あるいは中世ヨーロッパの教会の天井壁画を思わせるようで……、モーリス・ユトリロが後ろ姿の小人ばかりを建物の隙間に描いた絵画を思い出させたり
様々な光景が(絵的に)よみがえってくる。
どんなショットからこの詩が出来たのかは私にはわからないが、車のなかからの感じもするし、街を歩きながらの感じもするし、様々な光景が『動的に』織り込まれている。
...全文を表示 ('16/08/29 00:53:52 *21)みつとみ :
玄こうさん
「うしろ背」という人物の像の立体的な絵画や動画を意識していたようです。
「動的でありながらも描く言葉が絵的であり、しかも文面に描く様々なモチーフなどの距離間に眩惑させられる。」とはうれしい言葉です。ありがとう。 ('16/08/30 19:59:19 *1)アラメルモ :
拝見いたしました。
わたしも園理さんと同じように天使の視点を意識させられましたね。
そして、この象徴的な「うしろ背」とは、つまり人々の内面まで透けて見える精神性のようなものじゃないかと。天使には当然それもみえてくるのでしょう。
観念的な茫漠とした意識で表されているのでしょうか。そういえば男は背中で語る、なんて言い方もされる。よくよく眺めていると、その人が背負う、生きてきた辛さや哀しみ。うしろ背の姿。なんとなく人生観まで現れてきて、性質までもわかるような気がしてくる。
...全文を表示 ('16/09/11 17:19:46 *1)
∧ ∨ 6 : あばら家 いとう '05/01/01 11:46:55 [Mail] [URL]
とかげの足音を拾っていくと
「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった
兄さん
あれは生き別れの兄さん いいえ
姉さんだったかもしれない
が、
見えたりもする
通りすがりの犬に
犬ころと名前をつける 犬ころ
犬畜生でも良かったかもしれない
猫なんて名前はつけない
自由ではないから
あばら家は何かの手違いのように
窓のようなもので区切られていて
その揺らぐ影から
臭い立つものの名前を
聞いたことがあるような
気がしているような
自由と臭い消しはよく似ている
兄さんがそう言っている
姉さん
だったかもしれない
も、
揺らぎ始めていて
とかげは最初から
とかげの足音でしかなく
犬ころもやはり
揺らぎ始めていて
私の足には根が
生え始めていて
私の足音が
拾われるのを
待っている
そこにいる
根を生やしている
とかげのように
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20050101_034_6p
榊蔡 :
対象の扱い(不確定的)が夢のなかの認識に似ています。
これは夢を言葉に落とし込んだ詩であるか、
あるいは夢のような情景を狙った詩であると解釈しました。
読み手として感じたのは、
...全文を表示 ('05/01/02 15:33:19)いとう :
>榊蔡さん
ま、もちろん、
作者がどういう意図で書いたか説明するなんて野暮なことはしません。
んで、
寓話性からの切り込みは、面白いなと思いました。
...全文を表示 ('05/01/03 18:21:52)Canopus(かの寿星) :
「『あばら家』、ですか」
「『あばら家』、です」
「ええと、これはつまり、この場にふさわしい詩として投稿した、いとうさんの渾身の一作
即ち本物のオムレツとして考えていいわけですね?確かめておきますが」
「……(笑)」
...全文を表示 ('05/02/12 12:41:08 *1)いとう :
お。ありがとうございます。
「その世界に読者がうまく乗っかれるような配慮もない」ってのは、
読んでて、確かにそのとおりですね。うむー。
確かに配慮してないなぁと、反省しきり、というか、
ご指摘の部分、わりと俺の弱点だったりします。
...全文を表示 ('05/02/13 12:42:10)千芳 :
やっと読める作品が… ('05/09/20 10:31:12)シロ :
この作品のように比喩ではあるが、そのまま読んでも味わえるものが私の好みの一つです。
最初から、「これまるっきりの比喩です」っていうのは、ちょっとついていけませんもので。
でも、現代詩というのは、それこそすべて新しいものが優先されるのでしたら、あれですが。 ('16/04/12 17:49:05)玄こう :
はじめまして、いとうさん
片便りの詩レスですが、感想批評をちょっと綴ります。>とかげの足音を拾っていくと/「かげろう」と呼ばれる/庭で行き詰まった/兄さん/あれは生き別れの兄さん いいえ/姉さんだったかもしれない/が、/見えたりもする
...全文を表示 ('16/08/10 20:11:29 *5)
∧ ∨ 22 : 暖かい感触 平川綾真智 '07/03/15 15:32:13 *2 [Mail] [URL]
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり
そう呟いて生活を、な
描き続けた。ずっと、ずっと。
まぁ、はっきりと解ったんだが
ありゃぁ 、 嘘だ。
描いた年数を観つめたら、
苦しかモチーフなんて無く
楽なんざ何処にもありゃしない。
うん。だけど、だな
描ききった苦の先に 見つかるんだ
言い難い色が。
塗り込めたい色を手にして
私は、筆を止められやぁしない
顔に叩き付けてみた湯は 脳裏に恩師の言葉を被せる。
露天温泉に浸かる今日 見上げた薄く延びる紺へと
上る乳白の雲を描けず、あえぐ私の脳裏には
恩師の言葉が流れ続けた。
土が寝呆け、欠伸し吐き出す 朝もやいに包まれて
霞んでいった私の中身。
昨日までの生活が熟む、こびりついた汚れは重く
あえぐ筆の動きを鈍らせ 紺に雲は上らない
身体を静かに湯で擦る。
もやいの中で、霞むことない恩師の言葉
そうだどうして 土の寝呆けた欠伸などに
恩師の言葉が霞むものか
立ち上る脳裏へ私はますます、静かな擦りを太らせる。
擦れば中身に霞みは消えて あえいだ筆は軽く動き
再び見上げた延びいく紺。私が描く乳白の雲は
見事なまでに上り行き、そうか
全ては擦れば落ちるのか なんだ
心の汚れは 、 水性か
薄い紺へと乳白は 色彩を変えて上り続ける。
私が描くこれからの日々は 言い難い色に全て、満たされ
決して筆が止まることはない。
まだまだ包むもやいの中 いつか空の先までも
必ず描きあげる私。
伸ばした筆へ湯を叩きつけ 私に私は、期待を上塗る。
描き出された未来へと、浸かる
恩師がくれた暖かい感触。
これから熟み来る苦が全て
楽しく 、 私は仕方ない
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20070315_225_22p
凪葉 :
読ませて頂きました。
題名の通り、暖かさが残る作品だなと感じました。
文はとても掴みやすく、素直に言葉が入ってゆきました。
...全文を表示 ('07/03/17 23:26:36)池中茉莉花 :
わかりやすい言葉なのに、選び抜かれた言葉。
そして語られる場所の設定。
平川さんがいつもおっしゃっている「作品にする」ということの意味が
この詩の中にもあらわれていると思いました。
わたしの場合、苦しいから、生きるために書き続けています。
...全文を表示 ('07/03/21 17:42:46)匿名 :
僕がかんじたのは、ホワイトロリータです。
ブルボンの甘くさくさくしたおやつ
バターじゃなくマーガリンが代わりに主張する。
本当は青いんです。
...全文を表示 ('07/03/22 10:32:59)池中茉莉花 :
私が昨日書き込んだ、「苦しいから書く」というコメントは的はずれだと
わかりました。お詫びします。
なんとなく、「恩師の言葉」がほんの少し見えたような気がしています。 ('07/03/22 14:28:51)田崎 :
こんばんは。
自分で意識しているにせよしていないにせよ、書いたり話したりすることには何らかの意図や狙いが存在していると思うのですが。
この詩の内容だけに目を向けた場合、おそらくこの詩を気に入る人は、平川さんの「真っ直ぐさ」とか、「純朴さ」とか、「人間味」とか、「信念」とか、そういったものを作品から感じて、(恐らくは感情的に)感動するのではないかと、思うし、平川さんもそれは、意識しているにせよしていないにせよ、わかって書いているのだと思います(多分)。
表現というものに必ずと言っていいほど、付き纏ってくるこのような構造にも目を向けると、僕はこの作品の内容に感動するとかしないとかいう以前に、興醒めしてしまいます。あからさまに「感動してください」と言って出されたものに、まんまと感動する気になんて僕はならないですね。ただこういうのは、三人称を中心にして、フィクションとして出したら、恐らくそういうあざとさは幾らか、あるいは大分、消えるのかなーとも思うのですが。
...全文を表示 ('07/03/31 02:35:40 *1)平川綾真智 :
取り敢えずご挨拶までに。
皆さんコメント有り難うございました。
田崎さんには 「新屋敷二丁目〜」の方を批評いただきたかったかな、と。
かなり書いたのは前なのですが、珍しく直球で好きな作品だったので投稿しました。
多く勉強になりました。
...全文を表示 ('07/03/31 22:52:31)田崎 :
なにか、ひっかかるところの指摘だけでも片手落ち、かも、と思いまして、
もちろん、比較的直情的ではない、2連目以降の、「私」の思いを導くまでの、求心力がありながらも躍るような描写は、見事だなというのは、前提として思ってます。平川さんはこういう文体をわりとナチュラルに書けてしまうのかもしれませんが(よくわかりませんが)、やはり良い意味で独自性のある文体だと僕は感じています。別にえらそうにわざわざ僕が言うことでもないのかもしれませんが・・・・・・。 ('07/04/01 03:35:32 *1)草野大悟 :
平川さん、こんにちは。
拝読
この作品は、素直に、すんなり心に染みてきました。
特に、三連の
...全文を表示 ('07/04/01 13:40:50)名前はいらない :
装飾過多で胸焼けがする。
自らのレトリックに対する批評がまったくない。
たとえばこの行
...全文を表示 ('07/04/02 18:10:48)平川綾真智 :
コメントありがとうございました。
草野さん、好評で何よりです。引っかかった点を明確に書いてくださり勉強になりました。
名前はいらないさん、指摘ありがとうございます。もう一度距離を置いて読んでみます。推敲の際への勉強になりました。
...全文を表示 ('07/04/03 15:36:17)池中茉莉花 :
再レスです。
詩作に限らず、何かをやり続けるうちに自分の限界かと思うようなことに向き合うこともありますね。でも、恩師の言葉を
いつも思い起こし、文極にあつまる人々の成長を望むのと同様に、ご自分の成長を常に求める平川さんの
真摯な姿勢が伝わってきます。
生きることそのものも書くこととおなじですし、この姿勢を胸に深くきざみたいと思いました。
...全文を表示 ('07/04/06 21:43:12)ICE :
平川綾真智様こちらでは初めましてです。失礼します。
当方の詩に批評を頂いたときにも書いておりますが、全く食わず嫌いの多い当方の意見ですので浅い意見とは思われますが‥。
一読しまして、共感出来ないのが個人的に致命傷です。。
...全文を表示 ('07/04/14 09:58:13)シロ :
文章のうねりを感じました。
韻を意識されているのでしょうか、文章全体がとぐろを巻くようで楽しめた。 ('16/04/12 17:38:57)山田太郎 :
こんにちわ いつもお世話になっております。
「熊本地震3ヶ月目・連続震度7と1900回」関心をもって読ませていただきました。
最後の、「私は今回、自分が被災して初めて阪神大震災や新潟中越沖地震のこと、
東日本大震災の時に胸を痛めながらも何もわかっていなかったことを知りました。
...全文を表示 ('16/07/23 09:31:54 *1)玄こう :
>― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。・・・・
はじめまして、批評ができるよう、こちらで訓練させてください。
冒頭の恩師の言葉と、湯船に浸かるご自身と、この詩を綴るもう一人のご自身とが、ひとつの短い詩のなかに居てて、読者は彼や彼女の語りや想いを聞き分け、読みわけることができ、渾然とした三つ巴のパート、ソプラノ(湯船の彼女)、テノール(詩を執筆する現場の彼女)、アルト(恩師の忘れられない言葉)。詩のなかで歌われている、そんな想像を巡らしながら読む。
...全文を表示 ('16/07/24 19:06:23 *6)
∧ ∨ 58 : 悪魔の子ども ケムリ '12/02/10 23:26:55
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そういうところで生きていこうよ。僕はスリーポイントシュートもあまり上手くないし、タップダンスも上手に踊れないけど、いつまでも林檎の皮を剥いているみたいな顔をして生きていたいよ。
ねぇ、そんなに人生に期待をしなくなったんだ。そういうことはおきてしまったんだろうし、おきてしまうだろうことだったんだ。それはそういうことだ、と思うことにした。そうじゃないと、自分も他人も許せなくなっちゃうからさ。いいかい、キー・ポイントはこういうところだ。君の身の上に起きたことはぼくの身の上にも起きるかもしれない。だから、君は独りじゃないよ。
向き合うべきだ、と思うこともある。例えば、リビアだかどっかその辺りで罪もない市民が撃ち殺されたとか、名前もそんなに有名じゃないアフリカ大陸のどこかで、今日も小さな女の子が飢えて死んだとか。そういうことを悲しむのは、歳を経るとずいぶん簡単になった。だから、僕はムガベさんを責めたとしても、君のことは責めないよ。ハロー・ハロー・聞こえますか。どこまで生きても寂しかったんです。だから、色んなことがそれでいいと思えるようになりました。
悪魔の子どもが生まれたって、風の噂で聞いてしまったんだ。それはきっと生まれたんだろうと思うし、君の空っぽの子宮の中を吹き抜けているその風には、ぼくだって覚えがある。誰も責められない、それどころかどこにおいていいかもわからないような荷物が、突然背中に乗りかかるんだ。ぼくだってそれくらいのことはわかる。だから、君のことを僕は責めない。出来ることなら、世界中の誰のことも責めたくない。そういうことは、サダムさんに任せておきたい。カダフィさんはきっと、煙草の値上がりを気にしたりはしてないだろうから。少なくとも、ぼくは煙草の値上がりを気にしたり、税金が上がって落ち込んだりするような人のことを責めたりしたくない。
空っぽの冷蔵庫しかない部屋で生きてるみたいだよね。ドアを開けて、溢れた光の中でさ、何かが何度か羽ばたいたんだ。そういう夜を、みんな越えていくんだ。空気の粒がぶつかりあう音が煩くて、眠れない夜だってある。でも、君は夜を越えたんだろ。悪魔のことは誰かがきっとどうにかしてくれる。大量破壊兵器だって見つからなかったけど、世界は結構なんとかなったじゃないか。君は新聞の一面をみて、ちょっと気の重い月曜日で生きていこう。ぼくもそうするよ。
君は独りじゃないよ。だから、ぼくも一人にしないで欲しいんだ。だって、ぼくはフリースローが入ったことがないくらいの男の子で、踵の潰れていない靴の一足も持ってない。きっと何かが間違ってたんだ、やるべきことをやらずに過ごしたんだ。寝過ごした日曜日の午前中に、ロケットは発射されてしまった。そんなことはわかってるんだ。悪魔の子どもは生まれてしまった、なにもかもがどうしようもなく掛け違ってしまった。そんな風になるべきじゃなかった、でもそんな風になってしまった。だから、君も独りじゃない。ぼくの好きなタイプの神様は、空気と同じ色をしているから誰にも見えやしない。彼の肌の色はよくわからなくて、でも彼は悲しくて、悲しくて、気がくるってしまったんだ。遊園地のメリーゴーランドで、いつまでも独りくるくる回っている。でも、これだけは大きな声で言わせてくれ。彼は、君のことが、大好きだった。
気持ちよく晴れた昼下がりのことを考えよう。悪魔の子どもが生まれたとき、君はもう独りじゃなくなったから。いいかい、ぼくは牡羊座のあいつは好きじゃないから、まるで正しい人間みたいな顔をして、石を投げるんだ。泣きながら、笑いながら、いつまでも君は白人ではなく、黒人ではなく、ぶぅん、と鳴る冷蔵庫のうなりの中で、君たち、いつまでも空っぽの子宮で、どこまで生きても寂しかったんです。彼はいつまでもくるくる回りながら、それでも君たちのことが好きです。ねぇ、君は夜を越えるんだろう。ロケットは行ってしまった、津波が何もかもさらっていった。でも、ハロー・ハロー・ハロー、聞こえますか、聞こえますね、ぼくも独りじゃない。ハロー。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20120210_635_58p
榊蔡 :
ありがとう。
ここにある言葉の全てはいま、外部に機能しない自分たちだけに落ち込んだカタルシスのなかにあると思うんですよ。
外部にはまるで栄養を与えない。
そんな言葉を突き詰めることって、
...全文を表示 ('12/02/17 00:21:43)lalita :
血と鉄がない。ペンは卑猥だ。ペンで書かないでくれ! ('15/04/02 15:29:16)たま :
この作者はネットの普通の方ですか?
何か作れてしまいそうな方ですが。 ('16/01/03 03:03:24)光冨 :
たまさま。
ケムリさんは前の文極の代表ですね。最近は顔出ししていないけれど。才能はあるのだから、書くことを続けるべき方でしょうね。 ('16/02/24 23:16:15)中田満帆 :
大したテーマもないのに長々と。苦しい醜男だな。 ('16/04/02 23:56:07)アルフ・O :
腐っても元代表だし筆力があるのはわかるけどさ。これに限らずこの人の作品はなーんか全然好きになれないんだよねー。うざったいと云うよりは「いけ好かない」って表現がいちばんしっくりくるかな。
そういえば前に評者って名乗ってた時のレスも拾い読みしたけど、筋通ってるなと思いつつ自分の中のどこかで猛烈に拒否反応が出てるの感じたことあったんだわ。なんだろ、ある意味良くも悪くもまっすぐな人なんだろうね。とりあえず今は「もう休んどけ」ってくらいしか云うことがない。 ('16/04/10 08:50:49 *1)山田太郎 :
どうしょうもないのひとこと。
すこし歳をとっておもいきり赤面するとおもう。
もしそうならないなら、いまもそうだが、
自己欺瞞のかたまりみたいな金儲け主義の
そろばんおやじになっているだろう。
...全文を表示 ('16/07/24 08:21:14 *1)
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