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苺森さんが仰ってるが>「極道」の象徴と思わせる素晴しさでした。しっかりと都会と繋がりながら、どこか別の場所とをしっかり繋げている。素晴しい作品です。誰が読んでも、そういう印象を持つだろう(そんなこと僕には関係ないですが)。現代詩が持つドーム型の天井の一点にこの詩はあるな、と感じました。(僕からは天井なんて見えませんが。間に雲があります。)>草原の千の舌が>湿気った夜風にざわめき>存在しない女の形をした塔が>しずかに>しずかに>燃え上がるこの連が一番詩的であると思う。詩的というのはとても意味が広くなってしまうが、僕の言葉で言うと、詩を僕がやってく上で感じる、詩にしかない楽しみ、だ。結局伝えらんないけど。まあ言葉を意味なく色んな角度から検証したり、意味無く映像化する快感なのだ。詩を書く者として、この連が部分としては一番好きだ。そういうのを組み込んでるだけで好きだ。それはどうしようもないことだ。しかしきっと詩の良さを知らない人が読んだら、きっとここは読み飛ばすだろう。そして、たとえ詩の良さを知らなくても、読む人が読めばこの詩はいい詩だ、と評するだろう。そして、詩の良さを知ろうとする人であれば、そのある意味無意味な映像っぷりを噛み締めて欲しい。噛めば味がでると知ることは大事だ。個人の自由だが、それを言ったらするめの好き嫌いも個人の自由だ。するめみたいでうまいよ、と言いたいわけだ。するめを引き合いに出したことで若干この詩を貶めてしまった気がしなくはないが、素晴しい詩だ。
>「極道」の象徴
>草原の千の舌が
>湿気った夜風にざわめき
>存在しない女の形をした塔が
>しずかに
>燃え上がる
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
こんにちは こんにちは いつのまにか そう いつのまにか わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた なまえは 知 ...
ちぎった耳のような暦の頁があり 「もう自分は大丈夫、と 微笑むけれども 通り過ぎる風の縁に ふれると 沈黙してしまうのは 「ま ...
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
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