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11 : [返信] 声 ('06/04/15 23:02:50)
この詩を読んでいることが、そのまま旅の時間となりました。
この旅は「虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎ」てから「窓辺に焼きついた日々が「油色」であるだけの重みがあるように思えます。
「風の強い夜」に頭上の電線がざわめくのは、確かに人の心のざわめきに違いない。その苦しみにもかかわらず、
<あなたは知っていますか
つながれることのない手のぬくもりを
と問い返せるだけの優しさを詩人は差し出せる。
そして、その優しさもまた、風の強い夜に自分自身を見つめるだけの自信がなければならない。
<風の強い夜だ
俺のサイフには
黄色く色あせた写真が一枚入っており
きっといつまでたっても
捨てることはできないんだろうと
そんなことを思う
この最終行に私は詩人としての矜恃を見、励まされずにはいられませんでした。
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