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二回頑張って読みました。率直に申しますと私読者は、この詩に感想を促したいほどの好さや、誰かに読ませたいために批評を付すことや、詩のなかから何か?、輝かしいものを掘り起こしたい、掘りあてたい、という解説も、出来ない、したくもない作品でした。 すみません酷評になると思う。 詩の流れが一環しているようで一環していない。 “詩の流れが一環していないようで実は一環している。”という後者の、良い意味での詩の文体の流れが非常に弱い気がします。 云いかえるなら、“詩の文体が貫徹し、きちんと流れている。”そうした流麗さがこと足りないと感じました。 センテンスを部分的に具体的に挙げて、それを示すほどのことでもないですが、その要因のひとつとして、一文一文を精確に記そうとする素振り、にあろうかと思います。>指が くらがりの底に 沈んでいきます/あなたに 知ってほしくて/わたくしの肌を うすく一枚そぎます/そうして あなた の 指 が しずむ とき/わたくしの腕に 目がひとつ生まれます/わたくしの肌が そがれるとき/わたくしの脚に 鱗が一枚うまれます/わたくしが たくさんの目をもつ魚となったとき/あなたは/ひとつの洞窟につつまれた湖となって/暗い底から光をたたえます 詩に出演するあなたとわたくしとが水面で言葉とともに戯れる様子。こうした文でも感じるのです。特に目に付いたのは、>ひとつ、一枚、たくさんの、ひとつの、まるで後からくっ付けたような数詞が散見される。たいへん煩いものに感じました。 誰しもよく知る形容詞をふんだんに詩に使い込むことはあまり、私は詩においても、いろいろな文書スタイルにおいても、あまりイタダケナイのでは?と考えています。 浮き沈みや憂いなど、水というものから、人の心象や水からくれる美しい現象を、詩に書きたくなるものですが、 まぁこの題は、水でないほうがいいかもしれません。『鍾乳洞にて』とか『地底湖』、具体的事物をタイトルに、私ならするだろうと思います。詩のそれ自体があまりにも朦朧としており観念的でもあるため、タイトルと詩内容とにメリハリをつける工夫があったほうが、読者に興味を抱かせることができるかもしれない、と気がします。 水という普遍性を詩にしたければ、こんな作品ではまだまだ、たどり着けないだろうと思う。 みつとみさんは男性と察するが、男性がイロケを出すと、詩でも歌詞でも小説でも、読むとどうしてもナヨナヨしたものが多い。 明治や大正の女性の詩や小説はそうしたイロケを書いてもそこには必ずといっていいが、貫徹するものがある。女性の持つ弱さのなかから、女性の持つ精神や意識の強さが、内面から書かれているものを読む。 ヘタなベタなイロケは、男性が小説や詩で書かないほうがよいのではないか?と思う。よほどの才能や気質がない限り、やらないほうがよいのでは?と思う。 酷評になってしまい失礼しました。
>指が くらがりの底に 沈んでいきます/あなたに 知ってほしくて/わたくしの肌を うすく一枚そぎます/そうして あなた の 指 が しずむ とき/わたくしの腕に 目がひとつ生まれます/わたくしの肌が そがれるとき/わたくしの脚に 鱗が一枚うまれます/わたくしが たくさんの目をもつ魚となったとき/あなたは/ひとつの洞窟につつまれた湖となって/暗い底から光をたたえます
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
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そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
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