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風の強い夜だ下弦の月のまわりに虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる窓辺に焼きついた油色の日々がガラス板から流れ落ちる星々がさわさわ震えている明滅する交通誘導棒を持ち人明かりの消えはじめた薄ら寒い夜の街角に立てばビルの影が微かにゆがみ闇がほのかに光り始める夜の精たちの永遠のあやとり遊び人通りがなくなると思いはどこか遠いところへ寂しい海辺へ或いは懐かしい見知らぬ景色草原の千の舌が湿気った夜風にざわめき存在しない女の形をした塔がしずかにしずかに燃え上がる夜もふけて深夜便のトラック乗りが時たま通るだけになる永遠の合図を待つ歩哨のように赤い光の警備棒を振りながらテールランプの明かりを見送ると頭上の電線がかすかにかすかにざわめきはじめる あなたはどことどこを繋げているのですか あなたは神様のいる場所に繋がっていますか あなたは知っていますか つながれることのない手のぬくもりを風の強い夜だ俺のサイフには黄色く色あせた写真が一枚入っておりきっといつまでたっても捨てることはできないんだろうとそんなことを思う#身体性について批評を受けたので、この詩を貼ってみるよ(;´Д`)こんなに泥臭いのはあまり書いたことがないな(;´Д`)「消滅」についての各氏のレスについてのレスは近日中。やっと落ち着いたので。
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
こんにちは こんにちは いつのまにか そう いつのまにか わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた なまえは 知 ...
ちぎった耳のような暦の頁があり 「もう自分は大丈夫、と 微笑むけれども 通り過ぎる風の縁に ふれると 沈黙してしまうのは 「ま ...
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
シルビアは恋人の兄のマルコスに「デブだ」とからかわれても、黙って 顔をそむけるだけだった。雨上がりの日曜日。表通りのアスフ ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
はじめに くらやみがあって (ここまでくるのにながい夜をくぐってきた 一枚いちまい重ねられていく 生まれるまえは まったくの ...