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はじめまして、いとうさん 片便りの詩レスですが、感想批評をちょっと綴ります。>とかげの足音を拾っていくと/「かげろう」と呼ばれる/庭で行き詰まった/兄さん/あれは生き別れの兄さん いいえ/姉さんだったかもしれない/が、/見えたりもするとかげって艶(ナマメ)かしい緑をしていたり、土の色に似た影四つ足が窓を縦走る様子を見たりもします。とかげもカメレオンのように変幻自在に色を同化させていける能力があるのかしら。ここの初連では家族の兄や姉が出てきて同じ住まいのあばら家で同じような顔色していた兄弟なんかな?、と読んで感じました。何回かこの作品を読みましたが、名辞の性格を、ご自身のセンスでバトンを繋げているように感じます。>とかげの足音など私は聞いたことはないけれど想像してみたくなる。>拾っていくこの詩文を、植字や足跡のように喩えて、綴ろうとしていることを、この二文で暗に示しているように感じました。>通りすがりの犬に/犬ころと名前をつける 犬ころ/犬畜生でも良かったかもしれない/猫なんて名前はつけない/自由ではないからとかげに続き次の二連では、犬と猫とが登場してきた。犬猫のような動物は名前なんかなくとも、自由気ままにそのあばら家をほっつき歩いているのだね。>あばら家は何かの手違いのように/窓のようなもので区切られていて/その揺らぐ影から/臭い立つものの名前を/聞いたことがあるような/気がしているような↑とにかくいとうさんは、覚えのある懐かしい家の、あばら家にやってきて>自由と臭い消しはよく似ている/兄さんがそう言っている/姉さん/だったかもしれない/も、/揺らぎ始めていて/とかげは最初から/とかげの足音でしかなく/犬ころもやはり/揺らぎ始めていて/私の足には根が/生え始めていて/私の足音が/拾われるのを待っている/そこにいる/根を生やしている/とかげのように↑“イヌやトカゲ”“伊藤家”の古家には未だ、住みついているイヌ とかげ。当時の兄や姉が犬や蜥蜴となって未だ いとう家の古家に居た…という、そんな妄想物語が詩に込められているのかしらね。名前から連想させていく調子の言葉遊び。その辺りがなかなか、面白いと思いました。
>とかげの足音を拾っていくと/「かげろう」と呼ばれる/庭で行き詰まった/兄さん/あれは生き別れの兄さん いいえ/姉さんだったかもしれない/が、/見えたりもする
>とかげの足音
>拾っていく
>通りすがりの犬に/犬ころと名前をつける 犬ころ/犬畜生でも良かったかもしれない/猫なんて名前はつけない/自由ではないから
>あばら家は何かの手違いのように/窓のようなもので区切られていて/その揺らぐ影から/臭い立つものの名前を/聞いたことがあるような/気がしているような
>自由と臭い消しはよく似ている/兄さんがそう言っている/姉さん/だったかもしれない/も、/揺らぎ始めていて/とかげは最初から/とかげの足音でしかなく/犬ころもやはり/揺らぎ始めていて/私の足には根が/生え始めていて/私の足音が/拾われるのを待っている/そこにいる/根を生やしている/とかげのように
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
こんにちは こんにちは いつのまにか そう いつのまにか わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた なまえは 知 ...
ちぎった耳のような暦の頁があり 「もう自分は大丈夫、と 微笑むけれども 通り過ぎる風の縁に ふれると 沈黙してしまうのは 「ま ...
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
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風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
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