年間各賞・総評4(織田和彦)2009文学極道
【新人賞】 受賞者
■ひろかわ文緒氏
(【創造大賞】ダブル受賞)
「2009年の年間選考にあたって、発起人各人の口からまず漏れたのは総じて低調だった」これは「総評1」の冒頭の書き出しからの引用ですが、そういうムード、認識の中にありながら圧倒的な支持を集めたのが、ひろかわ文緒氏です。文学極道では気鋭の新人をいち早くキャッチし、WEB発の文学ムーヴメントを取り込みながら「読む-読まれる」ことの新しい形を提示する。いわば未来型の文化の送受信をあり方を考えることをDNAとして持ち、そのアーキテクトとして発展していく途上のメディアですが、その発端は「ネタ」や「ノリ」、つまり内輪の「何か面白いことをやろうぜ!」だったという風にぼくは理解しています。この辺りはサイトの立ち上げに加わった当事者たちがいるので、詳細はそちらに譲ります。それは換言すると、文学極道という場所は、24時間、365日行われる詩・文学の祭りだと考えてよろしいかろうと思うのです。文学をネタにして、場のノリを共有するもの同士で文学(神輿)を担ぐ。有名無名、虚と実、新参古参、古株と人参、人間とサル、羊にメンドリ、マカロニと明太子を問わず、酒を盛れ! ケツを振れ! 最初に脱ぐのは誰ぞ! これです。
それでは、ひろかわ氏の登場は2009年の一番のハイライトであったのか? その答えはイエスでもあるし、ノーでもあると言えると思います。まずは、おっさんA(イニシャルM)の証言から。「だって彼女、いっぺんも脱がなかったぜ!(><+)/¨」←これは非常に勘違いしている向きがあります。詩・文学とストリップは同一次元で考えることはできません。それはAカップとDカップを、もはや同一次元で考えることが不可能となったこの時代の背景と、軌を一にする現象であると言えましょう。(><。)
ひろかわ文緒氏が、野々井夕紀の名で投稿された「金色の月」から引用していきます。
たびたびご登場願いますが、おっさんB(debaser氏)の証言から。
debaser氏(おっさんB):「素敵な詩ですね。ジーンズが出てきたあたりからきれいに詩の中へ入ることが出来ました。作者さんの役に立つような批評とか出来たらいいんですが出来ないので、素敵な詩でしたという感想だけをお伝えします。」
どうでしょう。さすがはおっさんBです。もう、オネーチャンだったら何でもいい! という感じが良く出ています。
「きれいに詩の中へ入ることが出来ました(*^^*)」←汚ねぇーから勝手に入んなよ! ボケっ!!(><。)/
これに対して、ひろかわ氏からの返信です。
「こんにちは。
ひろかわ文緒です。(夏なのでというわけでもないんですが名前を変えてみました。)」
もう、言うことおまへんわな!
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