文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2016年3月分月間優良作品・次点佳作発表

2016-04-26 (火) 17:01 by 文学極道スタッフ

2016年3月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

Posted in 未分類 | Print | No Comments » | URL

熊本地震へのお悔やみとお見舞い(スタッフ一同)

2016-04-22 (金) 11:21 by 文学極道スタッフ

熊本地震の被災者の皆様へお悔やみとお見舞いを申しあげます。
すみやかな復興と無事をお祈り致します。

文学極道 発起人スタッフ一同

Posted in 未分類 | Print | No Comments » | URL

2016年2月分選考雑感(スタッフ)

2016-04-11 (月) 23:26 by 文学極道スタッフ

8660 : 一休  イロキセイゴ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160229_992_8660p
(1)起承転結がはっきりしていて読みやすいです。

8642 : 心象風景  餃子 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160222_830_8642p
(1)一連で夜って設定しているのが、最終連で太陽が出てきて、とても大きな風景になるんですね。
 それが、例えば朝日であれば、そこに至る過程というのが見えない。
 鳥と言えば、というように鳥瞰図めいた風景を書いているのですが、それが読み手であるところの私には見えず、残念でした。

8659 : 夜  おでん 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160229_988_8659p
(1)素晴らしい抒情があります。未完成な部位が効果的に発揮されていますね。
(2)中学生の頃、幼いころ、と思い出してばかりの詩ですが、捨て置けないものを感じました。
(3)テーマがストレートに伝わってくる作品でした。

4.8658 : 毒を編む  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160229_975_8658p
(1)これは「真実」としても読むことができると感じました。この毒は、感じる人にとっては切実に毒で、比喩を超えた表現なのではないかと思います。
(2)もう少し毒々しくも書けるような。

8653 : 野良のさよなら  宣井 龍人 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160227_935_8653p
(1)野良がゆっくりと歩いている。(挨拶をしているように作中主体はとらえる)
 僕は泣いてしまう。
 といった、シンプルな構成。シンプルであるが故に、最終行に唐突さを感じてしまいます。
 さいしょの方で「疲れた毛」や「野生」などの描写で動物とはっきりとは書かなかったこと(「尻尾を振る」でようやっと人間ではなかったと分かる)は、果たして良かったのか、すこし疑問に感じますね。

8630 : 日々の錆  渚鳥 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160217_697_8630p
(1)改稿しすぎです。ここはノートではありませんので、推敲はご自分のノートにどうぞ。
 内容の方は、横書きになれた上手な方なのだろうなーと。
 /で区切られた所で読むと、人工知能が(siriとかです)問わず語りして暮れているようで不気味の谷(好意的な意味です)。
(2)アクアシトラス/とは何かな/と手に取った消臭剤/はかき氷のシロップにそっくり/な香りだった/
など残る綴りに魅力を感じました。この綴りが書ける方が何故「日々の錆」という凡庸な言葉で満足したのかが不思議です。

8657 : エノコログサの思い出  シロ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160229_971_8657p
(1)思い出はだれのものでも美しく、そして取捨選択により詩情を獲得しうるものだと思います。
 そういう意味ではとても良い作品なんですが、閉じきっていて入り込む隙間がなかったです。一読者としては普遍性、大衆性のようなものを求めてしまいます。
(2)よい作品世界です。抒情的で入り込めます。なので少しの引っかかる部分もありました。滑舌の悪さを出すための別の言葉はなかったのだろうか。君と呼ぶことや、あのころを思い出している今を書けていないこと、など。よい作品なのですが。

8645 : そんな目で  左部右人 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160223_846_8645p
(1)タイトルの二重書きが流行っているんでしょうか。

8656 : 瞳  本田憲嵩 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160229_969_8656p
(1)詩に触れない方がよかったのではないか。

8651 : 海  ねむのき 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160225_892_8651p
(1)とても美しい情景で、過不足がないと感じました。きれいすぎず、不思議すぎず、読んでいて気持ちよかったです。
(2)どうして最終連に詩が出て来てしまうんでしょうね。もったいない。
(3)一作品としての強度は、どうなのか。詩が出てくるとハードルが高くなりますね。詩集とかに編まれていたら効果的に作用する一作となると思います。

8647 : 大いなる宇宙の小さな言葉たち  マグダの弦
URI: bungoku.jp/ebbs/20160223_856_8647p
(1)タイトルと一行目でハードルを上げすぎてしまいましたかね。

8655 : 一人じゃない  陽向 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160227_944_8655p
(1)両親に言われた言葉を贈ります。「皆って誰だ」。

8654 : 浮遊(ねむれるひとへ)  渚鳥
URI: bungoku.jp/ebbs/20160227_938_8654p
(1)本当の、って書いちゃうのはすこしうかつじゃないでしょうか。

8644 : #11(インプロヴィゼーション)  田中恭平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160223_843_8644p
(1)最後
>○
 以降は無くても良いんじゃないでしょうか。即興って終わらせ方が難しいですね。
 そこまではすらすら楽しく、ちょっと訛っている所も作者を感じておもしろく読ませていただきました。

8650 : なぜ貧乏詩は礼賛されるのか  竜野息吹 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160225_890_8650p
(1)妖怪が唐突すぎました。妖怪は人間と和解する存在なのでしょうか……。
 江戸っ子のような意地を張って亡くなった詩人の詩集の余白から立ち上る詩情≒妖怪、というふうに読めますが、人間と和解したら
>永い時代を経て
>詩集にある余白にも
>愛らしい妖怪にとって代わられた
>貧乏好きの人間たちが
>詩に絶えていく
 ということかしら。。。首肯できませんでした。
 詩に絶えていく……死に絶えていくではなく?

8629 : 黒い渦  少年B
URI: bungoku.jp/ebbs/20160216_693_8629p
(1)最後の連でぐっときました。生活を感じさせる死には難しさもあると思いますが、最後に感情と詩情をうまく盛り込んだと思います。
(2)>怪物
 って書いたから怪物になるわけじゃないと思うのです。
 >あいつ
 とまで呼んで親しみもあるのに、そんなに怖いの? って思いました。
 自分が怖い、みたいなのを出すには少し書き込みが足りないのかも。

8648 : 大聖堂  mitzho nakata 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160224_861_8648p
(1)
>わたしは夢想する
>かの女を罵ることをだ
 この夢想を、それこそを書いてこそ映えるラストではないでしょうか。とは言うものの、圧倒される作品でした。

8639 : ドリームマッチ  黒髪 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160222_811_8639p
(1)炎上クールってなんでしょうね、炎上クルーならまだとっかかりがあるのですが。

8643 : 鎖  湯煙 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160222_833_8643p
(1)全体がとてもよくまとまっており、完成度が高い作品だと思います。ただ「アスファルト」のような響きのよい言葉は多くの詩で使われており、オリジナリティということを考えると、これらの単語の選び方に改良の余地があるかもしれません。
(2)文章が上手いです。構成も上手いです。単語の一つひとつが新規性が無いので既成の作品に思えたり新たな感動を得にくくなったりするかもしれません。「ぶおんぶおん」はこの作品世界では破たんしていますが一番、冒険しているので印象に残りました。そこが印象に残ってしまって良いのでしょうか。

8637 : さくら  紅茶猫
URI: bungoku.jp/ebbs/20160220_789_8637p
(1)個人的には賞とか関係なく好きな作品でした。惹きつけるものはあるので、それを表現する何か転化的比喩や綴りがあると強度のあるものとなったのかもしれません。共感できるので書き続けてほしいです。
(2)推敲するのはよいことですが、推敲数が多ければ多いほど、ハードルは上がると思いますよ。まずじっくり考えてから投稿をしてみてください。
 内容について。
 さくら、綺麗ですよね。
 時制の混乱が、たぶん天然の産物といった気がしていて、それが傷にも、美しい花びらのようにも思えます。
(3)「さくら」というタイトルは世にあふれかえっていて、単純な記号のようになっていると思います。それを逆手に取るように、「さくら」に特別な意味を持たせていると感じました。

8633 : 16.2.18 (修正済み)  霜田明
URI: bungoku.jp/ebbs/20160218_735_8633p
(1)書くことを書くって言うのは、品が無いことに思えてしまうのです。
(2)ちゃんと整えて書かれていること推敲されていることから、まともな意図をもって発せられた作品なのだと思います。ちょっと狙いが凡庸なのかもしれません。

8628 : 憎しみ  zero
URI: bungoku.jp/ebbs/20160216_688_8628p
(1)憎しみというか、感情というか。
 にくしみをチョイスした理由などに思いを馳せました。
(2)一、ニ連が文中速度を落としていて抜群に上手く響いてきます。三連ひょっとしたら、もう一歩なのかもしれません。十分な傑作に届きそうな予感がしています。

8631 : 大きな大きな悪い悪い花  泥棒
URI: bungoku.jp/ebbs/20160217_711_8631p
(1)過去形と繰り返しがおもしろく作用しています。
(2)タイトルから惹かれるものでした。繰り返しもくどくなく、世界観も出来上がっています。

8634 : 原色の記憶  マグダの弦 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160219_750_8634p
(1)一色一色の綴りの部分は、とても上手だと思います。そこへと向かう導入と最後の連が、はたしてこれでよかったのでしょうか。
(2)このガジェットと最終連から判断すると、ヴァンパイア的な……?

8638 : *****  GENKOU 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160220_790_8638p
(1)このような作品はまず、絵的に惹かれるかが大事だと思います。その意味で二連は注目してしまうもので、試みは成功していると思います。統一したテーマが伝わりにくいので、そこがはっきりすれば完全な作品になると思います。
(2)おもしろかったです。
 >でゃーっと
 って発音難しいですねぇ。
(3)ノイズが最初、読むことを弾きますが、それを超えて読んでいくと素晴らしく丁寧に綴られていることに気づきます。寂しさと現世界の構成のしなおし、認知とは本当に認知であるのか、そこまで踏み込んでいると言って良い作品だと思います。荒々しさがパーツパーツの良さを際立たせています。ただし読むことを弾く作品であるため危険性はあるかもしれません。

8636 : (無題)  梅雨夏彦 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160220_771_8636p
(1)無題で出すほどの覚悟を感じません。

8635 : できるものなら  シロ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160220_770_8635p
(1)最終ニ連で台無しになっていると思います。ここは、もっと他の方法があったのではないでしょうか。
(2)二連目までで十分よい作品です。

8616 : 疑心  月うさぎ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160210_627_8616p
(1)嘘をつかれて、それを知ってしまって、信じられなくて、疑ってしまって辛い。このこころの動き。そこから「ひとさまに贈る言葉の花束」にする、それには工夫が必要だと思うんですね。
 中島みゆきとか、聞いたことありますでしょうか。
 明日も今日も留守だなんて見え透く嘘をつくくらい嫌われたなら仕方ない
 というような歌詞があります。(あばよ)
 こころの動きそのものは、普遍的なものであって、だれにでもあるものですから、それをただ書くだけではなく、上記にあげたような工夫を考えてみてはいかがでしょうか。
(2)やりたいことは分かります。出来てもいると思います。そのまま比喩を磨いていって欲しいです。
たくさん書いていって欲しいです。最終二連は書く必要があったか疑問です。

8632 : 聞いてください  左部右人 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160218_728_8632p
(1)はじめの一行とタイトルとさらに「」書きって、ちょっとよく分かりません。
 そこはよく分かりませんが、内容の素直さは特筆すべきものがあると思います。
 もう何作か読ませて頂きたいところです。

8626 : 飢え  のかげ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160212_654_8626p
(1)この短さで
 >贅沢な飢
 って言ってしまうと,お説教風味になってしまって損かもしれませんね。

8606 : 失われたもの  おでん 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160206_538_8606p
(1)タイトルが違う気がします。

8600 : STILLED  吉川刄語 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160203_484_8600p
(1) 雰囲気、いいです。すごく雰囲気はいいんですが、たくさん読み込んでも
>崇高のミナシゴたち、家なら棄てたらいい。
>君たちはもう一人なんだ。
>もう大人なんだぜ、ぼくらは。
 に対する納得感がわきませんでした。

8624 : ****  GENKOU 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160211_647_8624p
(1)最後の終わり方が、疑問が残ります。最後の一行は本当に必要だったのかどうか。そこで終わるのが適当だったのかどうか。
(2)スピード感があり、そのスピード感で
>いつも無表情でどことなく悲壮を宿す彼女の、精神的な貧しさと、無知で気ままで、純朴で、天然でちょっとおバカな、そんな彼女に私は惹かれていたのだ。
 から
>彼女はいつも心のなかで唄っていたのだ。
 まで運ばれてしまうとなかなか着いて行けず残念でした。

8610 : おそらく、歯で終わる話  赤青黄
URI: bungoku.jp/ebbs/20160208_566_8610p
(1)日常の中で人間て、本心を隠して演技をしていると思うのですが、この作品の作中主体も(作者も?)話したいことを隠しながら話しているような印象を受け、それによって強く人間を感じました。
(2)作品の最後が、これは台無しなのでは。途中まで良いです。

8608 : お肉のポエム  北 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160208_563_8608p
(1)適度な距離感や軽さが感じられる、読みやすい作品でした。「俺はあやまらないから/あなたもあやまらなくていいよ/黙ったまま、心の牢獄で/背負い続ければいい」の箇所などは、素晴らしい流れだと思います。
(2)読みごたえはありました。果たして、この分量が適切であったかどうか。

8627 : 迷い道  鮎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160213_665_8627p
(1)素敵な作品なのでタイトルや生の言葉に偏ってしまう部分を推敲してみたら傑作になるのではないか、と思いました。

8615 : 私は私  私 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160210_623_8615p
(1)とても良い作品の核だと思います。
(2)技法のみで上手く作られています。とても上手です。

8613 : ある夜の思い出  祝儀敷 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160208_579_8613p
(1)不思議な空気のある作品です。もっと良い作品になりそうなので推敲してみたり、何年か寝かせて書きなおしてみたりすると良いのかもしれません。
(2)
>僕は海側の一番端にいたので
 >きゃっきゃ舞う子供たちは
 >逆光で真っ黒に見えた
 これ、書けそうで書けないと思いました。

8612 : きずな  幸絵 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160208_574_8612p
(1)これは、直接「あなた」に言うべき言葉達です。
(2)もっと独自の作品性を探していくと良いのかな、と思います。

8602 : うめは  のかげ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160204_500_8602p
(1)独自の比喩を模索することも大切なことなのではないでしょうか。
(2)韻律の美しさ、長閑さ、みるべきところは多いです。
 最後に倒置法を使っていますが、それを読者に丸投げと捉えるか、控えめな作者の主張と捉えるかは読み手によって意見がわかれそうなところ。

8597 : あつい雲  幸絵 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_468_8597p
(1)もっと多くの詩を読んでみるとよいかも、と思いました。自分のすきな作品は、どんな作品でしょうか。そのすきな作品を見つめていくと、より素直で独自の比喩が見える作品を創造できるのかもしれません

8614 : モラルゲーム  黒髪
URI: bungoku.jp/ebbs/20160209_612_8614p
(1)内容に反してタイトルが皮肉なのはどうしてでしょうね。
(2)こういったことは作品にするときに前提として組み込まれていくものなのではないでしょうか。

8611 : 詩の日めくり 二〇一五年九月一日─三十一日  田中宏輔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160208_570_8611p
(1)弱い日と長すぎる日がアクセントになっているか微妙なところです。技術力はずば抜けていると感じます。

8595 : 自然篇  少年B 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_463_8595p
(1)『手向け花』から一気に凡庸になります。それまでが良かっただけに勿体ないです。
(2)自然ていうか植物??
 視点が定まりきってないように感じましたが、書くことが楽しいってことが伝わってくる作品でした。

8601 : Shelter  栗花チヅル
URI: bungoku.jp/ebbs/20160203_486_8601p
(1)作風の世界観の提示は分かりやすいので、そこからもっと言葉の跳躍があっても良いのでは。

8604 : 立ち止まる三つの詩  鮎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160205_520_8604p
(1)構成の上手さで最後まで読ませます。読んで得るものもあります。
ただ詩作に関しての詩について、もっと考えてみてもよいと思いました。

8598 : 天体観測  ねむのき 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_471_8598p
(1)一連、二連と上手いです。三連の流れも非常に上手い。三連目は単語を、もっと幅広くしていって展開してみても面白かったかもしれません。ただ展開が上手いので奥深さに絡めとられていきました。
(2)すごい好きな雰囲気です。
 しかし、二連目が何を言ってるのかさっぱり分かりません。
 「分からない」。が褒め言葉になる作品では、ないかな。

8593 : 詩の日めくり 二〇一五年八月一日─三十一日  田中宏輔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_460_8593p
(1)流れが感じられました。

8596 : 夢。見えすぎ。  北 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_465_8596p
(1)このタイトルとオチで何でも書けそうですね。
(2)夢が見えすぎたのですね。

8603 : 国益と革命  オダカズヒコ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160204_503_8603p
(1)顔文字が要らないように思えました。その分、何かを紡げるような気がしました。
(2)顔文字のある作品、久しぶりに読みましたね。評価が割れそうですが、自分はこの作品では前半部と後半部の落差を出す作用を感じました。
 しかし、その分,タイトルがシャレなのか本気なのか、いまいち判断がつきませんでした。

8594 : 夕陽に顔面  祝儀敷 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_461_8594p
(1)表現も好きなのですが、主張を押さえていることで凄味が出ていると思います。変化についての哲学的な問いも含まれており、じっくりと楽しめる作品です。

8599 : 吸血鬼  本田憲嵩 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160201_472_8599p
(1)とても上手。なのに、作中主体の「彼女」に対する感情が書かれている言葉以上には感じず、そこが残念でした。
(2)全体としての世界観内でのたゆたい方は見事です。ただし、その世界観の独創性の無さやカタカナの用い方がどうしても気になります。作者は実存を描けて抒情も描けるので中途半端に既視感のあるものよりも作品の独自な色合いを出して良いように思えます。世界観さえ既視感のある共有言語に頼っていなかったら素晴らしい出来なのかもしれない作品なので気になりました。

Posted in 未分類 | Print | No Comments » | URL

2015年 文学極道年間賞発表

2016-04-07 (木) 00:02 by 文学極道スタッフ

●2015年 文学極道年間賞発表

お待たせしておりました、2015年の文学極道創造大賞、ほか年間各賞が決定しましたので発表いたします。

2015年 年間各賞

上記の発表ページをご覧ください。
各受賞者名および作品タイトルから、その選出作品を読むことができるようになっています。
zero氏、泥棒氏が創造大賞受賞(zero氏は2回目の受賞)。
選考経過は5月頃発表予定です。
なお、他の各ページと同様、発表ページへのリンクは自由です。
URLはこちらでどうぞ。
http://bungoku.jp/award/2015.html

Posted in 未分類 | Print | No Comments » | URL

文学極道の火は点滅する荒野の街と暗い海の彼方を越えて 光冨(みつとみ)

2016-04-03 (日) 22:38 by 文学極道スタッフ

 ご存じの通り、文学極道は現代日本における主要詩投稿サイトの一つである。文学極道にわたしが出会ったのは十年くらい前であろう。2005年くらいか。まだ正式オープンではなく、試験的な目立たない掲示板で創始者のダーザインと知り合ったわずかな投稿者たちが、まさに革命前の盛り上がりをみせていた。ダーザインこと武田聡人は、いまはない詩学社から分厚い詩集『永遠なんてなかった』を上梓しており、また地下ネット掲示板「あやしいワールド」の有名人でもあった。いわばネット詩のアングラから生まれたのが、文学極道であった。以後、文極と略す。
 当時の主な発起人は、いとう、たもつ、石畑由紀子、Aya-Maidz.、蛍、ダーザイン、榊蔡(S.S.)であった。
 文極は本来ネタ(嘘)とマジ(真実)が交錯する世界であるはずだったが、意外と発起人をはじめ投稿者たちが真剣にとらえていて、ダーザインとみつとみ(光冨)は、その微妙な違いを認識していた。
文極の主な投稿者たちは、ケムリ、一条、りす、軽谷祐子、ミドリ、光冨郁也、コントラほかであった。
 文極は月間選考と年間選考を行う。年間選考においては、創造大賞、最優秀抒情詩賞、実存大賞、新人賞ほかを授与する。わたし自身が編集発行する詩誌「狼」13号(光冨郁也編集発行)に文学極道特集を、文極(ダーザイン主宰)と共同企画で、またうおのめ倶楽部協賛(大江眞輝主宰)にて、編むこととなった。
「狼」13号の表紙には「文学極道特集―インターネットから活字媒体へ詩を発信する―」という題で、また「詩はもっと刺激的で、面白く、感動的なものではないか。ネットからの爆撃!」と見出しが掲げられた。
「ネットからの爆撃!」という文章は、その前に行われた活字媒体詩人の野村喜和夫、和合亮一ほか各氏による「ネット詩爆撃」の反撃として意識されたものであった。
 そのころは、ダーザイン氏を先頭に反現代詩手帖、反活字媒体という旗印が鮮明であった。いわば罵倒上等、喧嘩殺法のような過激さがウリの文極であり、「芸術としての詩を発表する場、文学極道です。糞みたいなポエムを貼りつけて馴れ合うための場ではありません。」で始まり、「日頃より糞便垂れ流しのような下らないポエムを書いていない、高い志をもった皆さん、どうぞ気張ってご参加ください。」の一文で終わる自分たちこそが正当な現代詩派であると名乗りをあげたものだった。
 あのころの熱情をわたしはいまも忘れてはいない。

2005年年間各賞は以下の通りだった。
創造大賞:ケムリ 次点:一条 りす
最優秀抒情詩賞:みつべえ 軽谷祐子 守り手 丘光平
実存大賞:ミドリ 鈴川夕伽莉 光冨郁也
新人賞:コントラ
最優秀レッサー賞:ミドリ
年間最優秀作品賞:一条「鴎(かもめ)」
選考委員特別賞:
浅井康浩(いとう選)(石畑由紀子選)
声(たもつ選)
Canopus(角田寿星)(Aya-Maidz.選)
佐藤yuupopic(蛍選)
フユナ Nizzzy(ダーザイン選)

このなかでケムリ、ミドリはそれぞれダーザイン退任後、歴代の代表となった。またコントラ、浅井康浩、光冨郁也は後に発起人となった。
ここで名前を挙げた詩人たちは、活字媒体にはいかず、ほとんどが主としてネット詩にとどまっていたようだ。光冨は元々活字媒体にいたので、違うのだが。
ケムリ、ミドリ、一条らは、文極で詩を開花させた詩人たちであった。
後の平川綾真智代表代行はすでに活字媒体で活動しており、文学極道ではひとりの投稿者であった。

2006年、2007年の年間受賞作品のアンソロジーは『文学極道癸押戮箸靴董∧原亡覯菷行で上梓された。以下は各賞受賞者である。

【2006年】
殿堂入り・稀代の鬼才に殿堂入りの栄誉を贈る…一条
文学極道創造大賞 
―― 新しい文学を創造した者、最もイマジネーションを炸裂させた者に
受賞…コントラ
受賞 … りす (三井 晶)
文学極道最優秀抒情詩賞 ―― 最も美しい抒情詩を書いた者に•受賞 … fiorina
受賞 … 軽谷佑子
受賞 … 中村かほり
文学極道実存大賞 ―― 人間・人生が良く描けていた者に•受賞 … まーろっく
受賞 … Canopus(角田寿星)
文学極道新人賞•受賞 … ヒダリテ
文学極道最優秀レッサー賞•受賞 … ミドリ
文学極道エンターテインメント賞•受賞 … ミドリ
文学極道年間最優秀作品賞•受賞
… ikaika 「Storywriter,Poemwriter,Songwriter,Hatenanikki」

選考委員特別賞
浅井康浩 いとう 選
T.T / みつとみ (光冨郁也) 石畑由紀子 選
丘 光平蛍 選前田ふむふむAya-Maidz. 選
葛西佑也 / riala平川綾真智 選
苺森ダーザイン 選
樫やすお (klo)ケムリ 選
* 2006年10月より選考委員に就任 (以前の選出作品一覧)

【2007年】
殿堂入り 稀代の鬼才に殿堂入りの栄誉を贈る…一条
文学極道創造大賞 
―― 新しい文学を創造した者、最もイマジネーションを炸裂させた者に•受賞 … 宮下倉庫
受賞 … りす (袴田)
文学極道最優秀抒情詩賞 ―― 最も美しい抒情詩を書いた者に•受賞 … 浅井康浩
受賞 … 泉ムジ
次点 … ピクルス
次点 … 紅魚
文学極道実存大賞 ―― 人間・人生が良く描けていた者に•受賞 … 軽谷佑子
受賞 … みつとみ (光冨郁也)
次点 … 葛西佑也
次点 … いかいか
文学極道新人賞•受賞 … 兎太郎
文学極道最優秀レッサー賞•受賞 … ミドリ
次点 … ひふみ
次点 … 菊西夕座
次点 … Canopus(角田寿星)
文学極道エンターテインメント賞•受賞 … 該当なし
次点 … ベイトマン
次点 … Canopus(角田寿星)
次点 … ミドリ
文学極道年間最優秀作品賞•受賞 … 宮下倉庫 「スカンジナビア」
次点 … りす (袴田) 「赤い櫛」
次点 … 軽谷佑子 「SPRINGTIME」
次点 … 一条 「milk cow blues」
次点 … 泉ムジ 「corona」
次点 … 兎太郎 「地蔵盆」
次点 … さちこ (藤坂知子) 「繋音」

選考委員特別賞
Ar いとう 選
ふるる 石畑由紀子 選
草野 (草野大悟) 蛍 選
さちこ (藤坂知子) ダーザイン 選
夕美 Aya-Maidz. 選
凪葉 / シンジロウ 平川綾真智 選
吉井 ケムリ 選
蝿父 望月遊馬 選
田崎 前田ふむふむ 選
はらだまさる / 午睡機械 稲村つぐ 選

あれから十年経った。コントラはアメリカに渡り、ミドリは名前を変えて、投稿を再開し、ケムリは文極から姿を消した。いとうとダーザインは沈黙をしたかに見える。榊蔡(S.S.)は小説を中心としながらも詩を書いていたが、文極には現れなくなった。
一条(彼も投稿しなくなった)と田中宏輔は殿堂入りをはたし、ケムリ代表が顔出しをしなくなってから平川代表代行が、数人のスタッフとともに文極を支えていた。
平川の勧めがあり、今回、光冨が代表となることとなった。内々の話は1年前くらいからあったが、いろいろな事情で延びてしまっていた。
文極を改革したい気持ちもあり、すこしずつより良い方向にしていくつもりである。新しいスタッフたちが協力をしてくれているので、これからも戦う力のある文極でありたい。そのつもりで、なれ合いではない、志をもって詩を書いていただきたい。それだけがいまのわたしに言えることである。すべての発起人・スタッフと受賞者・投稿者と閲覧者に感謝と敬意をもって。わたしの文極の原点は、ダーザインと榊蔡(S.S.)との出会いであり、あの狂気にも似た熱情であった。思えば、十年という年月はあっという間であったが、当時文極はネット詩の先鋭であろうとした。今現在は、ネット詩の中核でありたい。
また今後の文極の企画であるが、電子書籍として文極叢書を作っていきたい。近いうちに、受賞者・発起人・投稿者の電子書籍出版を募っていきたい。
いずれ文学極道の火はネットから発信され、リアルに点滅する荒野の街と暗い海の彼方を越えて日の出へと拡がっていくであろう。

Posted in 未分類 | Print | No Comments » | URL