文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

●2018年8月分選考雑感(Staff)

2018-09-30 (日) 00:14 by 文学極道スタッフ

10650 : The Great Gig In The Sky。   田中宏輔 ('18/08/06 00:02:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_527_10650p
(一)短さと言葉のソリッドが秀逸な名作なのではないだろうか。
(一)引用だけできちんと詩にするだけでなく表現にもできるこの知識量と絶妙な言葉の抜き出し方は他者に簡単に真似できるものではありません。読み物としての面白さをきちんと追求できているプロの方であると感心しますが、誰にでも出来ると他者が舐めてかかると惨憺たるものが増えてしまうという簡単な予測を含めて今回◯一つです。
(一)本文だけを読ませて、これが引用詩であることを見抜ける人が何人いるだろうか。他者の言葉を完全に自分のものとする技量は、よほどの読書人でなければ手に入れることができないだろう。

10648 : Living  宮永 ('18/08/04 20:27:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180804_379_10648p
(一)単語レベルでの言葉の選択に隙がない。静かな緊張感を伴う展開からの最終連が特に美しい。
(一)情景の描写やもう少しパンチが欲しかったという欲で、実力自体では優良なのですが、次点です。
(一)作品を毎月、読んでいて思うのは短い正統派の詩のハードルの高さです。この作品は、それらのハードルを越え家族性を詩情へと昇華しきれています。

10660 : にがい いたみ  田中修子 ('18/08/07 11:05:37 *8)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180807_702_10660p
(一)非常に上質な言語世界と危うさを孕んだ情感が読み手を先へと連れていきます。作者は何故こんなにも作品に人間を反映できるのか。
(一)技巧的な面だけでも優良レベル。各行の字数的制約を感じさせない圧倒的な表現力。

10697 : 死の糧  鷹枕可 ('18/08/30 19:35:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180830_378_10697p
(一)言語世界を構築していく中で自分の作品の方向性を確固として打ち出していきます。長さなどが丁度よく詩情の立て方を上手く作用させていっています。
(一)タイトルと死に直接纏わるフレーズには死生観を反映させる強目の表現が生きていますが、最終的な視点と構成が手垢の付いた表現に落ち着いてしまった感が否めません。
(一)この詩人も独特の美意識によって構築された文体が、強烈な個性を発揮している。後半の転調と最終行は見事。ただし読み手を選ぶ作品でもある。

10649 : ルイーニの印象  鷹枕可 ('18/08/04 21:35:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180804_382_10649p
(一)作品を見て作者が分かる稀有な作り。どんどんと上手くなっており、詩作品の信念を発していることが分かる。最近、良作続きであり勉強になる。
(一)一見すると古風に思えるが、実際は古いスタイルを参考にしながら新しい個性を獲得している。内容から、美術の素養が付け焼き刃でないことがわかる。

10634 : 牛乳配達員は牝牛を配る  北 ('18/08/01 02:00:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180801_128_10634p
(一)目まぐるしい比喩の七変化は、難易度の高いピアノ演奏を聴くような緊張感がある。しかも後半に向かって逆にペースがアップしている。このスタミナは驚異的。
(一)作品の強度が高く驚かせられる。ザッピングしていく比喩の在り方が芯を保ったまま進んでいて感動さえした。

10679 : 空を貫いたぜ。  変態糞詩人 ('18/08/16 00:04:27 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180816_467_10679p
(一)エンタメ作品として作りこまれている。真剣に作られており迫力が伝わってくる。
(一)単語の発する効果を最大限利用して、何度も同じ単語をリフレインし、強烈な印象と嫌味なく意味の押し付けに成功していると感じられる面白い詩でした。

10695 : 詩五篇  朝顔 ('18/08/29 21:19:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180829_318_10695p
(一)上質な感情がダイレクトに心に突き刺さって来ます。静謐な作品。
(一)関連性を持たせるタイトルを付けるなどして遊びがあるともっと面白いものになったのではないかという期待があります。夕方という詩篇全体と、教育という詩編の終わりは筆者の視線の鋭さが表れていると感じられるフレーズです。
(一)「教育」だけだったら優良レベル。他の連との差がありすぎる。

10694 : Ooze  アルフ・O ('18/08/29 08:06:25 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180829_295_10694p
(一)すでに個性が確立されているが、それが飽きることにつながらない。元ネタを知らなくても詩作品としてきちんと成立している。
(一)出て来る小物に気を取られすぎて、筆力で紡ぎ出せるストーリーがぼやけてしまいました。
(一)作品の構造など面白く独自性もあり引き寄せられる。創造的な作品。

10683 : 少女は歌う  トビラ ('18/08/18 16:41:51 *6)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180818_677_10683p
(一)評価に迷う作品。前半を読んでいるときに誰もが思いつく作品情報の列挙に思えてしまい苦しかったが、後半の巧さは現代的単語と共に立体的である。これは後半だけ読んでみても昇華されない。前半の巧くはない部分があるからこそ際立つものである。ハードルを下げておく手法であり、勇気のある創作である。意識して行ったものなのか分からないが十分な作品。
(一)物語性よりも話の展開の巧さが目立つ作品ですが、所々に置かれる感情を捨てたような、またそれだからこそ真実であると読み手が信じてしまうような語り口が秀逸です。
(一)古代編はややありきたりな内容だったが、現代編の展開は面白く読めた。乱暴な言い方だが、こちらだけで良かったのではないかという気がする。

10667 : 友達の友達の友達の友達の友達の友達の友達  泥棒 ('18/08/10 16:57:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180810_097_10667p
(一)斬新なフレーズがあり刺激になる。意図的なものかも知れないが、各連のまとまりが弱いためにトータルでの強度に不満を感じる。
(一)純粋な心の痛みを表現することに成功した詩であると感じました。実際に読者として思い起こさせられる痛みがあり、そうした痛みを想起させることができる力のあるテキストであるのだと実感して、評価します。
(一)比喩的に集団というものを捉えていきアウトプットしていく。もう一歩、踏み込むことが必要なのではないでしょうか。

10653 : ぬけがら  北 ('18/08/06 00:55:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_536_10653p
(一)表層的に徹しているようで体熱が浮き立っている異色作。外側を書けば書くほど内側が見えてくる。
(一)創作に大切な厳密なところ、表現者として不自然な思考の流れは無いかと問いかけられ、意識させられる文章。 詩として冒頭から読める筆力もあります。

10642 : ともし火  田中修子 ('18/08/02 00:06:37 *17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180802_191_10642p
(一)作者の凝縮された人生の背景が発されている作品。「詩」の中で「詩」を語ることは作品を小さなものにすることがあるが、この作品は必然性のある大きさを持っている。実験性もある。

10678 : じゃんぱら  湯煙 ('18/08/15 23:36:28 *19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180815_465_10678p
(一)強烈に印象に残った。細部の作りこみが巧い。ただし最後との連携、これでよいのだろうか。やりたいことは、とても良く分かる。
(一)説明にほとんどの行を費やして、最後の面白いところまで一気に持って行きたい熱量。説明の中に光る詩的な比喩やら、中弛みしたとしてもめげない力が感じられます。

10689 : crush the sky, pop'n'sky  アルフ・O ('18/08/23 23:28:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180823_031_10689p
(一)音で作られた作品。視覚面でも効果的。ポップさとライトさの中で芯が通っている。
(一)皮肉や揶揄が上手く、最後まで読ませ続ける力を感じます。
(一)こちらも元ネタの知識なしで十分に読ませる作品。この長さでセンスの良さを維持する力量はさすが。

10681 : 運命  いけだうし ('18/08/16 20:25:04)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180816_533_10681p
(一)勢いにのった作品であり不快な言葉を書いているはずなのに清潔な感じさえ抱く不思議なものを持っている。次の作品も読みたいと思った。
(一)最後の部分で一気に持っていくスタイルの詩編。 「それをどうでもいいと思うような、」という難しくもなんともない言葉で読者の意識を自分の書いた文章から突き放すところが非常に小気味好く機能しています。

10691 : 事情  ゼッケン ('18/08/25 11:55:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180825_103_10691p
(一)荒唐無稽かつ不謹慎な内容にも関わらず、違和感なく一気に最後まで読ませる力量はすばらしい。ラストの二行によって読者は語り手と同化する。
(一)全体的に圧がありますが、短絡的な部分もわざとかもしれませんが、あります。これはタイトルにまでなっている事情の部分がごっそり抜けても詩になるのではないかとも思いますが、必要だったとも感じられます。全体のバランスを見ると意識のバラツキが如実になってしまっている箇所もありますので次点。
(一)粗削りな面白さがある。

10693 : 夏のどこかで  山人 ('18/08/28 18:29:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180828_292_10693p
(一)一連目の良さに溜息が出た。最終連が同列にはない。
(一)指示語によってイメージが散漫になってしまう箇所があり、詩の内容の優しさや切なさにブレーキをかけているような気がします

10687 :  Livin’Suicide  玄こう ('18/08/23 01:12:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180823_000_10687p
(一)粗削りだが惹きつけられる。作者の作品は出来に差があり過ぎるが、目が離せない存在だと思う。
(一)音の感触が特殊な詩ですが、詩人でないものの視点で見ると面白さがなかなか伝わらない作品ではないでしょうか。

10698 : 山  イロキセイゴ ('18/08/31 23:56:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180831_415_10698p
(一)推そうか迷った。比喩の跳躍が面白いが、もう一歩。

10661 : 反響  霜田明 ('18/08/07 15:47:26 *1)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180807_724_10661p
(一)最初の流れは美しく作品としての強度も保たれていた。後半にかけて失速していく脆さがある。珍しいくらいの脆さだと思った。逆に後半を作り変えれば秀作となったのでは、と思う。

10651 : コノミ  いけだうし ('18/08/06 00:04:15)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_528_10651p
(一)今しか書けない年齢の良さが作品内で輝いている。これからが非常に楽しみ。

10639 : 試作  いかいか ('18/08/01 09:22:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180801_140_10639p
タイトルに躓きながらも上手く巧みに綴られている藝術作品の世界へと呼びこまれた。最後、破壊しなければならない宿命を抱えた作者の業を思った。

10654 : 近所の詩人のおじさん  ゼンメツ ('18/08/06 03:00:17 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_546_10654p
(一)読みやすさに富んでいて展開も早い。ただし全てが想定の範囲内に動いていた。もっと唐突な裏切りがあっても良いと思う。

10670 : もうなにもかも知らないし何も知らなかった  ゼンメツ ('18/08/13 11:54:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180813_275_10670p
(一)最終二連は秀逸だと思った。そこに至るまでのモヤモヤとした感覚は上手いのだけれども、もっと最終二連の良さを活かすために、もっと圧縮した方が効果的だと思う。
(一)ネット詩の自由度を駆使したストーリー展開は読んでいて飽きない。最終連の着地も笑いの中に妙な切なさがあって印象に残る。
(一)違う、が連続し、認識を確かめようとする主人公を描いている部分から、一気に情感が加速しているように感じられる文面です。読者の意識を最後のオチまで惹きつけることに成功しているのではないでしょうか。

10685 : 名付け夢想する  イロキセイゴ ('18/08/21 03:12:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180821_832_10685p
(一)飛躍の仕方が面白い。タイトルを含め今一歩かもしれない。
(一)最後のあたりとても素敵なのですが、駄洒落や冗談が裏目に出ている気もします。

10696 : Garden garden  紅茶猫 ('18/08/30 14:27:59 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180830_372_10696p
(一)一部「詩」を描くことに関しての難しさを痛感させられた部分があった。
(一)北園克衛のようなイメージの想起のさせ方をする詩編でした。詩編の雰囲気の中に読み手を引きずり込む巧さがあります。
(一)言葉選びと行間の幅に関するセンスが良い。視覚的に楽しんだ後に内容の咀嚼によってさらにイメージの中で遊ぶことができる。ただ、部分的に強度不足なフレーズがあった。

10688 : 位相  イスラム国 ('18/08/23 15:25:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180823_014_10688p
(一)主張しすぎない穏やかな視覚的イメージが良い。自然界の事象をさり気なく組み込んでいるところも技術的なレベルの高さを感じた。
(一)もっと己の世界観を出力することに執着して良いと感じました。たくさん書き込んで頂きたいです。
(一)音の流れと視覚的効果が巧み。単語選択に疑問が残る。

10659 : 再考  犬小屋 ('18/08/07 05:46:01 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180807_677_10659p
(一)一つひとつの文章は強いが更なる、まとまりに向けて踏み出しても良いのかもしれない。

10680 : 狼  青島空 ('18/08/16 17:44:15 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180816_523_10680p
(一)内容は若々しく、孤立する青春の心理がストレートに伝わってくる。ただ、歌詞の引用に必然性が感じられなかった。また引用に対しての見切り発車的な態度も疑問。
(一)直接的な言葉はそれはそれで良いのですが、もう少し刺さるような展開にできればと感じます。

10647 : 五分後の羊  泥棒 ('18/08/03 21:38:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180803_320_10647p
(一)内輪向けの詩作品に思える。比喩に昇華しきれているか疑問だ。

10690 : ぬふふ  白犬 ('18/08/24 05:20:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180824_048_10690p
(一)方向性のはっきりしたテキストですが、所々に散りばめられた怒りの文言を見て、もっと根底からの怒りが爆発する言葉を練ることが出来るのではないかと感じます。もっと殴って良いと思います。最終連我に返っている感じが良い。

10631 : 此岸  ネン ('18/08/01 00:00:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180801_111_10631p
(一)始まり方の衝撃性が、その後の作品の流れより勝ってしまっていることが気になります。終わり方の綺麗さなど将来性を感じさせる作品にも思えました。

110662 : すいこう 水光または水敲または水考  いかいか ('18/08/07 17:22:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180807_733_10662p
(一)感じさせることのできる美しい文章が構築されているのですが、最終の「あきた」を単に飽きたと読んでも「あきた」と呟いて詩を紡ぐのを中断したところまでの表現だと読んでも、ここはあざとさを感じずにいられないところで、あざといこと自体は悪くはありませんが、ここで読者を置き去りにして、この詩はどうなるのだろう、というところです。

10658 : どうでもいいこと。  狂い咲き猫 ('18/08/06 18:44:38)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_614_10658p
(一)主張の強さは読み物として面白いものなのですが、芸術としては(笑)の部分などを、もっと文字列を見ただけで感じたい。そういった欲求を呼び起こさせられる作品です。

10664 : 散歩の途中で  空丸ゆらぎ ('18/08/08 22:36:42 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180808_936_10664p
(一)良い作品に向かっていける様子を持っている。推敲を行っていくだけで秀作になるような気がする。
(一)詩の形としては一見きちんと纏まっているのですが、読み込めば読み込むほど、イメージがとっ散らかってしまい、着地出来ないもどかしさを感じさせます。言葉のチョイスや、何でもない言葉を詩的に見せることができる腕はあると感じます。

10673 : うすく  イスラム国 ('18/08/14 11:43:41 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180814_352_10673p
(一)たよかぜ、の語が機能している。そこを、もっと深めても良いのかもしれないと思った。
(一)言葉は詩的で情緒もありますが、イメージを想起するのが全体的に難しい詩となっています。

0652 : 明日を探して  lalita ('18/08/06 00:10:13)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_529_10652p
(一)シンプルにまとめてありますが、読者に優しくもあり、しかし並べられている言葉に厭味がなく、大仰なことを言ってもこの詩の中ではそれほど偉そうに感じさせない、そんな魅力のある詩であり、メッセージ性も楽しい。
(※本作品は評価が割れました。)

10665 : kool mild  田中恭平 ('18/08/09 09:54:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180809_979_10665p
(一)最期の言葉は、とても良いと思う。最後の部位を高められる後半が、もっと存在すると思う。

10684 : (無題)  コテ ('18/08/20 23:06:36 *17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180820_822_10684p
(一)古典的な筆致が非常に心地良い作品ですが、言葉の選択がオシャレでも内容が散漫になっている箇所があり、読み手の意識が他所に向いてしまう、冗長な部分もありますので、常に目を反らせないように惹きつけ続けて欲しいです。

10645 : 啓蟄  渡辺八畳@祝儀敷 ('18/08/03 13:34:54)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180803_298_10645p
(一)◯一文字からどのように読んでよいか分からず、評定が出来ませんでした。申し訳ございません。

10646 : Dress Tokyo  青島空 ('18/08/03 15:39:43)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180803_302_10646p
(一)音の流れが大変よい。繊細な作品。これからが本当に楽しみな作者だと思う。
(一)勿体ないと感じたのが、どこか個人的な心情の吐露に終始しているような印象が最後まで拭えなかったところです。個人的な心情は悪いものではないのですが、この個人的な心情をもっと遠くへ放り投げるパワーを持った詩に昇華できるのではないか、と感じます。

10663 : (無題)  F# ('18/08/07 21:07:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180807_751_10663p
(一)言語の切れがあり余白もある。タイトルを冠しなかったことが逃げのようにも思えた。

10674 : 野原に寝転がる  狂い咲き猫 ('18/08/14 22:18:28 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180814_387_10674p
(一)とても真剣に読もうとしないと、タイトルと内容の関係を無視して氾濫する文字に押し流されてしまいますが、注目させる力がある点を評価します。

10686 : 綺麗な花が咲く夜の森/夜の庭  仁与 ('18/08/21 13:34:19)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180821_865_10686p
(一)言葉が、まだ脆弱に思える。どんどんと書いていって色んな作品を生み出していって欲しい。
(一)タイトルが非常に綺麗で読み手に内容を想起させますので、それを遥かに超える内容が詩編に必要になってくると思います。タイトルが派手なだけにこの内容ですと、素人の域を出てくれないと感じます。

10671 : house  アラメルモ ('18/08/14 04:31:01 *7)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180814_335_10671p
(一)カフカのような雰囲気を漂わせた詩ですが、独自の世界観が上手く表現されています。筆力を見れば平均的優良だと思います。

10677 : 高く放り投げたボールは・・・  空丸ゆらぎ ('18/08/15 21:12:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180815_460_10677p
(一)途中途中が面白い。もっと磨けると思う。次作も楽しみ。
(一)良い部分もいくつか見受けられるが、全体的に眺めると若干アンバランス。
(一)組み立てが上手です。ところどこ配置される思索のような言葉と、なんとなく流れる時間の表現が詩の世界を作り上げていますが、何か一つに纏まっていないような、漠然とした感覚
に陥ってしまいました。

10644 : 白い庭  トビラ ('18/08/02 18:05:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180802_229_10644p
(一)描写が巧くて詩情が美しさを帯びていきます。更なる作品を読んでみたいと思います。

10692 : 賢人の浅はかを強くありませ。  コテ ('18/08/28 12:19:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180828_290_10692p
(一)長文の間に上滑りしてしまっているように感じられる表現の仕方が多々ありましたが、これは確かに詩編であると感じられる美しい箇所もあり、最後まで読むとバランスの取れているところも確かにありましたので次点。

10672 : 架空座談会  一輪車 ('18/08/14 06:15:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180814_339_10672p
(一)全体を通して突飛な展開や分かりやすいキャラ設定で、面白い冗談だったのですが、強烈なオチを求めてしまいました。

10657 : ブラフマン  陽向 ('18/08/06 16:38:01)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180806_605_10657p
(一)精神世界の中に入り込んでいくが正気に戻っている瞬間が多く思える。もっと潜っても面白いかもしれない。
(一)改行にどんな意味があるのかと考えながら読み進めましたが、句読点の付けられるところで改行してある状態で、そこに詩情を見ることができませんでした。言葉も非常に直接的ですので、詩として説法を楽しく読める工夫がもう少し必要かもしれません。

10682 : 待望  霜田明 ('18/08/17 11:11:17 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180817_554_10682p
(一)「言葉」をモチーフに詩へと昇華するには更なる強度が必要なのではないだろうか。
(一)哲学している詩です。考えたことがある人にはもう一度考えさせ、考えたことがない人たちには何かを発見させるような有意義な、また、構成も読者に考えたり想像したりする余地を与える心地よいものになっています。

10669 : 古都  犬小屋 ('18/08/13 04:51:39)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180813_260_10669p
(一)皮肉と自虐とが詩の形になる行程を感じることが出来るスタイルの詩です。印象の強いフレーズが一発一発放たれているところに注目です。

10668 : 並ぶ  黒髪 ('18/08/11 11:13:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180811_126_10668p
(一)頑張って書いていることは伝わる。以前の飛躍したイメージ性の作品の輝きが忘れられない。過去と今との混交を見てみたいと思った。
(一)直接的な言葉が並びますが、それであるからこその純粋さ、ストレートな思考の流れが表されるようになっています。メッセージ性の中に美しいだけでない魅力的な一節をもう一つエッセンスとして欲しいと感じます。

10694 : Ooze  アルフ・O ('18/08/29 08:06:25 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180829_295_10694p
(一)すでに個性が確立されているが、それが飽きることにつながらない。元ネタを知らなくても詩作品としてきちんと成立している。
(一)出て来る小物に気を取られすぎて、筆力で紡ぎ出せるストーリーがぼやけてしまいました。
(一)作品の構造など面白く独自性もあり引き寄せられる。創造的な作品。

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2018年6月分選考雑感(Staff)

2018-07-30 (月) 15:56 by 文学極道スタッフ

10528 : 終末  本田憲嵩 ('18/06/18 00:27:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180618_712_10528p
作品世界の言葉の綴りが、これまでと違います。作者の世界が一皮むけました。
この作品に出会えて良かった。

10499 : (無題)  Migikata ('18/06/04 13:26:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180604_119_10499p
文字のプラスティック化に成功していて作品世界の新たな段階を見せていきます。

10480 : Supper’s Ready。  田中宏輔 ('18/06/01 00:01:53 *8)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180601_861_10480p
始まりの掲示板の部位のユーモア性とアルファベットになる部位など様々な工夫が凝らされています。

10526 : 夏  渚鳥 ('18/06/15 17:42:58)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180615_682_10526p
非常に良い作品。配列と共に重力を発生していく。

10518 : 野いばらの丘  田中修子 ('18/06/11 23:23:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180611_547_10518p
比喩表現の単語が扱いの難しいものなのに見事に作品化されています。方向性として上手すぎる詩人。

10498 : さくら  游凪 ('18/06/04 05:05:57)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180604_098_10498p
首筋に付いたキスマークを比喩化していき恋というものの恐ろしさを最後まで張り詰めた緊張感の中で孤独に見つめていきます。最終連の身体性への言及など目を瞠るものが、ありました。

10508 : 消費  Mizunotani ('18/06/07 22:53:39)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180607_356_10508p
消費財としての言語のことを上手く捉えています。方向性の在り方や綴り方が巧いです。

10504 : 潤い  本田憲嵩 ('18/06/07 01:03:57)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180607_290_10504p
生活の中に密着した作品でありながら共感の先にある詩情を提示しています。

10510 : 砂の唇  鷹枕可 ('18/06/08 19:47:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180608_400_10510p
言語の硬さが強度として上へと伸びあがっていきます。作品世界の短さなどが上手く作用しています。

10496 : The Show Must Go On。  田中宏輔 ('18/06/04 00:05:30 *4)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180604_088_10496p
作品の中で構成が次第に解明されていく瞬間の恍惚が堪らない作品です。

10510 : 砂の唇  鷹枕可 ('18/06/08 19:47:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180608_400_10510p
大変、上手くなっていると思う。作品として強度もあり独自の世界も持っている。

10549 : 二月からのこと  山人 ('18/06/28 04:42:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180628_906_10549p
作品への接近の仕方が勉強になる。言葉とは何かが生活の中から膨らんでくる。

10534 : 実質のため息を抑える事に成功しました☆ミ  まさこ ('18/06/21 22:27:24 *2)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180621_770_10534p
あと何作品か読んでみたい。

10533 : おもいで  いかいか ('18/06/20 14:45:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180620_748_10533p
タイムリーな問題作。嫌悪感を起こさせる文体もすごい。

10509 : 少年少女絵空事活劇  田中修子 ('18/06/08 00:58:03 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180608_374_10509p
大変、上手い作品です。ただしタイトルを含めて枠組みを拡げていけそう。

10525 : (無題)  鞠ちゃん ('18/06/15 13:01:29 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180615_663_10525p
人面相が効いており作品に意外性をももたらしています。ただしタイトルを含めて、もっと上に行けそう。

10545 : 糸神博士のお化け屋敷  atsuchan69 ('18/06/26 09:59:19 *1)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180626_877_10545p
大変な盛り上がりから最後の滅茶苦茶な部位まで持っていく丁寧さが光ります。最後の敢えての雑さが効果的です。

10529 : no title  浅井康浩 ('18/06/18 09:42:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180618_713_10529p
かえるというと地震のことを想起させられます。大阪の地震とのことが関連付けられているのかもしれません。作者の作風を小品で、まとめています。

10551 : 今日もどこかで  湯煙 ('18/06/30 01:34:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180630_939_10551p
作品世界が確固としている。ただし言葉の跳ね方が更に、良い方向へと進んでいける気がします。

10482 : 屍と女の心理  陽向 ('18/06/01 00:09:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180601_863_10482p
一連目は非常に良い。二連目も、もっと匹敵するくらいのものに出来そう。

10547 : 深い意味はないけれど、、、、、、、、、、。  泥棒 ('18/06/27 17:47:24)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180627_893_10547p
メッセージ性がエンタメとして前に出れているかどうか疑問に思いました。

10538 : 僕の井戸観  いけだうし ('18/06/23 22:01:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180623_827_10538p
今後が期待できる。瑞々しい世界。

10540 : 親様  イロキセイゴ ('18/06/23 23:30:18)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180623_835_10540p
言語の跳躍の在り方は面白いのだけれども、更なる仕掛けが必要かもしれない。

10548 : あ ほーりーないと  白犬 ('18/06/28 01:45:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180628_901_10548p
空行の中に詩情を見いだせるかどうかで決まってくる作品。もう少し書き込みがあっても良いかもしれない。

10524 : 混濁  佐久間直子 ('18/06/13 14:31:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180613_616_10524p
単語の選択は悪くないので更なる飛躍を読みたい。

10550 : 思春期ランナー  あるく ('18/06/29 23:24:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180629_936_10550p
「思春期ランナー」という言葉が面白いです。それ以上のものを本文にも織り込んで良かったかもしれません。

10505 : (無題)  あるく ('18/06/07 02:19:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180607_295_10505p
良い詩です。たくさん書いていってみると、より良くなっていくと思います。
期待しています。

10527 : 慈ヒタリス・パーク  遼旅 ('18/06/16 11:58:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180616_699_10527p
更に読んでいきたい。

10524 : 混濁  佐久間直子 ('18/06/13 14:31:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180613_616_10524p
連内の凝集性を高めて良いのかもしれない。

10531 : くさりあい  Out of the blue ('18/06/18 12:14:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180618_715_10531p
全篇ひらがなで構成されていて視覚的に面白い。それ以上の何かが必要なのではないか。

10539 : ぼろぼろになった、後  佐久間直子 ('18/06/23 23:08:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180623_832_10539p
勿体ないくらいに綴りにムラがあります。もう少し推敲してよいかも。

10552 : 物  イロキセイゴ ('18/06/30 03:01:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180630_942_10552p
詰め込み過ぎている感があるので、更に詰め込んで破壊してみるのも手かもしれない。

10489 : 空を汲む  紅茶猫 ('18/06/01 18:46:36 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180601_899_10489p
形式を離れた時に詩情が薄くなる問題点に立ち向かっても良いのかもしれない。

10487 : Stay Gold  霜田明 ('18/06/01 13:47:21 *14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180601_886_10487p
詩の行と構成の少なさが読み応えを減らしていっていたと思いました。

10542 : マイ・ポリティカル・ペーソス  中田満帆 ('18/06/25 20:35:05)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180625_861_10542p
場に興味がない、と言っている割に推敲を何度かしている。勿体ない。

10514 : メガ時計  コテ ('18/06/09 23:56:13 *2)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180609_470_10514p
視覚効果を使っているけれども中途半端に思えます。もう少し極端にしても良いかもしれない。

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●2018年4月分選考雑感(Staff)

2018-05-30 (水) 22:26 by 文学極道スタッフ

●2018年4月分選考雑感(Staff)

先月の方が力のある作品が多いような印象を持ちました。
少し戸惑うところはありました。

10364 : Sat In Your Lap。  田中宏輔 ('18/04/09 00:07:43 *10)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180409_376_10364p
(一)詩作品としても面白く人生としても詩情がある詩人の姿の在り方に学ばさせられます。 読めて良かったと心から思える作品。

10353 : 空を指す  黒髪 ('18/04/02 04:08:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_151_10353p
(一) 一、二聯は何を語るかではなくてどう語るかの話に終始しているような印象です。
   三聯目はいい。ちょっと。
   四聯目はいい。すごく。

10380 : けむりとともに  みどり ('18/04/14 22:37:58)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180414_530_10380p
(一)相当、書き慣れている上手さが光ります。ところどころに引っかかるような罠が、きちんとあって、それらが効果的に作用しています。

10379 : 夜更けに見た夢見の女の子  玄こう ('18/04/12 23:48:12 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180412_481_10379p
(一) 最終聯の「その子」「君」の使い分けがもやっとする。そこまでするする読めるだけに。

10351 : 引用について。  田中宏輔 ('18/04/02 01:33:02 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_148_10351p
(一) 詩論を詩として構成することが出来る上手さに拍手したいです。

10383 : 暴言を吐いて炎上させる奴の髪型について、  泥棒 ('18/04/16 11:02:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180416_563_10383p
(一) 自己分析と共に冷徹に完遂していく愛に溢れた反芻がメッセージ性を帯びてきます。自分が当事者であるからこそ詩情を獲得してしまう不思議さ。

10372 : なぞる  田中恭平 ('18/04/10 10:23:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180410_411_10372p
(一)  なんで最後やめちゃうのか分からなかった、相聞歌としては素敵です。

10395 : 消化  松本末廣 ('18/04/30 11:04:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180430_737_10395p
(一)音感に訴えてくるとともに日常生活、生命を直接けずりだしていっている作品。

10371 : 残寒の詩  霜田明 ('18/04/09 13:08:07 *42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180409_393_10371p
(一)領域として突出した作品。読み込ませる作品を自己の世界で、きちんと書き込んでいる。

10369 : モーニングスター  无 ('18/04/09 05:24:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180409_381_10369p
(一)残酷さと日常に立ち込める不安さ、それらを隠しながら生きていく様子を比喩化して書ききっています。

10363 : 循環  松本末廣 ('18/04/07 05:59:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180407_331_10363p
(一)硬質な比喩化が圧倒していく。音列が一方向なことが少し気になる。破調の取っ掛かりを作ってみると更に焦点化されるかもしれない。

10386 : memento mori  Out of the blue ('18/04/20 22:27:20 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180420_633_10386p
(一) お名前が素敵ですね。

10362 : タイトル  榎本いずみ ('18/04/05 22:52:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180405_282_10362p
(一)短詩系が映える作品。題名に関しては、どうなのだろうと引っかかるものもあった。

10355 : 対岸、あるいは彼岸  霜田明 ('18/04/02 15:08:49 *59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_163_10355p
(一)最後にいくにつれて作品の凝集性が増していました。一連目の引き込み方が何か、もう一工夫欲しいと思ってしまいます。

10368 : 春暁  游凪 ('18/04/09 02:36:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180409_380_10368p
(一)途中から急激に面白くなった。鮮烈なイマージュの飛翔が圧倒しており美しい。体現止めと一定の音列リズムが続いたため、あと一歩が欲しいと思った。途中からのweb空間と人間関係、恋愛などの現代的な距離感を描いていく部位は素晴らしい。
(一) 三聯目がめちゃくちゃいい。二聯目までは修辞がくどい印象です。

10366 : Laid back ALF-O  アルフ・O ('18/04/09 00:38:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180409_378_10366p
(一)最後の空白に到るためには、もう一歩の工夫が必要だと思いもする。しかし、それ以上に総体として良質。タイトルは勿体ない。

10393 : 石 風 洗濯物 部屋  山人 ('18/04/28 17:48:41)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180428_723_10393p
(一)各連ごとに成功しています。一作品としての絡みに関して疑問が残ります。
(一) ゆるいつながりが繋がりとして機能していない気がします。

10350 : 蠍の死の毒  lalita ('18/04/02 00:26:27)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_147_10350p
(一)観念の先走りが今回は平易に抑えられており良い詩情を獲得していた。
(一) 感嘆符までつけた正午が一行で終わったのに笑いました。

10354 : ええけつの朝  kaz. ('18/04/02 08:14:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_155_10354p
(一)「朝」の響きで賢治への要素を導き出し過ぎていることが気になります。「ええけつの穴」は非常にユーモアに富んでいて導き出せるので、それで良かったのかもしれないと思います。ただしタイトル以外は全て良いです。

10396 : 舗装  ゼッケン ('18/04/30 12:19:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180430_738_10396p
(一)エンタメとして成り立っています。もう一歩いけそう。

10397 : 人形/ヒーター  山井治 ('18/04/30 21:17:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180430_755_10397p
(一)三連目までは非常に良いです。四連目が繰り返しになっているため、
そこを比喩としての更なる飛躍があると良作となると思います。
(一) 問いを脱しきれない状態をもっと楽しんだ方が良いかと感じました。

10386 : きみに  Out of the blue ('18/04/20 22:27:20 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180420_633_10386p
(一)修辞が展覧として表示されていく。面白さを現象として揮発していく。

10385 : ウサギ狩り  山人 ('18/04/20 18:42:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180420_628_10385p
(一)二連目など説明になっていないかどうか。

10373 : 超つまんね  陽向 ('18/04/10 17:17:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180410_430_10373p
(一)人間のダサさを描けています。

10388 : 動機  佐久間直子 ('18/04/23 08:17:02 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180423_647_10388p
(一) 作品を作ることを詩にする、しかも描くことを言葉にする時に、描く以上のことを言葉で表すことを目指さなければならないのでは。
 「いんさんに」、「ぬりつぶした」「ぜつぼうした人から出てくる、わるいことば」こそが書くべきことではなかったのかなと思いました。
 推敲してからの投稿をお勧め致します。

10352 : めんへら。  田中恭平 ('18/04/02 03:35:09)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_149_10352p
(一)タイトル以外は非常に良い作品です。

10360 : 琥珀の湖  あおい ('18/04/04 14:54:43)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180404_244_10360p
(一)まっすぐな詩作品です。もう一歩の比喩のたゆたいを求めたくなる上質さがありました。
(一) 情熱的な相聞歌。色数が最後に増えるのはもう少しコントロールできそう。

10379 : 夜更けに見た夢見の女の子  玄こう ('18/04/12 23:48:12 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180412_481_10379p
(一)視覚的な効果にこだわった歪でありながらも心的実在を出していく良作を書いてきた作者のテキストでの新たな段階。文章の綴りが人間の存在の哀愁を醸し出していきます。

10384 : 昔に頂いたコメントの切り貼り  北 ('18/04/17 01:38:49 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180417_591_10384p
(一)抜群にリズムが良い。ユーモラスな感覚に破顔した。

10356 : (無題)  anko ('18/04/02 20:34:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180402_171_10356p
(一)素直な詩だと思った。これからも書き続けて欲しい。
(一) イメージが付きすぎているものの羅列で終わってしまった印象。

10394 : ラピスラズリ  深尾貞一郎 ('18/04/30 07:41:21 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180430_734_10394p
(一)リズムのために省略された助詞などに疑問が残ります。
(一) 推敲の多さとタイトルの変更は姿勢としていかがなものかと。

10391 : flagile pink  白犬 ('18/04/25 20:59:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180425_684_10391p
(一)文章ひとつひとつと連の内容を、もっと整えていけそうです。もったいない。

10378 : ≪鳴り止まない雨の歌≫  kaz. ('18/04/12 23:20:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180412_480_10378p
(一)新しい方向性に進んでいくことは芸術の開拓をしていくということ。とても良いことである。
 しかし本作品で方向性や、やりたいことが全て昇華されきっているのかは過程の段階にあると思えた。
 次回作以降に、この方向性がどうなっていくのか読んでいきたいと思った。

10382 : 数字  鞠ちゃん ('18/04/16 10:40:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180416_561_10382p
(一) 構成的に何かを批判しているという風に受け取りやすく、いきおいその数字とともに生活している人の日常に思いを馳せるというよりも作者の問題意識の方が先に読めてしまう。
 >ねだられて買ってやったピアスは30円だった
 例えばまず現地流通の単位で書いて日本円に換算するような思考に数字にまつわる人間の諸々が息づいて居るような気がするし、チキンで揃える小ネタも効いてくるのでは。

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2018年2月分月間選考雑感(Staff)

2018-04-30 (月) 01:13 by 文学極道スタッフ

25.10221 : カラスがコケコッコと鳴いたから  白梅 弥子 ('18/02/02 17:19:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180202_192_10221p
(一)言葉の響き、そして流れがとても良かったです。温度の低い文体も、浮き出るような鳴き声の描写も、心に残ります。

59.10215 : 吐息に赤が混じって終わった  田中恭平 ('18/02/01 09:52:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_125_10215p
(一)渇望、寂寥などが詰まった良策だと思います。言葉も過剰ではなく、淡々とした中に突き刺さる個所もあります。
(一)>僕はボクサーパンツ一枚で震えている
不覚にも笑ってしまった。癖になりそう。

5.10271 : 欠片  山人 ('18/02/28 04:40:31 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_090_10271p
(一)美しさとはかなさがあり、人生も表されている作品でした。タイトルでもう少し興味をひければ、と思います。

13.10261 : カズオ・イシグロ  kaz. ('18/02/19 01:45:41)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180219_731_10261p
(一)タイトルがなければただのアイデアの一つなのですが、タイトルが美しいです。2017に至る数字が歴史のように感じられる仕掛けがあります。
(一)斬新であるし、どう読むかを読み手に委ねきった潔い作品だと感じる。タイトルと本文の整合性もとても素晴らしい。

21.10260 : 家族八景  紅茶猫 ('18/02/17 22:50:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180217_688_10260p
(一)どれもまとまりがよいです。読んでいて、すっと入ってくるものがあります。

42.10237 : 実母  あおい ('18/02/08 21:22:31)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180208_349_10237p
(一)「夜になると彼女は、液体により人格を変える」がよいですね。重たく、攻撃的になりがちなテーマを、落ち着いて料理できています。

43.10227 : 流離  田中恭平 ('18/02/05 09:39:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180205_282_10227p
(一)一連目から美しい情景が広がって行くものの、再修練に向かうごとにパワーダウンしてしまっている感が否めない。説明的な直喩をいっそ省いたほうがよかった。

41.10239 : Finnegans Wake  紅茶猫 ('18/02/09 18:07:34 *8)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180209_370_10239p
(一)比喩に頼り過ぎている感が否めない。

47.10219 : angle  完備 ('18/02/01 22:59:28 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_144_10219p
(一)第一連で取りました。名づけはよくあるテーマですが、肯定的にとらえる言葉は読んでいて期待感を持たせるものです。第二連から少し散漫で、薄味になっていると感じます。
(一)リアリティに溢れている。一見すると絶望と虚無の様にも見えるが、筆者の生々しい生への希求が節々から一斉に芽吹いて、手当たり次第に喰らおうとしている。

10224 : 陽の埋葬  田中宏輔 ('18/02/05 00:01:46 *4) 
URI: bungoku.jp/ebbs/20180205_274_10224p
(一)こんな作品形式が、あったのかと思わず溜息が出た。現代詩は創作の原点を踏まえながらも既成概念との戦いでもある。新たな作品の在り方をフォルムとしても詩文としても極上のものとして提示しており美しい。感動を覚えている。

10236 : 冬のあいだ  あやめ ('18/02/08 16:15:15) 
URI: bungoku.jp/ebbs/20180208_341_10236p
(一)抜群に上手い。センテンスとは何か単語とは何か、呼吸をする速度で柔らかに伝えてきます。抒情の昇華が技術的にも体感的にも見事に結実されている作品。
(一)抽象的な言語のみで構成され、色彩を感じる強い一遍。

10254 : 生命線  うんち ('18/02/14 03:10:22) 
URI: bungoku.jp/ebbs/20180214_574_10254p
(一)読み始めの印象から転換していく換骨奪胎感が非常に印象に残ります。賛否両論の残る快作なのではないでしょうか。硬骨な部位と天命をうけながらの言葉の発火が凸凹に迫って来ます。
(一)ふざけた名前からは想像できないほどの筆圧。長いがそれを苦にさせない読みごたえを感じた。

10213 : 陽の埋葬  田中宏輔 ('18/02/01 01:18:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_108_10213p
(一)短く新たな世界勧を創出させています。今月の二作品どちらも良質です。
(一)文句のつけようがなく美しい。

50.10226 : (無題)  ねむのき ('18/02/05 01:04:12)◎
URI: bungoku.jp/ebbs/20180205_279_10226p
(一)ダリを思わせる瞬間の凝固。静謐な静物であり、空間的。

45.10225 : a dream  白犬 ('18/02/05 00:40:31)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180205_276_10225p
(一)高い筆力で実存が立ち上がっている。

10249 : 区画  GROWW ('18/02/12 19:42:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180212_499_10249p
(一)配置の一つひとつと音の流れが見事であり作品としての成立が上質な方向で完成されています。描写も美しく繊細。
(一)シンプルとは、多くを語らずとも多くを伝えられることです。素晴らしい。

10246 : 駐車場  ねむのき ('18/02/12 00:59:47 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180212_476_10246p
(一)非常に丁寧で上手い作品である。空白の使用方法を、もう一歩すすめていけそうでもある。他媒体を含めて、どんどん活躍して欲しい。応援したいし尊敬している。

10220 : 光  霜田明 ('18/02/02 09:01:53 *34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180202_168_10220p
(一)綴りが非常に上手く作用していて症状名なども上手く機能しています。最近、流行りの詩形ではなく自分の作品の方向性を追求しており際立っています。小分けにしていく詩文に輝きがありました。

2.10272 : 異邦人  尾田和彦 ('18/02/28 20:53:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_098_10272p
(一)非常に主観的な作品である。筆者は本来、客観に徹底できる力があるだけに、これはある意味では冒険なのかもしれないが、詩としての比喩の旨味を殺してしまっている感がどうしても否めない。

10232 : 菌糸  霜田明 ('18/02/06 04:49:33 *80)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180206_302_10232p
(一)「菌糸」という単語から出てくるイマージュを、冷静に紡ぎながら動的に疾走します。抜群に上手い。
(一)読者を積極的に引っ張って行く筆力を感じる。静謐であって深い実体を感じる。リアル溢れる一本。

10252 : 逃走する焦燥  游凪 ('18/02/13 19:18:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180213_541_10252p
(一)非常に上手い作者であるため三連目からの一気に展開していく部位へと、もっと早く入っても良かったのではないか、という印象も抱いた。しかし再読するたびに一連、ニ連の在り方が丁寧に効いていることに気づかされます。
(一)性的なモチーフを無理なく厭味なく自然と盛り込むことが出来ている。女性ならではではないかと感じたが、もうひと押し欲しかった。

10258 : 雪曜日  宮永 ('18/02/17 19:09:16 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180217_682_10258p
(一)比喩を分かりやすく綴っていて、なだらかな残虐性をも透徹していきます。「雪曜日」という分かりやすい言葉から広がる世界が、どこまでも壮大です。自分も、その世界の住人のような。

10244 : 雨を泳ぐ  无 ('18/02/10 23:56:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180210_426_10244p
(一)すこし不思議な世界観が立脚していき死の部位まで非常に掴まれます。勉強になる作品。

10240 : 早朝  長里 無花果 ('18/02/09 18:43:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180209_372_10240p
(一)一行目のフレーズの強さが、なだらかな山を最後まで作り遂げている。

5.10271 : 欠片  山人 ('18/02/28 04:40:31 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_090_10271p
(一)皮肉であり自戒でもある感情と中傷の綴りに力を見出します。最後の方が中途半端になっていないかどうか。読後感が悪くても極端に傾けても良いのかもしれません。
(一)美しさと儚さが混然一体となる虚無感。虫の隊列は使い古された比喩に思えるが、敢えて古典的比喩を使った事で効果的だったと思う。

10214 : 青  岡田直樹 ('18/02/01 09:16:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_124_10214p
(一)個人という人間が生まれ育ち、どのように歩んできたのかを興味深く熱中して読みました。力のある作品であり長さも気にせず一気に読めます。作品は人間であるという好例。もう少し推敲してみても良かったかもしれない。

10215 : 吐息に赤が混じって終わった  田中恭平 ('18/02/01 09:52:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_125_10215p
(一)文章の奥から凄まじく粘度の高い詩への希求が生活と共に発出されています。更なる比喩などを使用し、熱量だけではない何かへと向かえそうです。

2.10272 : 異邦人  尾田和彦 ('18/02/28 20:53:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_098_10272p
(一)親しみやすい形態のキャラクターで描かれた皆の物語は、どこまでも深刻でリアルで重い。対比が上手く作用しています。

4.10270 : 彼女の海  白梅 弥子 ('18/02/28 02:43:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_089_10270p
(一)細部に雑な部位も目立ちます。しかし再読してしまい更に新たな側面を見つけていける詩の萌芽を提示出来ています。文章を視覚的に眺めていくことも大事かもしれません。どんどん上手くなっていって欲しいです。

10267 : 祖母、の  玄こう ('18/02/24 23:19:53 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180224_060_10267p
(一)端正な作品とは言い難く、武骨である作品ですが壮大です。人間の綺麗では終わらない部分が鬼気迫って提示されています。輝きを持っているので、もう少しだけ推敲しても良いのかもしれません。
(一)詩的情感の濃い一連、生活感の混在する二連、歴史的語り部としての三連。内容としては大変素晴らしいと感じるが、タイトルをつける際に燃え尽きてしまったのだろうか。非常に惜しいと感じた。

10259 : 結ぶ五月の爪先を  郷夏 ('18/02/17 21:35:20)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180217_684_10259p
(一)しとやかに結ばれていく情感が丁寧に綴られています。作風をタイトルが先に提示していて抒情性を高めていきます。最初の構成の在り方などが、もう一歩工夫があっても良いのかもしれません。
(一)とても丁寧に書かれた純度の高い一遍。読み応えがあった。

10262 : 曇り、空  K.RYUITI ('18/02/20 03:51:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180220_802_10262p
(一)綴られ方が独特の魅力を放っています。ただし素材としていった物事の元が色々と分かってしまったので素直に楽しめなかった部分もありました。

10257 : 絶滅生理  ゼッケン ('18/02/17 14:29:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180217_678_10257p
(一)エンタメを通過した先に合った強度のある作品。不思議な疾走感。

10260 : 家族八景  紅茶猫 ('18/02/17 22:50:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180217_688_10260p
(一)だんだんと、この詩形は完成されてきて成熟されてきました。詩形だけでなく連鎖や重層が膨らむ更なるテクストの圧にしていくと相互作用が、より生まれていくと思います。

10253 : 僕ん家  玄こう ('18/02/13 21:36:38 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180213_548_10253p
(一)形態を変えていく在り方は独自性を放っていますが更に工夫が必要な段階性の作品に思えます。
(一)視覚に徹底した詩。紙面で有れば尚硬度を増すのではないだろうか。

10229 : 宿題  岡田直樹 ('18/02/05 14:37:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180205_288_10229p
(一)簡単な綴りで、だんだんと深淵なものが分かってくる構成の立ち上がりに情感を持ちます。作品世界が真似できそうで出来ない部位にあり、読み込んでしまうことに襟を正させられます。

3.10273 : せごどん  イロキセイゴ ('18/02/28 23:37:03)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180228_106_10273p
(一)悪くないため中盤が、もう少し先へ行けたのではないか、と悔やまれます。
(一)歴史(ヒット中の大河ドラマ)を盛り込んで来るあたり生きたリアリティを感じるものの、想像の域を出ず失速してしまったように思われる。

10268 : ベス  イロキセイゴ ('18/02/24 23:44:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180224_061_10268p
(一)面白い展開が夢のように進んでいきます。なだらかな文章の流れを他方面からも捉えると更に良い作品となるかもしれません。
(一)(走る)は蛇足だと思う。

10265 : ベルギーチョコレートケーキ  傘花 ('18/02/22 01:47:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180222_913_10265p
(一)習作として良い作品です。描写と比喩の結合が非常に素直で上手いです。ただ敢えての「ような」を削っていく努力など必要かもしれません。

10221 : カラスがコケコッコと鳴いたから  白梅 弥子 ('18/02/02 17:19:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180202_192_10221p
(一)粗削りでありながらリーダビりティが非常に高い位置にある。そして比喩も効いている。比喩を、もう一歩もっと誰も使ったことがないような素材・生物の呼称から持って来ても良いのかもしれない。書き始めた時の独特の熱量が良い方向で加速しているので、これからも書き続けて傑作ばかりを書く日に到達する時を見届けていきたい。って

10233 : 彼についての考察と傷痕  黒曜あかる ('18/02/06 20:40:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180206_311_10233p
(一)誠実に対象に向かい作品化されています。切なく構成されているのでタイトルで全てを言い切ってしまっているのが勿体ないと思います。

54.10216 : 二月  奇偶 ('18/02/01 10:19:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_127_10216p
(一)シュルレアリスム的作品。もう一段階沈んだ不条理をくみ上げて欲しかった。続きが気になる。

46.10218 : 切断  游凪 ('18/02/01 14:14:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_135_10218p
(一)比喩に意識を集中し過ぎたのか、リアリティという一点で入りこめなかったのかもしれない。惜しいが相変わらず筆力は高い。

10235 : どうしようもない  北 ('18/02/07 18:08:45 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180207_329_10235p
(一)独自性を持っていることが作者の魅力です。今回は、それが少し薄まっています。

10248 : 机上  あおい ('18/02/12 11:29:57)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180212_486_10248p
(一)最終連が惜しいです。
(一)無駄な装飾が無く、シンプルでいて奥深い。詩を発見する瞬間という上質な抒情詩と感じた。

35.10241 : 土地の血  鷹枕可 ('18/02/09 22:05:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180209_378_10241p
(一)狙いすぎてどうにもわざとらしさが抜けない。

14.10262 : 曇り、空  K.RYUITI ('18/02/20 03:51:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180220_802_10262p
(一)全体的にオノマトペに意識を向けられた作品であるとは感じるが、それが説明的になり過ぎてしまい没頭する前に置いていかれてしまう。

10212 : 三角コーナーのナプキン(告別)  lalita ('18/02/01 00:10:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180201_103_10212p
(一)作者が割合まともな作品を書いていることに驚きを隠せません。もう一歩、整えていき狂気との境を突いていけそうです。

10264 : 魔法が呪詛に変わるとき  山井治 ('18/02/21 23:21:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180221_908_10264p
(一)悪くない。綴りの方法と音韻の流れが心地よく作品としての強度を発していきそうです。とても強い作風です。そのためタイトルと一行目と最終行の3回に渡って同じ綴りを使っていることが気になります。

10256 : (無題)  シリュウ ('18/02/15 17:20:01)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180215_621_10256p
(一)内容などは非常に粗いが今までの作り込まれた詩作品と違い作者に触れた気がした。作品とは呼べないかもしれないが書かなければいけなかったのだろうと思いはした。

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2018年1月分月間選考雑感(Staff)

40.10162 : マジックミラー号とわたし  芦野 夕狩 ('18/01/09 23:32:47 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180109_626_10162p
(一)扱う対象の遠近がよいです。漂う空気感も、重たすぎず、かといって笑いに偏るわけでもなく、難しいテーマをうまく消化しています。

54.10144 : 5才の満月  植草四郎 ('18/01/02 11:02:49)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_404_10144p
(一)一行目を詩文として一つも無駄がなくユーモラスに比喩と言語の連鎖世界が展開していきます。童心に帰るような世界観。度肝を抜かれました。

10.10206 : 体毛の指  あおい ('18/01/29 21:42:30)  [Mail]  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180129_037_10206p
(一)抜群に上手い。言語の連なりの脱臼具合が勉強になります。少し驚きました。

9.10204 : The Wagtail Calls  アルフ・O ('18/01/27 21:52:10 *1)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180127_020_10204p
(一)詩の形態をブラッシュアップしながら高めた言語を紡いでいく。力強さと繊細さの共存。

35.10169 : 瞼の彩り  kaz. ('18/01/13 21:50:46)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180113_700_10169p
(一)作者の中には飛びぬけた言語感覚があり、そこから創出されていく世界が遺憾なく発揮されています。久しぶりに勉強になる見事さ。

39.10181 : (無題)  植草四郎 ('18/01/17 23:42:08)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_806_10181p
(一)生物を創造していく過程と、創造の身勝手さへと声を上げる様子がユーモラスに詩へ昇華されています。こんな作品、読んだことがないです。

55.10156 : 横木さんの本を読んで、やさしい気持ちになった。  田中宏輔 ('18/01/08 00:37:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180108_580_10156p
(一)実際に存在している同人誌や作品などをコラージュしながら詩作品として読ませていく。こういうことを自分は出来ない。作者の力量を見せつけられる作品。
(一)最初の方が、日常を柔らかくも鋭く切り取っているようでよかったです。ただ、私を語る部分では、少し退屈です。

56.10137 : 朝に  岡田直樹 ('18/01/01 03:11:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_370_10137p
(一)直球の良さを再確認させられる作品です。作者の真正面から詩に取り組んでいく姿に直庭させられます。
(一)決して特別ではないテーマを、うまく書ききっています。すがすがしさの中にもインパクトに残る点があり、うまいと感じました。

65.10152 : ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ  泥棒 ('18/01/04 22:05:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180104_495_10152p
(一)勢いがあります。面白味もあるのですが、それで乗り切るには長すぎます。

4.10205 : 裸で駆け回るあなたたちに  GGGGG ('18/01/29 03:55:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180129_028_10205p
(一)技法として確立していることを忠実にこなしている。見事。

73.10134 : 懲らしめてやりなさい。  田中宏輔 ('18/01/01 00:06:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_363_10134p
(一)生き生きと人間が描かれている。作者自身が詩なのだと確信させられる。

31.10145 : 野菜を食べる  游凪 ('18/01/02 14:30:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_408_10145p
(一)生々しい実存が写実的に精神を伴って迫って来ます。生活を描くことは非常に難しいこと。切り取る部位。野菜を食することに生命を感じる生々しさ。読み込んでしまう。

3.10202 : 銀河鉄道の夜  いかいか ('18/01/25 08:43:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180125_980_10202p
(一)直球で胸を打つ言語と焦燥がある。悲しみがある。

11.10200 : 月蝕より  伊藤透雪 ('18/01/24 20:50:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180124_973_10200p
(一)年齢を重ねてからの情愛が見事に描き出されていてリアルです。描写に関して更なるものがあっても良いと思いましたが視点の年齢が、きっと等身大であり、この題材に挑んでいるということに情感以上のものを感じました。

29.10185 : ありふれた音声  goat ('18/01/19 22:53:20 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180119_852_10185p
(一)後半が抜群に良いです。初連の方から、もっと単語選択に気を付けていけなかったか気になります。

21.10183 : 国道4号線  游凪 ('18/01/19 15:03:54)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180119_838_10183p
(一)硬骨な言語が色彩を変え配置されていきます。実態を見つけさせられていく詩情の発火が見える作品。

15.10191 : 沈黙のための音楽  无 ('18/01/22 21:40:05 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180122_930_10191p
(一)構成が上手です。読ませていき方と言語の強弱に対しての接し方が絶妙です。
昇華されていく世界が音楽としての沈黙を響かせていきます。
(一)言葉の流れがとても良いです。滞る場所がないです。

46.10173 : ドラマツルギー  Syuri ('18/01/15 03:07:17)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180115_733_10173p
(一)なんでしょうか。不思議な魅力に満ち溢れています。今月、一番読めて良かったと感じさえしました。

6.10209 : 見なれた顔  atsuchan69 ('18/01/31 15:36:08)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_086_10209p
(一)中篇散文詩として出来が良いです。作者の多彩さには驚かされます。

32.10158 : 元旦  田中恭平 ('18/01/08 08:42:43)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180108_585_10158p
(一)詩を詩にだすことのリスクを引き受けています。

36.10187 : 風邪や便り(頼り)  コテ ('18/01/20 15:19:44 *5)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180120_871_10187p
(一)面白い形態の作品です。エンターテイメント作品として想像がつかないところが気になりました。何作か読んでみたいと思いました。

8.10138 : 、記 2018/01/01  玄こう ('18/01/01 17:34:05 *23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_382_10138p
(一)形式としては非常に良いのに「詩」の言語を過剰に使い接近していることで、拡散してしまった感があります。自身をもっと突き詰めて突き放しても良いかもしれません。

57.10142 : 初詣  北 ('18/01/02 03:04:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_394_10142p
(一)迷いが見えます。どうしたのでしょうか。

2.10211 : 荒野を行く  イロキセイゴ ('18/01/31 23:31:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_101_10211p
(一)上手いですが作者には後一歩が必要なのかもしれないとも感じてしまいます。

7.10210 : blue story  黒髪 ('18/01/31 16:40:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_088_10210p
(一)濃く書き込んであるので読んで得るものが多いです。ただし一つひとつの単語が凡庸では、あります。

34.10160 : 脈  白梅 弥子 ('18/01/09 20:33:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180109_622_10160p
(一)作者は上手いので詩を、あまり意識せずに散文だったり全てのことを書ききってみたものも読んでみたいです。

33.10190 : ふたつの魂(こころ)  あおい ('18/01/22 04:43:23)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180122_911_10190p
(一)詩の形態など整っています。作品に、もっと比喩として高め昇華できそうな部位が多々ありました。

12.10208 : ワタシのきもち (エルサポエム)  渡辺八畳@祝儀敷 ('18/01/31 01:39:17 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_069_10208p
(一)やりたいことは分かる。消費財として強度があるのか、どうか。もっと進めそうでもある。

10196 : ぼくの世界  尾木右冗 ('18/01/23 19:05:41)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180123_945_10196p
(一)よく構成されています。ただし、そこへと研ぎ澄まされたものが更なる縮減で展開されていくと良かったのかな、と思いました。

25.10177 : 孤独の生理的反応  anko ('18/01/17 08:50:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_784_10177p
(一)短いなかに説明が目立ちます。「ように」は省いても良いしタイトルを、もっとタイトにしても良いと思います。すると秀作に次第となっていくと思います。作者は良い姿勢のかただと思いました。

26.10188 : 栗きんとんの餡はクリにして  あ〜 ('18/01/20 21:08:00)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180120_879_10188p
(一)タイトルがいいので、そこからもっと膨らませることができれば、と思います。

27.10194 : white  白犬 ('18/01/23 03:00:02 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180123_936_10194p
(一)最終連の部位が、それまでを受け止め切れていないと思う。丁寧に編まれているので最後は、もっと委ねて良いと思う。

30.10182 : (無題)  遊水 ('18/01/18 02:51:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180118_814_10182p
(一)書き始めたばかりの初々しさを懐かしく思い出しました。書き続けて欲しいです。

28.10176 : シーサイドライン  山人 ('18/01/17 05:48:11 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_777_10176p
(一)非常に迷ったのですが、完成されている作品という意味で選びました。読後感はいいのですが、物足りなさも感じます。作品の核となる部分がないと、読んでいて流してしまいます。

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