文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2016年8月分月間優良作品・次点佳作発表

2016-09-23 (金) 13:13 by 文学極道スタッフ

2016年8月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

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2016年7月分選考雑感(スタッフ)

2016-09-17 (土) 15:26 by 文学極道スタッフ

(スタッフ数名が地震被災中のため作業が非常に遅れています。ご容赦ください。)

*「月に二作品より多く投稿された場合は選考対象外となります。
  また投稿規定に明記しております通り、
  註釈を添えることは自由ですが、外部にある作品・情報等は、投稿作品またはその一部として認められません。
  ご注意ください。」

8990 : メキシコ  天才詩人
URI: bungoku.jp/ebbs/20160730_602_8990p
(一)迷いますが鮮明に書かれていて体験が体感できる前半に対し書きたいことを書いてしまった中盤以降の流し方が雑に感じます。もう少しボリュームがあっても良かったのではないでしょうか。非常に面白い題材です。説明に特化する部分が、書かなくても分かることでもあったので、読み応えの少なさにつながったようにも思えます。

8986 : 月の光  アラメルモ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160725_486_8986p
(一)作者が書いてきた作品の中では飛びぬけて上手い部類の作品と言えます。句読点の効果が出ていないので、無い方が良いと思いました。
(一)のぺーっとしてる。
   ホライズンーーに高まりを持たせてもいいのでは。

8980 : 集合無意識  lalita 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160723_393_8980p
(一)この短さで、でも、でも二回も言われると困ってしまいます。

8972 : センテンツィア   山田太郎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160718_122_8972p
(一)やりたいことが分かるだけに評価も慎重になってしまう作品でした。良い方向を示していける作品に仕上がりそうです。推敲して再投稿して欲しいです。
(一)はじまりも着地も素敵なので、小説の地の文みたいになってしまっている中間部分が惜しい。

8991 : 耳糞  イロキセイゴ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160730_634_8991p
(一)このラストで何作でも書けそうで、それが良いことには思えなかったです。
(一)最後の二行がばっちり決まっているので、もっと良い作品になりそうです。

8989 : 彼女の名前は愛という  おでん 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160729_587_8989p
(一)作品のまとまり方に反して書いてあることがおおげさなのかなー。そこに面白みを感じるかっていうと疑問でした。
(一)最後の喪失感を感じさせる持って行き方や編み方は上手です。途中の単語「時計」などの部位が、もう少し独自の単語だと新たな作品として、もっと輝いたのではと思います。
(一)ストレートで気持ちの良い詩です。言及する順番もよいと思います。

8988 : オフェーリア  atsuchan69
URI: bungoku.jp/ebbs/20160727_561_8988p
(一)作者は次第にうまくなっています。「オフェーリア」という高すぎるハードルの設定に難があると思いましたが、そこへと突っ込んでいくことは前向きにも捉えられるとも思いました。

8946 : ひふみよ。  澤あづさ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160707_577_8946p
(一)実験的作品
(一)作者と作品内容が合っているため高めあっているように思えました。作者のよく書き直して定まらない芯を出しながら他者の目を気にしてしまうことなどを全て作品世界に閉じ込めることに成功しています。作者の目指していく芸術は過程や途上を孕んだままでないと面白くないのだな、と少し分かった気がします。

8978 : I am NO the in MEDIA  玄こう
URI: bungoku.jp/ebbs/20160721_331_8978p
(一)タイトルからして力わざと言うかねじ伏せていく気迫を感じます。
(一)作品として創造していこうという熱気に満ちていて心地よいです。粗削りであり下手なのかもしれない部分があるけれども、それらを含んだ狂気的ものが作品へ力を与えています。これから、どんな作品に向かっていくのか楽しみです。

8976 : とも君のこと  熊谷
URI: bungoku.jp/ebbs/20160720_289_8976p
(一)上手いです。読みごたえもあるし作中に出てくる、ちょっとした言葉のアイテム選択が抜群に上手い。オチが今一つとも思いましたが、これはこれでありなのかな、とも。
(一)『とも君のことを想っているわたしのこと』ですね。
   この生々しさはなかなか書けない/読めない作品だと思います。

8984 : 表裏  zero
URI: bungoku.jp/ebbs/20160725_460_8984p
(一)盆踊り=連帯。やや未消化、物足りず。
(一)表裏の太極からではなく裏面が強くでているように感じ、作者ならもっと書けるだろうという印象です。

8975 : ポカラ  Kolya 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160720_278_8975p
(一)縦書きになると見た目もよくなる作品ですね。言葉の紡ぎ方がすっきりとしており、読み進めたいと思わされます。
(一)良い作品です。作品世界の匂いが構成が秀逸。
(一)むせび泣きの美しさ。

8982 : 地球の上でうたふ歌  石村 利勝 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160723_403_8982p
(一)改行をなしにして、歴史的仮名遣いをやめて読んでみると中島みゆきのAメロにも勝ててない。

8985 : 発芽  シロ
URI: bungoku.jp/ebbs/20160725_462_8985p
(一)比喩に溺れています。

8979 : PEACE  5or6 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160722_370_8979p
(一)『PEACE』がもっと有機的に絡んでくれば面白いものになったかもしれないな、という印象。

8977 : 改装  赤青黄 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160721_319_8977p
(一)勢いではごまかせない消化不良感。着地が上手です。

8964 : この地面が揺れ出す前から  相沢才永
URI: bungoku.jp/ebbs/20160713_824_8964p
(一)最初の方は読めますし引き込まれます。失速していないか、平易すぎる場所に逃げていないか、熊本を使う必要あったのか、使うだけのものが描けていたのか、いろいろと疑問が残る部位があるので、
   推敲してみて欲しいと思いました。
(一)とても響くものがありました。ただ、初手から『夢』って韜晦されちゃうと、この作品の中では中途半端さは否めないように思いました。
(一)テーマとの距離の取り方が良かったです。一連も長くなり過ぎず、言葉におぼれていないので安心して読めました。

8966 : 藝術としての詩  天才詩人
URI: bungoku.jp/ebbs/20160713_828_8966p
(一)タイトルが違う気がします。
(一)作品内容が良いだけに高めあえるタイトルを付けられていない実力不足が顕著になってしまい残念です。

8955 : 送り火  芥もく太 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160711_707_8955p
(一)『水晶』『雫』はそれぞれ単品で『涙』の比喩なので、狙ってやってるとしたらよくわからない狙いだし、狙ってないのだとしたらもう少し推敲の余地があるということなのかもしれませんね。
(一)次点でも良いかもしれない。
   ただし最後の平易さが本当に残念。もう一歩なのに。

8974 : なぞる  花緒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160718_165_8974p
(一)わかりやすく作者が表現したいことを、きっちり作品として表現できています。
最後の着地点は少し凡庸かもしれません。
(一)同じようなテーマ、同じようなスタイルの詩はすでに多くあると思います。ただ、「なぞる」ことを徹底したので、こちらにも伝わってくるもののある作品になっていました。
(一)爐覆召覘瓩箸い所作にこだわった。自分への問いへと向かう。

8928 : 詩の日めくり 二〇一六年六月一日─三十一日  田中宏輔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160704_455_8928p
(一)日誌。散文でありながらも詩的風景が見える。あいかわらずの長編詩だが、読むのにつらくない。

8973 :  真赤な太陽  るるりら
URI: bungoku.jp/ebbs/20160718_127_8973p
(一)短い作品ですが、書きたいことに対してちょうどいい長さなのだと感じました。読んでよかったと思えたので、技術など別にしてよい作品として推薦したいです。
(一)トマトの比喩として「真赤な太陽」を用いるのは、あまりにも凡庸です。
(一)このタイトルだと、最後まで子ども目線で居て欲しいところでした。

8958 : カルマ、と、あとナントカ  田中恭平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160712_764_8958p
(一)いっちゃっている世界が非常に魅惑的で惹き込まれました。次が、どういう言葉がくるのか分からず裏切りの連続。タイトルが何故こんなに下手なのかが気になります。

8951 : しもじもの とまと  るるりら
URI: bungoku.jp/ebbs/20160711_693_8951p
(一)もっと良い作品になりそうですね。

8949 : 突風  鮎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160711_687_8949p
(一)いろいろなスタイルを試す時期なのかもしれませんが、着地点が読んでいてあやふやなのは作者も筆に任せて書いているからなのかなぁって思いました。悪夢を掴むような筆致を楽しむまでには至っていない印象を受けました。
(一)最後まで丁寧で良作です。夢の感触が出ています。オチは平凡だけれど、その分、読ませるものがありました。

8930 : 、記  玄こう
URI: bungoku.jp/ebbs/20160704_458_8930p
(一)リズムがよく、引き込まれる作品でした。日々の記録を形式とした場合、これぐらいの長さがちょうどいいと思います。
(一)自動記述的なものと整えていく思考の混淆が興味深い効果を発しています。タイトルは詩の最たる一行目であり看板。何か、もっとふさわしいものがあったのではないかと思いました。
(一)ひらがな部分がするっと読めて不思議なくらい。音がとても良いのでしょう。

8956 : 私のターン、ドロー!  kaz.
URI: bungoku.jp/ebbs/20160712_714_8956p
(一)さらっと読めました。読んで傑出したものがあるか、どうかと言うと疑問が残ります。

8957 : 酷評の嵐  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160712_735_8957p
(一)まず、タイトルが良いです。そしてタイトルが生かされた本編が染み込んできます。完成度の高い作品だと思います。
(一)過去を美化する、本当だな、と。時折の鋭い刃がユーモアを照れ隠しにしながら、しっかりと光っています。

8919 : タッチ (白い血へ)  北 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160701_296_8919p
(一)劇画な詩でとても面白いです。終わり方や中だるみがあるのが気になります。もっともっと面白くなるような気がします。

8965 : 可視光線  ねむのき 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160713_825_8965p
(一)美しさを想起させるための単語が、それぞれ予想のつくものであるため、
    作品全体のハードルが高くなっていきます。
    更なる独創性を求めてしまいたくなる作品です。
    もっと作者は荒くても独創的なところがあって、そこが魅力に思えていたのですが。
(一)>そのまま星は植物的に地上のビニールハウスへ降りそそいで
   『植物的に』がどうしても飲み込めませんでした。次行の『草』とともに作者のこだわりの部分だと思うのですが、うーん。

8936 : おとぎばなし  李 明子 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160704_480_8936p
(一)一連目引き込まれました。美しいです非常に。比喩と戦争が出てきてから思考が飛び文章世界の腕の見せどころになっていくはずです。比喩と戦争の素材を扱いきれなかったのでは、という未消化な部分が非常に気になりました。この作品は、しかし推敲したら良作となりそうですね。
(一)おとぎばなし自体が『うつくし』くそして強固な『比喩』であるわけで、生きている日常=『戦争』くらいの使い方だととても太刀打ちできない相手なのかなって思いました。

8931 : 月の裏  芥もく太 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160704_459_8931p
(一)ゆっくりと流れていく言葉の綴りが名作となりそうな歩みを見せつけていきます。ただし、
   作品として単語の一つ一つが弱く独自性がありません。
   惜しいと思います。
(一)人間は自分のまぶたの裏が見えないものですから、そこらへんからはじめてみてはいかがでしょう。

8939 : フラジャイル  田中恭平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160705_502_8939p
(一)比喩、という言葉に悩みますが作者のように真っすぐ自分の世界を提示して使っていると詩内詩でも輝くことがあることに驚きを覚えました。

8944 : 太宰、もうじき選挙だってよ。  5or6 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160707_565_8944p
(一)アプローチに批評精神があらわれている。ややネタに走りすぎるきらい。
(一)タイトルは不安だったのですが、中身は面白かったです。メタ的な視点も自然に織り込まれていて、やりきった、ということを感じます。

8940 : おれ 宮沢賢治  湯煙
URI: bungoku.jp/ebbs/20160706_516_8940p
(一)文字でしかできない表現を面白く読ませて頂きましたが、設定の周辺で遊んでる段階ですかね。
(一)関西弁で確実に偽物ということが設定のくだらなさを支えていきます。削除などの文字に寂しさを見つめたりすることも可能な幅広さを持ってはいると思います。

8941 : 態度の悪い少女  蛾兆ボルカ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160706_526_8941p
(一)日常の切り取り方、表現がよかったです。全くの他者に何かを期待することの面白さも描かれています。ただ、一度メタ的な視点に引き戻されてしまい、少し冷めてしまう部分がありました。詩の中で「ポエム」という単語を使うのは、よほどの効果がないと危険だと思います。
(一)ポエム化の文字がむなしく響きます。

8943 : 少しだけ暑かった初夏の夕方に  yaya
URI: bungoku.jp/ebbs/20160707_564_8943p
(一)深読みを誘うような作風。

8960 : 無題  湯煙 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160713_781_8960p
(一)特に悪くないです。

8950 : 歌  zero 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160711_689_8950p
(一)上手すぎます。完成されているのに余白もあります。素晴らしい作品です。
(一)古典を現代に生かした形式ですが、それを気にさせない完成度です。欲を出さず、四連きっちりまとめているのがとても良いと感じました。

56.8963 : 嘘に(改)  yaya 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160713_795_8963p
(一)すっと読めます。だからこそ少しの引っかかりでも気になってしまう作品に思えました。もう少し推敲してもよいかもしれません。

8953 : 七夕タナボタ  ヌンチャク 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160711_697_8953p
(一)良い作品です。身近な題材で詩情が届きます。タイトルの照れみたいなものが、また上手く作用しています。

8938 : (無題)  花緒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160705_490_8938p
(一)試みは面白いのですが、流れが少し悪い気がします。もう少し短くすると、コンセプトがはっきりすると思います。
(一)はじめのほうは興味深く読み進めました。「なにがなんだか分からなくなって」は書かなくても十分わかると思います。そして途中から新たな展開が始まるのですが、そこに行かずとも面白くなったはずなので、
   焦点がぼやけてしまったのでは、と思いました。焦点化が課題の推敲必須の作品であると思います。

8918 : 詩の日めくり 二〇一六年五月一日─三十一日  田中宏輔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160701_295_8918p
(一)いくつか素晴らしい箇所もあるのですが、日記色の濃い部分は読み進めるのが大変です。少なくとも私には、この長さは不必要だと感じられます。たとえば『二〇一六年五月二十八日 「いつもの通り」ひとりぼっちの夜。』などは長さの中で非常に効果的な部分だと思うのですが、そこにたどり着くまでに疲れてしまうという弊害があります。

8920 : 揺れるじかん  李 明子 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160701_297_8920p
(一)描きたい主題に真っ正面から取り組んでいることが伝わってきます。
   これまでの詩作品がやってきたことと重ならないかどうか気になります。
  最終行は書かずして書くと更に深みが出そうです。
(一)優しいながら強い言葉だと感じました。最後の連は弱い気もしますが、その弱さも効果的なのかもしれません。

8922 : 悪目くん episode2 かもめのジョナさん  ヌンチャク 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160701_304_8922p
(一)うっかり最後まで、しっかりと呼んでしまえるようになっている。印象にも残る。このくだらないとも思える作品を一生懸命書いている作者の姿を思うと凄い作品なのかもしれない。

8932 : 症例検討  宮永 
URI: bungoku.jp/ebbs/20160704_462_8932p
(一)カンファレンスへの皮肉と文化(言語)ギャップを重ねて提示しているのであれば書くことの取捨選択が違うのかもです。

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