文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

瀧村鴉樹氏スタッフ就任

2017-02-28 (火) 00:13 by 文学極道スタッフ

詩人の瀧村鴉樹氏がスタッフ参加してくださることになりました。
選考委員、評者としての活動を予定しております。

詩のボクシングなどで活躍する朗読家、即興詩創作者として多面的に表現創出していく瀧村氏の姿勢に現行スタッフ一同、学んでいきたいと思っています。

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2017年1月分月間優良作品・次点佳作発表

2017-02-26 (日) 15:13 by 文学極道スタッフ

2017年1月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

※「2016年・年間各賞」は4月頃に発表予定です。

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2016年11月分選考雑感(スタッフ)

2017-02-09 (木) 23:41 by 文学極道スタッフ

(スタッフ数名が地震被災のため作業に乱れが出ています。ご容赦ください。)
※作品の投稿は、一人につき月に二度まで (同じ週には一度まで)となっています。ご注意下さい。

9270 : 廴の彩_zero  すずらん
URI: bungoku.jp/ebbs/20161117_264_9270p
(一)強制的な視覚上のストレスと乗り越えた後にあるカタルシスを音調が上手く体現していっている。

9302 : 生き残りの僕ら  TAKE
URI: bungoku.jp/ebbs/20161130_916_9302p
(一)「生き残らなかった僕ら」が身近にいませんか。その人の大切な人はこの詩で頷いてくれますか。

9301 : 希望の塔よ永遠に  三浦果実
URI: bungoku.jp/ebbs/20161130_915_9301p
(一)ギブスンに影響を受けた岡崎京子の影響を受けた女子高生の影響を受けたって感じでしょうか。
(一)分かりやすい比喩すぎて奥深さが作れていません。希望の塔や永遠などの言葉の新しい側面を見たいです。

9303 : 2016  芦野 夕狩 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161130_943_9303p
(一)作者の作品は実に気になります。もっと数を読んでみたいです。
(一)上手だなと思います。

9283 : こいしの安楽死  百均 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161123_575_9283p
(一)タイトルに期待したら拍子抜けでした。

9289 : 逆上がり  牧野クズハ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161126_775_9289p
(一)レイアウトだったり、かなのひらきだったりいろいろと中途半端な印象でした。

9278 : 寺院  zero 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161121_435_9278p
(一)最終一行のあやうい均衡にひかれました。

9286 : 亜閻魔  にゃむ
URI: bungoku.jp/ebbs/20161125_746_9286p
(一)言葉の選び方が良いです。世界観も確立されていると思います。
(一)タイトルが面白くて、そのままするっと読めました。

9285 : ゴレンジャー  イロキセイゴ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161125_735_9285p
(一)
>ファイヴミニを飲んで
>部屋にこもると
>繊維が増えて来るのが分かる
 ここの表現は病的なんだけど、同時に詩的であって光って見えました。
 それ以外は無理矢理コスプレさせられたみたいな言葉の羅列に見えます。

9284 : One day  TAKE 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161123_693_9284p
(一)目を引く視点がある。作品として、もう一歩のびあげられそう。
(一)すごく読みやすいのはリズムと語尾の処理が上手だからかな。

9293 : (無題)  どしゃぶり
URI: bungoku.jp/ebbs/20161126_785_9293p
(一)恋愛における思索の中で逃げて欲しくない所でポエジーと霊性に逃げている印象があり、もったいない、とわたしなどは感じました。

9279 : 腹を隠して帯を締めればいつの間に。  コテ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161121_445_9279p
(一)批判的感性(ただ皮肉屋なだけかも)だけが伝わり、批判の対象がよく分からないので、もう何作品か読ませて欲しいです。

9263 : 全国の女子高校生のみなさん  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161112_981_9263p
(一)促音の使い方はあやしげでよかったですが、もう一つ捻れそう。コミカライズ前提っぽいなーって感じたのは目に浮かびやすい描写が多いからだと思います。

9281 : 1918  芦野 夕狩
URI: bungoku.jp/ebbs/20161122_560_9281p
(一)比喩に溺れています。

9287 : 未来  シロ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161126_769_9287p
(一)秀逸。なかなか書けない作品。年月がにじみ出てくるような良さ。

9238 : 10階  三浦果実 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161105_427_9238p
(一)基本をおさえずに技巧の表層だけに惹かれてしまったのでしょうか。
コメント欄で解説する前に、それを想像してしまうだけの背離と誤読に富んだ作品作りに没頭してみてはいかがでしょうか。
創作者としての矜持があるのか、ただ馴れ合いたいのか疑問に思ってしまいました。
厳しいことを書きましたが、基本をおさえたら良い作品を書く作者だと思っています。

9272 : (無題)  にゃむ
URI: bungoku.jp/ebbs/20161119_324_9272p
(一)可愛さであった、と言わずに可愛さを示すのが詩人ではないのかと思っていた時期がわたしにもありました。

9273 : 5/2  シロ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161119_333_9273p
(一)孤独が表されているのですが、客観視する私の視点があることによって、絶望を感じるほどではありません。現実と向き合う力、呼びかける力を失っていないという点で、希望すら感じる、不思議な作品でした。

9269 : 子山羊  黒髪 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161116_249_9269p
(一)作品としてあと一歩が、どうしても足りない。次に結実しそうで期待してしまう。

9261 : 秋 2016  山田太郎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161112_957_9261p
(一)作者は、はっきりと上手くなっています。

9276 : 萩原朔太郎 と 月  玄こう 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161119_343_9276p
(一)作者は自己自身をインターフェースに出来る稀有な存在だと思う。

39.9274 : 大きな人たち  牧野クズハ ('16/11/19 11:21:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20161119_338_9274p
(一)捻りつぶされるような小さなひとが集まって大きな人になるという事への考察抜きに大きな人が漠然と怖い、怖いっていうのは詩の役割ではなくて都市伝説のものではないでしょうか。

9271 : gloom.end  5or6
URI: bungoku.jp/ebbs/20161117_286_9271p
(一)おつかれさまでした。

9221 : 十センチの空、オモチャの川  山田太郎
URI: bungoku.jp/ebbs/20161101_203_9221p
(一)視覚表現の新しさは無いけれども、きちんと踏み込めている。

9266 : (無題)  生活 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161114_163_9266p
(一)流れが良かったです。また、それと内容が合っていました。

9250 : 生活  生活 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161108_647_9250p
(一)作品的ルックスは優れていたり新鮮味があるように思えないが、その分、作者との密着感が生々しく、
強力に胸を掴まれた。言葉の選び方と冷徹に自身を見つめている視点が詩としての本来性をありありと示している。

9262 : イシノトウ  西木修 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161112_959_9262p
(一)分かりやすい比喩で、おそらく自分なりの言語世界を必死に探求しながら書き綴っている。それが伝わってくる。比喩が使い古された感があるので作者なりの独自の比喩を探し当てることに成長したら傑作を書き続ける作者として歩んでいく予感。

9245 : ホカベン  ヌンチャク 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161107_544_9245p
(一)人間が一切えがけていない。
ネットに詩を発表することから卒業すると言うのも、もう何度目なのか。
エンタメをこじらせて何も書けなくなっているのではないか。
(一)作者は完全に読者としてこの作品を読んだ時、どういう反応を示すのだろうか。

9267 : はビールと戸締り  コテ
URI: bungoku.jp/ebbs/20161115_196_9267p
(一)想定読者が見えない。

9268 : 薔薇の花  ねむのき 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161116_210_9268p
(一)一つ一つの表現はそれほど凝っていないのですが、とても心地よく受け取れるものとなっています。特に「5月は/永遠に5月のまま」がいいです。

9265 : CREATIVE WRITING 101A   花緒
URI: bungoku.jp/ebbs/20161114_125_9265p
(一)きちんと仕上げていて一作として読めます。ただし作者はメタ的な要素やアイデアを真正面から作品に取り組む前に逃避の手段として行なっているようにも思える。基礎が出来ていないのにメタをしているため作者自身の作品を数年間きちんと書き続けることと詩という営為の中で行なえるのか危機感を覚えてしまう。現代詩とは何かメタ的要素を排除して提示することは出来ないのかどうか、これからの作品で見極めていきたい。

9249 : you know my name .  アラメルモ
URI: bungoku.jp/ebbs/20161108_640_9249p
(一)楽しかったです。ナンセンスなんですが、ところどころにしっかりとした理屈も見える気がします。そのバランスも良かったです。
(一)ここぞというときに出てくる言葉が凡庸に陥っている。即興で書いていることは分かるが当たり外れが大きい。当たるまで数を書くことが必要なのだろうか。

9252 : 文章  岩満陽平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161108_705_9252p
(一)まだ神の声に飽きなくてもよいのでは。

9251 : 読書  くるくる 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161108_662_9251p
(一)棒立ち。最終聯がとても素敵なので、ここから広げてみてもよいかもしれない。

9255 : 夜酔落下  祝儀敷 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161110_823_9255p
(一)引き込まれ読ませる作品です。上手い。比喩と展開が見事。
ただし「心理」の場面あまりに直接すぎて比喩に転化する必要がありそうに思えます。

9259 : 「eyes」  桂 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161111_927_9259p
(一)身も蓋もないことを言えば、この作品で表現されていることは映像の方が早いし、体感することが出来るものだと思います。文章はもっと「見えない」部分をえぐることが出来るとわたしは信じています。

9258 : west coast  どしゃぶり 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161110_888_9258p
(一)感情が抑えて書かれているので、じんわり伝わってきてよかったです。また、横書きが生かされた詩だと感じました。空間を支配する柔らかな力を感じました。

9256 : 無題(だいなし)  こざかな 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161110_830_9256p
(一)口語自由詩と思っていると口語での会話ツールでなされたものだということが最後にわかる。往還の在り方は、さらに面白くなりそうな可能性を秘めている。タイトルの意味が流石に分かりやすすぎて消化するのを手伝っていない。最後のツールを示す部分ももっと面白い方法で示せそう。

9242 : たばこをめぐる断章  湯煙
URI: bungoku.jp/ebbs/20161107_537_9242p
(一)読ませるだけの寓意に満ちている。最初の二連が非常に効いている。

9224 : youth  西木修
URI: bungoku.jp/ebbs/20161101_211_9224p
(一)しっかりと書けています。決めの最終連が凡庸なのでは。

9235 : 氷  おでん
URI: bungoku.jp/ebbs/20161104_374_9235p
(一)最終連が気になりました。それまでが良かったのに最後、説明に終始していないかどうか。

9223 : re:poket  田中恭平
URI: bungoku.jp/ebbs/20161101_209_9223p
(一)作者が書く作品は血が通っていて生きにくさと共に危うい世界を、そのまま提示してくる。音の流れが整っているため、作者自身に近寄りやすい作品だと思った。

9236 : メリークリスマス  熊谷 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161104_380_9236p
(一)初読時はライトさと伴う薄さが目立ったが再読していくと強度が奥に確かにあることが分かってきて恋が立体的に浮かび上がる。
(一)赤い靴に無理矢理踊らされている言葉を読んでいるような気持ちになりました。

9243 : ナスカに行ったことがない  北
URI: bungoku.jp/ebbs/20161107_540_9243p
(一)もっと読んでみたい。このスタイルは悪くないのでは。

9244 : 宵の口、港町を  M 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161107_542_9244p
(一)情念のようなものを感じました。

9239 : 美人  黒髪 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161105_463_9239p
(一)タイトルは、これで良いのだろうか。

9231 : ハエのような気分  鮎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161103_326_9231p
(一)面白くて書けているのだけれども内容と分量目測が整合性が取れていないように思う。もう少し短くしてみた方が良いかも。

9227 : 七人の太宰治  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161102_254_9227p
(一)不要な部分が多すぎる気がしています。

9220 : 電波は届かないよ  祝儀敷 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161101_202_9220p
(一)書きたいことは十分に伝わるし内実も分かる。本当にこの分量が適切なのかなど、もう一歩推敲をしてみても良いのかもしれない。

9222 : 炎上焼肉 あおり屋 後日談  葛原徹哉 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161101_206_9222p
(一)悪くない。ただし職業詩人が、どうやって食べているのか背景がないことが、やはり気になる。取材が足りていないのではないか。

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2016年12月分月間優良作品・次点佳作発表

2017-01-25 (水) 01:22 by 文学極道スタッフ

2016年12月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

※「2016年・年間各賞」は4月頃に発表予定です。

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2016年10月分選考雑感(スタッフ)

2016-12-26 (月) 14:23 by 文学極道スタッフ

(スタッフ数名が地震被災のため作業に乱れが出ています。ご容赦ください。)

9149 : アジテーション  葵 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_836_9149p
(一)あえてとりました。作者の中では音楽が鳴っているのではないか、と思います。しっかりとさびが作れているので、もう少しコンパクトにすればよいかもしれません。歌詞的なものでも言葉として表される以上評価対象としますので、こういう作品も待っています。

9214 : 雨の庭  ねむのき 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161031_158_9214p
(一)空気感が綺麗。とても美しいので独自の単語選択にさらに踏み込んでも良いものが出来そう。

9217 : 2011  芦野 夕狩(ユーカリ)
URI: bungoku.jp/ebbs/20161031_183_9217p
(一)前半、移行の度合いや跳ね方が非常に良いと思ったのですが、
リタリンなどが出て来てから失速していったのが残念です。
リタリンは謎を解いてしまい詩情を削いだのではないでしょうか。
後半を推敲したら傑作になるのではないでしょうか。
(一)「2011」という題名ですが、空気感としては90年代の、南条あやとか望月花梨、魚喃キリコとかの雰囲気がそのままあるようですね。
 学校の閉鎖空間の中で分化する前の女性同士の友情/自己愛を描いた作品はわりと既視感をもたれやすいと思いますが、とても素敵に書いていらっしゃるのでもっと読みたいと思わされました。作品数は少ないし、ジャンルとして確立しているわけではないのですが、名作が多い舞台設定だとおもうんですよね。
 三連目の「アメリカ」の唐突さは指摘しておきたい所。
 もしかしたらですけど、二連目までにさりげなく「アメリカ」がどういう姿で作中話者らの生活に入り込んでいるか分かるような部分があれば、ラストももっと決まったように思いました。

9194 : 宿り  軽谷佑子
URI: bungoku.jp/ebbs/20161019_696_9194p
(一)作者の実存性と抒情の光が、いかんなく放たれている作品。主題の移ろいも非常に興味深い。傑作。

9212 : GOLD  熊谷 ('16/10/29 21:34:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20161029_116_9212p
(一)ほとんどの語尾が「た」で終わり、三聯に至ってはひとつ「だ」で他全て「た」
この構造だと「説明的」と捉えられてしまう危険性があり、それを超えるようなパンチラインがラストにしかない為、総じて「状況の説明」に陥ってしまっていてもったいなく思いました。

9215 : ファストフードファイター  こざかな
URI: bungoku.jp/ebbs/20161031_162_9215p
(一)薄さが良い方向へと働いていて前半は良かった。展開も薄いまま象徴性を持たせられず後半失速していることが残念に思える。
(一)三聯「撮っておき」はタイポでしょうか。
(一)特に何も言わない方がいい作品というのがあると思います。この作品はまさにそれで、なんとなくの雰囲気を貫いたところが良かったです。

9186 : 無垢  ちょび 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161015_587_9186p
(一)悪くない。詩にするまでもないような些細な日常の一断片を切り取っていて、
そこに背景も流せている。作者のレスは好ましいとは言えず態度も改めてほしいが、 作品とギャップがあり、それも驚いた。

9207 : 浴槽  ゼッケン 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161025_972_9207p
(一)タイトルで煙にまくやり方に見える。
(一)詩だからこそ許される展開で、面白かったです。長さも適切で、個人的に最後の終わり方も好みでした。

9211 : チビけた鉛筆の唄  atsuchan69 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161029_090_9211p
(一)どんどん詩情の出し方がうまくなっている。

9171 : 銀杏は散りゆく宿命なら  野良猫ニャンコ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161010_297_9171p
(一)スラスラと読める掌作品。詩としてではなく掌小説として発表したほうが強度があるような気もしました。
詩としては、予想通りに進行し、
独自の表現があるわけでもないことに不満が残ります。

9208 : ホッピングシャワー  くるくる
URI: bungoku.jp/ebbs/20161026_007_9208p
(一)
>夜空の星々が衝突して新たな星が生まれる
ぐっときました。最終聯もとても良いです。
その前段の作中話者の苛立はたぶんとてもよく分かる気がしているのだけれど、自分の尻尾と追いかけっこしているネコを見ているような気になってしまいました。

9200 : I l t (アイエルツ)を受けたときのこと  kaz. 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161022_826_9200p
(一)構造とアイデア自体はありふれていて平凡だが、一文一文が丁寧であり問いが美しい。最後の平凡さに組み入れたこともわざとに思えてくる。丁寧な詩情。タイトルも良い。

9198 : 死にたがりボーイズ 脱ぎたがりガールズ  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161021_788_9198p
(一)上手いです。計算されつくしている。さらっと書いてあるようで緩急が素晴らしく勉強になる。

9203 : 左と右  黒崎 水華 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161024_936_9203p
(一)鏡文字的な作りの作品というと珍しくなく数多くあるけれども、それを踏まえて構成の力が力を持っており魅力的に読めた。タイトルの平易さは少し読者に優しすぎるかもしれない。もっと作者の剥き出しで十分、魅力的になると思う。反転する際の「正しい〜」の部分が一番、意識がいく部分なので、ここを、もっと工夫するとさらなる傑作へ進んでいきそう。

9188 : 水を抱える(botanique motif)  村田麻衣子
URI: bungoku.jp/ebbs/20161017_626_9188p
(一)さらっとした言葉が力を持つ瞬間に惹きつけられる。

9201 : 三浦果実賞〜村上春樹さんへ捧ぐ  三浦果実
URI: bungoku.jp/ebbs/20161024_913_9201p
(一)タイトルは詩という言語藝術の一部なのに、なぜこの詩にこのタイトルなのでしょうか。中身は面白く粗いけれども推敲すると秀作になりそうにも思えました。

9185 : キッチン  ユーカリ
URI: bungoku.jp/ebbs/20161014_575_9185p
(一)この後味の悪さは成功なのだと思います。丁寧な前振りが効いています。
(一)やや訛のある文体は好き嫌いが分かれる所か。

9197 : 屈折した詩人たち、出逢った友に、捧げる  玄こう
URI: bungoku.jp/ebbs/20161021_762_9197p
(一)小詩集として非常に出来が良い。心を動かさせられる。作者の生きにくいだろうものが作品へと昇華されている。

9189 : た、ど、る、  花緒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161017_637_9189p
(一)面白いのですが、基礎ができていないうちに装飾に凝ってしまった感じです。基礎にこだわればきっちりできる方と思いますし、まずは言葉で勝負してみてはいかがでしょうか。

9199 : 息子よ  朝顔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161022_797_9199p
(一)DV家庭の問題顕在化の過渡期。出口が見えないが生活を前に進めなければいけない。不登校になり暴力行為も壁にするだけで、これから更にひどくなりそうな問題を抱えているようでもある。父は対話をしておらず精神論で息子を立たせたいと思っているため、これから問題が大きくなっていくだろう。その過程の途中が書かれている。「私」であり「父」である自分を「君」とすることによって客観視を生んでいる。よくある手法だが客観的にみれなくなる状況が描かれているため非常に効果的。他にも作品を読みたいと思った。

9195 : 凍える蝶  桐ヶ谷忍 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161020_727_9195p
(一)上手なので、あと一歩を丁寧に紡いでほしい。
(一)説明しすぎで損なっている部分はあります。それでも美しく、素晴らしい作品でした。  

9191 : 彼方  牧野クズハ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161018_650_9191p
(一)丁寧に書かれています。そして美しいです。最終連が息切れしているようにも思えました。最後もっと着地できなかったか。

9180 : 妻の夫  祝儀敷
URI: bungoku.jp/ebbs/20161011_423_9180p
(一)表現の甘い箇所もありますが、一貫した世界観があり読みごたえがありました。

9178 : 自由へと  鷹枕可 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161011_396_9178p
(一)めずらしく世界観は、そのままに、まとまっている。

9166 : 百日紅  金曜日 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161007_122_9166p
(一)綺麗な文章。けれども書かなくてよい部分が多いので、もっと行間を大切にしても良いのかもしれない。

9141 : 六花少年  アルフ・O
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_799_9141p
(一)になる作品です。更に分量を増してストレスをかけると詩情が開いた気がします。

9175 : 明け方の夢  fiorina 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161010_330_9175p
(一)文章は上手く美しく、単語が違えば抒情として傑作なのだけれど。

9182 : 狂気  岩満陽平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161014_520_9182p
(一)狂った様子を短めで終えるのは勇気がいると思います。この作品は短めに切り上げたことで、言葉の濃度が上がり、より迫ってくる感じがします。「アルファベットの」が冷静さを感じさせて、その点もよかったです。

9174 : 炎上焼肉 あおり屋  葛原徹哉 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161010_325_9174p
(一)先生は詩だけを書いているのでしょうか。なら生活できないので本職が何かが気になりました。

9169 : 叙利亜とサネ  山田太郎 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161008_156_9169p
(一)作品を書く前に取材に行ってほしい。取材に行った上で未だ揺れていて被害が続き死人が出ている被災地のことを、このようにファンタジー化してしまっているのなら悲しい。福島県のことに関しても調べきった上で本当に書いているのか。安全な場所からポエム化してしまっているようにしか読めない。

9165 : クズどもの残暑  泥棒 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161007_119_9165p
(一)素直な言葉で書かれていて、それを直球で勝負しない照れもきちんと織り込まれていて惹きつけられました。こういう作品は、なかなか書けない。

9161 : #02  田中恭平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161006_034_9161p
(一)途中が素晴らしい。最初と最後の文が果たして作品を本当に高めているかどうか。気になるところです。

9162 : ハゲと酒乱  野良猫ニャンコ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161006_083_9162p
(一)小さな嫌悪感を抱いた。嫌悪を僅かでも抱いてしまったということは成功なのだろう。ただ、
ふりきれていない。やるならやるで、とことんやってほしい。

9157 : ア ベースメント  西木修 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161004_962_9157p
(一)最初の二行が全てですね。惹きつける力があります。それだけに、その間で力が落ちてしまうのが残念です。意図的に普通の言葉にしているのかどうか怪しいので、読んでいて不安になります。
(一)最終行の大切さについて考えさせられました。途中まで、使用する単語は平凡ながらも良かったので最後が勿体ないです。 

9152 : 薄紅の雨  桐ヶ谷忍
URI: bungoku.jp/ebbs/20161003_890_9152p
(一)情景を伝える能力に長けている文章。時折、説明的になるので、そこを削いでいくとさらに良い作品になると思う。才能に満ち溢れていると思う。最後の連は、どうだったか。

9167 : 「JIN - SEI」  湯煙 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161008_125_9167p
(一)きちんと読める文章です。ただし冠したものが、よいと思えない。もっと相応しいものがあったのでは。

9172 : ばく  北
URI: bungoku.jp/ebbs/20161010_300_9172p
(一)悪くないと思った。独創性があるわけではないのだけれども。

9153 : Lonely  桂
URI: bungoku.jp/ebbs/20161003_898_9153p
(一)美しいですし、書き方を変えずテンションを保っているのが良いです。特に目立つ表現はないですが、次作につながる芯の強さを感じるものでした。
(一)文章が流れがよく世界観を提示出来ています。けれども一作品読んだ後に詩としての補える部分や書きすぎている部分、さまざまなところが単語の既視感と共に目についてきます。作者の世界観は連作として評価するべきなのかもしれません。タイトルと共に、もう一歩はじけたり丁寧になったりしてほしいと思いました。

9147 : #01  田中恭平 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_828_9147p
(一)作者の作品には人間という本質的にダサさを抱え込んだ原罪にあふれた生命の精一杯の抵抗と現実が同居しています。決して洗練しているとは言い難い言葉選びと文章が内界をダイレクトに伝えてくる面白さが時折、心を揺らします。
(一)読んでいて、ゆっくり味わいたいと思う作品でした。柔らかさに貫かれていて、とても気持ちが良いです。

9145 : 罪を食む  三浦果実 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_806_9145p
(一)書き始めて間もない筆致と、まだ何を書きたいのかと方法を模索中の文体。
それでも難しいことをしようとしているため、引用が作品化できていない。
最後の感謝の弁も作品化できていない。
上記が作品化できたら傑作になるのかもしれない。
まずは、たくさん書いて読んでいくこと。たくさん書いて、
ここから作者が、どんどんうまくなる姿を見ていきたい。

9144 : 或る生活  西木修 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_803_9144p
(一)あえてこのような形式に挑戦したのはいいと思います。私個人の好みもありますが、連を繰り返すのは力が試される形でもあり、この作品ではうまく行っていると感じました。また、重たい主題に対して、適切な距離感を保ちながらも、きっちりと主張を表現できていると思います。

9148 : 時計  山田太郎
URI: bungoku.jp/ebbs/20161001_829_9148p
(一)読ませる技術が段々とついてきていることにも驚いた。

9156 : この場所にいる奴等はみんな敵  5or6 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161004_957_9156p
(一)後の一行が全て効果的に働いています。優良とか、そういう評価は、どうでもよい作品なのかもしれない。賞とか関係なく上手くできている作品。粗が目に付くのも良いと思える。

9154 : 君の売り買いしているものは__  紅茶猫 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161003_909_9154p
(一)ショートショートとして楽しんで読めた。けれども様々な単語に独自性がないことが既視感につながり、これまでの作品に埋まるもったいなさも感じた。前半の未来が見えることの詳細も削って充分に詩情で伝わると思った。

9158 : かめ  石ころ 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161005_972_9158p
(一)もっと比喩に頼ってよい。説明的になっていてショートショートの面白さに詩的面白さが加味されているか疑問。

9151 : 詩の日めくり 二〇一六年九月一日─三十一日  田中宏輔 
URI: bungoku.jp/ebbs/20161003_888_9151p   
(一)一作いっさくが出来ていくごとに嬉々とする作者の様子に共感してしまう。詩の中で詩作を語り、こんなにも面白く魅力的に書けることに改めて衝撃を受ける。

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