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>常悟朗さん「俺はこんなに気軽に幸福でありえないし、俺にはこんなものは詩ではないと思われる」という感想は、この詩に対してありえる感想だと思います。もっと強い否定もありえると思います。この詩は、かつて詩誌主催の合評会で、「私はコメントを拒否します」と評されたこともある作品ですから驚きはしません。ここで僕が表現したかったものは幸福ではありませんし、作者としては全然ふざけていないんですけどね。ただ、幸福を書こうとはしていなくても、ベースには、「幸福であろうとする意思」みたいなものはあったかもしれませんね。「友がみな我より偉く見える日は花を買いきて妻と親しむ(啄木)」みたいな。幸福への意思ってのは、革命への意思じゃないですか。僕は不幸を契機とするポエジィを軽くは見ないけど、幸福をも軽くは見ないのですよ。ノーパン革命GO,GO!(^0^)/
>常悟朗さん
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
シルビアは恋人の兄のマルコスに「デブだ」とからかわれても、黙って 顔をそむけるだけだった。雨上がりの日曜日。表通りのアスフ ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
はじめに くらやみがあって (ここまでくるのにながい夜をくぐってきた 一枚いちまい重ねられていく 生まれるまえは まったくの ...
傷のある胸のなかにも響く、潮騒があった。閉じた目を開くと、淡い光につつまれた海があった。数年前に、女と漂流した海辺に、わたし ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
口の中に微かに鉄の味がある コートの袖口が擦り切れている 錆びたドラム缶からはいだして 月下の廃工場を後にする 奏者を失って久 ...
それでも朝は来るので わたしはまた生まれてしまう 約束されていないことなので 途方に暮れている わたしは手を持たないので ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
庭の隅で、年若いお母さんが しゃがみこんで、おもちゃのシャベルで 一心に穴を掘っている ときどき、自分は何をしているのだろう、 ...