Normal DynamicHTML Thread Lapse
■ 記事をチェックし編集キーを入力した後に、必要な処理を選んで実行してください。 ■ 返信の付いた親記事は管理者以外削除できません。
猫が上げた鳴き声は 月の欠けた光に跳ねてこの今日をまた揺らし続けた開けた窓から網戸が濾過し濃い夜が部屋に満ちて来る。布団にはみ出る 外へと泳いでいく視線それは声をぶら下げた、欠いた光にただ滑り私は顔を枕に埋めて はみ出、泳いだ線を折る。埋めた枕が突いてくる 寝汗のだしだし染み入る臭気何も起こらずいた今日へと 、二本吸い込み尽した煙草の残り香、それは汗の嫌悪と混じり枕の中に 紛れ込む明日の姿が脳裏へと 。 ポつり覆い被さった 。満ちいく濃さに 吸い尽くした今日、灯した一本に 、 全て焼き焦げ 吐き上げる二本に 、 捻れた煙揺れる記憶が奥へと去り行き 、 網戸は益々濾していく。 姿を増して来る明日 。 私は爪を鉤曲がり立て夜へ焦げ付く煙の奥底 、 去り行く日を掻き 滑らせ 、 喘ぐ。曲がる爪に灰と散り 濃さへと舞い行く 、 溶け入る全て布団の上から被さるポつりが 紛れずその身をぶら下げる。今夜は、朝の来ない夜で良い臭気が鈍く 、 鼻を突く。紛れる嫌悪は喘ぎに殴られ 枕を投げ捨て、起き上がる私くわえた三本目に、吸い込むものはもう 何も無く 灰を抱える闇の中 灯した火が照らす輪郭 確かに満ちいく明日の姿は 爪の鉤に、寄せられて来る。私へ全てぶら下がる 染み出る寝汗の嫌悪感 網戸の向うに響く、声欠けた月の光の先に 鳴き上げる猫が跳ねていく。彼方の先へ 吐き上げた煙に 三本目はやがて 、 灰を落とし 押し捻りながら拾った枕 突くものが纏う汗に滑って 脳裏を焦がす 目覚める寂しさ抱き揺れ 、 私は濃くなる夜と 。 添い寝 する、
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
シルビアは恋人の兄のマルコスに「デブだ」とからかわれても、黙って 顔をそむけるだけだった。雨上がりの日曜日。表通りのアスフ ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
はじめに くらやみがあって (ここまでくるのにながい夜をくぐってきた 一枚いちまい重ねられていく 生まれるまえは まったくの ...
傷のある胸のなかにも響く、潮騒があった。閉じた目を開くと、淡い光につつまれた海があった。数年前に、女と漂流した海辺に、わたし ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
口の中に微かに鉄の味がある コートの袖口が擦り切れている 錆びたドラム缶からはいだして 月下の廃工場を後にする 奏者を失って久 ...
それでも朝は来るので わたしはまた生まれてしまう 約束されていないことなので 途方に暮れている わたしは手を持たないので ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
庭の隅で、年若いお母さんが しゃがみこんで、おもちゃのシャベルで 一心に穴を掘っている ときどき、自分は何をしているのだろう、 ...