2015年7月分月間優良作品・次点佳作発表
2015年7月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。
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文学極道の発起人・スタッフによるブログ
2015年7月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。
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詩人の麻田あつき氏がスタッフ参加してくださることになりました。
選考委員、評者としての活動を予定しております。
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8156 : あまのがわ 前田ふむふむ ('15/06/27 10:54:58)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150627_956_8156p
(1)プラネタリウムに行ったような読後感でした。
うとうととしながら語り合う思い出話、昔の話、私たちが産まれる前の、産まれた後の、生きた後の。
読んでいてイメージが流れないのは口語にまつわる語尾の窮屈さゆえでしょうか。理知的になりすぎているのかも。
とても綺麗でした。
8155 : 記憶と砂塵 栗花チヅル ('15/06/26 15:58:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150626_933_8155p
(1)とても気になる作品でした。
作者のやろうとしていることは間違っておらず傑作を、いつか生み出すのではないでしょうか。
(2)美しいに近い光景なのですが、比喩に比喩を重ねて読み手にはあまり伝わってこないかもしれません。
8157 : 街灯 吉晴 ('15/06/29 23:33:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150629_993_8157p
(1)あるある、という感慨を書かれた作品なのですが、作者の立ち位置がよく分からなかったです。比喩に比喩を重ねると「心」まで比喩に見えてきますね。それはこの作品の中では効果的ではないのでは。
8158 : 木の扉 イロキセイゴ ('15/06/30 23:01:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150630_004_8158p
(1)よく出来た小品となっています。
(2)途中に入るパーレンのユーモアがとても好印象だったのですが、全体を通してみるとすこしどっち付かずになってしまった印象が否めませんでした。
8152 : 捩れた情景 鵜戸口利明 ('15/06/25 04:50:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150625_911_8152p
(1)情景/意思
それぞれが表すものの把握の仕方がすこし甘いのかな、と思います。社会現象という言葉も観念が走りすぎているように感じました。
8154 : 雨の朝 山人 ('15/06/26 04:34:33 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150626_929_8154p
(1)描写の上手さが際立っています。そこへと哲学的綴りを挟んでいますが、
非常に浅く描写の上手さの域に達していないように思えます。
妥協してしまった作品なのではないでしょうか。
(2)>物語はまだおわらない
>人は物語をつくるために生まれ
唐突に少年漫画になったのかと思ってしまいました。
8148 : ある晩に逃げ出した少女は感動的な死を遂げた R ('15/06/23 01:05:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150623_886_8148p
(1)本的手法に忠実な作品です。
(2)感動的っていうある意味答えを出されてしまうと、読み手としてはすこし警戒してしまいます。
8126 : 愛のうた hahen ('15/06/13 22:38:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150613_630_8126p
(1)途中とちゅうの日常的情景や心象は興味深いです。
(2)はじめから大上段に構えておられるので作中主体の感慨に着いて行けず、残念です。
8153 : tours あおむら ('15/06/25 12:03:20 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150625_917_8153p
(1)>だって
あたりで置いてけぼりになってしまいました。わたしもツアーに連れて行って!
8125 : 二島由紀夫のポテンシャル 泥棒 ('15/06/13 22:01:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150613_626_8125p
(1)面白かったです。
8135 : De'tente はかいし ('15/06/18 16:47:37)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150618_712_8135p
(1)武力、魔法あたりは読者の想像力を悪い意味で試しているのかな? と思いました。
ぜんたい、硬質ながらナイーブな世界観でしたが、比喩に溺れすぎている印象を持ちました。
8150 : 夕暮れには雨が止み イロキセイゴ ('15/06/24 01:39:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150624_897_8150p
(1)途中までが非常に丁寧です。なので最終文にかけてが妥協しているように思えます。
とりわけ最終文は馴染んでいないのではないでしょうか。
(2)夕暮れに郷愁なんぞ背負わせない! っていうラストに作者の個性を感じました。感じましたが、唐突なのかな、馴染んでいないように思いました。
8141 : 人間もどき ペスト ('15/06/19 22:32:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150619_785_8141p
(1)とても理論が、しっかりしている作品です。
(2)単語の羅列を多用する作品は自分にとって説明的になるきらいがありますが、こちらは読んでいて浮かぶイメージ群が面白かったです。でも、それ以上の読み解きはできませんでした。
8114 : 六月 吉晴 ('15/06/09 01:23:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150609_525_8114p
(1)深夜にピアノ練習とはけしからんですね。でも最終連、とてもすてきでした。
雨の街を海底や水族館にたとえる詩はかなり多いので、もうすこし個性が見たかったな、と思いました。
8113 : 観賞魚 リンネ ('15/06/08 22:52:26 *16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150608_523_8113p
(1)かなり改稿されましたね。勉強になりました。
8151 : 甘い夢 atsuchan69 ('15/06/25 00:33:24)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150625_908_8151p
(1)「ドロンジョ様」まで出てきているので、もっと脱線していっても良かったのではないでしょうか。少し基本構造の中にあり跳躍が、読み手の範囲内にあるように思えます。
8128 : 雪 あおむら ('15/06/15 17:17:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150615_667_8128p
(1)雪のあるところに住んでいる人と、そうでは無い人で受け取り方が変わりそうで、それが良いことなのか分かりませんでした。
8145 : 踊る女の子 リリィ ('15/06/20 22:48:57)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150620_831_8145p
(1)評価や賞などには関係のない良さがあるので、そのまま書き続けて欲しいです。
8146 : 教育 黒髪 ('15/06/22 00:20:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150622_862_8146p
(1)教育というか、よい民主主義国民となる洗脳の過程というか?
この内容で説教くささがあまり無いのは驚くべきことですが、目を開くかというとそうでもありませんでした。
8149 : 引き裂かれる石 ペスト ('15/06/23 14:22:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150623_892_8149p
(1)とても基本に忠実な作者です。
8147 : 君に触れるということ ズー ('15/06/23 00:40:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150623_884_8147p
(1)「子宝」がキアイテムですかね。
一気に読ませる構成(一気に書き上げたのでしょうか)分かった気にさせる筆力。
短すぎるのがやや難といえば言えそうですが、書けそうで書けない作品だと思いました。
8143 : 幽霊とコントラバスの親子 ねむのき ('15/06/20 02:02:49 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150620_794_8143p
(1)リーダビリティに富んでいると思います。
それぞれが詩的に響いていきますが最後が足りないと思います。
(2)この作者さんもわりと振り幅のある方ですね。
いち読み手としての恣意的な意見ですが、もっと読後感の残るものを書ける方と感じています。
8131 : log アルフ・O ('15/06/17 21:09:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150617_695_8131p
(1)彼のエロティックを思う浴室の女性なのかなーと思っていましたが除光液でよくわからなくなりました。除光液ってマニュキア落とす以外ではプラモデル組み立てる時に使うイメージですが、どちらも水気とは繋がらないし…。
8123 : 蝉 山人 ('15/06/12 06:10:32 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150612_597_8123p
(1)最終連は詩情に富んでいます。
二連目まで、すべてが本当だとしても作り物めいた語りが、たくさんのことを削いでいるように思えます。
少なくとも最終連の詩情と前二連の詩情は噛み合っていないのでは、ないでしょうか。
8136 : 開襟シャツ ヌンチャク ('15/06/18 23:21:12 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150618_720_8136p
(1)散文はお嫌いですか? 内容的に散文形式が合うように思いました。
8133 : 犬の海 かとり ('15/06/18 00:46:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150618_701_8133p
(1)いい雰囲気の詩ですね。作中主体は、ものすごい目がいいんだな、と思いました。
8134 : 若いやつが若いやつに説教をしていた 蛾兆ボルカ ('15/06/18 10:20:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150618_711_8134p
(1)さらっとした軽さがいいですね。
8122 : 鸚鵡の歌 ちーちゃん ('15/06/10 12:30:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150610_544_8122p
(1)そんなバーナーでファー(白目)ってなりました。
推敲とか、しました? した時にイける! って計算があったのであれば、このまま突っ走って欲しいです。
8117 : ガーデニア atsuchan69 ('15/06/09 23:55:26) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150609_530_8117p
(1)精巧に作られており作者が目指しているであろうことを達成しているだろう作品に仕上がっています。
難を挙げるのならば比喩の独自性が足りないのではないでしょうか。精巧さの中に、この発想は無かったという比喩の濁点が落とされると印象が、更なる世界を呼び起こすのではないでしょうか。
そして作者は、それを簡単に出来てしまうのではないでしょうか。
8101 : 野球観戦 ヌンチャク ('15/06/01 06:04:46 *13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150601_375_8101p
(1)一回一回区切る間がよく分かりませんでした。
8139 : 僕の好きな先生 GENKOU ('15/06/19 21:10:28 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150619_766_8139p
(1)タイトルや末尾の文章などに生きた時代も書かれており、作者という人間が生々しく迫って来ます。
哀愁と悲哀を帯びた背中の輪郭は詩情に満ちていると言わざるを得ません。
選考後に作者名を見ましたが、コメントと非常に乖離がある方なので驚きました。
作品は良いので、どんどん書いていって欲しいです。
純粋に作者にしか書けない良さを持った作品を書いている少ない作者である印象を受けました。
8140 : 果てなき旅 尾田和彦 ('15/06/19 22:13:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150619_777_8140p
(1)作品中の「果てない旅」は「果てのない旅」とした方が馴染むのかなと感じましたが(ここだけ助詞が欠けるようでひっかっかってしまった)すてきでした。
8137 : 遠距離恋愛 鵜戸口利明 ('15/06/19 20:18:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150619_764_8137p
(1)あなたとわたしがはなれていることが耐えられない
ということがえんえん書いてあります。相聞歌というのはるると繋がる人間の歌の根本です。作者がこの作品を他人から捧げられたらどう思うでしょうか。
8132 : 狂気 R ('15/06/17 23:04:25) [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150617_699_8132p
(1)昔からある手法で、きっちりと作り上げています。あえて手法や、その歴史を見せていくように理論から入っているのかもしれませんが、そうだとしたら表層の語彙が低すぎます。もっと書ける方なのでは。手法に飲まれて詩の更なる良さが可能性に留まっていることが残念でなりません。作者の作品は読み続けたいです。
(1)まったく意味が分かりませんでした。 不甲斐無い読者で申し訳ない。
8112 : ツチノコ ツチンコ シタリガオ 田中宏輔 ('15/06/08 06:03:54)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150608_517_8112p
(1)リズムが良かったです。
8130 : ひかる水辺を記述する為のしがない失恋手記. 直治 ('15/06/16 18:21:24)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150616_685_8130p
(1)旧仮名遣い、助詞のかけ、リズムのもたつき。全て効果に疑問を持ちました。
8120 : 男に騙されるってことは? にしふ ('15/06/10 09:40:46 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150610_540_8120p
(1)作者の作品には詩という言葉が多く出てきます。
比喩もなく思ったことを説明しながら、そのまま書いているので作品から広がりがなくなっていると思います。
さまざまなことがありますが、これこれこうだから、こうである、
という論文の書き方に構造が似ています。
それは本当に作者が目指している詩なのか疑問に思います。
(2)女をわたしに、男をあなたにしてみてはいかがでしょう。
8116 : till dawn So_air69 ('15/06/09 22:08:18)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150609_528_8116p
(1)悪くない作品です。
ただし素敵な綴りが薄まるだけの表現方法を取っているので非常に惜しく思います。
本当は、もっと良い作品なのではないでしょうか
(2)作中主体の胸はとても痛いんだろうな、というところでとどまってしまいました。
8129 : 竹婦人 草野大悟 ('15/06/16 10:31:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150616_677_8129p
(1)スケッチと比喩とを追究していく過程だけが浮き上がって見えます。
作品としての強度が、もう一歩かもしれません。
強度を得る瞬間が、もうすぐのように思えて楽しみでなりません。
(2)季語二つですか……。うーん。それらに頼り過ぎな印象を受けました。
8127 : 外道 黒髪 ('15/06/15 00:23:24)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150615_662_8127p
(1)外道というより、客観的に読むと拗ねているような感じでした。
8111 : この街 北 ('15/06/08 05:21:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150608_516_8111p
(1)やりたいことが分かるだけに悩ましい作品になっているのだと思います。短い中から喚起されることは全てを言い表しているのですが、果たしてそれが感情を揺さぶるような体験を起こす作品として成り立っているか、どうか。短い構造なので粗も見えてしまうので、もう何度か作者には、この作品に挑んでもらいたいと思います。
8124 : 無題 まにまにまにまに ('15/06/13 19:04:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150613_623_8124p
(1)不気味な気持ち悪さが印象に残り消えないものを突き立てていきます。作者が、こういった作品を書き続けていくなら読み続けてみたいです。あと二作品くらいで、もっと昇華された形になるのではないでしょうか。
8110 : 百合 #7.1 アルフ・O ('15/06/06 10:33:36 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150606_491_8110p
(1)タイトルの数字は必要ないのではないでしょうか。そこが抒情性を激しく削いでいるように思えます。
ただし自分なりの作風を追究する形は一定の昇華を見せています。
8121 : すえたる花に ぽぽろん ('15/06/10 11:05:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150610_542_8121p
(1)言葉ちゃんのぽぽろんさん。振り幅がすごいですね。
「すえたる花に」とタイトルですがひらいてあるのですえたる、が判然としません。
すえる(饐える)は、辞書を引くと「飲食物が」くさって酸っぱくなることとあります。
ということは据えたる、なのか。
>生きることが
>すえることと
>重なる時
掛詞的に据えた花が腐っていることを表したのかと思います。でもやはりすこし心もとないですね。
8109 : 植物図鑑 北 ('15/06/05 00:15:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150605_483_8109p
(1)最終文で、すべての詩情が削がれているように思えます。
それまでは面白さが積もっているので勿体ないのでは。
(2)ラスト1行がはじめにあればまだ分かった気になれたかもしれません。
8119 : 分かれ道の手前で 駄目人間 ('15/06/10 05:14:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150610_537_8119p
(1)ここまでダサく自身を見つめ続けていると詩になってしまうのですね。
勉強になりました。
(2)三連目が好きでした。
8108 : 永遠の浅瀬 コーリャ ('15/06/04 09:39:37)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150604_472_8108p
(1)素敵。
8105 : kadambari panarata lalita ('15/06/01 14:42:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150601_395_8105p
(1)この作品は、なんなんでしょう。
良い意味でも悪い意味でも。
8106 : 中原中也になりたくて 泥棒 ('15/06/02 16:29:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150602_424_8106p
(1)名作。
8107 : 裂け目 尾田和彦 ('15/06/03 22:07:18) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150603_456_8107p
(1)キャッチーな部分と捩じれている部分の組み合わせが面白かったです。
8104 : 手紙 So_air69 ('15/06/01 12:06:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150601_385_8104p
(1)作中主体の中途半端な作り物感が全体の嘘くささと綴りの脆弱性を際立たせているように思います。
8100 : いっそスモークチーズになりたい ねむのき ('15/06/01 00:50:54 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150601_371_8100p
(1)ファミマを出た後のファミマの中のこと書いちゃったら文体と齟齬が生じるのではと思いました。
さわやかな読後感でした。
8103 : 人間は何故頭が良くなったの にしふ ('15/06/01 10:07:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150601_383_8103p
(1)いろんな詩作品があるので是非まずは読んでいき、その上で自分の作品を創作していくと良いのかな、と思います。
自分の詩いがい読んでいないのではないか、詩とはこういうものだ、という固定観念しかないのではないか、
という作者への疑問が読後に湧いてきました。
いろいろな領域に触れた後での作品が読んでみたいと思います。
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2015年6月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。
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8094 : タオル れたすたれす ('15/05/26 21:26:43 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150526_309_8094p
(1)観念性と比喩の両立が成されている部分が多々見られます。「日の丸」などを出さずに表現しきることも可能だったのではないでしょうか。もったいない作品だと思います。
(2)はじめは言葉遊びが主体となってぽんぽんとリズムを楽しませて頂きましたが、改稿後はただただ難しい作品でした。
8085 : 侵食 イロキセイゴ ('15/05/18 03:24:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150518_181_8085p
(1) 詩のフーガを知って居る
は必要でしょうか。ない方が作品のヘタウマな中に人間味が溢れてくるキャラ的様相が立ち上がっていくように思えます。ところどころの変な綴りの使用が予定調和になりがちな詩作品の形態化を打ち破っていると思います。いろいろな作風を扱いこなす作者の腕には驚かされます。
(2)頭でひたすら捻られてねじられてかたーくなったような作品ですね。
好き嫌いでは計れませんが、見逃せないものを感じました。
8074 : turn あおむら ('15/05/08 16:37:39 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150508_967_8074p
(1)上手くない綴りのあり方が作中主眼に見事にあっていて、
詩情を獲得しています。
作者が、その詩情を自分の力のみで操作できるようになると、
作品に、もっと深みが出てくるのではないでしょうか。
(2)目線の移動がぜんたい、少し唐突かもしれません。
郷愁に溢れた作品ですね。
8079 : キャラメルポップコーンの冒険 はかいし ('15/05/11 19:53:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150511_070_8079p
(1)いろいろな作風を実践していくエンタメ作品として力を持っていると思います。
作者の作品は、どこにあり作者は作品を自身から、どのように対話し紡いでいくのか、
そこが気になりはしました。
(2)あれっ、終わっちゃった。って感じでした。
8063 : き、き、 atsuchan69 ('15/05/06 02:43:18) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150506_870_8063p
(1)「き、き、」と振り子っぽい音に振り幅を期待してしまいました。扉を次々と開ける夢のような不連続の連続でそれはそれで悪くないのですが。
8080 : 恋なき恋のうた 鵜戸口利明 ('15/05/12 18:58:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150512_085_8080p
(1) 「まるで〜のように」
の使用法や最後の行を妥協している点など様々な粗さが見えますし詩としての粗さに、それは直結していますが、
取り扱った主題が、その粗さがあっても良いものなので作品としての力は、
きちんと持ててはいます。
もう少し丁寧に、その粗さを扱えば詩作品としての強度を確固たるものにできるのかもしれません。
8095 : 苺 草野大悟 ('15/05/26 21:49:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150526_313_8095p
(1)視線移動が苺に対して蔕の緑、果実の赤(近)→痩果(超近)→白い皿の上で溶けそうな果実(中)→練乳をかけるわくわく(近の中の遠)と続くように思います。そのどれもがタイトルにしっかり引き寄せられているので分かりやすい。
完熟した苺が傍らにある作中主体の生活の一こまを描いた(と思われる)最終連が難解でした。
>歓喜に震える
>吸引器、の
>明るさを
>挿入する、鼻腔は
>卯の花腐し
卯の花腐し(ウノハナクタシ):五月雨の別名、走り梅雨。初夏の季語。
読み取れなかったことを羅列していくと
・「歓喜に震える」がどこにかかるのか。
・「吸引器」は比喩なのか。
・梅雨が訪れた鼻腔は誰のものなのか。
・苺はどこへいったのか。
といったところです。
全てを読み下せるのが良い詩だとは思いませんが、もう少し整理が必要なのかもしれませんね。
8097 : 海辺 吉晴 ('15/05/30 16:11:38)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150530_345_8097p
(1)二連目、三連目が無い方が作品として高まると思いました。
(2)>壊れた漁船が塀に傾いている
>それらの相性は良くないと思う
このあたりの英訳文体めいているのは、どうやら天然の産物みたいですね。そのあたりを意識してコントロールすると
>ずっと潮騒は
以降にうまく絡まりそうな気がしています。好きな方の作品でした。
8068 : おじさんおばさんおじさん 赤青黄 ('15/05/07 03:37:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150507_932_8068p
(1)内容と共に、きちんと作られていることが解るので最後の勢いだけで何とかしようとしている部分が非常に勿体なく感じます。
(2)作者がとても楽しいんだろうな、とこちらまで楽しんで読んでいましたがラストは筆が滑りすぎていませんか。
8098 : ガラス イロキセイゴ ('15/05/30 16:47:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150530_346_8098p
(1)三連目の一行目と二行目は本当に必要なのでしょうか。一気に日記的メモにすぎなくなってしまったように思えます。詩作品内部でドキュメントをするのは非常に難しいので注意が必要なのでは、と思います。
(2)詩に悩みながら書く詩というのは人様にお見せするものではないのでは。
8092 : 瀬頭さんに MELTEX ('15/05/25 23:24:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150525_293_8092p
(1)気取るのか劣情を誘うのか、どっちか決めた方がいいのかも!
8088 : 少女 草野大悟 ('15/05/18 22:23:39)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150518_211_8088p
(1)何が言いたかったのかまでたどり着かせない作りを目標にされているのかな、と感じました。
8073 : 白い教会(タリタ・クミ) ねむのき ('15/05/08 00:04:16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150508_957_8073p
(1)この作りだとなんで死にたかったのか書かないと、奇跡にむせび泣いている作中主体がただの変性意識状態の人になっちゃうんじゃないかなぁと思います。
8084 : 不思議な愛のさようなら 黒髪 ('15/05/16 17:13:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150516_158_8084p
(1)不思議というか、むせび泣くことも出来ない錯乱、といった印象を受けました。
どっちかに決めないと時間がもったいないと思います。
8053 : 連祷:farewell どしゃぶり ('15/05/01 15:34:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_801_8053p
(1)あと何作品か読みたいです。上手すぎますが、それは偶然なのか必然なのか。
(2)むちゃくちゃかっこいい作品だなとおもいました。無駄が全然ない研ぎ澄まされた言葉がたたみかけられていて、繰り返し読まされました。
8049 : コピー。 田中宏輔 ('15/05/01 00:01:01 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_783_8049p
(1)わかりやすくて楽しくて、読後感もよくて好きです。
(2)改変されて都市伝説になりそうな。
8093 : 夏休み 山人 ('15/05/26 06:11:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150526_297_8093p
(1)子ども時代は逃げて行くものが多いですね。とても好きでした。
8056 : 火だるまパンツ事件。 田中宏輔 ('15/05/04 00:00:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150504_835_8056p
(1)身もふたもない大事件ですね。
8081 : 四月某日 鈴屋 ('15/05/14 01:06:10 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150514_115_8081p
(1)とてもいい作品だとおもったんですが、洋梨ということばだけは、なんだか気になってしまいます。
(1)作者は洗練された筆力のある方と思います。
>わたしはわたしと平行している
というような表現には個人的に違和感がありますが、最後まで引っ張られるように読み進めてしまいました。同時にここを作者が別の表現で書いたらどうなるかな、読んでみたいな、と思いました。
8075 : 山林の詩五篇 山人 ('15/05/09 17:27:27 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150509_987_8075p
(1)良い作品です。
〜のように/ような
を無くした方が力を持つ箇所も、いくつかあると感じますが比喩の使い方と描写、
作者の距離感が見事なのではないでしょうか。
(2)通低する思想が力強いですね。
「山林へ」の「心地よげ」というのは、タイポでは?
8066 : 来週の女子会メンバーリスト 泥棒 ('15/05/06 20:03:01)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150506_895_8066p
(1)面白かったです。もうちょっと根性が悪そうな感じを強めたほうが好みかもしれません。
(2)もう少し批評的な目線があったらもっと面白くなるんではないでしょうか。
8089 : らりぃ・アリス atsuchan69 ('15/05/18 23:52:02) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150518_215_8089p
(1)展開がとても楽しかったです。下品じゃなくきれいなところがいいなとおもいます。
(2)単語の羅列が夢占いみたいで面白かったです。
8087 : 宵のはたらき 回 ('15/05/18 21:50:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150518_207_8087p
(1)言葉の感触が素敵だと思いました。
(2)いろいろなものが突然出て来て並べられるのでそれを順を折ってみていく、廻り燈籠をみているような感覚でした。
8090 : 詩集を燃やしに 泥棒 ('15/05/22 20:21:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150522_247_8090p
(1)比喩・描写が、もっと上手く扱えていたら風刺が効いたのかもしれません。作者の挑発的な作風が冴えていて確固たる強度を創り出しています。裏打ちされた実力が見えることが面白いです。
(2)何度も読み返すかというと分からないのですが、なんか創作意欲がかきたてられる作品でした。
8076 : 理由 zero ('15/05/11 07:00:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150511_042_8076p
(1)もうすこし言葉に出して韻律を確認してみてもいいのでは。
どこから読んでもいい、ではなくてきっちり作りこむ姿勢に感銘をうけました。
8051 : 体液 ねむのき ('15/05/01 10:09:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_795_8051p
(1)涙が体液であることは疑いようもないのですが、クラゲとなると飛躍が過ぎるように思います。そこを埋めるものが読んでいて自分にはなかったです。
(1)比喩の紡ぎ方が丁寧です。ただし比喩に寄りかかりすぎている危うさもあります。綴りの抒情性を、もっと深めると更に良い作品になりそうです。
8058 : kadanbanavanasanchara lalita ('15/05/04 09:49:11)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150504_839_8058p
(1)声に出すとなかなかいいんですが、ブログ文体ではない作品も見たいですね。
8078 : 28.73がお好き 蛾兆ボルカ ('15/05/11 19:02:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150511_066_8078p
(1)なんでだかすごく納得しながら読めました。
(2)オチを最初に言ったら魅力が半減するんではないでしょうか。
8065 : うんこ 陽向 ('15/05/06 17:36:16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150506_883_8065p
(1)作者は良い詩作品も書いていることもありました。客観的な目で見て、作者自身は、
この作品を良いと思っているのか疑問です。作者は他者が、この作品を提出し読んで、
どう思うのか気になりました。
8050 : 人間の挑戦 にしふ ('15/05/01 00:21:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_784_8050p
(1)主題を、そのまま書いているので作品としての上昇性が読み手の中で広がっていきません。
誰もが書いている主題なので、他の人は、どう書いているのか、
是非たくさんの作品を読んでみて欲しいです。
そして自分独自の書き方を獲得し、読み手の中で広がっていく作品を獲得して欲しいな、と思いました。
8070 : 心の中に涙 にしふ ('15/05/07 18:38:43)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150507_945_8070p
(1)こういう作品を書いてしまう時期というのは誰にでもあることなのかもしれません。
詩というものは、こういうものだという思い込みがあるのかもしれません。
この内実を比喩や言語の擦れで表してみて欲しいと思います。
他の方の作品なども、たくさん読んでみて欲しいな、と思いました。
8062 : 帰省 こし代 ('15/05/04 21:11:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150504_854_8062p
(1)無理に見送られる側に成り代わろうとしなくてもいいと思います。
8071 : (無題) マグロ ('15/05/07 19:03:18) [Mail] [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150507_947_8071p
(1)最後の方の裏切りがそう機能していないように思います。
8059 : 蜘蛛の糸 So_air69 ('15/05/04 18:48:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150504_846_8059p
(1)作者のコメント欄でのレスなどを見ていると消費財としてのように若い人に読まれる作品を書きたい、とのこと。作者は若い人(若い作者)が今どのような作品を書いているのか追えているのか気になりました。若く詩に興味がない方でも読める作品(消費財的詩)には広義の意味があると思いますが実践していく姿を、これから作者に学んでいってみたいと思います。この作品は、消費財としての役目にいけているのか疑問に感じもしました。作者のスタンスが見えにくい作品だと思います。
8067 : 喪失 黒髪 ('15/05/06 23:16:49)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150506_925_8067p
(1)書きたいことが、きちんと書かれています。ただ、そのままの言葉で書かれていることが気になります。
黒髪さん独特の言葉で書かれていた不思議空間のある作品を、ときどき読み返しているので、
また、そのような独自の作品に出会いたいと思わさせられました。
8064 : (無題) 反町 ('15/05/06 13:31:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150506_882_8064p
(1)Chim↑Pomに勝てますかね?
8054 : ニケツチャリダー車道も歩道も邪道も外道も冥府魔道をブッ飛ばす ヌンチャク ('15/05/01 20:54:58)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_804_8054p
(1)楽しい感じはあるんですが、自棄というか、ちょっと自家中毒気味なのかなと感じました。
8055 : PS3も古くなった 陽向 ('15/05/02 17:08:49)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150502_820_8055p
(1)現代人の現代病ではなく作者の今現在のモヤモヤした気持ちを羅列しているに留まっている気がします。それなら、それでもっと突き抜けてみてもよいのかな、と思いました。
8052 : ardhanarisvara lalita ('15/05/01 10:28:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150501_797_8052p
(1)格言ぽいのの連なり→別れを切り出す段階で甘えん坊さんになる、というのは人間臭くて面白いですね。
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