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聞き慣れないタイトル 空無通信くうむつうしん音色響きがいいじゃない、>放棄された埋立地を>一体の透き通った者と>連れ添って歩く彼(詩の語り手)は歩き・彼はケシキを綴り・『一体の透き通った者と』・通信を繰り広げる>雑草に覆われはじめた>アスファルト面のそこここに>立ち昇る無の陥没痕>ほつれた放心の縫い跡から>冷気が放たれる>死の語り部たる永久凍土冷たく霜の降りた地に朝がた霧が路地を這う白い冷気を肌に感じ作品の彼は様々に光景や情景を見つけ思い歩き言葉に描く>遺跡化した新造建築物の合間を/一瞬の襲撃が/鳴りとよめかす/コーラ缶の放擲軌道>瓦礫の中の坂道を下る中央基線/片道三車線の/三位一体の/空無>いら草/コスモス/採り入れられた二番草の茎>おまえが通りを行く すると/空無が通り過ぎていく/風が/ただ透き通った風だけが/野を分けていくのだこの彼(語り手)は、お前=(一体の透き通った者)と伴に歩きながら、観るケシキに、路の脇の野草に、空無を見出だす。『三位一体の/空無』『二番草の茎』とはこの詩の叙事全体を、思想的に支えているかのような秘められたイディオム。>風は三度現われる>放擲と>放心と>今再びの放擲と(詩の中の)彼は歩き、立ち止まり、また歩く。彼はそうしながら言葉を綴り続けていく。>振り仰ぐと>身を捩る陽光>とりわけ巨大な陥穿の底/放物線上の斜面から/見上げる斜面に逆光を担い/静止する積雲の輪郭西の空だろうか?彼が観たものは、>一筋の冷光がお前を射る>『光の剣に貫かれた者』がその/放物面の焦点位置へと/焦点位置へと/浮遊する/立ち昇る/脱自する彼は『一体の透き通った者=お前』と連れ添って歩いていた、このとき、『光の剣に貫かれた者』として、お前は変化(変幻)し立ち現れる。>球面収差に歪む視界に>現われる>再度現われる一本の線>待機する場所>空無通信最後の連に込められたメッセージは何を意味するだろうか?。自らの彼の手のうち(=宇宙)から、上文、全ての詩の言葉(=空無)が、解き放たれる場所がそこにあるかのような。>待機する場所>空無通信最後の二行も、なかなか歯切れがよい。音 色 響き 余韻 が空へと明け放たれていく、潔さクールさが感じられる。読んで楽しいひとときでした。どうもありがとうよ。ダーザインさん
>放棄された埋立地を
>一体の透き通った者と
>連れ添って歩く
>雑草に覆われはじめた
>アスファルト面のそこここに
>立ち昇る無の陥没痕
>ほつれた放心の縫い跡から
>冷気が放たれる
>死の語り部たる永久凍土
>遺跡化した新造建築物の合間を/一瞬の襲撃が/鳴りとよめかす/コーラ缶の放擲軌道
>瓦礫の中の坂道を下る中央基線/片道三車線の/三位一体の/空無
>いら草/コスモス/採り入れられた二番草の茎
>おまえが通りを行く すると/空無が通り過ぎていく/風が/ただ透き通った風だけが/野を分けていくのだ
>風は三度現われる
>放擲と
>放心と
>今再びの放擲と
>振り仰ぐと
>身を捩る陽光
>とりわけ巨大な陥穿の底/放物線上の斜面から/見上げる斜面に逆光を担い/静止する積雲の輪郭
>一筋の冷光がお前を射る
>『光の剣に貫かれた者』がその/放物面の焦点位置へと/焦点位置へと/浮遊する/立ち昇る/脱自する
>球面収差に歪む視界に
>現われる
>再度現われる一本の線
>待機する場所
>空無通信
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
こんにちは こんにちは いつのまにか そう いつのまにか わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた なまえは 知 ...
ちぎった耳のような暦の頁があり 「もう自分は大丈夫、と 微笑むけれども 通り過ぎる風の縁に ふれると 沈黙してしまうのは 「ま ...
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
シルビアは恋人の兄のマルコスに「デブだ」とからかわれても、黙って 顔をそむけるだけだった。雨上がりの日曜日。表通りのアスフ ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
はじめに くらやみがあって (ここまでくるのにながい夜をくぐってきた 一枚いちまい重ねられていく 生まれるまえは まったくの ...