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せっかく凪葉さんにご感想をいただいたので、このさい書いてしまおうとおもうのですが、私は、すでに詩を書いたり、表現それ自体が目的である種類の文章を書く気力はかなりまえに失せてしまっています。端的にいえば、自分がこれまで書いてきた作品に、もうあまり興味はないし、これから何かを書こうという気力もありません。で、なぜ文学極道にまだいるかといえば、作品を批評することそれ自体が自分の感性にとってプラスになるからで、自分は作り手書き手よりも、書かれたもの、作られたものを知的、感性的に組み立てられた広がりに位置づけなおす、もしくはあらたな生命を与えるとか傲慢なことはいいませんが、それらの行為のなかに、厳密に価値判断する(できる)主体として、自分がどこかに存在するおぼろげな気配を確認していければいいかなと、そんなことだけ、考えています。前置きが長くなりました。凪葉さん。この作品は、まったく面白みがないですね。それはわたしにとっても同じことです。こんな投げやりな返信にご不満を感じられるかもしれませんが、これは3年前の作品です。メインの板とちがってタイムラグがありますので、作者がこのように返信しうる、ということ自体も、許容していただければと思います。すみませんでした。
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...
こんにちは こんにちは いつのまにか そう いつのまにか わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた なまえは 知 ...
ちぎった耳のような暦の頁があり 「もう自分は大丈夫、と 微笑むけれども 通り過ぎる風の縁に ふれると 沈黙してしまうのは 「ま ...
放棄された埋立地を 一体の透き通った者と 連れ添って歩く 雑草に覆われはじめた アスファルト面のそこここに 立ち昇る無の陥没 ...
シルビアは恋人の兄のマルコスに「デブだ」とからかわれても、黙って 顔をそむけるだけだった。雨上がりの日曜日。表通りのアスフ ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
はじめに くらやみがあって (ここまでくるのにながい夜をくぐってきた 一枚いちまい重ねられていく 生まれるまえは まったくの ...