文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2015年3月分月間優良作品・次点佳作発表

2015-04-25 (土) 15:51 by 文学極道スタッフ

2015年3月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

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2014年 文学極道年間賞発表

2015-04-05 (日) 11:59 by 文学極道スタッフ

●2014年 文学極道年間賞発表

お待たせしておりました、2014年の文学極道創造大賞、ほか年間各賞が決定しましたので発表いたします。

2014年 年間各賞

上記の発表ページをご覧ください。
各受賞者名および作品タイトルから、その選出作品を読むことができるようになっています。
田中宏輔氏が5年連続5回目の創造大賞受賞で史上2人目の殿堂入りに。最優秀抒情詩賞受賞のzero氏が創造大賞次点に。同じく新人賞受賞の阿ト理恵氏が創造大賞次点に。
選考経過は5月頃発表予定です。
なお、他の各ページと同様、発表ページへのリンクは自由です。
URLはこちらでどうぞ。
bungoku.jp/award/2014.html

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2015年2月分月間選考雑感(スタッフ)

2015-04-04 (土) 00:56 by 文学極道スタッフ

16.7926 : 見つめることについての二つの詩  前田ふむふむ ('15/02/19 07:04:12 *16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150219_309_7926p
(1)最後の連に関して疑問が残りました。けれども、それでも素晴らしいです。

42.7882 : ふるさと  ヌンチャク ('15/02/02 08:12:07 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150202_884_7882p
(1)いいものを読みました。 
さらば故郷、赦せ母。小学校の時に担任だった寺山かぶれの先生のよく言っていた言葉です。先生は何かの時にサライを指揮しながら泣いていました。
捨てたらもう、欠落したままなんですね。新しく作っていこうなんてヌルい事、言えないんだなって。

21.7918 : 冬の詩人  丘 光平 ('15/02/17 12:59:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150217_260_7918p
(1)とてもすてきな、印象的なフレーズが多いのにするっと入ってこない。読み込めませんでした。

49.7887 : 勝手なB級記述  阿ト理恵 ('15/02/04 12:48:09)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150204_924_7887p
(1)句またがりに字余りに字足らずにちょっとあばれはっちゃくすぎて読者が置き去りに。

34.7909 : 反重力どんぶり  増田 ('15/02/11 22:09:39)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150211_169_7909p
(1)合わせて「ぼくが考えたドラえもんのひみつ道具」賞です。おめでとうございます。

19.7921 : ソファ脳  池田 ('15/02/18 12:26:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150218_283_7921p
(1)タイトル読んでまさかなって思って読んだらはじめ2行ですべて終わっていました。もう声に出して笑っちゃいました。
出オチですね。

41.7892 : 霧  zero ('15/02/06 02:21:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150206_946_7892p
(1)作者の使いこなす語彙と作風と現代のミスマッチ感が映えています。

(2)煙に巻かれたようなもやもやした読後感です。

22.7910 : 成人  zero ('15/02/12 00:36:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150212_176_7910p
(1)タイトルは「成人式」のほうが良かったかもわかりませんね。

29.7894 : 臨海線  島中 充 ('15/02/06 23:15:04 *2)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150206_969_7894p
(1)フィンチャーかリンチかといった題材で面白く読ませていただきました。
「ほりこもうと」だけ大阪弁なんですね。
二連目の「びっくりして、赤い〜声を発した」の下りでは「彼女は」は一番始めに持ってきた方が分かりやすいです。
多くの文末を「た」で終わらせて一文の長さにほとんど差がないのは単調になってしまい、盛り上がるはずの激突もさもありなんという感じに。もったいない。

17.7924 : 暁のエクスタシー  atsuchan69 ('15/02/18 23:30:46)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150218_301_7924p
(1)かなり粗い作りで、もっときちんと作ったらもっとロジックとトリックが活きそうです。
射精とミサイルの混同は、よくあるのですが、
往復するいくつもの世界とずれていくものごと、
それらが上手く書き出せています。
ただ、もっときちんと出来る作品です。

(2)昭和の学生演劇みたいで面白かったです。
重箱の隅をつつくようですが、「主よ、来りませ」は「た」を入れた方が親切かもしれません。

26.7912 : (無題)  池田 ('15/02/13 01:01:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150213_195_7912p
(1)膝って2つあるので腰は3つにならないと計算が合わないのでは。って人、2人に1人はいるのでは。

28.7916 : 水槽の埋立地  かとり ('15/02/14 18:55:34 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150214_229_7916p
(1)提示されている4回目の編集後の作品だとまったく何が何やらわかりません。コメント欄で改稿前のものも読みましたが、あきらかに削り過ぎです。まだ捻り途中なのでしょうか。楽しみにしています。

12.7899 : □詩  田中宏輔 ('15/02/09 00:51:19 *6)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_024_7899p
(1)引用されている元の詩を知っていたためか、呼応して明滅していき構文として立ち上がっていきました。

(2)楽しんで読みました。
いちどめ、分かる部分をあったあったと喜びながら。
にどめ、カラオケの歌詞を隠されているみたいな気分、推理した安西冬衛部分が外れていたので悔しかった。
さんどめ、暗号みたいだ、暗号であるならば読み手は共犯者になるしかないと戦慄。
よんどめ、コメント欄を読んで考え過ぎであったかと恥ずかしくなりました。

4.7934 : 鈍い  イロキセイゴ ('15/02/28 23:58:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150228_405_7934p
(1)今までもやもやとしていたものの、なんとなく形が見えてきました。

7.7919 : キャバクラの女  尾田和彦(←織田) ('15/02/17 23:58:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150217_270_7919p
(1)上手。

33.7883 : 第2回・京都詩人会・ワークショップ 共同作品  田中宏輔 ('15/02/02 10:09:40 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150202_891_7883p
(1)この文章が行動が、作品として昇華されていることに筆力と構成力の抜きんでたものを学ば差せられました。
(2) この形はやはり迷います。田中さんの名前で発表するのは他の皆さんも了解されているとは存じますが……。名義はやはり京都詩人会なのでは? と思ってしまいます。

5.7889 : 乾坤一擲  アルフ・O ('15/02/05 01:29:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150205_932_7889p
(1)情景が浮かび上がるすごくよく出来た作品。
手法そのものはギャグ漫画などでよく見かけます。
遊びの部分まですごく真面目だからか、笑っていいのか迷いつつもじんわりするような複雑な読後感でした。

35.7905 : 季節の層  Ceremony ('15/02/10 14:09:31)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150210_083_7905p
(1)ちょっとクセが強すぎて入りづらいです。たとえば、ですが春夏秋冬を一行ずつにしてみてもよいのでは。

23.7913 : たき火  丘 光平 ('15/02/13 08:57:58)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150213_199_7913p
(1)歌として響いていきます。時代性を普遍に変えていく力と流行に流されない意志が、そこにはあります。

18.7927 : 薬屋  山人 ('15/02/19 19:16:52 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150219_314_7927p
(1)丁寧ですよね、行商人の描写、薬の描写。
なのにいちばん肝心の「自分の心」が全く書いていない。薬屋の言葉の中でもてあそばれているだけ。そこを書かないと作中主体の最後の言葉が全く立ち上がって来ないです。

9.7922 : 空白の多い詩集  泥棒 ('15/02/18 18:20:05 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150218_288_7922p  
(1)雰囲気だけで持っていこうとしているけれど行き先が誰にも分からないような中途半端さを感じました。

14.7902 : 名もない朝  山人 ('15/02/09 18:24:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_043_7902p
(1)丁寧です。
丁寧に書いているようですが、内面のほんとのところは仄めかすだけで、物足りなく感じてしまいます。裸に剥かれて哭いている理想を見て、どうしたのか何を思ったのか書いた方が良いのじゃないかと思いました。

1.7932 : ホッテンの渦巻く ギャラクチカ     GENKOU ('15/02/28 03:25:54)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150228_398_7932p
(1)どう読もうとしても読み込めない作品でした。
渦巻きに巻き込まれそうになるところにすら到達できませんでした。
読者は渦巻きに巻き込まれたいのです。

2.7929 : 玉葱  イロキセイゴ ('15/02/21 23:53:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150221_344_7929p
(1)玉葱という驚くほど簡単な比喩が文体の軽さや短さに効果的な光を示しています。

(2)はじめ一行を削ってずっとそこに『居る』ものだけを語った方が文体にあっている気がしました。

3.7933 : 肥料  陽向 ('15/02/28 11:38:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150228_401_7933p
(1)咲いた花をまず見たいんです。

6.7925 : ジンジャーエール  かず。 ('15/02/19 01:34:29)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150219_305_7925p
(1)八木重吉とか読んでみたら良いと思います。
あと、ジンジャーエールが好きなら片岡義男とか。

8.7915 : *  お化け ('15/02/14 01:22:57)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150214_214_7915p
(1)記憶に残る作品ですね。

(2)おもしろかったです。コメント欄も合わせて。
はじめ、モールス信号だと思って必死で調べました。解題なさらなかった方が良かったかも。
こんな事言って下品で申し訳ありません、ギョウ虫検査のセロファンになった気持ちです。今後を注目させてもらいます。

10.7931 : 満たされない  かず。 ('15/02/23 00:21:11)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150223_360_7931p
(1)日記のような感覚で、とコメント欄で仰っていましたが、もちろんここは日記帳ではありません。その時にぼんやり考えた事を書くのであればSNSで良いじゃないですか。

11.7928 : 「本当に大切なこと」  蛍狐 ('15/02/21 20:31:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150221_337_7928p
(1)タイトルだけでげんなりです。
3〜4連はけっこう歌謡曲になりそうなキワドいところを渡りきったかなって思いながら読み進めましたが5連目でJPOP臭さが出てしまいました。おしい。

13.7930 : 百人一首REMIX  破壊神 ('15/02/23 00:01:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150223_358_7930p
(1) タモリがすごいのやっちゃっていますので、うーん。

15.7920 : 呪/詛  破壊神 ('15/02/18 10:01:07 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150218_278_7920p
(1)破壊神なのに呪詛をわざわざ検索よけしてるあたりの細かい心遣い、見習いたいです。

20.7923 : 月と炎(改稿)  草野大悟 ('15/02/18 21:53:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150218_295_7923p
(1)美しい、しーんというおとが聞こえそうな気になりました。
「ねっ」読み聞かせで一番やっちゃいけない事です。読者への強要にも受け取れてしまいます。
草野さんの他の作品から推察する事はできるんですよ、ねっ、という問いかけが誰に向けられたものであるか。
ただ、この作品だけ取り出してみた時に、さいご問いかける事が当たり前という前提を共有する事が出来なかった。それは作品にとって不幸な事であると思います。

24.7906 : 空港にて  林 ('15/02/10 22:38:01)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150210_101_7906p
(1)過剰な改行は控えた方がよろしいかと。
さいごにジェットストリームってつけるのなら文句なしです。

25.7917 : 骨と大きな花束が落ちている  エルク ('15/02/17 03:24:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150217_256_7917p
(1) 花が花で、鷹が鷹で、骨が骨であるという事をそのまま焼き付けたような作品。あまりにもそのままで思わずたて読みを探してしまいました。

27.7900 : smorzando  lalita ('15/02/09 09:49:38)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_029_7900p
(1)勿体ないですね。

(2)イシュタル女神とスペインと菩薩をいっぺんに提示するのは、整理整頓が足りないのでは。
私、わたしの一人称の使い分けもよく分かりません。

30.7911 : 何故かと問えば  AGAPE ('15/02/12 01:57:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150212_178_7911p
(1)最後のこたえ三段活用はギャグに見えてしまって損です。

32.7914 : (無題)  晶 ('15/02/13 19:42:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150213_205_7914p
(1)サイコホラーですがいかんせん文体がケータイ文学に毒されています。
「もぉ」と「もお」があるのは爪が甘い。

36.7904 : セイシンイジョウノセカイ  陽向 ('15/02/10 12:15:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150210_074_7904p
(1)評価できません。

37.7898 : カエル商店  北 ('15/02/09 00:34:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_022_7898p
(1)読まされました。
少しずつズラしていこうという意図が感じられますが三連目の「遠い過去から、〜一枚です。」の部分、書いてる本人にも理解できてないのではという疑惑がふと。
向こう側に行ってしまったら作品にならないんですよ。
向こう側に片足ついているくらいか、完全にこちら側に戻ってきてくれないと……。怖いですもの。

38.7897 : くちづけ  ヌンチャク ('15/02/09 00:19:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_021_7897p
(1)ハワイかぶれみたいな設定が生きていないので重要なモチーフのフラがうまく絡んでいません。お遊戯会で娘さんがフラを踊っていておもわず泣いてしまったくらいの仕掛けを入れて欲しい。

39.7903 : 愛されている  加瀬ナカレ ('15/02/10 01:06:41)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150210_065_7903p
(1)そのフレーズ、そんなにヒキ強くないですよ。

40.7901 : 白い破片。  梓ゆい ('15/02/09 10:16:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150209_031_7901p
(1)お父上のご冥福をお祈り致します。
何かを守ろうと、の部分を具体的に書き込んでみてもいいのではないでしょうか。

43.7881 : 泥にまみれて  北 ('15/02/02 01:08:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150202_881_7881p
(1)自他のすれ違いがテーマだと思ったら戦争とのこと。
タイトルはじゃあ、「地雷」なんじゃないでしょうか?

44.7893 : ベンジンの香り  加瀬ナカレ ('15/02/06 18:56:15)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20150206_956_7893p
(1)彼がベンジンの香りに何を感じていたのかが分からずレトリックの冒険がただのミスに思えてしまいました。

45.7896 : 母と温泉  織田 和彦 ('15/02/07 23:55:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150207_990_7896p
(1)母との思い出をさわって、「彼女」と突き放してから「年老いた母」。
上手。 
ただ上手すぎて肝心の借り物の身体の話、ほんまに思うてるか? って聞きたくなってしまいますね。例えば方言を入れたり、特殊な言葉を入れてどこで検索かけても出てこないような『織田さんのお母様の言葉』としての説得力を持たせてみては。

47.7890 : 愛ってこんなものかしら  lalita ('15/02/05 09:54:54)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150205_935_7890p
(1)違います。

48.7891 : 博物館  みやつ ('15/02/05 13:52:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150205_937_7891p
(1)2のモチーフ、すごくおもしろいと思います。

51.7884 : どうしてだ  あ ('15/02/02 16:39:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150202_894_7884p
(1)そりゃわらえないよなぁって思いました。
笑えない世界に対して布団かぶって寝るしかないって気持ち、分かります。
だからもっと布団かぶって、現実こわいこわいって言っている詩が読みたいです。

52.7885 : ねじれと交差  少年B ('15/02/03 08:56:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150203_912_7885p
(1)人間交差点って漫画みたいな展開ですね。

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2015年2月分月間優良作品・次点佳作発表

2015-03-24 (火) 22:45 by 文学極道スタッフ

2015年2月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。

*2014年・年間各賞は4月上旬に発表予定です。
 年間選考経過は5月上旬に発表予定です。

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2015年1月分月間選考雑感(スタッフ)

2015-03-17 (火) 22:59 by 文学極道スタッフ

2.7880 : 湯豆腐  イロキセイゴ ('15/01/31 23:52:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150131_862_7880p
 とても面白い事をなさっています。
 枡野浩一という歌人が、映画を短歌化するという企画をしていたことがありました。その作業はいわば凝縮、ということですが俳句の詩への置換ははたして拡散なのか? 注目しています。
 今回の作品は自縛をみているよう。三題噺ともいいますし、まず三句から、エッセンスだけ取り出したようなものも見てみたいなー、等と。

3.7841 : 雲の遠近法  田能村 ('15/01/12 01:49:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150112_556_7841p
 二連目まで坂田靖子のような、宮沢賢治のような世界観で読んでいたのですが水晶刀というのではてな? に。黄金刀から察するに光の比喩かと察したのですが、時間が流れないとは?? わかりませんでした。風はあるようなのにね。
 雲が雲の隙間から飛行船を持って帰ってくるなんてかわいらしい。
 それと、「あんなに」という言葉に惑わされて「雲が低すぎる」という言葉を素通りしていましたが、頭より雲が下にあるとしたら、と考えて読むとやっぱりかわいらしい詩として読めました。

5.7860 : 無言電話  ヌンチャク ('15/01/19 07:09:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150119_705_7860p
 寓話的な詩です。
 世界、そして自分への問いかけというのは非常に文学的ですが、ありきたりとも言えるわけです。
 表現の産みの苦しみを大島弓子が『暗闇で一筋の光をたよりに闇雲に身体を使って扉を開ける』という表現で表していたと思いますが、この作品の中では携帯電話が使用されています。自分の表と裏を繋ぐもの、あるいは自分と世界を繋ぐもの。表現する事というのは、もっと身体的なものなのでは。

6.7876 : 古い本  れたすたれす ('15/01/28 09:43:53 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150128_807_7876p
 >ナイフで
 >本を開けました
 私にとって本はひらく、と発音するもので(あける、でも正しいのですが)ぱっと背表紙を切り取られた本が浮かんできました。ここの部分はおもしろかった。
 内容は、と言えば思わせぶりですが取りつく島がありませんでした。

7.7862 : 星を注ぐ  草野大悟 ('15/01/21 22:11:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150121_732_7862p
 絵画的で素敵です。
 しかし三連目が唐突すぎました。『星の声』が『祈り』なのかと読むとしっくりきましたが、書き込みが少ないかもしれません。

8.7879 : (not even) intron  逢江 ('15/01/28 22:51:38)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150128_821_7879p
 タロットカードの説明を並べたみたいでシャッフルしたくなります。

9.7877 : みんな死んでください  泥棒 ('15/01/28 18:48:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150128_815_7877p  
 混沌とした詩ですね。
 『処女膜を論破されたい』で川端でしたでしょうか、『月よ、僕の童貞をあげよう』を思い出しました。男性の女性化を危険視する声はいつの時代にも聞こえてきたものですが、現代日本は境目のない灰色の時代。揺れる思春期と定まる青年期にもはや境目もなく、受ける人には受ける感覚なのか。
 ぜんたい、最果タヒに影響を受けすぎていると感じました。

10.7864 : 波  北 ('15/01/22 03:36:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150122_735_7864p
 海と波の使い分けが出来る人が波を連れて帰れなんて言わないでしょう。

11.7873 : 処刑  zero ('15/01/27 00:20:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150127_788_7873p
 アウシュヴィッツやポゴ・ハラムの現実に太刀打ちできるものが読みたいです。

16.7872 : Re: Fairy Tale  静夜 ('15/01/26 21:05:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150126_786_7872p
 おとぎ話というのはそれこそ共同体であって、その中に自分がいるという感覚を持っていなくては破壊も創造も出来ないのではないでしょうか。
 この作品は怒りの羅列にすぎないし、装飾も比喩もいかにも思わせぶりで評価できませんでした。

20.7866 : 鬼霧  AGAPE ('15/01/23 07:53:35 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150123_747_7866p
 鬼霧という気象用語があるのかと思い調べましたが、特にないようです。造語だとしたらセンスが良いです。霧の中で鬼ごっこしたら怖そうですもんね。
 全体的に持って回った言い方が多く、読んでいて疲れます。

21.7849 : 空想の果て  はかいし ('15/01/13 23:27:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150113_601_7849p
 わー、曼荼羅の様! 一見してギブアップ。
 なんとか読みましたが、一行を辿りながら読みました。
 ライフログは詩たり得るのでしょうか。音楽を止めて静寂を求めたくなる詩でした。山へ行きます。

23.7868 : 世界が燃える  水鳥魚男 ('15/01/24 13:19:02 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150124_758_7868p
 朗読していると日本語ラップのようになりそうです。平坦。内容もラップっぽい故か。
 ちょこちょこ入るユーモアじみたところ、効果に疑問を感じます。

26.7853 : の死、そして、「しき」だけがなく  Ceremony ('15/01/15 20:21:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150115_639_7853p
 漢字の開き方、句読点や段落分け、書かれている内容、どこから手をつけていいのか、触れられないようでもどかしい読後感でした。

30.7854 : メンマ・シンドローム  リンネ ('15/01/16 03:50:24 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150116_647_7854p
 少しでたらめが過ぎますね。

32.7836 : 心はいえない  織田和彦 ('15/01/06 23:06:37 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150106_496_7836p
 ラストが無理矢理過ぎます。

35.7846 : 彼女はうぶ  お化け ('15/01/13 05:21:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150113_577_7846p
 イノセンスについての詩だとは思うのですが、観念に閉じ込められてなにがなんだか。

36.7835 : 魚は日本海を嫌った  水鳥魚男 ('15/01/05 21:42:51 *8)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150105_480_7835p
 タイトルがおもしろかったです。
 ワーグナーのところの『ナチスドイツい加担』は『に』のタイプミスかと。

40.7834 : いたみ  陽向 ('15/01/05 17:31:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150105_474_7834p
上っ面は見たくないんですよ、このご時世ネットに溢れています。
 これをフェイスブックに書けばイイネって押されてシェアされるんだと思いますよ。
 消費して次の瞬間に忘れてご飯食べてトイレに行ってお風呂に入って寝るようなそういうのは感動って言わないんです。

42.7839 : ギギギギギギギギギギギギギギギギギ  泥棒 ('15/01/08 15:58:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150108_520_7839p
 テクノを聞いていると、言葉の意味が分解して分からなくなって音になってゆくのが楽しいんですが、この作品にはその楽しさの片鱗を見たような気がしました。 同時に照れのようなものも。悪ふざけに勢いと下ネタに走るの、まだ若いのかなって思います。

45.7829 : 映画館  織田和彦 ('15/01/02 00:42:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150102_401_7829p
 主体をトカゲにしたのはただのフックなんでしょうか? 照れ?

7875 : ツララ  山人 ('15/01/27 16:31:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150127_796_7875p
 つららの中のオレンジ、作業小屋のストーブの赤(のイメージ)スマホの画面のより近代的な無機質な色。絵画的ですね。
 二連目の視線の持ち主が分からずにいます。

43.7844 : くろひげききいっぱつ  ヌンチャク ('15/01/12 17:23:59) URI: bungoku.jp/ebbs/20150112_560_7844p
 なんだろう、見るべきところが多いのですが、なんとなく人の家のアルバム(もしくはビデオ?)を講釈付きで見せられている気になってしまうのです。

24.7867 : 四季  末露 ('15/01/23 13:17:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150123_749_7867p
 路に落ちている枯れ葉を想像し、焼き芋を想像し、雪が降っているところを想像したら陽の光があるという事は積雪なのだ、そして家路という事は夕陽なのか、と一行ずつ読むごとに状況が変わっていくのが面白かったです。四季は言い過ぎかもしれません。

27.7863 : 昇進  zero ('15/01/22 02:15:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150122_733_7863p
 出だしがとても良かった。続く部分、そしてラストは『地位が人を作る』という言葉がありますが、その定型をなぞったような。

29.7859 : でくのぼーの祈り  お化け ('15/01/19 00:43:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20150119_704_7859p
 すごく好きな雰囲気を持った作品です。雰囲気のいい、っていうことを詩を読む時に自分は大事にしているのですが、もう少し捻れるかもしれない、という思いがぬぐえずにいます。

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