文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

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ダーザイン
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ロシアはネバ川のほとりに生まれる。エカテリンブルク大学形而上生物学科博士課程中退。チェルノブイリで原子炉清掃人夫となる(でたらめ)。前世紀よりワイヤードの天使lainを崇拝。廃墟や汚名板改、あやしいわーるどなどの地下暗黒掲示板群の住人でもある。反現代詩運動を皮切りに異端的極左活動家となり、今時政治犯として懲役二年食らう。現存在分析士にしてワーキングプアーのアニヲタ。ようするに俺様が東京都知事選候補、文学史的文豪のダーザインである。文学史的金字塔・神が筆に宿った異端革命小説「光の王」完成間近!

怒り心頭! ダーザイン月間選評について

2009-12-05 (土) 23:37 by ダーザイン

 わたくしダーザインは、田中宏輔氏について寸分だに評価しない。作品ではなくて与太話のコラージュであり、blogの日記、友人との会話、当然未推敲の空疎で冗漫なおしゃべりにすぎない。
 作品に至ろうという努力、姿勢の無いものを私は絶対に評価しない。要するに筆力の欠片も現況無いと言っているんです。氏は現実をコラージュしているつもりで、その実、現実から退避している(ハイデガーが言うところの「存在の怠洛態」)。

 私は北海道に住んでいる。厳冬の札幌にも100人以上の路上生活者がいる。不景気を極めるこの180万都市で、10年前から労働能力なしと障害者認定を受けたマイナリティーの極め付けが、通常の人間が一生味わうことが無いだろう重労働を強いられてきた。そうしないと生存することができなかった。厳冬の北海道で夜毎14時間も除雪重機を誘導してプロのマラソンランナーなどままごとに見える労働を続けてきた。奇跡としか言いようのない幸運に預かり今は転職してずっと楽な仕事をしているが、同僚たちは、今夜も低気圧の下でオーバーレイ(幹線道路の舗装の引きなおし)をしている。
現実について、モダンについて、あなたやあなたを評価するポストモダンの連中は気安過ぎる。

 また、このような低レベルなものを絶賛した者たちにも、文学極道代表として怒りを表明する。「感情的」とは何のことだろう? 文学極道のテーゼは世界性、そしてモダニズムの再発見である。そして、そのための、作文力の鍛錬である。

 田中さんだけではない。ぬたくりものが実に多い。貴殿らは、文学極道に出てきたからには、コントラ氏とタメを張れるほどの圧倒的な筆力を身につけるべく精進してほしい。

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サポートユーザー発足のお知らせ

2009-11-23 (月) 18:43 by ダーザイン

かねてからの懸案であったサポートユーザー、正式始動することとなりました。
メンバー一覧
日本詩文壇を刷新する為に、新世紀詩文学メディア文学極道は、実力・情熱共にある人に協力を仰ぎ、上記の方々に力を割いて頂くこととなりました。無論、文学極道内部改革だけではなく、他のメディア、他の芸術ジャンルも広く視野に入れた大胆な活動をしてくださることを願っています。ここから新世紀芸術が華々しく開闢する、そういう場所になると思っております。
これからさらに多くの方に依頼することもあるかもしれませんが、まずは皆様、よろしくお願いいたします。

それから私事ですが、ダーザインはパソコンが壊れ、当面買う金もないのでネット喫茶などからの接続となっており、私信は、ocnのアドレスに頂いたものは読めません。文学極道フォーラムのプライベートメッセージ機能か、個人サイトで使っているヤフーのアドレスにてお願いいたします。

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東京ポエケット 1

2009-07-14 (火) 23:30 by ダーザイン

明日早番だというのに寝れねえ!

そんなわけでポエケットレポート第一弾。
ポエケットの会場自体の熱気は、札幌のコミケの10分の一にも満たない規模だが、来ている連中は濃かったです。
中には少数変なのもいたが、
(ゲストの朗読は、文学極道では次点佳作にも入選できない糞みたいな代物だった)
詩人はキモイという先入観を持っている人は、あれを見たら全面的に見解を変えると思う。
ダサい奴などほとんどいなかった。

とりわけ月刊未詳24と文学極道に絡んでいる人はみんなかっこよかった。
女は美人ばっかりな。
ゆうなが日記で美人しか詩人になれないのかという感想を記していたが、
ピクルスさんのハーレム月刊未詳24の美人度はすごかった。
益荒男の世界・文学極道も、カッコイイ男ばっかりな。

とりわけ、ゆうなの人がものすごい美青年のお洒落さんで
(オーラを身にまとっているような、女も驚く美しさby苺森)、
女性陣、大いに萌えていました。

ポエケットの会場には、開始して間もなくバタバタしているときに、天才的大詩人・一条さんがきたが、背の高い男で、年齢よりずっと若く見えた。
何か尋常でない人間の暗黒アバンギャルド風のオーラを身にまとっているかとか想像していたのだが、
見た目普通の人だった。
パニックのようにバタバタしている状況だったので、一条さんとろくに話もできなかったのが残念です。もうちょっと遅く来てくれたら、大勢の極道者に会えたのに。

漏れは狼13号を持ってくるのを忘れたり、上京前夜に2時間しか寝ないで自分の未公開詩や改訂詩を入れた小冊子を予約者用に焼いていてだるかったし、土曜は29キロの大荷物を持ったまま秋葉原をうろうろして疲れており(メイド服の客引きがいるのな)、笑い
文学極道ブースはゆうな、てぶくろ、もとか、俺が交代で番をしていた。ゆうな、てぶくろ、もとか、ありがとう。
てぶくろはポエケットの写真と、ポエケ後の宴会の動画を取ってくれました。編集には時間がかかるでしょうが、そのうち何某かの形で公開できると思います。
それから、宴会には気鋭のジャーナリスト・安藤健二氏来場! 本当に来てくれるとは! 嬉しかったです。

宴会には物凄いメンツがいましたよ。
実存大賞受賞者まーろっく氏(お話できて楽しかったです。実に良い味を出している人でした)、創造大賞受賞者・宮下倉庫氏(宴会会場で宮下氏が秘儀伝授してくれている様子をてぶくろが動画に取ってくれました)、天才・泉ムジ氏、天才・たなか(辻)氏、現代詩のマドンナ・吉田群青(サイン貰った、萌)

そして、情熱の塊・ピクルスさん、ろくに話ができなかったが、また何か機会があったら酌をしつつお話したいです。ピクルスさんとゆうなともとかと遠いので今回は来られなかったが平川さんのおかげで文学極道もこのたびの企画も動いています。みっちり酌をしなければならない人たちです。

今回一番に思ったことは、ふたつあります。
まず、月刊未詳24の物凄いエネルギーです。
あそこの人たちは、現代詩のコンフュージョンの中で、最も新鮮でエネルギーがある人たちだなと思いました。

それから、腐っても鯛っつーか、あやしいわーるどはやはり凄い!!
ゆうなの美青年ぶりだけじゃなくて、もとかも、てぶくろも、安藤健二も、皆、圧倒的な存在感を放っていました。人間力な。

続きは後日

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7.11,12東京オフ会

2009-07-08 (水) 00:47 by ダーザイン

ずっと前から決まっていたのに、ウイルスにやられたり仕事が忙しかったり、何かともたもたして告知が遅れてしまいました。
今月11日(土曜)の晩と、12日(日曜)の晩に、ダーザインも上京して東京で宴会を催します。
7月12日の東京ポエケットに文学極道も出店し、近日刊行の文学極道の本の販売と街頭での演説など示威行動を行います。
皇居前で反社会ゲリラポエム朗読をして官憲に捕縛された里奈(誤変換クスコ、小池里奈ちゃん萌)、笑い。

7月11日は、主にあやしいわーるどや汚名板‐改などの地下暗黒掲示板のオフ、
7月12日は、詩人オフの予定ですが、都合の付く日、どちらでもいいです、ぜひともご参加ください。

7月12日の宴会は、メディア「月刊未詳21」との共同宴会です。
この日には、もしかしたらしたらですが、「封印された作品」シリーズで気鋭のジャーナリスト安藤健二氏が来てくれるかもです。
まだ、行けるかどうか解らんとのことですが。

7月11日の幹事はインターネットというものを歴史上初めて荒らした男、伝説のスーパーハカー・てぶくろ氏(現在プロ写真家)が幹事です。
連絡先 daseintokyo@tebukuro.jp
7月12日の幹事は文学極道の技術をまかなっているゆうなです。
連絡先 store@bungoku.jp

どちらも、朗読イベントや、その気があれば街頭での無許可演説などを執り行うので、ポエムなどの原稿をご用意ください。

では、皆様とお会いするのを楽しみに待っています。

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バラード、他

2009-04-27 (月) 23:03 by ダーザイン

http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20090420021981a
J・G・バラードが亡くなりました。

バラードは現代最大の作家だけれども、近作は駄作ばかりです。1980年の『無限会社』が最後の傑作じゃないかな。
その後にも、ボードリヤールと呼応し会うように書いた『21世紀のコロンブス』(ボードリヤールの『アメリカ』とハモッテいる)などで、現代性の探求は続けていましたが、本領を発揮していた60年代、70年代の作品には遠く及ばない劣化作品ばかりです。

なにか一作といわれても選べないなあ。
短編「終着の浜辺」「エニウエーク島へ飛ぶ我が夢」「時の声」「死亡した宇宙飛行士」
長編『結晶世界』『燃える世界』『沈んだ世界』『クラッシュ』『コンクリートの島』『残虐行為展覧会』、短編集『ヴァーミリオンサンズ』、、
ごく初期の単なるSF以外は60年代から1980の無限会社までは、全部読むべきだと思われ。
その20年間の間で、彼の作風は大きく変わります。だから、近作以外は、いろんな物を読んでもらいたい。
結晶世界などの初期破滅3部作はシュルラリスムの奥義を極めた美しいデカダン小説。
アンチロマンの極北であろう「終着の浜辺」、
『クラッシュ』『コンクリートの島』『死亡した宇宙飛行士』『残虐行為展覧会』などは、今でも現代文学の最前衛です。
バラードのあとに、彼を超える人間は一人もなし。

完璧に繊細な美文の連鎖『ヴァーミリオンサンズ』、
前衛現代詩の極北でもあろう『残虐行為展覧会』、
この両作品を読み比べてみて欲しい。
驚愕するような異才ぶりです。

メディア文学極道の創造大賞や殿堂入り者などは、J・G・バラードの本の横に並べられても恥ずかしくない文人たちが選ばれてきたと思う。
バラードの傑作短編とまーろっくさんの「カンチャンリルダの夜」が同じ雑誌に載っていても、カンチャンリルダの夜が引けを取ることはまったくない。
それだけ高いレベルを念頭に、毎年、各賞を選考しています。

話は変わるが、2chで何かのあおりを食らってアクセス制限をこうむり、文学極道トピックでの質問に答えられなくなっています。
Dさんが聞いている「一条さんが詩集を出しているかどうか」ですが、出しておりません。現況、ネットでしか一条さんの作品は読めません。
月刊未詳24にも、鈴木名義で作品があります。
一条さんは至急詩集を出すべきだと思われ。

また、名無しさんが聞いている、狼13号文学極道特集は増刷しないのかという件ですが、近々、小部数ですが増刷される予定です。
その際は告知します。

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