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遅くなりましたが、ポチさんのコメントに対していちおう返信を入れておきます。歴史は編纂されてきたか、ということについて。もちろん、と答えます。歴史が実体として、「過去」という言葉が思い起こすような感覚で、誰にも共通のものとしてそこにあるという立場か、歴史はいつも現在という曖昧な時制のなかで構成、再構成される、という立場なら、間違いなく後者をとりますよ。でもそれは2者択一だからだとも言えます。要は、この後者の立場はもう常套になってしまっていて、そう発言したところでとくに目新しさはない気がするし、この発言が、この21世紀の日本という歴史的文脈でどういう意味を持つのかを、まず注視する必要がある気がするのですよ。端的にいえば、歴史は編纂される、という前に、まず自分達が「編纂」していく覚悟があるのか、その方が大事じゃないかなと、僕は思います。つまり編纂「される」という言い方は、どうも、ただの責任転嫁というか、他人任せ的な、戦後、冷戦期以降の一時的な平和の悪弊が見事に顔を出している「日本的ありかた」の表出である気がします。ちょっと馬鹿馬鹿しく響くけれども、真剣な話、僕らが一人一人が歴史を編纂していくことができるのだし、しなきゃいけないとまで言わないけれど、その過程はもっと本来、こういう思想系の場に集うひとびとがやっていく仕事だと、僕は思いますね。それが放棄されてしまっている。もっと言うと、歴史を編纂するというのは、一貫したビジョンと、アイデンティティを提示することだから、ある程度の論理性が必要になるわけで、構成と再構成の成否は、まさにこの一貫性・論理性の有無に関わると、僕は考えています。ちょっと抽象的ないいかたで申し訳ないですが。
海岸草原のみどり はまなすの赤 萌たつ草の焔の中に 風露草のうすもも色 原生花園をぬけると 落ちていくように 空がりょううで ...
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(肌にも削いでいく冷めた朝に わが身をまといながら かすかに聞こえる潮騒をたよりに わたくしたちは 茶色い衣を重ねていき 何 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...