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五月以降またレスがくることを期待して、レスをします。 中米、南米に見られる公用語としてのスペイン語に関しては、まさにそれは、植民地という歴史を背負ったものであり、彼らは、自らを語るときにも、植民地の影響下によって悪く言えば強制された言語で語るわけですよね。これらは同時に、「非西洋」を志向すると同時に、「西洋」を志向しているという二重の乖離に落とされる。宗教学的なフィールドで言えば、よく原理主義者―実際にはこの言葉が意図的に西洋によって「名づけられた」言葉でその正当性を批判する言説もあったりします―達は、コーランに忠実であるかのようにみえますが、非常に西洋の思想を知らぬ間に取り込んでいたりするのです。 革命理論などは、まさに西洋産のもので、貴方も中南米を専門とされるなら、カーゴカルトの恐ろしい乖離またはツギハギ具合をご存知でしょう。西洋的なものを乗り越えようとする時、彼らが非西洋を志向する時、彼らは同時に、西洋的なものの中に取り込まれ、同時に、西洋を志向してしまう。 僕はもうこれらは逃れることのできないものとして、ただただ「注意」する以外にないと思うのですよ。まさに、これらを「傷」として否定的に語りだすか、または、「利用手段」として肯定的に語りだすか、という違いは、もうほとんど意味をもたないのではないかと感じています。(延々と二重の乖離に落とし込まれるだけになってしまう。) 僕は、自分の作品がパレスティナ人に読まれるとは思っていません。そこまで、想定して書くことが僕には到底できない。ここには、翻訳の問題から、様々な問題の故ですが、僕は「日本人」として読まれる事が積極的に可能にすることを肯定的に楽観的に見ています。もちろん、これらがとんでもない方向へと傾いた事例はいくつもありますが、私が、「普遍性」や「グローバリズム」という概念をどこまで信じれきれないのは、概念的な問題よりも、実際に私が書いている場所には、土地名があり、建物があって、建物にも名がある。そのような、ところからしか書けないんだ、というものがあるからです。もし、私の作品が、パレスティナ人やそれ以外の人々にも読まれてしまうという可能性を考えたとき、私は恐ろしくなります。 私は、自分というか、「歴史」というものもあまり強固には信じていません。それこそ、歴史は編纂されて生まれたし、常に編纂され続けられているのですから、そこに、私の諦めがあり、初めからあるはずのないものは見つからないんだという理解でありますから、真実のあり方、正しいあり方、というのも信じきれない。これは、自分自身の存在に関してもそうです。たしかに、私たちは、文化や歴史という一種の連続性に貫かれた存在でしょう。しかし、結局は、無数の点が直線に見えるのと同じで、断片でしかないので、私は自分の現状に対する不満―社会や日本人、文化など―は同時に、自分自身の姿であるという事を否定しきれない。まさに、不満や否定したい相手が、まさに自分自身の姿そのものでしかないので、それらを無くしては、自らは成り立たないと思うのです。だから、私は、積極的に、それらを肯定的に語りだす方向を取ります。つまりは、私は「裁判官」の様に、「良い悪い」や「好き嫌い」でもなく、ただただそうでしかないのだ、という位置から、読み直して、積極的、それらを裏返していく事を考えています。語りなおす、ということは私の中でとても大きな問いであり、問題でもあるのです。 とりあえず、コントラさんのレスを読ませていただいても、根底はとてもネガティブなものからの出発を感じます。しかし、私はそこに問いをはさみます。それは本当に、ネガティブなものだろうか、そういう理解で良いのか、そもそも、ネガティブ/ポジティブという形で語れるものなのか、果たしてそういう語彙が適切であろうか、という形で。 勉強のほうがんばってください。それでは。
海岸草原のみどり はまなすの赤 萌たつ草の焔の中に 風露草のうすもも色 原生花園をぬけると 落ちていくように 空がりょううで ...
高層ビルの屋上にはヘリポートがあるんだと思ってたよ、というアヤコの言葉を遮るように遠くに見える港に夕日が落ちていく。その光がア ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
まっすぐな帰り道が見えなくなると 穴という穴からノームが這い出て ら、るほ、ら、ら、るほ、 ダークダークノームダーク。 ...
※詩集『みをつくし』より いとをかしうあはれにはべりしことは、花の色の面白きををとこが摘みとりし事なり。おぼつかなき事ば ...
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
(肌にも削いでいく冷めた朝に わが身をまといながら かすかに聞こえる潮騒をたよりに わたくしたちは 茶色い衣を重ねていき 何 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...