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ダーザイン氏の作品の多くには女性が出てるが―果たしてはそれは本当に女性なのかという問いを含んだ上で―ただこの詩でいえる事は唯一、ワンピースの女性のみが「発話」するという位置にある。これは、一体どういう事なのだろうか―発話されるものは、基準音Aで440は(たしかラの音だったかな。)。彼女は、つかめないが、痕跡としての発話のみが残り、声=彼女、という一件不可思議な構図の中で、彼女の声は、こだまし消え去っていく―僕が聞きたいのは、消え去った声がどこに消えていくかということだ、痕跡は残るはずだ、果たして本当に消えたのだろうか―声は、内在化される―もうそこには外側と内側の区別が曖昧になる、発話=彼女=もう一人の誰か(君か(笑))が残り、現実は否定的な言葉で「廃都」と名づけられ―なぜ「廃」なのだろうか何によって破棄または捨てられたのだろうか―視点は見下ろしの視点から、見上げるという―空は常に上に―視点に移動し、そこにはもう「音の痕跡も音もない」ないのはすでに、そこでは、音がこの作品の語り部の中で内在化され同時に、発話=聴く事、として、完結されてしまっているからだ。(ただ、声は同時に、誰かに「聴かれる」という可能性を秘めていることを、発話することは=他者に出会うこと/自己が聴く事の恐ろしい二重性を持っていてそこには、いつも開かれていく可能性が残っている) 否定的な語彙で語られる青ざめた月や廃都―ただここで重要なのは、水溜りという反射された偽りの青ざめた月を踏むという行為だろう―偽りの月を「青ざめた」と語る。(この視点も下を向いているが、本当の月―つまり天空に上にある見上げる視点でしか見ることができない水面に虚像を反射させている真実の月は語られてはいない)。 コントラさんとは違いこの作品は、まだ朝も昼もなく永遠に夜であるようなワイヤードの世界には到達してはいないと思う。それは、恐らく、作者の人間性(良い意味で勿論使っている)が滲み出てしまうのだろう。何よりも、開くことのない花は、実際にはすでに開かれてしまっているのだ―信じているという行為によって―。 Joy Divisionを聴きたまえ。君も好きなんだろう。Preston Warehouse 28 February 1980の03 Twenty Four Hours.wmaは、ワイヤードかどうかは分からないが、ズブズブの漆黒の闇に誘われる。 まだ実のところ、極道でいうワイヤードの意味を正確にとらえてないが、私も朝でもなく昼でもなく夜でもないものを書こうと狙ってはいるよ。というよりかは、世界は重力の重みで、朝だとか昼だとか夜だなんていう境界が重みで押しつぶされて消え去ってしまうぐらいのものを見たいものだよね。
海岸草原のみどり はまなすの赤 萌たつ草の焔の中に 風露草のうすもも色 原生花園をぬけると 落ちていくように 空がりょううで ...
高層ビルの屋上にはヘリポートがあるんだと思ってたよ、というアヤコの言葉を遮るように遠くに見える港に夕日が落ちていく。その光がア ...
風の強い夜だ 下弦の月のまわりに 虹色の光の輪を作っていた薄雲が通り過ぎる 窓辺に焼きついた油色の日々が ガラス板から流れ落ち ...
まっすぐな帰り道が見えなくなると 穴という穴からノームが這い出て ら、るほ、ら、ら、るほ、 ダークダークノームダーク。 ...
※詩集『みをつくし』より いとをかしうあはれにはべりしことは、花の色の面白きををとこが摘みとりし事なり。おぼつかなき事ば ...
壁にも 空いた、うすぐらい あることに気づかれず 探せば見つけ出すことができる 半ズボンが壁から抜け出してくる 小学校のひび割 ...
(肌にも削いでいく冷めた朝に わが身をまといながら かすかに聞こえる潮騒をたよりに わたくしたちは 茶色い衣を重ねていき 何 ...
はがれた爪のように 水面に言の葉を散らしていきます 白い光の底として たゆたう ...
そのうしろ背の壁に 白い顔が浮かびあがっている まっすぐ見ている眸に 群れのひとたちの歩き出しに くすむ羽をすぼめている 行 ...
とかげの足音を拾っていくと 「かげろう」と呼ばれる庭で行き詰まった 兄さん あれは生き別れの兄さん いいえ 姉さんだった ...
― 楽あれば苦あり 苦あれば楽あり そう呟いて生活を、な 描き続けた。ずっと、ずっと。 まぁ、はっきりと解ったんだ ...
悪魔の子どもが生まれたって、言わないで欲しいんだ。カシミールで毛皮を売っている彼の、その柔らかい頬に浮かんだ笑顔みたいな、そ ...