文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

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現代詩手帖6月号で

2008-06-18 (水) 15:03 by a-hirakawa

現代詩手帖6月号でみつとみさんの詩集『バード・シリーズ』新装版から「斜線ノ空」が取り上げられていました。
まだ読まれていない方はこの機会に是非。

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4月選考雑感(平川綾真智)

2008-06-06 (金) 15:19 by a-hirakawa

今月は特に勉強になりました。
ありがとうございます。

作品は(どのジャンルでもそうだと思うのですが)、自分の手から離れていってしまいます。
作品は作者と密接に対話を繰り返し作者のもとで生まれ育ちますが、発表した後は読み手とも対話をしていきますし、やがて自立してしまいます。
一つの対話方法で臨むと瞬時に膨大な内界を曝け出す性格を持った作品もあれば、様々な対話方法で臨むことにより緩やかに尽きない外界を届かせてくれる性格を持った作品もあります。
どんな作品であるにしても、作者よりも高い位置にいってくれればこんなに面白いことはないだろうと思います。

優良に選ばれた9作品は、どれもしっかりと自立していった作品なんだろうと思います。
ただし、どの作品ももっと高い位置にいく可能性を未だ孕んでいると思いますので、是非、今一度対話してみてください。
凪葉さんの「虹」 「無題」、如月さんの「春に流れる」、には構造の妙が足りなすぎる、エッジの立て方をもっと弁える必要があるのではという意見もありました。
如月さんの「春に流れる」は、推敲前「春」の段階では、次点佳作からも漏れたかもしれません(推敲後、点数も良くなり、入選へと推す声も増えました)。付記しておきます。

さて、次点佳作作品に関して触れていこうと思います。

2687 : [栞の代わりに挟まれる]  香瀬 ('08/04/04 16:24:41)
は、私は優良に達していると思いましたが、芯を維持できていない、「維持しない」という済し崩し的な狙いだったとしても、うまく機能しているようには感じられない、という理由から次点に留まりました。ただ、点数的にはとても高く、もう一息で飛び出してくるのではないか、など好意的な意見も多く寄せられていました。ゼロから書いてある深度と読み手との距離感が、全て人工で冷ややかな詩情と混在し、面白い作品だとは思います。もう少し芯をずらしまくって破壊を埋め込んでも良かったのかもしれません。完成はされているので、ここからどう動いていくのか、書き手への期待が高まります。詩人ではない芸術家は今後、どういう作品展開を見せていくのか、実に興味深いです。

2696 : 海とカンガルー  ミドリ ('08/04/12 17:18:43)
は、バランスなど全てが安易に思える、という理由から次点に留まりました。優良へと推す声もありました。ですが、もう一歩対話を進められる可能性を多く孕んでいるように感じます。

2700 : アネモネ  草野大悟 ('08/04/14 21:46:45)
は、単独の作品としては惜しいところがありすぎる、という理由から次点に留まりました。作者の作品をたくさん読んできてその人となりを知っていることを差し引いて読めば痛烈な情感がある、という意見もありました。作者は作品集にまとめた時に初めて到達出来る他の誰もが持っていない大切な位置を持っている方だとは思います。それは無くしてはいけないものだとは思います。

2717 : 宛先人不明  ぱぱぱ・ららら ('08/04/25 20:52:06)
は、斜に構えた仕様の先へと越えていく後一歩が欲しい、という理由から次点に留まりました。どうでも良い馬鹿さは素晴らしく、読み物として非常に興味深い作品ではあると感じました。次回を追ってみたい作家だ、という意見もありました。

2691 : 迷宮体  黒沢 ('08/04/07 23:45:38)
は、各連の一行目が大きく魅力を損ねていて、ありがちな内容へと引込む情感の重力が削がれている、という理由から次点に留まりました。前作までの魅力、重力が、ない、など様々な意見がありました。作品もレスも真摯なだけではなくクレバーな目配りを感じ、非常に近い将来、期待以上のところまで行ってくれる作者なのではないか、という書き手への意見も寄せられていました。

2710 : (むだい)、  緋維 ('08/04/22 11:57:29 *1)
は、二連目に致命的欠陥があるのではないか、という理由から次点に留まりました。それでも、どうとでも読み取れるこの作品は、そんなに悪くはないです。どうとでも読み取れるということに少し悲しさを感じた、すこし文体に磨きをかければ、優良作品まで行けそうなくらいに感じた、などの意見もありました。悪い意味で柔らかい作品なんだと思います。

2690 : 変身  殿岡秀秋 ('08/04/07 18:09:24)
は、いつもとは違う書き方でも惰性が見え隠れしている、という理由から次点に留まりました。構成に工夫がほしい、との意見もありました。ただし、ベクトルでの情感はそれなりに達しているとは感じます。

2693 : 建築  シンジロウ ('08/04/10 02:47:13)
は、作者の「本気」を作品に出し切れていないのではないか、作品が上手く生み出されていないのではないか、という理由から次点に留まりました。書きたいものを書いてそれがつまらなさの破壊の一端だったら、こんなに面白いことはありません。そういう意味では貴重な作品だと思うので、あまり現代詩の影響を受けずに、このままめちゃくちゃに進んでいって欲しいです。

2706 : ギニョール  一 ('08/04/17 05:38:23)
は、内容がありきたりで、衝撃性がなく、魅力を文章が突き抜けるだけのものがない、という理由から次点に留まりました。ですが、文章内の情、あるいは膜が微かに震えていて、そこが少量の良さを加味していることは実に興味深いです。もう少し整えて、あるいは乱しても良いのかもしれません。俳していっても良いのかもしれません。

" title="http://bungoku.jp/ebbs/20080417_335_2708p\">">bungoku.jp/ebbs/20080417_335_2708p"> 2708 : 笛を持つ警吏  殿岡秀秋 ('08/04/17 22:05:28)
は、膨らませ方にも素材の扱い方にも難点がある、という理由から次点に留まりました。器用、不器用では、この作品の良さを語れないのかもしれないけれども、欠けた部分がありすぎるのではないか、などの意見もありました。

2707 : (無題)  鈴木 ('08/04/17 18:49:21 *2)
は、作品も東京というイメージを結構よく捉えていて、読み物として肩の力を抜いてならそれなりの程度にはある、という理由から次点に留まりました。もう少し多くの読み手へ対話する作品だと魅力が爆発したように感じます。

2713 : 本当の蝶はこの世に四匹しかいない  右肩良久 ('08/04/24 02:28:43)
は、主題に振り回されている、という理由から次点に留まりました。作者は、集中力がないのか、後半にかけて、おろそかになっている傾向にあるので、そこにも気を付けて欲しいです。

2724 : (無題)  んなこたーない ('08/04/29 19:45:14)
は、比喩も古く、深度もない、という理由から次点に留まりました。ただ、悪くはない作品です。最終連はあまりに語が唐突で、客船で行く、から想起させていても、言葉の力が少し変に働いているので、そこを気を付けてベクトルからもう一歩進んでいっても良かったように感じます。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、

2702 : 光、呼び覚ます場所  はるらん ('08/04/15 05:06:37)

2709 : お手玉  ポチ ('08/04/21 03:44:42)

2724 : (無題)  んなこたーない ('08/04/29 19:45:14)

2692 : あっかんべー  はるらん ('08/04/08 23:11:36 *1)

2683 : 唯の夢 その二  菊西夕座 ('08/04/01 00:39:24)

などが注目されていました。

以上です。

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3月選考雑感(平川綾真智)

2008-05-03 (土) 16:25 by a-hirakawa

今回も勉強になりました。
ありがとうございます。

ただ選考の際、果肉と果汁の量が適切でない果実があまりに多く投稿されている感を覚えました。
実、がとても良い場合、摘み取るタイミングなどをもう少し考えるべきなのかな、と様々なことを考えさせられます。

優良に推挙された5作品はそのタイミングを上手く見極めていた作品なのかもしれません。
おめでとうございます。

さて、次点佳作作品に関して触れていこうと思います。

2675 : 四月の海  凪葉 ('08/03/25 07:42:23)
は、優良へと推す声もありました。が、2連目と最終連がおろそかになっていて、もっと先に行ける作品のはずなのにそこまで足を伸ばせていないという理由から、次点に留まりました。2月の作品、「無題 」は確実に先へと伸びていたので、その地点からかなり後退した無難な地点にある作品のように感じさせられたのかもしれません。3、4連の微かなのに確かな展開は面白いですね。

2638 : ココナッツマン!ワンダーランドの町を出る  ミドリ ('08/03/01 16:41:23)
は、私は優良に達していると思いましたが、軽さが災いしたのか次点に留まりました。久々に面白い作品だと感じましたし、とても良い素材、視点、書き方だとは思います。理屈抜きで楽しませてくれる地盤での魅力に、後一歩、欠けていたのかもしれません。

2666 : 夕暮れまで  鈴屋 ('08/03/18 22:33:57 *1)
は、限りなく優良に近い位置にある作品だと思います。点数もなかなかの高得点ではありました。良い眼は細胞まで見据えていて、それに振り回されてもいないのですが、3連と6連の色彩と肉感はもう少し作用した方が高まるように思え、「?」の連打は、読み手の感情を削っていくように思えます。そこが次点に留まらせたのかもしれません。ただ、間違いなく良い書き手ですし、それを見せつけてはいる作品だとは思います。

2671 : 「 犬雨。 」  PULL. ('08/03/20 19:26:35)
は、非常に丁寧な作品なのですが、文体が借り物くさく、勉強家ではあっても自身から出てくるものはほとんどないのではないか、と感じさせるものがあり、次点に留まりました。作者は毎回丁寧に作品を仕上げていて、今回は、読み進めたくなる跳躍が作品に響いていて、残響も逸れていません。しかし、何度も読み返したくなるような魅力に欠けているのかもしれません。PULL.さん独自の視点や文体が完成した時、その問題点は全て改善されるように感じます。

2637 : 沼地  殿岡秀秋 ('08/03/01 10:10:51)
は、作者が作品の細部を知り書き込めていないのではないか、という理由から次点に留まりました。内容、素材、作者の眼、全てが優良に達するだけのものがあるはずなので、微細な部分に気を付けて欲しく感じました。もっと素晴らしい作品のはずだと、どうしても思えてしまいます。

2649 : 桜色のトンネルで  はるらん ('08/03/04 04:59:50)
は、もっと五感を引き出していく色彩を描く筆が足りないのではないか、という理由から次点に留まりました。しかし、足りない部分はたくさんあるけれども、嗅ぎ入れてしまう作品です。

2664 : (無題)  fluke ('08/03/18 01:32:36)
は、勢いを押していきすぎる点があまり上手く作用していない、という理由から次点に留まりました。アップル連呼はあまりよろしく思えませんでしたが、つなぐ呼吸が抜群で、その点は実に面白かったです。

2653 : 朝の陀羅尼  いかいか ('08/03/08 00:37:16)
は、宗教的言葉、単語が境界をもつれさせているという理由から、次点に留まりました。内面はよく伝わります。悲しい、寂しい文章です。ただ、文化で戦が起こるほどの地盤の単語、それはもっと深めていって然るべきだと感じます。濃さの中から覗く作者が多くの単語を使いこなせていると思えませんでした。

2672 : マフラーは長すぎて  ピクルス ('08/03/20 23:48:27)
は、詩情はあるけれども橋渡しが欠けていて自己完結しすぎている印象を受ける、という理由から次点に留まりました。上手ではあるけれども、節制し過ぎで情感が足りない、という意見もありました。罅から雪崩れ込んで来るだけの美は存在していないように思え、良い果実なのに報われていないように思えます。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、

2679 : 羊  榊 一威 ('08/03/29 15:49:58)

2640 : 千年地図の旅  まーろっく ('08/03/01 23:20:16)

2659 : ぼくになる  殿岡秀秋 ('08/03/13 06:15:46)  

2646 : 「 裂けるため、の眼の。 」  PULL. ('08/03/03 09:21:46)

2663 : 屍姦  ベイトマン ('08/03/17 23:53:29)

2680 : frog  田崎 ('08/03/29 23:43:35)

などが注目されていました。

以上です。

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2月選考雑感(平川綾真智)

2008-04-10 (木) 02:49 by a-hirakawa

1月、2月は、発起人であり、創造大賞受賞者であるケムリさん、コントラさんが投稿されていた素晴らしい月でした。
いつでも読めるように、以下にリンクを張っておきます。

――――――――――――――――――

2532 : 土の中のかいぶつ  ケムリ ('08/01/07 16:52:31)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080107_537_2532p

2585 : ヒューストン、テキサス、2008年  コントラ ('08/02/01 02:19:46)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080201_993_2585p

――――――――――――――――――

さて、2月の選考ですが、かなり意見が割れました。特に優良賞は、最後まで珍しいくらいに割れました。
選考の際、それぞれの作品から確かに私は勉強させていただきましたし、優良賞に選ばれた方は胸をはっきりと張って良いと思います。個人的におめでとうございますと叫びたい気持ちも大きくあります。が、作品に付けられた合評部分を読んで、是非もう一度、自作について考えられてみてください。もう一歩先へと進めるかもしれません。

次点作品に関して触れていこうと思います。

2590 : 岸辺  りす ('08/02/02 23:10:18)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080202_060_2590p
は、私は優良に達していると思いましたが、喚起力に欠けているということから次点に留まりました。
言葉とそこから想起されていくものとの使い方は見事で、凡庸なイメージも作品を立てているのですが、息子の部位と三連目はもう少し考える必要があったのかもしれません。

2612 : ゆびさき  凪りん ('08/02/16 21:07:51) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080216_406_2612p
は、優良に推す声もありました。が、やりたいことははっきりと分かるのに、甘い部分が粘ついて絡んでくるという理由から、次点に留まりました。作者の成長には選考委員の多くが驚き、感動すらしているので、合評部分をしっかりと読んで、これからも伸びていって欲しいです。

2597 : 雪の日に  吉井 ('08/02/07 00:50:20)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080207_173_2597p
は、様々な作風を持つ作者のやりたいことを実現するための技術が、今ひとつ追いついていないという理由から次点に留まりました。 便器の底、人間は下へ下へと沈澱していく時間を外に抱えているのかもしれない、など膨らみを読み手に与えはするので、それをもっと有無を言わさず投げかけてくるだけの力量が、今、作者の筆に要求されているのかもしれません。

2589 : 居間の遠景  殿岡秀秋 ('08/02/02 11:10:50)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080202_037_2589p
は、質の高い作品なのですが、孕んだ緊張感と感情が作品に残されたままであり、読み手の中で昇華しきるように書かれておらず、かかった靄が晴れなかったという理由から次点に留まりました。力があるだけに少しのことが悪い方へと大きく作用してしまうのかもしれません。ただ、私は、今回の投稿作品の中で、空気作りには一番長けている作品だと感じました。

2620 : サンデーモーニング  はじめ ('08/02/20 02:47:05) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080220_451_2620p
は、注意力散漫に感じられ、深くいくのかと思ったら視点を移したりして、逃げているようにも思えるということから、次点に留まりました。ただし、はじめさん、何度も投稿されているはじめ(一)さんと同一人物なのであれば、実に上手くなってきています。点数的にはそんなに良くはありませんでしたが、優良に推す声もありました。これからの成長を多くの方が期待しているようです。

2587 : 地上に眠る恋人たちの夢は  ミドリ ('08/02/01 20:49:54)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080201_016_2587p
は、高レベルな作品ではあるけれども、ベタな道具に、カオスの取りまとめ方や手慣れが気になるということから、次点に留まりました。ミドリさんの凄さは選考委員皆が知っています。こんなものではないはずです。ミドリさんは、大傑作を書いてくれるという期待の眼差しが、毎回、皆から向けられていると思います。

2630 : 朝  軽谷佑子 ('08/02/28 12:39:19)  [Mail]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080228_577_2630p
は、総体として見たとき、三連目が秀でているとは言え、一連目の素晴らしさが字句の切れの悪さなどから、最終連で崩れている印象を受けるということから、次点に留まりました。ただし、圧倒的部位はいくつもあり、高い質を保った作品であることは確かだと思います。今回はもう一歩がたりなかったのかもしれませんね。

2610 : 秋子の自殺  pierce ('08/02/14 21:54:20)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080214_342_2610p
は、80年代レディースコミックのような作品で、コミックタッチの面白さは成功しているけれども、ただ、それだけであり、気になる棘のような存在に甘んじていることが残念だということから、次点に留まりました。でも、十分気になり、次も読みたくなる不思議さに溢れた作品だったと思います。次の作品、期待しています。

2591 : 香  ベイトマン ('08/02/04 02:16:42) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080204_109_2591p
は、構成もまずまずであり、相変わらず文章の巧い部分は認めざるを得ないけれども、手法を選べないものか、また、粗い部分と丁寧な部分の差があまりに開いているのではないかということから、次点に留まりました。ベイトマンさんは今、変で貴重な書き手となっているので、このまま独自の世界をどんどん突き詰めていって欲しいです。もちろん合評にはきちんと参加しながら。

2614 : ザンザ  シンジロウ ('08/02/18 00:31:53) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080218_425_2614p
は、「ヒトもケモノも 違いが薄い」という素晴らしい一文があるけれども凡作であり、その一文と作者のキャラクターで成り立っている作品でしかないということから、次点に留まりました。作者の比喩や言葉の独自性は非常に面白く、シンジロウさん作品は良い意味で全て変なので、そこをもっと強調しても良いような気がします。

2613 : 唯の夢  菊西夕座 ('08/02/16 21:58:46)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080216_407_2613p
は、普通に良い部分もあるのですが、突出した良さはないように思えるということから、次点に留まりました。ただし、勢いでごまかさなくても書けるようになってきたことは凄い成長ですし、この作品で言えば、ほんのりとした温かさが心地良くさえ感じました。後一歩なのかもしれませんね。

2595 : 青梅街道  まーろっく ('08/02/06 21:00:18) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080206_170_2595p
は、あまりにテンポを落としていく感傷に疑問を覚え、最終連への結びつけが甘いことから次点に留まりました。上手い部分は多くあります。 それだけにもう一歩先へと踏み込んでいく必要があるように思えました。皆が毎回、まーろっくさん作品には期待しているので、上がったハードルを軽々と越えて行って欲しいです。

2600 : 宇宙を感じて  木戸 ('08/02/09 00:42:59)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080209_198_2600p
は、非常にダサく、馬鹿馬鹿しくというか馬鹿で、変な作品で、非常に貴重な独自性のある作品で、次点に留まりました。宇宙を出すという壮大すぎることをなんなくやってしまう怖いもの知らずな点や、「うひゃあ」などという詩にはなかなか書けない言葉を書き、自分の悩みを宇宙と対比させ、とにかくめちゃくちゃなのですが、何故か心に残る作品だと思います。
落選してしまいましたが、もう一つの投稿作品も、ダサくて馬鹿で、貴重な作品だと思いました。
是非、このまま現代詩の影響を受けずに書き続けて欲しいと思います。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、
2629 : 朝  田崎 ('08/02/28 00:02:41)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080228_572_2629p

2631 : 母  水恋あかり ('08/02/28 14:25:43)  [URL]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080228_578_2631p

2628 : [kanshakugirl(s)]  香瀬 ('08/02/25 23:16:10) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080225_535_2628p

2616 : 「記されない狼のための観測」  深田 青 ('08/02/18 12:12:11) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080218_430_2616p

2618 : まっしろけ  木戸 ('08/02/19 01:35:48)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080219_444_2618p

2633 : 月ヲ忘ル  Canopus(角田寿星) ('08/02/29 01:45:53)  [Mail] 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080229_609_2633p

2606 : 発狂詩篇II  故松原  吠 ('08/02/12 03:34:01)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080212_258_2606p

2592 : 「 裂け眼。 」  PULL. ('08/02/04 08:45:56)  [Mail] [URL]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080204_119_2592p

2608 : 奈落よりわれは叫びぬ  午睡機械 ('08/02/13 13:27:47)  [Mail] [URL]  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080213_291_2608p

などが注目されていました。

さて、現在、年間大賞について詰めていっています。
近く発表出来ると思うので少々お待ちください。

以上です。

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1月選考雑感(平川綾真智)

2008-03-11 (火) 19:00 by a-hirakawa

今月も非常に勉強になりました。
ありがとうございます。

優良作品に選出された皆様おめでとうございます。

1月は様々なベクトルの作品が多く、個人的には読んで面白いものばかりでした。
しかし選考の際に、かなり意見が割れ、「優良作品なし」とした選考委員もいたことを明記しておきます。

2556 : (無題)  鈴木 ('08/01/18 15:38:41)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080118_725_2556p
は、優良にとの声もありました。 しかし、昔とある雑誌で流行っていたいろんな方がやっている手法で、読み物としては疲れたとの意見から次点に留まりました。丁寧に書かれてはいるのですが、時系列に沿ってのことを、転々転々ともっと裏切りが欲しかったかもしれません。

2578 : 甘ったるいポエム  映画狂馬 ('08/01/29 19:02:24)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080129_950_2578p
は、私は優良に達していると思いましたが、可能性を孕んだ気になる作品に過ぎないとの声から、次点に留まりました。このどうでも良さは貴重かな、と私は思ったのですが、一歩先の強度が必要なのかもしれませんね。

2539 : 書簡より  soft_machine ('08/01/11 15:52:31 *1)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080111_606_2539p
には、構造が安易だけれど、うまくハマってきているという意見がありました。足を引っ張る長さが次点に留めてしまったのだと思います。

2540 : 事切れの唄  吉井 ('08/01/11 23:10:58)  [URL]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080111_620_2540p
は、今月一番面白い作品だったという声もありました。優良にとの声もありましたが、前へと来るものが足りていないとの意見から次点に留まりました。
作者は大変でしょうね。毎回、作風を変えて。実験を繰り返して。

2563 : 恋歌連祷  8  鈴屋 ('08/01/21 23:07:41)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080121_799_2563p
は、言葉に強いインパクトを求めようとしているけれども、どうも使い古された手法で、 鮮烈さは出ておらず、逆に、言葉の汚さが目に付く、という意見から次点に留まりました。

2552 : マリア  まーろっく ('08/01/17 20:50:10)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080117_707_2552p
は、合評で面白い意見が展開されていましたね。良い作品なんですが、どうしても「マリア」という単語が気になってしまいます。 単語が想起させてしまう事象に潰されかけている点が非常に惜しいと感じました。

2535 : 12月の雨  如月 ('08/01/08 23:58:05 *1)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080108_565_2535p
は、多くの方が印象に残ったと褒め称えていました。しかし、優良に推す者は一人もいませんでした。しみじみと良いです。しかし、抜きんでた詩情を醸せるはずのところで中途に終わっています。今までの作者の作品の中では一番出来が良いように感じます。

2564 : オリオン  凪葉 ('08/01/22 07:45:01 *1)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080122_808_2564p
には、あと、もうほんの一歩という気がする、という意見がありました。ベクトルとしてとても良いので、第一連をもう少し、欲しいです。もっと上に行ける世界が足を引いているように私は感じました。

2576 : 恋歌連祷  9  鈴屋 ('08/01/28 21:04:22)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080128_933_2576p
は、もう一歩上の残る作品になる可能性を孕んでいるとは思います。 眼は実に良いと思うので、言葉の粗さに気を付け欲しく感じました。

2574 : [シウマツ]  香瀬 ('08/01/28 09:10:00)  [URL] 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080128_923_2574p
作者はおそらく詩人ではありません。けれども確かな芸術家です。詩という形式で詩人ではないことを逆手に取った構成は面白さを感じさせられました。ただ、それがこの作品では活かせていないことが残念です。
どんな方向に向かうのか、どんな芸術を最終的には創り出すのか、それが楽しみな不思議な方ではあります。

2568 : 「 ふかづめ。 」  PULL. ('08/01/23 20:45:16)  [Mail] [URL]  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080123_842_2568p
は、良いのですが、後半があまりにも尻切れトンボです。ここまで書いたのなら、最後も読み手に親切でしかるべきように感じます。

2534 : ライタップ、エン、ダンス  緋維 ('08/01/08 21:40:17)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080108_563_2534p
緋維さんは、結構注目されているみたいです。独自性をそのまま伸ばしていって欲しいです。ヘタウマな雰囲気は意識的なのか分かりませんが、是非、自身を大切にされた上で合評からしっかりと多くを得て面白い書き手になっていって欲しいです。

2573 : 18歳  木戸 ('08/01/28 03:57:56)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080128_921_2573p
には、最初と最後の所の2箇所、「空を仰いでおったのは・・・」という表現が唐突に大人っぽい表現なので気になった、去年の話がどうしてそういう表現になるのかやや違和感あり、 などの意見が挙げられていました。
個人的には、とてもダサくて変で貴重な作品だと思います。
独自性を大事にされて、あまり現代詩に影響されずに、伸びていって欲しいと思います。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、
2543 : 柳  熊尾英治 ('08/01/12 17:01:32)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080112_635_2543p

2580 : はぁもにか  リーフレイン ('08/01/30 09:41:27)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080130_959_2580p

2530 : 摩周湖  池中茉莉花 ('08/01/07 01:16:06 *1)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080107_527_2530p

2551 : 牛乳配達夫  ミドリ ('08/01/16 17:29:27)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080116_695_2551p

2579 : 「 かもなまいはうす!。 」  PULL. ('08/01/30 01:53:36)  [Mail] [URL] 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080130_954_2579p

2538 : サインポールはまわらない  菊西夕座 ('08/01/11 02:03:48 *5)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080111_599_2538p

2572 : 予知  ゼッケン ('08/01/26 13:18:15)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080126_889_2572p

2561 : 別離  ミドリ ('08/01/21 17:50:33)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080121_792_2561p

2575 : てるてるぼうず  佐藤犀星 ('08/01/28 10:07:45)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080128_927_2575p

2533 : New Order - Ceremony (Joy Division cover-live 1984)  いかいか ('08/01/08 11:41:09)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080108_551_2533p

2524 : 自由連想連弾A 夢枕  いかいか ('08/01/01 20:13:33)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20080101_456_2524p

などが注目されていました。

以上です。

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