●「文学極道公式ツイキャス」司会進行スタッフ瀧村鴉樹氏からのコメント
〇司会進行スタッフ瀧村鴉樹氏からのコメント〇
文学極道公式ツイキャス発起人の瀧村鴉樹です。放送ではメインパーソナリティを務めさせていただきます。
この放送の企画として、文学極道公式ツイキャスでは今回二つの条件下での詩の発表を提案させていただきます。
それが「朗読」と「即興詩」です。
朗読は自作詩を読んでいただくことですが、「音読」とは全く意味合いが異なります。
「音読」は正確にハッキリ読むことを目的としますが、「朗読」にはそこに
1.音声で作品への価値付けをすること
2.作品の特性、または意味合いを音声で表現すること
が求められます。ただただ読めばいいというものではなく、作品への解釈と表現力が必要なのです。
自らの作品を自らの声で表現すること。音声に乗せることで、知識と頭でしか捕えられなかったヴィジョン、イマジネーションに肉感が伴い、「生命を持った作品」へと変化します。黙読の音と朗読の音は全く別の領域になるので、作者にとっても読者にとっても、新たな発見へと繋がることでしょう。
ただし、その為には音声のみでそれを伝えきる技術、表現力も必要とされます。感覚をフルに使い、「詩」を全身全霊で表現しきって下さい。
どう読んで頂いても構いません。ただし、レベルの高い「詩としての朗読」を期待しています。
そして「即興詩」。手と口とでは、脳への距離が違います。頂いたお題をどう昇華し、またはツールとして使い、作品へと構築できるか。その作業を一瞬で行っていただきます。
「書く」という行為には文字を書く間のタイムラグが多少なりとも発生します。そのタイムラグを奪うことで作者自身が深層意識へとダイブします。
私は3年ほどツイキャスにてやってきましたが、お題が幾つも並ぶことがあります。その場合、複数のお題を組み合わせることもことも可とします。
このことにより、作者の傾向や癖も浮き彫りになることでしょう。無意識に近い状態の自分を見つめ直すことにより、今後の詩作への学びにも生かせることでしょう。
これらも朗読と同じく「音声で表現できる詩」を期待します。
この縛りの元、自由に飛んでください。美しい空を楽しみ、落下の恐怖に震え、着地の安堵感を堪能してほしいと願っています。
即興詩はその日によってかなり作品の出来にバラつきがあります。率直に申し上げて、慣れていただくしかありません。口惜しい思いをされることもあるでしょうが、そこから何を学べるかが皆様の詩作に大きな変化をもたらすと信じております。
と、真面目に書きましたが、朗読も即興詩も「回数こなせばできるようになる」と思います。
司会進行という皆様に近い視点で、私も楽しませて頂こうと思います。
皆様がどこまでやれるか楽しみだな♡へへっ!
また、この放送は「文学極道」を冠しておりますが全世界へと開かれております。参加も視聴者も「文学極道」という限られた人たちだけではありません。
外からやってくる強者もいるでしょう。新たな才能の発見もあるでしょう。共に楽しみ、震えましょう。
文学極道公式ツイキャス運営スタッフ司会進行担当 瀧村鴉樹