文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2010年2月分選考雑感

2010-04-21 (水) 14:41 by 文学極道スタッフ

今月も勉強になりました。
ありがとうございます。

今月は、

4151 : net 詩  りす ('10/02/08 13:41:54)

4188 : 褐色の月  岩尾忍 ('10/02/20 23:45:26)

4208 : 十三夜  坂口香野 ('10/02/27 02:14:40)

4189 : 夜に死なない  黒木みーあ ('10/02/22 00:52:18 *1)

4182 : 冬の手帖  丘 光平 ('10/02/17 07:37:28)

4160 : がんばれ、ベアーズ  ゼッケン ('10/02/11 10:30:16)

4192 : ハ ル           りす ('10/02/22 16:32:06)

以上、7作品が月間優良作品に選出されました。

4151 : net 詩  りす ('10/02/08 13:41:54)
以前の地蜘蛛が、まさかの復活を遂げ肩の力を抜いた行間を生んでおり滑らかに仕上がっている、という意見がありました。過渡期でも、こういう表し方があるのだと身を削るあり方で、形骸を貫く寺山への手紙のような感覚も受ける、という意見もありました。感情を小さく動かさせられる作品だ、揺れ動く作者の動線配置が実に印象的だ、という意見もありました。その発想に推挙せざるを得ない、作品自体は今一つかとも思う、という意見もありました。「できちゃったよ、詩が」の強さ、巧い、だが巧い意外に特に何も感じなかったという意見もありました。

4188 : 褐色の月  岩尾忍 ('10/02/20 23:45:26)
面白い作品だと思う、発想と読み手、生活時間とのつながりに味わいがある、少し前の時期の先の見えなさにも通じるものがある、さまざまな砂糖があっても、それは解決につながらない、「まるで/そういう遊びのように」は、もう少し当てる綴りがあるとは思う、「それは長い三昼夜だった しかし/所詮は三昼夜だった」この部位も、死の前の連としては薄い、「このように言いたいのだ 私は」ここは断定的強さは正解だと思うが、私を出さないほうが広がったのではないか、しかし、それを抜いても読むべきものがある、という意見がありました。エンディングがとても好い、3連目、賽の河原を思わせるパーツは、安易で投げやりな表現に逃げないで描写して欲しかった、という意見もありました。

4208 : 十三夜  坂口香野 ('10/02/27 02:14:40)
4208 : 十三夜  坂口香野 ('10/02/27 02:14:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20100227_025_4208p
くわしいことは、右肩さんが書いてますが、それだけでは、とらえきれない魅力があります、坂口さんのセンスに対して自分はお手上げです、結局、何も書いてないんですよね(なのに面白いというセンスが光る)、という意見がありました。なんだ、これは、と思う、面白い、ような気がする、ような、このきちんとした感覚と描きと、構成と、すべてが中途半端ではあるのだけれども、煮詰めていない分、作者の書きたかった素材の上質さが目立つような、そんな作品であるような気がするような、という意見もありました。粗いですが、好感され易い作風、まんま一昔前の人類性善説少女マンガの機微を辿るような匂いがあり、作者が大島弓子を好きなのは、とてもよくわかる、という意見もありました。

4189 : 夜に死なない  黒木みーあ ('10/02/22 00:52:18 *1)
「私」が「男」を利用して「いくつもの私」を排除してゆく物語だと読んだ、「わたし、わたし、わた、し、ばいばい。小さく叫んだ。」など、結構、わたしの達成感がふくまれている、上手い、という意見がありました。全体的には、「男」の役割が「男のモノを噛み砕く、」という私側からみた観点でしかないので、「私」「男」「いくつもの私」という3つの立場が拮抗してあらわれないことが全体を読み取るうえでの難点、だから、「私」に関する記述がとめどなく増えてしまっている、「その感情の大きな振り幅が、このような饒舌を産みだしている」「饒舌で過剰であることでしか語れないものがあります」なんて饒舌について語られてしまう、どちらにせよ、「私」が私らしさを獲得するためには「いくつもの私」を死なせていかなければならないなら、「男」の物語に担う役割をもっとカチッと嵌めてあげて、「男」と「いくつもの私」の同質的なもの(それは「私」という人間が「蔑視」しているカテゴリーだと読んだし、それにその視線と並行して「私」には自己蔑視の視線が投げかけられているようにも思う)と「私」をはっきりと区別する作業が必要なように思う、という意見もありました。もしも若い作者ならば、よく書けている内省の具現だ、しかし、この構成と展開は、やや見飽きた感もある、作者のコメントは疑問に思えたけれども、作品のみならば、これからも書いて欲しいというものを感じる、形状的な空気の醸し出し方が上手い、後は一文の大きさを見つめていくことだと思う、という意見もありました。ジャンクのスクラップみたいですけど、魅力の片鱗はある、たとえば、蒸発しそうな官能や辛辣な虚無をいかに美しく滲ませるかに長けるなら、やがて傑作をものに出来るかもしれない、現況、まだ幼いですが、期待したくなるサムシングを感じます、という意見もありました。話者のいる世界について描写が全くなく、王道とはかけ離れており、話者の行為と詠嘆ばかりなのだが全く不愉快に思わなかった、内容について神経症じみているとも思わない、自己の不確定性に関わるちゃんとした問い立てだと思う、足りないか、過剰かと問われたら、程よいと答える、という意見もありました。
※右肩さん、朝倉さんのレッサーとしての輝きを指摘する意見もありました。

4182 : 冬の手帖  丘 光平 ('10/02/17 07:37:28)
薄く淡く寒々とした点描、それを最小限くらいの平易な言葉で語っている、奥行きは広くない、という意見がありました。静寂、失われたものが語られているのにこの穏やかさはなんだろう、この境地には敬意を、という意見もありました。薄い笑顔で亡くなっていく人を描かれているような感覚が立ち上がってきた、初連、美しさの中に儚く去っていく刻みが感じられて、「産みおとされたふたごの沈黙から/ひとつの泉が広がるように」 の「ふたご」は、また違う人生を歩んでいたらこう歩いていたのではないか、あの時こうしていれば健やかな自身だったのではないか、という自己疑念にも取れる、「ひとつの泉」は疑念からひらけていく自身の肯定と生まれたら亡くなるという結果の絶対感かもしれない、「赤 しろ 黄いろ」とチューリップの連想から花全般のイメージにともり、来世の生へ肯定的な思いが開いていくような感覚を得た、単純に情景からの抒情だとしても、良い妄想をいただける作品だ、という意見もありました。

4160 : がんばれ、ベアーズ  ゼッケン ('10/02/11 10:30:16)
読み物としては新しくはないにせよ及第、ちゃんとオチてるし、それがじんわりと怖いのが、よい、という意見がありました。純文学的語彙を敢えて使うのも、エンタメを映えさせている、プロットと切れのよさの勝利、という意見もありました。多分面白いのだろうと思う、たぶん詩なんか読まない人が読んでも面白いだろうと思う、あちこちにシュールな仕掛けがあり上手だ、ところが私はぜんぜん楽しめなかった、という意見もありました。

4192 : ハ ル           りす ('10/02/22 16:32:06)
読みやすさの陰に潜んでいる強い意志的な陰の陰、それは光になり得る、印象の罠にかかりそうだった、という意見がありました。かわいらしい小品ですけど、特段に何かは感じない、過渡期的な作品なのかもしれない、という意見もありました。これはすばらしい、繊細な抒情、淡いパステルか現代日本画用の彩具での色彩のともし火、心地よい絵を見ているようだった、読んでいて、その絵の中に入り込むことが出来た、という意見もありました。

さて、次点佳作作品について触れていこうと思います。

4172 : 言語的存在とは何か  右肩 ('10/02/13 15:01:37 *2)
作者は詩人ではないけれども、核となる資質を背後から見つめる姿勢を作るのがとても上手い、という意見がありました。反転させていくハプニングは視点の位置を予想させながらも裏切っていき、中で、模倣や言語、詩のあり方について考えさせる部分を突きもする、読者あり、が大前提の作品、巻き込まれるかどうかに全てがかかっている、という意見もありました。これは詩というものがあってこそ成り立つ、作者ではないところに詩があり、作者はその詩への問いかけを展開しているのかもしれない、作品として、賛成は出来るが、作者は、やはり詩人ではない、という証明にも見える、という意見もありました。その発想を買いたい、という意見もありました。

4179 : おんみ  鈴屋 ('10/02/16 02:26:18 *6)
少し足りないが、最終連が光っている、浅瀬なんだけれど負荷が絶妙、棒読み現代詩には無いセンスにも一票を投じたい、という意見がありました。事件の挿入はすさまじくよい、それをいかせるだけの口上に行き着いているとは思えない、しかし上手い、という意見もありました。何度も読み返せる作品で、その度に妙味が増して来ます、変容を包む評価を孕んだ作品だ、という意見もありました。

4201 : さらにがんばれ、ベアーズ  ゼッケン ('10/02/23 21:00:44)
単体の作品としてではなく4160 : がんばれ、ベアーズ ゼッケン ('10/02/11 10:30:16)と併せて評価すべき作品だ、B面は、バベルにまで行き着く素晴らさ、ここまで特化すると何もいえなくなる、という意見がありました。作者の好調さが見えてくる、「がんばれ、ベアーズ」の裏書きとか続編や後編というよりはB面とかリミックスみたいなもんでしょうか、原曲の少し違った楽しみ方を提案する、これって読者サービスにもなっている、読ませる、という意見もありました。多分面白いのだろうと思う、たぶん詩なんか読まない人が読んでも面白いだろうと思う、あちこちにシュールな仕掛けがあり上手だし、ところが私はぜんぜん楽しめなかった、という意見もありました。

4198 : みずがめの空  丘 光平 ('10/02/23 00:50:57)
すばらしい、清涼な美しさ、余計なことをだらだら書かない短詩でも話者のいる世界の全体を書き表すことができるという良い見本、空気の肌触りまで伝わってくる、という意見がありました。「目をとじて/たわむれる羽むしの」この導入部で躓く、フォーカスが絞られているのに、この映像は無いだろう?と自問しながら読むと醒めてしまう、後は雰囲気でなんとか読ませるが、浸りきれないまま終わるのはやはりツカミが脆弱なせいでもあると思う、あとは、「散りしく」「散りしかれた」もそうだが、この作者お気に入りの手癖はそろそろ敢えて封じる時期に来ているのではないだろうか、と思わせられた、という意見もありました。最近絶好調な作者なので、「散りしく二月の薫りが/こどものように/跳ねている」この結びか非常に気になりった、一連、二連の最上質に比べ妥協しているような感覚を、その連にだけは感じた、「目をとじて/たわむれる羽むしの」もうこの時点で極上の綴りを見いだせていると思う、感覚を、より感覚へと向かわせながら、対象に行きつかせる、享受に結実する見事さ、「夜は剥がれて/焼かれてまもない朝の破片」日々の繰り返される情景を、このように言い当てられると、そのまま鋭利に対象が新たに立体となり、育っていく、「 うなだれた睡蓮の/みずがめにひびく/薄氷の空」タイトルの対象を言語世界の密接な距離と包帯で支え上げているのだが、三連から、対象が変化するように思える面があるからだろうか、着地点への期待が不安と変わり、その後くる、「二月の薫りが/ こどものように/跳ねている」は、少し自分でも書けそうに感じてしまう、最終連だけ、もっと言えば、「こどものように」だけでも、どこか別の喩へと昇華できたら、全く違う叙景が開けたような気がする、という意見もありました。

4171 : Petite et accipietis  しりかげる ('10/02/12 21:59:46 *1)
悪くはないけれども、だらしなさが目立つ、それぞれの連を、もっと突き詰めていく必要が絶対的にある、という意見がありました。三面記事スクラップ、これを、こっからどう料理するかが大切なんじゃないかしら、という意見もありました。優良へと推す意見もありました。

4176 : 赤子  益子 ('10/02/15 11:38:19 *2)
文法が気になったけれども、それを乗り越えるものがあれば、良いのだと思った、それなりの面白さもある、という意見がありました。「※一条氏の『nagaitegami』を参考にさせて頂きました。」これは不要かもしれない、参考は参考、劣化コピーの位置に落ちてしまったように思える、という意見もありました。ずらし方や揺らせ方に新味がない、頭で作ってしまっているようで、さみしい作品だ、という意見もありました。

4169 : 或いは、この国のものたちへ  はるらん ('10/02/12 04:35:59)
かなり書き込んだ作品なので、詳細レスポンスするべきなのだろうが時間がない、物語の展開の中に適度の描写があり、随分上手になったものだと思う、作品に立体感をもたらす垂線の導入もある、が、宇宙のくだり等ありきたりな描写に終始し、ポエジーの炸裂が見られなかった、また、だれかれが死ぬとかいう事について安直に過ぎたところが作り話に見えた、という意見があろました。贅肉もあるにせよ、それなりに読める、ラストも秀逸、ただ、作者に期待しているからこそ、この方向性は支持したくない、という意見もありました。文章と世界観が、今までの作者よりも統一感のあるものとなり、感情の挟み込み方も上手いと思った、この調子で、短篇も書いてみて欲しい、最後の終わり方は疑問、そのまま静かにまとめて終わっても印象的な作品になったように思えた、最後の一文が印象を与えて強すぎる、という意見もありました。

4210 : toute nue  はなび ('10/02/27 17:55:34)
表層が境界を持つ意識への提言のようで、弾みがよい、そのまま展開の構築に、狂う、一味が欲しい、という意見がありました。上手だが作り物臭がぷんぷんする、作者は物語の外に突破して行くか、もっと自分の生の感覚から書くことを考えるか、作風自体について考えるべきだと思う、という意見もありました。あれ?タイトルまで変わっている、複雑、推敲について、もう少し考えて欲しい、という意見もありました。重いテーマに対してチープでキッチュな記述でギチギチなわりには、このボリュームの必然的が見えてこない、猥雑感が少なく、作者の鼻のヒクヒクしているのが垣間見えるのが、やや難、けれども好きな作品、という意見もありました。

4196 : 草原の少女  19 ('10/02/22 22:55:55)
前半と後半の差は何なんだろうか、どちらにも良さはあるのに、中途に留まっている、という意見がありました。幾つかの読み方があるにせよ、「草原で強姦された少女」という読みが一番すっきりするのかしらん、どう読もうと、揺らぎは感じますが、そこまで、という意見もありました。優良にするかどうか迷った、かなり良い、荒涼への放擲が描かれているが美しい、もう少し草原なり何なりの荒涼の描写があればと思う、惜しい、少女についてはこれで事足りていると思う、少女を取り巻く世界が足りなかった、という意見もありました。

4203 : 太陽  ぷう ('10/02/24 16:36:36 *1)
「進化/誕生の、可能性でもある、、」「わたしは媒体に過ぎない」という言葉を、意識的に使ったのだとしたら、これはなかなか面白い試みではないか、と思う、おそらく、作者は、太陽の始原にまで立ち上ろうとし、だが言葉が極度の偏りを持ってしまうのはその壮大なこころみに比例してではなく、おそらく、「胎児が、始動する、」という事態の、それが受精(太陽なら核融合のプロセス)という単純なプロセスであっても、その初期条件が、一定してありうべきものではない、ということからきているように思う、「増幅するエントロピーを、少しずつ、零してゆく、」「あの日消失した、あなた自身の世界と、」「再生され、生まれ変わるまでの、莫大な熱量」という言葉は、初期条件が一定の配列をとっているのに、システムとしてはじまることもあれば、配列がくずれてしまうこともあり、受精という初期条件の発生が、結果へと一直線につながってゆくものではないということ、そしてシステムとして、生成とともに廃棄される部分を容赦なくふくんでしまうがゆえに、継起的な活動を維持するために、おおくものものが棄てられ、また、継起し続けるプロセスの初期条件が確定されえない以上、結果としての胎児の誕生という事態はその一回性において、どこまでも未知なものとなってしまうがゆえに、言葉は極度の偏りを持ってしまうのだと思う、もちろん、これが、詩の言葉として成り立つかは、中谷宇吉郎のような眼をもつことからはじめなければならないのだろう、という意見がありました。発想にあぐらを書いて、言葉を磨けていない、装飾も言葉の上に立ってしまい、小さく壊し続けている、という意見もありました。わからなくもないが、粗雑な乱れが能動的に読む気力を削いでしまう、この作者だけではないが、句読点から記号までもっと熟考して機能的に、或いは魔術的に使わないと、良くて作品の瑕にしかならない、という意見もありました。

4206 : 早春  右肩 ('10/02/26 03:14:12)
書きたいことがない技巧職人の実験、大衆に焦点を当ててみたのだろうか、若い世代にも読まれることを意識したのだろうか、作者の作品は、視線を意識しているようにしか思えず、たまの、こういう失敗作を読むたびに、やはり、この作者は詩ではないのではないか、小説や批評が向いているのではないか、などと考えさせられる、という意見がありました。

4146 : 2010年2月2日  ぱぱぱ・ららら ('10/02/06 20:21:04)
シャープで無駄がない、わずか数行の簡潔な文章で言わんとしている事を描ききっている、という意見がありました。「僕が言いたいことなんて/こんなものだったんだ」他の作者なら、ここが問題になってくるが、この作者なら語彙が幅広くなり、大丈夫になるので不思議だ、形骸の先を、もう少し突き詰めて欲しい、それは適当な範囲ではなく、切りつける形骸であって欲しい、という意見もありました。

4184 : 窓  はかいし ('10/02/19 20:15:33)
感じたのは可能性、この作品単体として感じる可能性は大きく、そして間違いのないものだ、推敲し、きちんと可能性に追いついたときに、また読みたいと思う、という意見がありました。
※破片さんのレッサーとしての手腕を指摘する意見もありました。

4154 : カモミール・ティー  荒木時彦 ('10/02/09 19:53:49)
もう少し切れに対して丁寧になっても良いように思える、単語の質感からも、もう一歩いけたように思える、という意見がありました。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、以下に挙げる作品が注目されていました。

4190 : 失楽園  長押 新 ('10/02/22 09:16:11)
よくよく計算されている、自信作であろうし力作だとは認める、しかし存外に、というか、単純に面白くないのが辛いところで、印象に残るフレーズも見当たらない、読者を引き入れて読ませてこそ活きるであろう、この作品だけに、惜しまれる、という意見がありました。どんなに「完成」を目指しても読み手はついて来ない、リズムにも丹念な工夫がほしい、それらを考慮するだけでも随分変わるように思える、読まれてナンボの作品のはず、という意見もありました。読み応えがおあるにも関わらず、意識が剥離しない文章だ、中の硬質さと、なよやかな感情には触れることができ、意識を揺らされもした、という意見もありました。

4195 : ライト  プリーター ('10/02/22 21:32:04)
光は救い、存在の現前であると同時に狂気への道しるべでもある、偶然に頼ってますといっちゃう所が甘い、練る努力をしてほしい、という意見がありました。「あの」の反復は、もう少し効果を生めそうだ、素材のあり方と、魅せ方、それぞれが語彙の断定と重なり、良い位置へといってはいるが、可能性の段階から、きちんと足を踏み出せていないように思える、という意見もありました。

4197 : (無題)  リリィ ('10/02/22 23:16:21)
ちょっと説明に傾き過ぎている。名詞も多くて、酔いきれない、という意見がありました。

4163 : 生誕【機き供き掘曄悉  谷垣 ('10/02/11 12:06:58)
どうしてこんなに入口を狭くしてしまうのか理解し難い、これでは殆ど誰にも読まれない、内実云々以前に他者のシビアな視線に対する認識不足が甚だしい、という意見がありました。つなげた方が、気婆椶世辰秦討気にならなくなる、兇虜能蕕砲狼震笋あった、その後の喩と方向性は、そのままでも進んでくれるのだから、わざわざ内省を表明しなくてもよいように思えた、好みが分かれそうだけれども作品を推したい、という意見もありました。

4186 : 砂丘くぐり  泉ムジ ('10/02/20 00:13:28)
堅い、かなり工夫はされているようだが裏目に出ているのではないか、自家中毒気味なのかな?という意見がありました。少し期待した、もっと良質さをかもし出せるのではないだろうか、作者は妙な清潔感が文章にあるので、それと喩と言語展開裂傷を角度と改行でもっと引き出せるのでは、と思う、十二分によいのだけれども、という意見もありました。

4165 : 長い廊下  柑鶴ゆうり ('10/02/11 14:21:22)
十分気になる作品、感性と表現欲求が合致した稀な例だ、書き込みすぎるだけの筆致がないことが、作品の余白を打ち出し、読み取る楽しみや幅や奥行きを構築している、という意見がありました。後何作品か読みたい、という意見もありました。まだまだなのだが、その甘さは引き上げてもよいのかな、と思うだけのものもある、という意見もありました。

4133 : ふたり  草野大悟 ('10/02/04 00:19:23)
苦笑してしまいながらも、捨てきれない味わいがある、ノン・フィクションだからかもしれませんが、実直な作者像が寄り添ってきて、それが嫌味ギリギリなので、という意見がありました。

以上です。

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(今月の発起人投稿作品)

4211 : 空への手紙(ヘンドリック・シリーズ)  織田和彦(ミドリ) ('10/02/27 21:41:57 *1)

4145 : 再会・ヘンドリックと妹のマリー  織田和彦(ミドリ) ('10/02/06 11:26:33)

4187 : 探索者  ダーザイン ('10/02/20 22:48:21 *1)

4204 : これは詩ではない(副題.あのひとについて)  蛾兆ボルカ ('10/02/24 20:01:52)

4168 : 漢字の練習  蛾兆ボルカ ('10/02/12 02:53:01)

4180 : 地のありとあらゆるけものが吠えはじめた。  みつとみ ('10/02/16 19:33:45)

4141 : 乾きはじめた地の草を燃やしていった。  みつとみ ('10/02/05 21:56:28)

4144 : Listen  浅井康浩 ('10/02/06 03:00:14 *3)

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