49.10064 : 成人儀式 朝顔 ('17/12/01 04:06:51)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171201_704_10064p
(一)葬儀の記憶と食べ物の明確な記憶がリアルで詩としての強度を立てていきます。きいろく甘い、など表現が上手く最終連まで掴まれます。
(一)日常の中にある、人の心の歪み。閉じきることのない穴の存在が、叔母の存在を通じて強烈に立ち上がっています。
(一)「彼女の血液と私の血液は交換された」が特に良いです。日常と非日常の間にある生暖かさのようなものを感じました。
29.10084 : 音・その光景 森山イロイ ('17/12/09 03:01:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171209_932_10084p
(一)優良かもしれないと最後まで迷いました。「辞書」の部位が引っかかったのですが、それが必要な引っ掛かりだったのかを自問しています。
(一)まとまりのない感じもしますが、読んでいて引き込まれる作品でした。構造がよいので、読み進めやすいです。
58.10078 : 果てしないさよなら 霜田明 ('17/12/06 23:37:37 *13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171206_848_10078p
(一)言葉の重なりが気持ちいいです。テーマに対してのまなざしも一貫していて、丁寧に作られたものだとわかります。
36.10077 : お母さんに会いに行こう 白梅 弥子 ('17/12/06 23:12:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171206_847_10077p
(一)作者には原石な感覚を得ます。行間と改行の感覚を掴むまで是非どんどんと書き続けて欲しいです。
作品は、まだ粗さがあるのですが芯があり読ませるところに期待が高まります。オノマトペも比喩への転嫁も見事です。
(一)心がねじられるような、苦しみのある作品でした。感情を動かすという点で、よい詩だと思います。
44.10100 : 文明天国 ふじりゅう ('17/12/16 21:34:31)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171216_030_10100p
(一)少し蛇足が多いような気がする。
7.10080 : 黒の墓標 atsuchan69 ('17/12/07 07:07:04) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171207_858_10080p
(一)「嗚呼」以降の疾走感は爽快です。それに到るまでの比喩化した個体の言葉たちが連結を上手くできていないようにも感じてしまいます。
(一)誤字や落ちの弱さはあるものの、全体的にエネルギーに溢れたリアルを感じる。作者の今後の作品が気になる。
3.10096 : 永遠 游凪 ('17/12/15 07:08:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171215_002_10096p
(一)精緻に作られているので、細かいところが気になってしまう珍しさがありました。体現止めや剥き出しの言葉を支えるだけのものなので、行末の流れなどを整えたら更なる傑作になりそうです。
(一)冒頭と最終行に、もう少し強い比喩が欲しかった。全体的に出来が良い分、「こんなもんでいいか」という力の抜き方が目立ってしまった気がする。
38.10068 : 湖底の朝顔 游凪 ('17/12/01 17:11:50)
URI9: bungoku.jp/ebbs/20171201_734_10068p
(一)単語の選択も何もかもが傑作として光を放っています。
(一)病と向き合いきった言葉は、強烈なリアルの上に実態を持って立っている。コメント欄で物議をかもし、他の投稿者が意識した作品を投稿したこともまた、その証明です。お見事!
47.10098 : 書が好きよ、街を出よう《クリエイティブ・ライティングとしての所作》 kaz. ('17/12/16 02:51:16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171216_019_10098p
(一)無理がない。このくらい柔らかくても、彼は書ける人だと思う。
(一) 力作です。タイトルは、これでないといけなかったのか気になります。
25.10118 : 吟遊 2017/12/24 玄こう ('17/12/25 04:09:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171225_207_10118p
(一)敢えて崩している文体なのは分かるのですが、それが作品の荒々しさを散らかったものにしています。
2.10133 : 挽歌 軽谷佑子 ('17/12/30 23:58:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171230_346_10133p
(一)輝かしかった過去は美化されていて、だからこそ自分の中にある当時は色あせることがありません。 中傷的に言語を重ねていき幅広く解釈していける切れの良い作品です。 毒っ毛が、たっぷりあるのも魅力です。
23.10099 : ひずむ音になれなくて ゆがまなかった 村田麻衣子 ('17/12/16 10:54:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171216_023_10099p
(一)年間に喰い込んで来る見事な作品である。最後のはみ出していくことを視覚的に操作している部位も見事。
9.10130 : 中央線 岡田直樹 ('17/12/29 22:54:05)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171229_327_10130p
(一)粗い部分がありますが力を持って一気に読ませていきます。日々との詩情が絶妙です。一作目だから、この強度を出せたのか、作者の手腕なのか今後、読み続けていきたいと思いました。
13.10109 : Sacrifice atsuchan69 ('17/12/20 13:13:16) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171220_110_10109p
(一)形式も含めて良い作品です。単語の選択も上手い。
24.10095 : 天体 本田憲嵩 ('17/12/14 02:52:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171214_993_10095p
(一)実存とは離れた作品だけれども圧倒的な美がある。作者は天賦の才がある詩人だと思う。
18.10089 : Honey conscious honey アルフ・O ('17/12/11 00:03:35 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171211_961_10089p
(一)インスピレーションの発信されている元を超越して優れている美とエッセンスがある。
35.10082 : alcohol 完備 ('17/12/07 23:05:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171207_884_10082p
(一)小さな内容をさらっと詩に出来ている。なかなかできないはのことを、やり遂げている。
31.10087 : 発作 山人 ('17/12/09 18:19:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171209_937_10087p
(一)一連目の方が体言止めの連打で、それがニ連目以降に関して昇華していきます。上手いです。最終行にかけてが、もう一捻りあっても良かったのかもしれません。
20.10113 : みらい 泥棒 ('17/12/22 13:23:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171222_167_10113p
(一)最後の四行で全てを持っていきます。それまでの行を全て前振りに使い最後に回収していく詩の情感に驚きを持ちます。
2.10111 : 明晰夢 kale ('17/12/21 04:33:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171221_152_10111p
(一)夢という素材を真正面から捉えて夢を夢と認識しながら紡いでいきます。手触りに惹きこまれます。
12.10085 : 十二月 maracas ('17/12/09 10:30:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171209_934_10085p
(一)描写が丁寧で主体の汗が伝わって来ます。夢のような感覚を得る突き放した詩情に掴まれます。つげ義春の漫画のような。あと一展開あると良いと思います。
4.10129 : How high the moon tonight. 元ヤマサキ深ふゆ ('17/12/28 18:09:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171228_302_10129p
(一)余白が聴覚を刺激していきます。体現止めが印象的に実生活に埋まった詩情を掘り当てていきます。なかなかギリギリの揺蕩いが詩を高めていきます。
51.10060 : letters 芦野 夕狩 ('17/12/01 00:01:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171201_682_10060p
(一)悪くない直球の作品です。詩とは比喩とは人間とは、というものの原初と立ち上がりが興味深い作品として立脚していました。良い作品です。
47.10061 : 一途 北 ('17/12/01 00:02:06 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171201_683_10061p
(一)おにぎりの使用の仕方が非常に上手いです。あと一捻りあると更なる詩情が生まれそうです。
44.10074 : 風ハラ 北 ('17/12/04 02:19:52 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171204_814_10074p
(一)句読点のバランスも良く単語の飛躍を心地よく助けている。
12.10114 : 夢の人 无 ('17/12/22 17:04:46 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171222_170_10114p
(一)途中から寸断される切れが出て来て興味深く思います。色んなタイプの作品を書く作者であることにも興味深さを増します。
22.10119 : シャンメリ 田中恭平 ('17/12/25 15:30:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171225_216_10119p
(一)シャンメリという単語を見つけ出したことで、この作品は成功に到ったと思います。自己との対峙が生々しく高めあっています。
8.10110 : 333+ アルフ・O ('17/12/20 22:35:01 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171220_139_10110p
(一)女性言葉で紡がれる中で残虐性を伴い上手く作用していっています。
26.10091 : 日曜日の人々 紅茶猫 ('17/12/11 15:04:35 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171211_976_10091p
(一)このまま、この形式を極めていって欲しいという思いがあります。ばらつきが気になりました。
11.10104 : 全て墜ちるだろう 鷹枕可 ('17/12/18 12:30:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171218_068_10104p
(一)いつもより読みやすい作風になっており、それが作者の筆圧を奪っているように感じました。更なる良質さが埋まっているように思えます。
4.10097 : けつ毛むしり 祝儀敷 ('17/12/15 21:33:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171215_013_10097p
(一)エンタメに特化させようと思っているのは分かります。振り切って欲しいという思いもあります。
22.10090 : literal 完備 ('17/12/11 00:13:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171211_963_10090p
(一)詩を出さない方がよかったのかもしれない。形式など非常に上手いのだけれども。
19.10115 : 少女ヌード写真集から見る昭和性風俗 −雑誌『(検閲済)』を中心に− 祝儀敷 ('17/12/23 04:57:31 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171223_179_10115p
(一)やろうとしていることは分かるし出来ているとも思います。しかし、その上で斬新であるかどうか気になるところです。
10112 : 薄明りの中の奈落 stereotype2085 ('17/12/21 19:10:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171221_162_10112p
(一)比喩の種類に、もっと独自性を持たせると伸びあがりそうな感じを得ました。文章のまとめ方自体は上手いです。
10.10108 : (無題) 匿名 ('17/12/20 01:42:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171220_097_10108p
(一)独自性を求めていることは評価しても良いのかもしれない。更なる文章と読ませていく客観的な目が必要だと思う。
8.10125 : ぼくときみと宇宙と 羽吹みん ('17/12/26 18:36:49 *1) [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171226_253_10125p
(一)作品の構造上ひょっとすると詩を入れない方が良かったかもしれません。とても良い筆致なので、次作も非常に楽しみです。
13.10128 : 大蛞蝓 山人 ('17/12/27 16:56:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171227_281_10128p
(一)文章の流れは美しい。詩の短さが、そのまま詩情の短さにつながっていないか気になる。
26.10116 : 海のサル、オレのクリスマス、二編。 本田憲嵩 ('17/12/23 13:27:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171223_188_10116p
(一)単語の強さが文章の流れに合っていないように思えます。良い作品の文体ではあるので勿体ないです。
5.10103 : やがてかなしき病かな 芦野 夕狩 ('17/12/18 12:06:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171218_067_10103p
(一)タイトル変更して推敲を少しだけしたら傑作となるような純粋な作品性です。
(一)言葉の柔らかさが、内容に合っています。それだけに、淡々と終わっていくので少し物足りなさもあります。
7.10121 : 浮遊 ゆあさ ('17/12/26 01:38:07) [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171226_230_10121p
(一)乱れ方がいいです。長さもちょうどいいと思います。ただ、深さという点では足りないかもしれません。
(一)初連など輝いています。最後まで保たれていますが、 最終にかけて、もっと展開と回収があっても良かったかもしれません。
48.10059 : 納 深尾貞一郎 ('17/12/01 00:00:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171201_681_10059p
(一)改行がリズムを非常に上手いものに高めていきます。単語の使用は、そこまで独自のものではないけれどもオノマトペの在り方など強度のある美しさへと達しています。
(一) すごく、不思議なところを突いてくる作品でした。何度も読みたくなります。リズムも長さも最適だと思います。
48.10093 : お願いマッシュルーム 北岡 俊 ('17/12/12 21:34:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171212_987_10093p
(一)視点の弱々しさが、すっと入ってくるので良かったです。表現の練り切れていないような部分も、全体の中ではいい味になっているようにすら読めます。「マッシュルーム」という言葉自体が持つ空気感も、うまく生かしています。
16.10124 : 変成 宮永 ('17/12/26 04:07:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171226_237_10124p
(一)始まりから傑作として立ち上がっていきます。視覚的にも整っており非常に美しく文学としての強度が高いです。
(一)読んでいて楽しく、洗練された作品でした。特に後半は、表現が美しいです。