2007-10-26 (金) 20:20 by
ダーザイン
詩学社がカノープスさんが以下でおっしゃっている状況にあるのは周知のことと思う。
詩という芸術の振興を図り、活動してきたものが、借金火達磨で討ち死にするのは労しいし、
そういう浪花節的な感慨だけじゃなくて、詩学の膨大なバックナンバーや詩集には読み応えがあるものが多く、キチガイを売り物にするようなところとは違い、上質の雑誌であったので、非常に残念である。
そんなわけで、皆に詩学のバックナンバーや詩集の購入を命ずる。これは断固とした命令だ。詩学の一冊も買わない者は文学極道に出入りできないものと思え。俺は以前「詩を読んで詩を書いている馬鹿」を罵倒する趣旨のエッセー「アフロ者に告ぐ」を書いたが、あれは膨大な書籍を読んできた上で言っている言葉なのだ。貴殿らの中には本を読まなさ過ぎの者が多いのじゃないのか? 言葉のデッサン力は、やはり一等に読書で身に付きます。良質な本をたくさん読むこと。そのうち、発起人各位お勧めの本の企画でもやろうと思いますが、まずは、詩学社刊行の雑誌バックナンバー、詩集を購入してくれ。
私の詩集「えいえんなんてなかった」の在庫もあるが、俺が儲けようって話ではまったくない。俺は過去に一円も印税貰っていないし、これからも一円も貰わない。全て、寺西さんたちが抱える債務の返済に充てられる。
詩学社ホームページ
http://www7.ocn.ne.jp/~shigaku/
ここに在庫リストがある。メールで直販希望してください。
以下、カノープスさん談
今日、寺西さんに会ってきました。
もうこの際だから、ぼくの知ってることを話しますと、実は去年末から、ぼくは
陰ながら資金援助を行ってきたんですわ。といっても、無利子でお金を貸す程度
でしたが。
んで、現在の詩学社の状況ですが…ぼくの予想をはるかに越えた、絶望的な状況
でした。
ほとんど破産に近い、とのことで、案の定ぼく以外からも借金があって(大部分
は銀行らしいですが)、債務整理に東奔西走してるとこです。
現在の事務所(兼住居)の家賃も払えないそうで、今月末か遅くとも来月には引
き払って、寺西さんは鳥取の実家に帰るそうです。
再起どころか、借金だけを残して、完全消滅するしかない、というのが、今の詩
学社です…。
んで、今、事務所には、多量の詩集と、『詩学』のバックナンバーが在庫として
置いてあります(ダーザインさんの詩集もありましたよ)。今は「千円でもほし
い状態」だそうで、ぼくは昭和30〜45年までの『詩学』を中心に、100冊以上買
い取りしました。
詩学社を救う奇跡が起こりうるとしたら、詩集と『詩学』バックナンバー在庫の
買い取り、でしょうね。
shigaku1@hyper.ocn.ne.jp
にメール注文すれば、受け付けられるそうです。
どうかみなさん、よろしくお願いします。
註:「借金を返してもらいたいための宣伝」ではありません。ぼくの分の借金
は、現在、返済凍結としています。したがって、詩集の売り上げは、ぼくの懐に
は一切入ってきません。
... [文学極道] フォーラム - Canopus 「詩学社、倒産。」
(2007.10.14 Sun 21:48) より引用
Posted in イベント, 本・出版, お知らせ | Print
| No Comments » |