文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

●「2020年6月分選考雑感」(Staff)

2020-08-25 (火) 03:44 by 文学極道スタッフ

11921 : 詩の日めくり 二〇一八年五月一日─三十一日  田中宏輔 ('20/06/01 00:57:18)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_592_11921p
非常に面白い。全篇が詩情に満ちている。作品と、日常の狭間にある人間を余さず掬い取っているような。

11924 : コンテンポラリー・アート  らどみ ('20/06/01 03:48:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_596_11924p
本文だけだとアートとして、多くを考えさせられ想起させられる。タイトルで、ジャンルを表してしまっていることが勿体ない。

11948 : 『在りし日の歌』 ― 各論  アンダンテ ('20/06/08 19:08:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_852_11948p
終連にかけての作品の凝集性が濃いものとなっている。現代美術のような作品。

11932 : 女の子  小西 ('20/06/02 17:41:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200602_666_11932p
クールな作品です。行ごとに微かなずれがあり、その差異が面白さと深みを産んでいます。

11931 : (ひそひそはなし)  kale ('20/06/02 04:55:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200602_644_11931p
形式は非常に面白い。その上での、先が作れそうにも思える。

11965 : 新世界  ローゼ・ノイマン ('20/06/20 18:55:26 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200620_070_11965p
難解である。『新世界』という冠に沿った文章として読み、夾雑感も持った。

11927 : 海辺の太陽  月屋 ('20/06/01 17:11:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_608_11927p
紡がれていく文章は美しく、流れも良質である。ただし分かりやすさから立ち上っていく深淵を、もう少し引き出せそうにも思える。

11944 : 月兎の聴躍 2  北 ('20/06/08 17:28:33)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_846_11944p
密集世界を形作る言葉たちがエネルギーを生み出している。

11950 : 症例  鷹枕可 ('20/06/10 20:59:00)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200610_924_11950p
中間の硬度などが、前半と最終連の切れを更なる威力を持たせている。タイトルは、もう少し捻っても良いのかもしれない。

11960 : 空なんてはじめから、はがれてる  菊西夕座 ('20/06/17 23:43:25 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200617_027_11960p
言葉遊びが面白く、その遊びを感じさせないくらいの詩情に溢れた柔らかさがある。タイトルから掴むものがある。

11952 : 橋人の唄  キリン堂 ('20/06/11 02:48:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200611_938_11952p
作り込みが上質であり湿潤である。哀愁を感じさせる言語選択が上手い。

11967 : 生きる  朝顔 ('20/06/23 02:56:00)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200623_135_11967p
少なく分かりやすい言葉で、ここまで詩情を輪郭豊かなものに出来るのだと驚きました。
ハードルが高いタイトルから導き出される直球の強さがあります。

11955 : モーツァルト大帝  白濁ゆき ('20/06/13 10:43:17)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20200613_975_11955p
二連目が惜しいと思いました。言葉の独特な選択は、進めると面白さへと直結していくように思えます。

11919 : 空  湯煙 ('20/06/01 00:01:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_589_11919p
音が良く、言葉の並びも印象的である。もう一歩の独自性と工夫が必要に思える。

11949 : 永眠  ネン ('20/06/09 22:53:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200609_873_11949p
連続した比喩を用いていくと、作品化していきたいものが伝わってくるように思える。

11970 : ランカスターちょうど沿線  紅茶猫 ('20/06/24 13:35:32)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200624_168_11970p
一連目と二連目からの展開が面白く、これからの形式の萌芽を感じさせます。
オノマトペに頼り過ぎなくても十分な出来になるようにも思えます。

11942 : 生活  ひとのこ ('20/06/08 13:09:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_843_11942p
短さを意識した面白さがある。迷いも見える。

11945 : 無我の境地  kei ('20/06/08 17:30:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_847_11945p
比喩に転じていけば、世界観を拡げていけそうに感じた。

11964 : 雁首ノ斗(たたか)い方  コテ ('20/06/20 10:32:11)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200620_055_11964p
飛沫や枝葉が整備されないまま展開されているところに目を掴むものがある。その先の言語の強さが、伴ってくると面白いと思う。

11946 : 恋  月屋 ('20/06/08 18:32:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_850_11946p
一行空けなどが非常に悩ましく思えた。これからも書き続けて欲しいと思った。

11941 : 掘 アルフ・O ('20/06/08 06:58:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_838_11941p
陰鬱な気分と他責、怒りが充溢していて作品として分かりやすい。作者が果たして、どの支店におり自己自身が、どのように発信していくのか今後の展開や媒体も気になった。

11957 : 雨が降っていなければ  ナカノソ ('20/06/15 00:07:03)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20200615_989_11957p
「日に焼けた彼は溺れなかったのに」が鋭利である。二連目の始まり方も見事。この形式で、
新たな世界を打ち出せたことに驚きを掴んだ。

11934 : 上京する君へ  うさぎ ('20/06/02 20:57:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200602_680_11934p
言葉が強く非常に印象に残る。繋がりを意識すると、より面白くなったのかもしれない。

11968 : 白痴告解  鷹枕可 ('20/06/23 08:56:45)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20200623_142_11968p
難解な独自の世界を信じて進む力に、着いていきたくなる強度。そこへと一滴の清涼があると良いのかもしれない。もっと振り切っても良いのかもしれない。ただ作者は作者の世界を信じて、特に意見を聞かずに進んで欲しいとも思った。

11961 : 衛星  右左 ('20/06/18 13:19:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200618_031_11961p
切れ味が良い。短さの中に品もあり、未来もある。

11939 : 少年よ、卵は鳥だけじゃない  ゼッケン ('20/06/06 12:05:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200606_816_11939p
新たな世界が拡げられていた。その中でも羽搏いていくものがあった。最初の一行が、機能しているのかどうか疑問が残った。

11937 : さようなら、なみだ  なまえをたべたなまえ ('20/06/03 22:58:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200603_754_11937p
最後の、どんどんとほつれていく部位に業を感じる。

11930 : 驟雨の豪雨  イロキセイゴ ('20/06/02 01:56:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200602_630_11930p
一行目から心に近い表現となっており、比喩化も上手く進んでいる。

11940 : あせび  玄こう ('20/06/06 21:34:39)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200606_821_11940p
途中の「言葉」という選択などが引っかかった。小作品として良い出来だと思う。

11947 : 詩の日めくり 二〇一八年六月一日─三十一日  田中宏輔 ('20/06/08 18:52:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_851_11947p
作品のタイトルと作品構造の毎回の差異に魅せられる。コラージュの強度と詳細さが放つ引力を思う。

11923 : 『在りし日の歌』 ― 各論 /『山羊の歌』― 反唄  アンダンテ ('20/06/01 02:17:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_595_11923p
圧倒的であり独自の世界へと読み手を絡めとっていく。ディスプレイ越しの作用が更に良質な効果を生んでいる。

11922 : ぷろてすとたん  ウトイ ('20/06/01 01:28:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_594_11922p
言葉の流れ、跳躍が非常に面白い。上質であり綺麗にまとまっていないところが良い。

11943 : 日記  田中恭平 ('20/06/08 17:17:08)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200608_845_11943p
作品として面白い。始まりからの流れは抜群。静かに未来を研いでいく。中盤からの展開が、もう一歩、踏み込んでいけそうでもある。

11958 : 無人の駐車場  絶望太郎 ('20/06/15 22:11:05)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200615_004_11958p
伝わってくる作品であり表現として上手いと思った。そのままな言葉などが魅力を放っている。

11963 : メチオニン  藤本大輝 ('20/06/19 21:28:37 *9)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200619_046_11963p
「点」の部分を別の言葉に転化させていくと更なる面白みへと進んでいったように思う。後一歩の踏み込みが必要だと思う。形式が素晴らしいため、その上での僅かな言語選択が必要になってくると思う。

11969 : 鳥  踝 ('20/06/24 10:40:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200624_166_11969p
作品の細さが振り切っておらず詩情を削いでいるように思えました。良質な出来であるため、
次作も読んでいきたいです。

11966 : #LIVES  湯煙 ('20/06/22 13:32:55)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200622_101_11966p
爽快感がある。残る作品である。中盤や終盤に面白さがあるため、前半の方を見返してみつつ推敲をしていくと面白くなるような気がする。

11953 : (無題)  常時 ('20/06/12 00:30:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200612_946_11953p
作品として惹きこまれる魅力がある。初期衝動のような美しさがあるため、
磨きをかけていくと実存に立脚するのではないかと思う。

11928 : 月兎の聴躍  北 ('20/06/01 18:24:31)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_614_11928p
言葉の硬さと流れの在り方に注目しました。強度があると思います。ただし詩作品の中での言語として、選択に関し再考しても良いように思える部分が多々ありました。

11925 : 光  kei ('20/06/01 11:44:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_604_11925p
書きたい芯は、はっきりしている。客観的に見えているかどうかなど気になった。

11926 : 森  田中恭平 ('20/06/01 17:02:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_607_11926p
連の関係性が今一歩、前に進めそうである。強力な言葉が、もう少し置いてあると良質だったのかもしれない。

11959 : 正射  イロキセイゴ ('20/06/17 03:44:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200617_015_11959p
跳躍に、まとまりがあり面白いと感じます。「詩」を出すと、どうしてもハードルが高くなります。後一歩の出来なのではないでしょうか。

11933 : ロシア戦線  白濁ゆき ('20/06/02 20:35:46)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20200602_674_11933p
不思議な生々しさがあった。しかし、それでも「詩」という言葉の扱い方は難しいのだということを実感させられる作品であった。

11920 : 愛  ネン ('20/06/01 00:44:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_590_11920p
三連目と四連目の伸びあがり方が、いまいちに思える。それぞれの連は良いのだけれども全体としての相互の伸びあがりに欠けていて勿体ない。

11929 : 『銃弾のありか』  武下愛 ('20/06/01 23:22:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20200601_628_11929p
不安がある現代社会の昇華の仕方を作品内で提言している。更なる比喩へ進んで行くと、もっと面白くなったように思えます。

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