文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2018年1月分月間選考雑感(Staff)

2018-04-30 (月) 00:13 by 文学極道スタッフ

40.10162 : マジックミラー号とわたし  芦野 夕狩 ('18/01/09 23:32:47 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180109_626_10162p
(一)扱う対象の遠近がよいです。漂う空気感も、重たすぎず、かといって笑いに偏るわけでもなく、難しいテーマをうまく消化しています。

54.10144 : 5才の満月  植草四郎 ('18/01/02 11:02:49)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_404_10144p
(一)一行目を詩文として一つも無駄がなくユーモラスに比喩と言語の連鎖世界が展開していきます。童心に帰るような世界観。度肝を抜かれました。

10.10206 : 体毛の指  あおい ('18/01/29 21:42:30)  [Mail]  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180129_037_10206p
(一)抜群に上手い。言語の連なりの脱臼具合が勉強になります。少し驚きました。

9.10204 : The Wagtail Calls  アルフ・O ('18/01/27 21:52:10 *1)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180127_020_10204p
(一)詩の形態をブラッシュアップしながら高めた言語を紡いでいく。力強さと繊細さの共存。

35.10169 : 瞼の彩り  kaz. ('18/01/13 21:50:46)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180113_700_10169p
(一)作者の中には飛びぬけた言語感覚があり、そこから創出されていく世界が遺憾なく発揮されています。久しぶりに勉強になる見事さ。

39.10181 : (無題)  植草四郎 ('18/01/17 23:42:08)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_806_10181p
(一)生物を創造していく過程と、創造の身勝手さへと声を上げる様子がユーモラスに詩へ昇華されています。こんな作品、読んだことがないです。

55.10156 : 横木さんの本を読んで、やさしい気持ちになった。  田中宏輔 ('18/01/08 00:37:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180108_580_10156p
(一)実際に存在している同人誌や作品などをコラージュしながら詩作品として読ませていく。こういうことを自分は出来ない。作者の力量を見せつけられる作品。
(一)最初の方が、日常を柔らかくも鋭く切り取っているようでよかったです。ただ、私を語る部分では、少し退屈です。

56.10137 : 朝に  岡田直樹 ('18/01/01 03:11:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_370_10137p
(一)直球の良さを再確認させられる作品です。作者の真正面から詩に取り組んでいく姿に直庭させられます。
(一)決して特別ではないテーマを、うまく書ききっています。すがすがしさの中にもインパクトに残る点があり、うまいと感じました。

65.10152 : ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ  泥棒 ('18/01/04 22:05:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180104_495_10152p
(一)勢いがあります。面白味もあるのですが、それで乗り切るには長すぎます。

4.10205 : 裸で駆け回るあなたたちに  GGGGG ('18/01/29 03:55:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180129_028_10205p
(一)技法として確立していることを忠実にこなしている。見事。

73.10134 : 懲らしめてやりなさい。  田中宏輔 ('18/01/01 00:06:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_363_10134p
(一)生き生きと人間が描かれている。作者自身が詩なのだと確信させられる。

31.10145 : 野菜を食べる  游凪 ('18/01/02 14:30:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_408_10145p
(一)生々しい実存が写実的に精神を伴って迫って来ます。生活を描くことは非常に難しいこと。切り取る部位。野菜を食することに生命を感じる生々しさ。読み込んでしまう。

3.10202 : 銀河鉄道の夜  いかいか ('18/01/25 08:43:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180125_980_10202p
(一)直球で胸を打つ言語と焦燥がある。悲しみがある。

11.10200 : 月蝕より  伊藤透雪 ('18/01/24 20:50:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180124_973_10200p
(一)年齢を重ねてからの情愛が見事に描き出されていてリアルです。描写に関して更なるものがあっても良いと思いましたが視点の年齢が、きっと等身大であり、この題材に挑んでいるということに情感以上のものを感じました。

29.10185 : ありふれた音声  goat ('18/01/19 22:53:20 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180119_852_10185p
(一)後半が抜群に良いです。初連の方から、もっと単語選択に気を付けていけなかったか気になります。

21.10183 : 国道4号線  游凪 ('18/01/19 15:03:54)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180119_838_10183p
(一)硬骨な言語が色彩を変え配置されていきます。実態を見つけさせられていく詩情の発火が見える作品。

15.10191 : 沈黙のための音楽  无 ('18/01/22 21:40:05 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180122_930_10191p
(一)構成が上手です。読ませていき方と言語の強弱に対しての接し方が絶妙です。
昇華されていく世界が音楽としての沈黙を響かせていきます。
(一)言葉の流れがとても良いです。滞る場所がないです。

46.10173 : ドラマツルギー  Syuri ('18/01/15 03:07:17)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180115_733_10173p
(一)なんでしょうか。不思議な魅力に満ち溢れています。今月、一番読めて良かったと感じさえしました。

6.10209 : 見なれた顔  atsuchan69 ('18/01/31 15:36:08)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_086_10209p
(一)中篇散文詩として出来が良いです。作者の多彩さには驚かされます。

32.10158 : 元旦  田中恭平 ('18/01/08 08:42:43)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180108_585_10158p
(一)詩を詩にだすことのリスクを引き受けています。

36.10187 : 風邪や便り(頼り)  コテ ('18/01/20 15:19:44 *5)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180120_871_10187p
(一)面白い形態の作品です。エンターテイメント作品として想像がつかないところが気になりました。何作か読んでみたいと思いました。

8.10138 : 、記 2018/01/01  玄こう ('18/01/01 17:34:05 *23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180101_382_10138p
(一)形式としては非常に良いのに「詩」の言語を過剰に使い接近していることで、拡散してしまった感があります。自身をもっと突き詰めて突き放しても良いかもしれません。

57.10142 : 初詣  北 ('18/01/02 03:04:22)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180102_394_10142p
(一)迷いが見えます。どうしたのでしょうか。

2.10211 : 荒野を行く  イロキセイゴ ('18/01/31 23:31:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_101_10211p
(一)上手いですが作者には後一歩が必要なのかもしれないとも感じてしまいます。

7.10210 : blue story  黒髪 ('18/01/31 16:40:45)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_088_10210p
(一)濃く書き込んであるので読んで得るものが多いです。ただし一つひとつの単語が凡庸では、あります。

34.10160 : 脈  白梅 弥子 ('18/01/09 20:33:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180109_622_10160p
(一)作者は上手いので詩を、あまり意識せずに散文だったり全てのことを書ききってみたものも読んでみたいです。

33.10190 : ふたつの魂(こころ)  あおい ('18/01/22 04:43:23)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20180122_911_10190p
(一)詩の形態など整っています。作品に、もっと比喩として高め昇華できそうな部位が多々ありました。

12.10208 : ワタシのきもち (エルサポエム)  渡辺八畳@祝儀敷 ('18/01/31 01:39:17 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180131_069_10208p
(一)やりたいことは分かる。消費財として強度があるのか、どうか。もっと進めそうでもある。

10196 : ぼくの世界  尾木右冗 ('18/01/23 19:05:41)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180123_945_10196p
(一)よく構成されています。ただし、そこへと研ぎ澄まされたものが更なる縮減で展開されていくと良かったのかな、と思いました。

25.10177 : 孤独の生理的反応  anko ('18/01/17 08:50:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_784_10177p
(一)短いなかに説明が目立ちます。「ように」は省いても良いしタイトルを、もっとタイトにしても良いと思います。すると秀作に次第となっていくと思います。作者は良い姿勢のかただと思いました。

26.10188 : 栗きんとんの餡はクリにして  あ〜 ('18/01/20 21:08:00)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180120_879_10188p
(一)タイトルがいいので、そこからもっと膨らませることができれば、と思います。

27.10194 : white  白犬 ('18/01/23 03:00:02 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180123_936_10194p
(一)最終連の部位が、それまでを受け止め切れていないと思う。丁寧に編まれているので最後は、もっと委ねて良いと思う。

30.10182 : (無題)  遊水 ('18/01/18 02:51:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180118_814_10182p
(一)書き始めたばかりの初々しさを懐かしく思い出しました。書き続けて欲しいです。

28.10176 : シーサイドライン  山人 ('18/01/17 05:48:11 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20180117_777_10176p
(一)非常に迷ったのですが、完成されている作品という意味で選びました。読後感はいいのですが、物足りなさも感じます。作品の核となる部分がないと、読んでいて流してしまいます。

Posted in 月間選考, 雑記 | Print | URL

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