文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2017年10月選考雑感

2017-12-01 (金) 11:13 by 文学極道スタッフ

34.9940 : Spinal Cord / Nappy Sphere Edit。  田中宏輔 ('17/10/09 02:41:47)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171009_470_9940p
(一)改行、または句読点を●に置き換えたことで、言語と言語の間に視覚的な落とし穴を感じさせています。 それらはまるで蠢く蟲(生命の根源としての意味で)であり、ほの昏い穴のようでもあります。美しい一編。

9983 : 優しい残響  游凪 ('17/10/30 05:02:24 *1)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171030_890_9983p
(一)最後まで視点や温度のぶれない、可能性を感じさせる作品でした。ただ、少しメリハリがなく、これでも長く感じてしまいます。
(一)単語の一つひとつとの呼応が美しく傷的な綴りともバランスよく構成されている。
筆力が非常に高い。

44.9923 : Corpus/Grain Side Version。  田中宏輔 ('17/10/02 00:04:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_378_9923p
(一)これまで私が拝読してきた中で、もっとも美しく読みやすい引用詩でしたが、行間に全て引用元を書かれているので、読み進めていく間にすべてがぼやけてしまう印象があるので、辛さを感じます。

9956 : ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛してます  北 ('17/10/11 23:57:45 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171011_539_9956p
(一)不安定さがよいです。ただ、タイトル自体がよいので、期待値が高くなってしまう部分があります。
(一)丁寧に織り込まれた言葉の一つ一つが際立って光っています。高い純度を感じる美しい一編。

9942 : サイクル  ゼッケン ('17/10/09 09:41:53)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171009_477_9942p
(一)物語と、それを奏でるリズムがマッチしています。「ドン/と炸裂音が響き渡り、冬と夜が終わる」の部分は、この作品が詩であることを強烈に主張する箇所だと思いました。

9931 : 記憶  深尾貞一郎 ('17/10/02 05:38:19 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_393_9931p
(一)細かい視点が面白いです。言葉の柔らかさも、テーマに合っています。

9950 : 砂  kaz. ('17/10/10 21:50:37)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171010_504_9950p
(一)抜群に上手い。不確実性の構成が確実性を生んでいます。

13.9958 :  z  あさぎ ('17/10/13 23:04:11)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171013_581_9958p
(一)日常の描写が詩情を独特なものとして昇華させています。相当、気になる再読性に富んだ強度のある作品です

9976 : 白夜  无 ('17/10/25 17:23:29 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171025_804_9976p
(一)平易な言葉で綴りながらも緊張感が張り詰めた文体。詩として非常に高い位置にあります。

12.9955 : ニーゼ  无 ('17/10/11 20:04:51)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171011_531_9955p
(一)「ニーゼ=銭」。概念そのものを存在として立ち上げることで、共同幻想で成り立つ社会の重みが伝わってきます。二編目が大変秀逸。

9981 : ひにらや?やゆ る  ゆあさ ('17/10/28 19:42:50)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171028_864_9981p
(一)最初の三連がよいです。形を変えながら繰り返されるのは、読者をひきつける勢いのある言葉だと思います。
(一)聴覚で書かれていることが分かります。最後の連などに、もう一捻り欲しいものがありました。視覚的な意識を融合できる作者なので、もっと多くを求めてしまう。

9934 : 疲れたときに行くオタクショップ  祝儀敷 ('17/10/03 23:18:48)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171003_404_9934p
(一)特殊な「場」というものをよく表していて、不思議な作品でした。それでいて私たちに隣接する日常的なもの、ある種不可欠なものをあぶりだしているようにも感じます。ただ、前半は少しリズムに乗れませんでした。

9980 : 光に照らされて(太もも)  中山中 ('17/10/27 14:10:05 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171027_844_9980p
(一)テーマを描き切る強さがあります。タイトルから括弧を取った方がよいように感じました。
(一)前半が非常に繊細に紡がれています。
そしてもしそのとき
きみがぼくをはたいてくれたなら……
などの部位が、もっと上にいけるのではないか、と思いました。

30.9925 : distance  完備 ('17/10/02 01:10:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_381_9925p
(一)不思議な作品でした。おそらく作者自身の不思議さがよく表されているのだと思います。客観的であればあるほど、染みてくるものがあります。
(一)詩を語ると、いろいろと見えてしまう部分があります。そこを比喩化してみても良かったのかもしれません。ただし抜群に上手いです。

9959 : 気に入らないハーブティーの詩  佐久間直子 ('17/10/14 19:20:00 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171014_598_9959p
(一)タイトルと内容の関係性がちょうどいいと感じました。また、ゆったりと流れていくのが、テーマに合っていると思います。ただ、全体的に少し漠然としているとは感じました。
(一)良い作品ですし良い作者です。推敲した後を、もっと見てみたいと思います。

9945 : アベッグ変奏曲  lalita ('17/10/09 15:18:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171009_487_9945p
(一)大変惜しいと感じる一編。着眼点やその視界は大変クリアで、現象に対して本質を突くまっすぐな視点をお持ちだと感じました。だからこそ、冒頭のマゾッホの件が少しパンチに欠ける気がします。途中の「男根主義者」という単語がかなり強いので、そこに負けない筆圧を持った言葉が欲しかったように感じます。
しかしながら、並々ならないセンスを感じました。

9977 : 線文字Aの女  atsuchan69 ('17/10/26 01:08:13)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171026_813_9977p
(一)連の配分を再考しても良かったと思います。終わりに向けて更なる拡大が欲しかったかもしれない。

9931 : 記憶  深尾貞一郎 ('17/10/02 05:38:19 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_393_9931p
(一)オノマトペを、もっと拘れなかっただろうか。

9964 : 新聞的な、唾  鷹枕可 ('17/10/17 06:30:07)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171017_641_9964p
(一)いつもと随分ちがいました。これから拡大していき完成していくのではないか、と思わさせられました。

9985 : ジオラマ  山人 ('17/10/31 07:28:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171031_912_9985p
(一)小品で分かりやすいのですが、もっと独自性を出しても良いのかもしれません。

9970 : 怖い子供  陽向 ('17/10/23 10:09:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171023_758_9970p
(一)タイトルがネタバレになっていないのかどうか。

3.9967 : スモモ  白梅 弥子 ('17/10/20 01:07:19)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171020_711_9967p
(一)書き始めて間もない感触が伝わってきます。比喩を使いこなせているので、これからの作品も非常に気になりました。

9963 : 腐完全  北 ('17/10/17 04:14:41)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171017_639_9963p
(一)詩を出してしまうと、どうしても上がるハードルがあります。良い作品なので更に伸びあがれそうです。

33.9939 : 日溜まり  佐久間直子 ('17/10/07 19:08:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171007_440_9939p
(一)もう一作と比較して粗さが目立ちます。もう少し書き込んでいっても良いと思います。

45.9926 : (無題)  maracas ('17/10/02 01:18:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_382_9926p
(一)イメージの跳躍と音の流れに期待させるものがあります。もう一歩、強力なイメージを先行させて跳躍が超えていきあっても良いのかもしれません。

7.9968 : 勿忘草  小さな詩人 ('17/10/21 02:46:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171021_731_9968p
(一)賞向けではないけれども良い作品です。書き続けていって色んな方向性を試して欲しいと思いました。

9974 : いや  白梅 弥子 ('17/10/23 23:40:08)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20171023_772_9974p
(一)賞のことを別にして非常に興味深い作品です。書き始めた感覚と言葉を紡ぐ楽しさに今後の傑作を見ていく気がしました。書き続けて欲しいです。

42.9924 : No title  kale ('17/10/02 00:05:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20171002_379_9924p
(一)習作として、しっかり書けている作品です。独創性を、ここからどのように出していくか。非常に気になります。

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