文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

3月分月間選考雑感 (スタッフ)

2017-05-20 (土) 01:32 by 文学極道スタッフ

(スタッフ数名が地震被災のため作業に乱れが出ています。ご容赦ください。)

9517 : Kite flying  紅茶猫 ('17/03/30 19:09:44)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170330_732_9517p
(一)完成度の高い作戦でした。世界観も受け入れやすいです。独特の物語ながらわかりやすく、長くても読みたくなる作品でした。
(一)かなり作り込まれているのが分かるが、そのせいか、もっと絞り込めたように感じる。いろいろ盛り込んでしまって、膨らませ過ぎたのではないか。この世界観と詩風ならば、より凝縮されて短いほうがいい気がした。

9523 : セパレータ  紅月 ('17/03/31 22:33:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170331_781_9523p
(一)奥行きのある作品です。ところどころ表現の甘いところもありますが、全体として輝いている部分があると思います。
(一)作者の美麗さを残しながら生活の人間臭さも醸して内面に近づいています。スタイルを様々な様式にしただけでも素晴らしいこと。作者の作品として圧巻とは言えないかもしれないけれども十分。
(一)完成度の高い作品であると感じました。
ただ、表面的な美しさのみで、読後感なにも残らない空虚があります。
この点については今後に期待したいところです。

9522 : 軽蔑くん。微熱さん。世界ちゃん。  泥棒 ('17/03/31 21:37:19)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170331_779_9522p
(一)完結させているところが良かったです。風刺がきついと醒めてしまう部分もありましたが、面白さが続いていたので読み進めたいと思いました。「あれだから」は詩的な言葉としてはまず使われないと思うのですが、この作品ではすっと入ってきました。

9493 : phosphorescence  紅月 ('17/03/14 07:43:44 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170314_361_9493p
(一)物語が重なっていくにつれ、詩としての深さが増していくのが素敵でした。
(一)最終にかけて加速度的に文章が比喩性を帯びて結晶化していく。初連の立ち上がりが疑問。そして接続詞が本当に、これでよかったのか。書けている作品であり、めずらしく現実的内面との往還力動をまなざしているので更なる良さが背後にあるのでは、と思った。良い作品なのだけれども。
(一)私の中での評価は高いものの、完成された世界に少し危うさも感じる。もう少し、何かあるんじゃないかと。

32.9481 : 愛こそはすべて  无 ('17/03/08 15:36:22 *4)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170308_091_9481p
(一)イマージュを濃密にするために必要なことは、具体性ではなく、取捨選択を繰り返すことによる研磨だと思います。この作品はそれを立証しています。ぐうの音もでねぇ。

26.9468 : show room fantasy  紅茶猫 ('17/03/02 17:56:01 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170302_583_9468p
(一)場の悲しみへの力動を含んで言語化している。作品として、もっと推敲できるようにも感じる。
書きたいことの衝動的な感情は伝わってきて恐ろしいくらいの力があるとも思った。
(一)言葉の連なりが、意味を持っていました。また、意味の展開が、重みをもっていました。流れが良すぎるのが、インパクトのなさになっているかもしれません。
18.9463 : 詩の日めくり 二〇一六年十三月一日─三十一日  田中宏輔 ('17/03/01 00:43:34 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170301_547_9463p
(一)田中さん作品は、評価はしているものの、衝撃はやはり薄れてきた。
(一)正直本当に悔しくなってしまうのですが、一見してだたの日記なのですけど、「きょうはコンビニで買ったものしかたべていない。」これだけで優良をつけてしまいました。他ももちろん素晴らしいのですけれど。

16.9496 : カンパネルラ!  芦野 夕狩 ('17/03/17 01:10:40)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170317_415_9496p
(一)カンパネルラという詩的世界において重要な位置を占める名詞との実存的混交が見事。
(一)ぼっかりと開いた風穴を冷たい風が通り抜けて行って、心臓はもうどこかに消えているのにそれでも生きている。
これは瑞々しい魂そのものであって、今この瞬間にしか描けないものを閉じ込めていると思います。

27.9483 : 倫理  生活 ('17/03/08 22:21:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170308_104_9483p
(一)生と死が現象として同時に発生して消えている。句読点が美しいです。

9488 : Dicotyledon  アルフ・O ('17/03/11 00:24:53 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170311_243_9488p
(一)逸脱も良いぐらいにフレームを壊しているし言語の別角度を探れているとも思えました。作者の中では断トツの出来。

6.9485 : 火の子  ピンクパーカー ('17/03/10 16:30:55)  (ペスト)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170310_235_9485p
(一)体現止めの多用が気になったけれども言葉と言葉の合致から導き出されるイメージに鏡像が引出されていく。数字の使い方が見事としか言いようがない。

17.9465 : 雪望  宮永 ('17/03/02 02:31:25 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170302_571_9465p
(一)素朴な詩情を、はっきりと出している。さらっと難しいことをしている。

19.9504 : 開かれた死骸  鷹枕可 ('17/03/20 20:07:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170320_562_9504p
(一)凝集されていて惹きこまれた。
(一)演説聞いてる気分になりました。
10.9487 : ら、むーん  atsuchan69 ('17/03/10 22:23:35)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170310_240_9487p
(一)よく出来ていて秀逸な詩情。変な感想で申し訳ないけれどもうますぎるとも思った。破壊が、もっとあってもよいのかもしれない。
(一)良くできていて好みの作品。この作者ならば、もっとパンチのあるものを書けたはず。次への期待を込めて。
(一)美しいなぁとは思うのです。けれど、「器を描く」ことに注視しすぎているのではと読み込むごとに感じてしまいました。

13.9499 : 夢の岸辺  きらるび ('17/03/17 21:35:30)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170317_432_9499p
(一)抜群のセンス。まだ未完成な部分が浮かんでいるが、そこの幅に詩情を感じる。最終連の切れが非常に良い。途中を、もっと整理しても良いかもしれない。読みながら勉強になる作品だった。作者の作品を、もっと読みたい。
(一)この人にしか書けないんだろうなあと思い、評価しました。
所々もう少し練れただろうなと思うものの、その粗さや
不完全さの中にこそ作者の本来的な存在が宿ったりするのではないかなと。そういうものが見えるという点で、ただ巧いとか、ただ綺麗で整っている、ただ作り込まれているものより好感が持て惹かれました。

22.9473 : 身体  霜田明 ('17/03/04 05:57:03)  
URI: bungoku.jp/ebbs/20170304_666_9473p
(一)愛についての作品。正面から独自の見解と共に書いていて惹かれた。
「  商人が
  より作為なく嘘をつく方法を探すように
  若者が
  既成事実にそぐう服ばかり探しているように

  僕らの前ではすべて
  本当らしいことが嘘のようになってしまう」
この部位の例えを、もっと独自性のあるものに変えるとさらにしまった気がする。
「愛は身体をもつことだけれど
 人はみんな 僕の身体じゃない」
この部位もっと更に良い表現が出来そう。
良い作品が中に埋まっていると分かっているため、もっとを求めてしまった。

23.9471 : 呪い  あいら ('17/03/03 13:02:18 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170303_609_9471p
(一)鬱々とした呪いに巻き込まれていく恐ろしさを感じた。
うますぎないところも詩の呪い性を増している。

9.9521 : どこにでもあるものをなきものとして  鷹枕可 ('17/03/31 14:35:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170331_775_9521p
(一)後半とても良いと思う。
(一)とても好きな作品です。文語の奇抜さでなく、生物を静物へと落とし込むような俯瞰とその距離感が素晴らしいと感じました。

3.9480 : 蝶  あいら ('17/03/07 08:13:52)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170307_067_9480p
(一)単純に読んでいて勉強になる。もう一歩の進みも出来そうに思えるが詩という営為への向き合い方が伝わってくる。言葉の躍動も尊敬する。

7.9479 : 雅なる生の大宴会  lalita ('17/03/06 18:47:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170306_014_9479p
(一)だんだんと詩情に惹きつけられつつある不思議さ。本作は特に気になった。

15.9467 : 01:04.68  Drean ('17/03/02 16:43:35)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170302_580_9467p
(一)こちらの方が突き放していて良い。

24.9508 : 宇宙の休み  20時2分 ('17/03/23 20:30:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170323_605_9508p
(一)かわいい

8.9482 : 一枚の写真  霜田明 ('17/03/08 20:07:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170308_101_9482p
(一)惜しい作品だと思う。もう少しで秀作となることが分かるので粗い部分などが目立ってしまっていると思う。推敲してみた後のを読んでみたい。
(一)すごく惜しい。あともうちょっとずつ何かがあれば良作。ということで期待も込めて。スパイスの足りないカレーという感じ。

45.9474 : 裏側  尾田和彦 ('17/03/04 13:58:35 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170304_676_9474p
(一)面白く読めたが、あまり残らない。タイトルも含めて直截過ぎたのかもしれませんね。

2.9489 : 海  黒髪 ('17/03/11 21:47:37)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170311_297_9489p
(一)悪くないと思う。ただし、もっと推敲の余地もあると思う。

27.9469 : 流行り歌になりたくて  鞠ちゃん ('17/03/02 18:19:02)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170302_587_9469p
(一)さりげない上手さが光っています。実力者が書いているのでしょう。

5.9481 : 愛こそはすべて  无 ('17/03/08 15:36:22 *2)  [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170308_091_9481p
(一)まさかモールス信号だとは。詩として、どうなのかは分かりませんが今月いちばん心に残った衝撃作だったことは間違いがないです。相当に時間もかけて書かれてあると思います。

23.9500 : 橇すべり  本田憲嵩 ('17/03/18 01:02:26 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170318_438_9500p
(一)とにかく作者は詩情を出す力が秀逸。最終連のまとまりに向けて、もう少し物量があっても良かったかもしれない。こじんまりまとまった感がある。

25.9472 : 君の名  北 ('17/03/04 00:23:25)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170304_642_9472p
(一)連ごとに出来の差があるので勿体なく感じました。良い連は、素晴らしく良いです。

53.9478 : kissはチョコの味  祝儀敷 ('17/03/06 17:18:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170306_011_9478p
(一)タイトルと中身について、一部、ナンセンスと感じる部分があって、それがいい方向に作用していればようが、必ずしもそうではないように感じた。もっといいものが書けるはず。実験的な態度ではなく、直球で書いてもらいたい人。

9.9464 : (無題)  生活 ('17/03/01 21:12:42)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170301_562_9464p
(一)「優良や次点とかいうことに関していうと優れているとは思わない。けれども強烈に惹きつけられたし感情を揺り動かされた。これからも何度も読み返すと思う。
4.9477 : 稲穂  Drean ('17/03/06 16:01:49 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170306_998_9477p
(一)「優良」「次点」に関わらないインパクトがあります。詩集の一作品として、とても大きな意味を持ちそうに思えます。

6.9506 : Mi nada  北 ('17/03/22 03:52:14)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170322_587_9506p
(一)賞向きではないが非常に良いと思った。賞とか関係なく、どんどん書いて発表して欲しいと思った。

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