2017年1月分選考雑感(スタッフ)
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16.9396 : クロノス 玄こう ('17/01/09 02:46:05 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170109_276_9396p
(一)後半、筆ものっていて熱量に惹かれます。前半、もう少し工夫がひつようだったのではないでしょうか。もっと滅茶苦茶でもよいし、もっと直球でも良いと思います。作者の独自さは他者にはまねできないものがあるので、いつも興味深いです。
9398 : 光色のコークレッスン Kolya ('17/01/10 21:33:59)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170110_328_9398p
(一)題材としてはよくあるものですが、独特の形でうまくまとめています。クリケットからの流れが良かったです。
9406 : 夏美 has a lot of poetry kaz. ('17/01/17 04:58:55) [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170117_444_9406p
(一)読み始めの初っ端に「ダサい!だがそれがいい!」と叫んでしまいました。「夏美」という今時でない名前、ところどころ入る英語と音符。80〜90年代の風が一気に吹き荒れた。それがたまらなくダサくて、最高に刺激的。
(一)やりたいことはとてもよく分かります。更に魅力を付加させるためには、どうしたらよいか考えさせられた作品でした。
2.9420 : 天使の羽根をちぎる仕事 泥棒 ('17/01/31 16:27:06)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170131_637_9420p
(一)手法も綴りも全てが見事。こんな作品よんだことがない。とてつもない傑作なのではないだろうか。
9386 : 星星 本田憲嵩 ('17/01/03 02:11:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170103_987_9386p
(一)二連目の三行が特によかったです。
(一)作者の肉体に接近した綴りが見事。
15.9403 : 赤い川 三浦果実 ('17/01/14 18:04:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170114_397_9403p
(一)歌詞のようにリズムが整えられていて作品が進んでいきます。比喩がありきたりな部分が多いので、中心部分を独自の比喩で綴っていけたら、もっと良くなるのではないかと思います。リズムもどんどん崩してみると面白くなっていくのではないでしょうか。
3.9422 : 異次元 イロキセイゴ ('17/01/31 23:58:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170131_647_9422p
(一)「異次元」という単語から遠ざかっていた方が広がったのでは。
9421 : 詩へのリハビリテーション#01 中田満帆 ('17/01/31 18:57:56 *2) [Mail]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170131_639_9421p
(一)詩作として非常に質が高いです。作中に自己を出し尽くしているため情感が伝わります。タイトルせめて逃げないで欲しかった。
19.9407 : ポケット 羽根 ('17/01/18 09:16:39 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170118_478_9407p
(一)教科書みたいな詩だなと思いました。
(一)こういう作品は好きですが説明的なところが気になりました。
もっと読んでみたいです。推敲された作品も新作も読んでみたい。
21.9397 : 和の接近 イロキセイゴ ('17/01/10 06:21:46)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170110_316_9397p
(一)色彩感覚がずば抜けていると思います。
18.9414 : 夕暮れ 本田憲嵩 ('17/01/23 00:16:41 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170123_546_9414p
(一)抒情詩として読ませて頂いたが、モチーフは大変好感を持ったものの、まだ作品と作者の間に距離感を感じます。
(一)詩人にとって最も大切な感受性と描写力を持っている作者なので十分、気になりました。「まるで」「それ」「これ」など便利な言葉を意識して使わないようにしてみると更なる表現を耕せると思うので、もっと厳しい道を選んでみても良いかもしれないと思いました。作者の作品は、もっと読みたいです。
9418 : コピペの街で、 泥棒 ('17/01/28 13:01:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170128_605_9418p
(一)少し軽いですが、うまくまとまっています。
9410 : 銀河 atsuchan69 ('17/01/20 08:17:16 *2) [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20170120_510_9410p
(一)言葉のストックのある人と感じました。もっともっと削って、純度の高いものを作れると思います。
34.9395 : 詩の日めくり 二〇一六年十二月一日─三十一日 田中宏輔 ('17/01/09 00:03:28 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170109_274_9395p
(一)長いし長すぎるとも感じるが、「作者自身の今現在」をとても強く掴んでいると思われる。
(一)毎回まいかいの展開が面白いし刺激的。作者自身のインターフェースを提示し、それが詩として昇華していくことに引力を感じます。
9401 : (無題) ねむのき ('17/01/11 23:52:48 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170111_345_9401p
(一)研ぎ澄まされています。ただ、落ち着きすぎているとも感じます。
(一)美しいです。孤独と沈黙のなかで意識に追随する言葉が少しずつ朽ちてゆく。そんな静かな死を感じました。
(一)非常に巧みに書かれています。ところどころ剥き出しの詩情を隠してしまっているのでは、と思ってしまう部分もありました。
5.9412 : 彼女の名前は愛という 2篇 おでん ('17/01/21 20:37:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170121_533_9412p
(一)2篇の差異をタイトルだけで景色を変えていく在り方は興味をひく部分もありますが、もう一歩いけそうです。凡庸ですが30篇くらい作り差異を更に出していく方法などもあったかもしれません。
9384 : Keeetu fish 紅茶猫 ('17/01/02 10:33:34 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170102_958_9384p
(一)期待込みで。それぞれがバラバラですが、表現しようという意欲は伝わってきます。
(一)カッコつけなくていいと思いますー。
この方の血反吐が見たいと思いました。
13.9394 : ROBOT ゼッケン ('17/01/07 15:02:57)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170107_233_9394p
(一)エンタメの業の深さを感じます。
12.9411 : 小枝とランプ ちょび ('17/01/21 03:23:49)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170121_520_9411p
(一)すごい好きですこれ。シンプルだけれど、明確なヴィジョンを自然に描いている。美しいです。
(一)真正面から書けています。レスと違う人物かのようでした。
2.9399 : 公園 芥もく太 ('17/01/11 12:27:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170111_337_9399p
(一)題材も文章もありきたりですが作者の内にある詩情は本物だと思います。
きちんと真正面から書き悲哀を出せています。
3.9417 : 雪 祝儀敷 ('17/01/26 19:05:11)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170126_572_9417p
(一)オノマトペが効果的に働いているかどうか。
7.9393 : あなたはわたしの涙ですか 芦野 夕狩 ('17/01/06 23:04:36 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170106_219_9393p
(一)ライバル作品は「永遠のジャック&べティ」になりそうです。ライバル作品に匹敵する展開や棒読みを活かせるものがあったかどうか。書ける作者なので、もっと傑作に仕上げられそうです。
10.9415 : 生きるということ TAKE ('17/01/23 03:44:38 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170123_550_9415p
(一)散文詩として考えると広がりは少ないのですが、きちんと書ける方ですし世界観やプロットも毎回、安定しています。小説向けだと思うのですが書かれてアクションを起こされているかどうか気になりました。小説を読んでみたいです。
30.9391 : ハローワーク 鳩村 ('17/01/06 02:32:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170106_199_9391p
(一)最後の一行が最高です。
4.9409 : シノニム アルフ・O ('17/01/18 18:53:14 *8)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170118_485_9409p
(一)いろいろと気になる部分もあるが作者の作品として今までにない完成度。この点は認めたい。更なる作品も読んでみたい。
9387 : 師 玄こう ('17/01/03 02:18:34)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170103_992_9387p
(一)無骨に書ききっています。ただし作品に昇華しきっていない部分が多くあります。
推敲して欲しいと思います。思いが強すぎて作品化しきれていないように思えます。
師という第三者への書ききりが最後に、もっと何か詩へと出来そうな感じがします。
前半よかった分、内容はともかくとして勿体なく感じます。
24.9405 : 【母国の子音】 黒崎水華 ('17/01/16 20:19:12)
URI: bungoku.jp/ebbs/20170116_438_9405p
(一)このお二人については、色彩感覚がずば抜けていると思います。
「詩とは何か」という問いに対し、真正面から考察していらっしゃるのではないでしょうか。