文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2015年10月分月間選考雑感(スタッフ)

2015-12-07 (月) 22:07 by 文学極道スタッフ

8373 : 芸術なんてメッタ刺しでんがな  泥棒 ('15/10/16 13:00:18)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151016_612_8373p
(一)
芸術なのに読者を気にしている呪縛にいる作者のメタ文学。
寒くなればなるほどに、風刺が効いてくるという恐ろしい作品です。
エンタメに見せかけてヘタウマに見せかけて単純に上手いので、詩とは何かを実は一番いい当てているのかも。
作者はハードルの下げ方が抜群に上手いですね。
(二)
 この作品の中に出てくる「詩」「読者」はまったく知らない言葉のように楽しめました。芸術の秋ですね。
 
8369 : 眠れない女の子のはなし  熊谷 ('15/10/14 19:58:36)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151014_573_8369p
(一)
作品のオマージュ性を大切にしながらも自分の作品となっています。作者の作品は、これまでテンプレを崩さないように自身の言葉ではみ出すことを控えていたことが度たび見受けられました。今回は模倣から一歩踏み出していて読ませていくし展開に無駄もなく詩情を等身大で作り出すことに成功しています。作者の作品としては傑出した出来なのではないでしょうか。
(二)
とても好きでした。鮎さんと全く同じで、「女の子である感じがしない」と思いながら読みましたが、それが人物の魅力を生み出しているのかなぁと。
(三)
タイトルと中身がマッチしていました。また、それぞれの連がちょうどよい長さと濃度で、ところどころにアクセントのあるフレーズもあり楽しかったです。
(四)
受容の過程が丁寧に日常/ここではないどこか/過去/夢の中と多層的に語られている。劇的ではない所に真実を感じた。

3.8366 : 希死  zero ('15/10/12 05:59:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151012_508_8366p
(一)
哀愁と自問、そして学んできた経験、すべてのものが交錯し詩として昇華していきます。
感情を揺らしていく力量と等身大の迫り方が見事で圧倒されます。
自分の人生についても多く考えさせられる力作であり、ひょっとしたら傑作なのでは、と思いました。
(二)
淡々としているのですが、言葉がだんだんと力を持っていくのを感じました。自らの内面を適度に客観視していて、重たくなり過ぎず、かといって単なる感想にもとどまらない者になっているのが良かったです。

20.8341 : 額縁  zero ('15/10/01 07:25:18)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_192_8341p
(一)
次の行を早く読みたい、と思わせる作品でした。終わり近く、「額縁の威厳」という表現は全体を引き締めていて好きです。

6.8368 : 水色のやつと、パールホワイトのやつ  蛾兆ボルカ ('15/10/12 11:28:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151012_517_8368p
(一)
タイトルと中身がマッチしていました。また、自由になりすぎる素材に抑制をかけて書いていると感じました。
(二)
最終連は弱く凡庸な結論に降り立ってしまっている。しかし、それまでの過程が丁寧に描かれていて詩としての強度は十分たもてている。
タイトルで損をしている気もしました。もっと傑出した身構えてしまうようなタイトルでも、そのハードルを越えるだけのものを持っている作品なのではないでしょうか。

28.8344 : 離岸流  鮎 ('15/10/01 16:54:17)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_207_8344p
(一)
 お前の名は「哀しみ」
ここだけが引っ掛かりました。剥き出しで書かなくても十分つたわるので、その分を別の比喩に当てて欲しいと思いました。
粗い部分はありますが、それだからこそ等身大の詩情を出し切ることに成功しています。
今の上手すぎない状態だからこそ詩が立っているのか、
上手くなっていって詩が立ち続けるのか興味があります。
これからも読み続けたい作者です。
(二)
 夏の海水浴場と身体の中に「哀しみ」の奔流を抱いた作中主体の心象風景をオーバーラップさせています。感情を「孕んだもの」(もしくは孕まされたもの)として扱うことは女性の詩ではそう珍しいことではありませんが、/で処理するにはすこし唐突だったかもしれません。

8374 : 出稼ぎ人夫  山人 ('15/10/20 04:53:29 *5)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151020_690_8374p
(一)
非常に興味深く没入しながら読みました。
描写に力があります。
「おれ」の気持ちが書かれるところから詩の方向性が少しだけぶれた気がしました。
描写で心情も吐露させられる力量なので是非もう少し長く書きこむか、
描写に特化するかしてみて作者の力量に作品を追いつかせてみて欲しいと思いました。
(二)
 このテーマは素晴らしいと思います。
 作品としては、実景→実景→独白の構成。作者は割と最後にいちばん言いたいことを持ってくる(ここまではっきり言っているのは珍しいですが)と見ていますが、この作品は三段落目をいちばん最初に持って来てもいいと思いました。

21.8372 : minus  あやめの花 ('15/10/15 20:25:45 *4)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151015_591_8372p
(一)
一読、「ここではないどこかへのあこがれ」を丁寧に叙述していると思ってよみました。
>草花には、柩がないから、ふしぎなことに、あいすることができない
ここ、すごいですね。あこがれではなくて去って行くものへのレクイエム。風を感じました。
(二)
「風をすく、草花には、柩がないから、ふしぎなことに、あいすることができない」が特によかったです。改行するとさっぱりしすぎてしまうでしょうが、読点でつないでいるので引っ掛かりができて、適度な重たさになっています。

8383 : 忘備の三行詩 3×100  田中恭平 ('15/10/28 18:09:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151028_858_8383p
(一)
 作中主体の思う「詩人ぽい生活、思考」といったものはたいてい読者にとってはよく分からんものです。そしてPerfumeのカタカナ表記は「パフューム」です。
導入#01
生活#03、#06、#09、#14、#15、#16、#17、#18、#19、#23、#26、#27、#28、#30
創造#02、#05、#07、#08、#10、#11、#13、#29
独白#04、#12、#20、#21、#22、#24、#25、
最終#100
ざっと#30まで独断と偏見で分けてみましたが、どれも完全に分ちがたく繋がっていることは分かります。ひとつひとつを見るとイイネ♡をつけたいものはありましたが、全体を通して読んだからこそ伝わってくるもの、というのは無かったです。
(二)
断片が効果を持ち誤読を呼びこみ詩情を獲得しています。
作者の思考の統合を読み手に任せることで行間が広がっていく面白さがあります。

8378 : 週末はやりきれなくて(2015ver.)  熊谷 ('15/10/24 19:05:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151024_793_8378p
(一)
フィクション性の高さが肉体性のない男性像と展開される比喩とのズレを融合させていきます。言葉ひとつひとつの力を感じるので滑らかとは言えない文章が浮いて来ます。もっと良い作品になるのだろうな、と思いながら読みました。何年も推敲していることは素晴らしいことだと思います。
(二)
 五連目で出てくる清掃のおじさんは、映画だと美味しい役どころですね。もう少し役割を与えてあげて(砂をはいて捨てるなど)、答え合わせをやんわりとさせてもよかったかもしれません。

8381 : absolution  かとり ('15/10/27 01:43:23)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151027_833_8381p
(一)
タイトルで全てをまとめあげているので本作品の一語一語が成功していると思います。
一連と二連の対応/乖離性が極端だと、もっと前進したのでは、と思います。

14.8361 : 道草  GENKOU ('15/10/07 22:26:05)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151007_400_8361p
(一)
言葉の種類が多く、飽きさせない作りとなっています。整っていないようでいて、主体の発話がしっかりととらえられる不思議さがありました。
(二)
>畳と雲とを天井の間に射し込む光に寝そべっていた、午前中3時
>丸目の夜道にたたずんだあ高校生
ここら辺の記述は赤が入るのかな、と思いました。
(三)
混在している過渡期の自己を、そのまま表現することに成功しています。
人間であることの悩みに触れていく在り方は見事です。
この作品は推敲できそうですが推敲したら魅力も薄れそうなギリギリ感が魅力的なのかもしれません。
作者のレスや発言は、過激なものが多いですが作品は真なる魅力を持っていて優しさがあります。

19.8363 : 秋の午後  本田憲嵩 ('15/10/10 00:12:20)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151010_454_8363p
(一)
 お耽美な雰囲気はよく出ているように思います。すこし言葉を省略しすぎているように感じました。特にひっかかったのは「まな板の身体の隙間」で、まな板の(ような)身体のってことなのかまな板の(上の鯉のように寝台に横たわる)身体のということなのか。
(二)
彼という主題が作者自身であれば自分の生きにくさと乖離を、きちんと見つめている詩人であり、
その姿勢が詩となる稀有な存在に思えます。
体言止めが気になったり粗い部分が多く見受けられますが、それが諦観した怒りに近いものを持った人間を描き出せているようにも思えます。
以前の作品を読んでも、自己存在を描くことに長けている作者だと思います。
あと何作品か読んでみたいです。

35.8358 : 移りゆくものたち  鮎 ('15/10/07 09:03:28)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151007_377_8358p
(一)
 姿勢を低くして書いておられて、とても素敵だと感じました。その分、最終連のまとめ方がすこし大づかみな印象でした。
(二)
とても良い綴りで満たされていて詩情がつまっています。なので細かい部分が非常に気になりました。
行頭に出てくる「小」を、別の意識的部位へとならせないか、もう少し描写を読んでいきたい、思考を読んでいきたい、という思いがあります。
最終連の言葉を書かないでも伝わるように書けたときに真なる詩として傑作として立脚するように思えました。
いろいろ思いましたが、とても良い情感が込められた作品だと思っています。

11.8364 : ふっかつのじゅもん  はかいし ('15/10/10 16:20:15)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151010_464_8364p
(一)
 はじめ、セカイノオワリみたいだなぁと少しげんなりして読みはじめましたが、『生きる気力がない』以降が、とても面白かったです。ゲームオーバー、スタートはそれ自体で面白いので、詩に絡めなくても良いのでは?
(二)
詩に勢いがあり、流れもよかったです。単純ですが「亜紀がやってくる、白亜紀がやってくる、」という箇所は、特に好みでした。
(三)
何度も読んだのですが、
『詩をやめる』
のまとまりが無い方が作品として力があるように思ってしまいました。
魅力ある筆致が印象的なので勿体なく感じました。

24.8349 : B  アルフ・O ('15/10/05 00:01:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151005_297_8349p
(一)
一連目が力強い比喩で進んでいき作品を上昇させているように思えます。
二連目の脱力感は必要だったのでしょうか。
その時の感情や思いと後々に残る詩情へと鋭敏であって欲しく感じ勿体なく思います。

50.8338 : 詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日  田中宏輔 ('15/10/01 00:01:35 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_180_8338p
(一)
最初の三日に流れが感じられてよかったです。

12.8376 : 詩人のプロフィール  atsuchan69 ('15/10/21 10:19:20)  [URL]
URI: bungoku.jp/ebbs/20151021_710_8376p
(一)
 爆笑まであと数歩という印象でした。作者がパタリロ的世界を目指しているなら、ですが。
(二)
コミカライズ性とテンプレ感、既視感を用いた作品としてエンターテイメントへ近づいていますし、
行為で来ていると思います。
最終行を用いるために、もう少し作品に工夫が必要なのかもしれません。

22.8375 : 夜伝わる音  黒髪 ('15/10/20 22:53:46 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151020_707_8375p
(一)
不思議な緊張感に包まれた作品でした。
>明日は今日よりもよくなるはずだ。
この感慨を読者に響かせるにはもう少し工夫が必要だと感じました。

9.8345 : 如意ヶ嶽  北 ('15/10/01 17:50:24 *138)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_209_8345p
(一)
 書き換えが過ぎます。ここはメモ帳ではありませんので、自室で推敲を終えたものを提出してくださいね。

2.8387 : 世界は冬の夕方  泥棒 ('15/10/30 22:27:21)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151030_917_8387p
(一)
 感傷的になりすぎるのが嫌いな作中話者なのでしょうか。もっと悲劇の主人公しても(個人的な好みで言えばした方が)映える作品だと思いました。抑制が効きすぎていて、読者としてはせつないよう、ともかなしいよう、ともなかなか。
(二)
作品自体の出来は良いと思います。
後は、この作品の言葉の出来を作者が体現し、どれだけ作品の言葉に重みを加えられるか、
だと思います。
このまま熟成されて作者を振り返るときに重要な作品となるかもしれません。
今後の作者の人生を含めて読まれるような言葉の作品だと思います。

8.8386 : 地図に無い町  紅茶猫 ('15/10/29 23:34:56)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151029_890_8386p
(一)
魅力的な世界観に没入したくなるような柔らかい力のある作品です。
 さて
や、
 なぜだ
は本当に必要だったのか気になります。
世界観の幅が、もっと広げられたようにも感じます。

11.8388 : ちょんちょん丸  少年B ('15/10/31 14:03:50)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151031_939_8388p
(一)
発想がすごいなと思いました。ドキリとするラストがよかったです。 
(二)
なるほど、と思うと同時に子供のころ読んでみたかった衝動にとらわれました。
何かが足りないのだけれども、その足りなさが最後の裏切り的な直情へ結実しています。
妙な忘れられなさが勉強になる作品でした。
(三)
、、。もしくは”○。
 バ→パにしてくれるキャラクター。やってくるのは濁音を半濁音にする時だけで反対の時はやって来ない。まるくおさめる為だけのキャラクター。なかなか風刺の効いた作品でした。

8375 : 夜伝わる音  黒髪 ('15/10/20 22:53:46 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151020_707_8375p
(一)
作品化する際に筆がのった力動が伝わってきます。
作者の新しい世界を創作の領域を見た気がします。
ここから、どう開拓していくか見届けたいです。

31.8360 : ゆく  山人 ('15/10/07 19:49:32 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151007_395_8360p
(一)
 完成している、といえば一つの完成として受け取れるのですが、おもしろ方向に転んだとも受け取れてしまい、評価に迷いました。

3.8390 : 工事用コーン  イロキセイゴ ('15/10/31 23:44:10)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151031_973_8390p
導入は面白いです。途中までの感触から最後のしりすぼみになるところが気になります。
作者の作品は、最後の昇華が課題なのかもしれないな、と思いました。

8379 : 無題  イロキセイゴ ('15/10/24 23:59:49 *1)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151024_801_8379p
(一)
 マザーグースのようですね。
(二)
一連目がリズムよくイメージを超えた展開が形成されていて非常に魅力的です。
二連目から一連目が内包した部位を繰り返している感があります。失速しなければ、もっと面白い作品として映えたのではないでしょうか。

45.8348 : #04  田中恭平 ('15/10/03 11:06:08 *9)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151003_257_8348p
(一)
最初否定の言葉が続くのですが、その部分からかなり期待される書き方がされていると感じました。「しばらく肯定はなくてもいい」と思い読み進めていけました。大きな出来事が淡々と描かれ、それでいていろいろと想像したくもなり、とてもバランスのいい作品でした。
(二)
二連目まで引きこまれ没頭して読み進めました。連を重ねるにつれて言葉の威力が少なくなっているように思えます。
一度、四連までで書くと決めてみて凝縮してみると作者の独自性のある言葉選びが更に面白く映えていくのかな、と感じます。
(三)
パラレル展開の意図は感じましたが、「タイタニック」に引きずられてしまって本当に言いたいことがあやふやになってしまった印象でした。

27.8370 : 便所  本田憲嵩 ('15/10/15 02:11:10 *2)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151015_576_8370p
(一)
 悪くはない。最後、力技での反転がすこし足りない印象。
(二)
便所の落書きから転じて便所は非常に有り触れた比喩となっています。数多く、これまで書かれてきた便所という対象の中で、
描写に読むべきものがあるものの、これまでの便所を比喩に扱ってきた作品からは一歩抜け出ていないことが大変もったいなく感じます。
過去の月間優良作品に「便所の落書きが泣く日に」という名作があります。是非、読んでみてください。

12.8339 : ロシヤの殺し屋恐ろしや  無礼派 ('15/10/01 01:41:29)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_181_8339p
(一)
前口上が要らないかもしれません。ただ何かやってくれそうな期待感を上げる腕は見事です。
(二)
作中主体の真面目さといてまえ根性と思いついたこと言いたいクセがよく伝わってくる作品でした。

26.8337 : Oct.1 むつごと  アルフ・O ('15/10/01 00:00:04)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_179_8337p
(一)
賞とは関係なく作者は、この作風があっていると思います。
興味深く連作として読み続けています。
(二)
こういう作品には素直にあこがれます。

8380 : B級ポルノ  裏階段に腰掛けて ('15/10/26 17:59:16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151026_823_8380p
(一)
政治的もの生活を包むもの、そして生きていき辛さからくる苦しみと怒りが、
昂揚した言葉で表されているように読みました。
読んでいく奥の人間に隠された繊細さや怖れなど、多くのものが胸を締め付けてきます。
作者の繊細さを等身大で紡いだ作品を読んでみたいと思わさせられました。

26.8362 : jodi adipalli somappa(muktakeshi)  lalita ('15/10/09 08:36:16)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151009_441_8362p
(一)
そうやけにならずに……。
(二)
毎回、失速していき最終の方が普通になります。勢いよく書いているなら最後まで、その勢いを保ってほしいです。中途半端な狂気はいらない。

49.8342 : ライターがないんだ  叶 香月 ('15/10/01 09:52:30)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_195_8342p
(一)
淡々としているようでいて、主体の揺れがあります。その揺れも含めた一体感というものが現れてきて、面白かったです。
(二)
連想と浮かんでは消える雑多な想念がスムーズに入ってきます。ところどころつっかえますが、それが生々しく、
内側に入った印象を覚えます。最後まで読み終わり、その切れ切れの言葉たちが「ライターがないんだ」へ結びつく時間だったと分かった瞬間に詩情と人間と共感が生まれた気がしました。

31.8340 : 音は教えてくれる  にしふ ('15/10/01 06:20:02)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_191_8340p
きちんと書きたいものを持っていることが伝わってきます。それが、いつか昇華されることを願っています。
たくさん書いて欲しい作者です。たくさん書いて推敲して続けて欲しいです。

10.8382 : ぴるえっと  tanukibayashi ('15/10/27 12:02:51)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151027_842_8382p
(一)
読んでいてとにかく楽しい、というのは重要と思います。そしてその先に切なさが感じられて、遅れて感情が刺激されるのはとても気分のいい流れです。少しだけ、言葉の選び方が緩い気もしました。
(二)
ダサおもしろ楽しい。印象に残りました。

27.8343 : inda  lalita ('15/10/01 11:20:27)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151001_198_8343p
(一)
途中まで狂気と綴りが見事な領域を創りだしていました。
「この文学極道の新規投稿欄はペニスだ。描くことがピストン。
 投稿が射精。
 はぁ。はぁ。いくー。お姉さん!!! 発射。笑」
最後の三行が非常に勿体ないです。三行を変えたら傑作に近いものになるのではないでしょうか。
三行があることで全てが壊れてしまいました。

15.8385 : SODAwater  uki ('15/10/29 17:48:03 *3)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151029_878_8385p
(一)
 ソーダ水をグラスに入れるとぽこぽこ浮かんでくる泡沫。それをそのまますくいとったような詩だなぁと思いました。
(二)
様々なところに飛んでいるようでいて、全体を通して穏やかで心地よいです。

38.8357 : ロゼット  にしふ ('15/10/07 08:04:26)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151007_375_8357p
(一)
テーマ自体が興味をひかれるもので、それがシンプルに表現されていてよかったです。さらにただ主張するだけではなく、私と世界との関係が立ち現われていて、詩としての完成度が高いと感じました。

20.8353 : 閉鎖的な恥ずかしさをコメントしてみる「作品的な」  アラメルモ ('15/10/06 03:00:23 *7)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151006_340_8353p
(一)
脆弱な言葉が内省的に書かれており詩作品としての役割を果たせていないように感じます。
(二) 
「作品的」であって「作品」ではないというエクスキューズ抜きで、作品を読ませて頂きたいです。よろしくお願いします。

7.8377 : 穴  蛾兆ボルカ ('15/10/24 17:19:31)
URI: bungoku.jp/ebbs/20151024_786_8377p
(一)
このような作品は、詩以外の創作物を超えられるか、が大事だと思います。そして詩だからこそ迫れる「穴」に対する理不尽な表現が、うまくいっていると感じました。
(二)
 穴、というと川上未映子の「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を思い出してしまうがこちらの作品も穴が「本質(本当のわたし)」穴の周囲が「他者(あるいは世界)」であると規定して読むと分かりやすい。
 こども時代の神であるところの母が30年間穴を掘り続けているとしたら、作中主体のみつめる穴は、本人のものであり、母の、または妻のものであるはずである。
 ラスト、妻に尋ねる決心をしたところで詩は終わる。不穏な雰囲気を残したまま。まとまりという意味では評価できるが、野原に穴も無く立ちすくむ作中主体をもう少し掘り下げることもできたのでは、という印象。

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