文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

2009年12月分選考雑感   

2010-02-03 (水) 23:20 by 文学極道スタッフ

今月も勉強になりました。
ありがとうございます。

今月は、

4050 : かききづの  岩尾忍 ('09/12/29 17:02:52)

4041 : 私家版・死者の書  右肩 ('09/12/23 20:35:33)

4046 : 山岳地帯(マリーノ超特急)  Canopus(角田寿星) ('09/12/26 22:10:38)

4043 : 星かごのなかで  ひろかわ文緒 ('09/12/25 00:08:49)

4054 : 多発性  ひろかわ文緒 ('09/12/31 14:51:59)

4019 : CH/URLNT OF THE EVER CIRCLING SKELET/URLL FAMILY。   田中宏輔 ('09/12/11 22:22:16 *14)

4018 : 遺影  ゼッケン ('09/12/11 19:08:22)

4049 : ひょっとこ  がれき ('09/12/29 14:21:31)

4008 : 窓をあければ  鈴屋 ('09/12/08 22:13:44)

4024 : 荷札の顔  鈴屋 ('09/12/15 22:59:58)

以上、10作品が月間優良作品に選出されました。

【月間優秀賞】

4050 : かききづの  岩尾忍 ('09/12/29 17:02:52)
さっぱりした読後感が良いです、「現実から目をそらすための枕詞。の、ようなもの」であってはつまらない、と、思いました。それを否定しては何も成立しないかもしれない、でも、それをすっぱり否定しちゃうのは気持ちいいです、という意見がありました。今回、一番迷わされた作品でした、作者の一番、近い場所で書かれているであろう綴りは技巧など小手先を越えて打ち、振るわせる力を持っています。だからこその危険性もあります、偏向的ものとして自分の中でも読み手は整理していかなければならない。しかし、その整理を乱していく、思考の直立な手が作品から伸びてきていると感じます、作者の魅力は真直ぐな比喩です、と、言う意見もありました。語りと説明が、たまに入り、それが隙になることもありますが、そこが今回は隙ではなく、根幹部位でもあった感覚でした、という意見もありました。これは狙って書いたのかもしれませんが、作者の一番作でしょうね、巧いだけでは見向きもしませんが、これ、何度も繰り返し読むこととなるでしょう。隠れた名作として息長く読まれてもほしい作品ですね、という意見もありました。

4041 : 私家版・死者の書  右肩 ('09/12/23 20:35:33)
悪くないです、巧いです、私は、右肩さんに厳しすぎるのかもしれません、という意見がありました。これは……右肩さんにしては珍しく(失礼!)成功していると思いました、やや堅いですが、それを割り引いても、という意見もありました。「人間」が誕生(再生)するときにどのように世界が巻き込まれ、その「人間」が世界とどのように区分不能かを詩篇は奥行のある修辞で語ってる、という意見もありました。

4046 : 山岳地帯(マリーノ超特急)  Canopus(角田寿星) ('09/12/26 22:10:38)
前半に感情の揺るぎを出して引きよせても良かったと思った、という意見がありました。予感に満ちた静かな描写に説得力みたいなものを感じました、という意見もありました。懐かしくも新鮮な、インターネット詩の名作。角田さんはSF・ファンタジーに造詣が深いですね、文学的にはジャンクが多いかもしれませんけど、そうした背景を持つ書き手がいるのは嬉しいです単純に、という意見もありました。マリーノ超特急シリーズではベスト作品でしょうね、という意見もありました。

4043 : 星かごのなかで  ひろかわ文緒 ('09/12/25 00:08:49)
なんか大人の詩だなあって感じました、という意見がありました。fiorin/urlさんを思わせる作品ですね、オマージュとして念頭にあったかもしれません、という意見もありました。ひろかわさんの筆致は独特です、輝きを放ち、それが素材の少女性に巧みに寄り添っていきます、という意見もありました。もう一歩濁点を落として見ても、踏み込んでみても良かったかな、とも思います、という意見もありました。三連の少し苦しい( )の連鎖、何処からでも読み始められる融通はあるけれども、内実はやや平坦な、ひろかわ文緒・ド・ポエム。英文字サブタイも連れて来てなんとか体裁は保ってはいますし、バランスは悪くないんですが、という意見もありました。一方で、もう一作よりも「救い」はある、が、独りよがりでもある、そこの評価の匙加減としては、個人的にはこちらを下位にせざるを得なかったわけですが、真逆もありでしょうね、という意見もありました。

4054 : 多発性  ひろかわ文緒 ('09/12/31 14:51:59)
新しい詩法が貫かれている、という意見がありました。今までの作者とは違った感触の作品ですね、多くの方が書く風貌ではありますが、各連での落ちない勢いと力が良いです、結びあがる部位が多発をも裏切るともっと良かったのかな、と感じます、という意見もありました。今回は、まだ習作感がありました、という意見もありました。あー、いいですね。相変わらずツッコミどころ満載でとっちらかってます、説明口調になってしまっている箇所もあります、が、にもかかわらず、大きく躓かせることなくスムーズに読ませる不思議な筆力は称賛したいです。スラスラでもなくグイグイでもなく、読ませる、これ大事っすね、という意見もありました。思春期のざわめきの渦中にありがちな幼い妄想が、知らない人とか知らない関係に文学的憑依してみました的な、良い意味での軽さや馴れ馴れしさが、この筆によって鮮やかに蘇生して発語しています、という意見もありました。三連と四連は、まだまだ整理出来たように感じますし、五連は、もう少しエロチックに仕上げたならば後半にまた違った味わいがあったでしょうね、という意見もありました。総じて題材そのものは、ありがちですけれども、料理そのものも大成功とはいきませんが、味付けが実に魅力的、逸材ですね、という意見もありました。一方で、悪い意味でインターネット馴れした表現や、筆が走ってしまったような大げさな表現が目立つ、また、冒頭がダレていると思う、しかし、多発性なある一定時間の不快感をある長さの文章に纏め上げることに成功した作品とは思います、という意見もありました。

4019 : CH/URLNT OF THE EVER CIRCLING SKELET/URLL FAMILY。   田中宏輔 ('09/12/11 22:22:16 *14) 
優良に押す評者も少なくありませんでしたが、評価の割れた作品でした。
よく、こんなこと思いつきますね、どんな脳みそしているのでしょう、うらやましいです、という意見がありました。点は同時に無にしるしづけられた劫初であって、世界の無限大は点の極小(無)と釣り合うことにもなる、認識それ自体の恐怖はこの点からこそ感じられなければならない、という意見もありました。一方で、うーん、無意味に過多過剰ですね、ナンセンスやら書き過ぎやら以前の問題かも。ネタとしても殆ど活きていない。自問または問いかけが消化不良気味、という意見もありました。二分割して煮詰めないと、酔っ払いの戯れ言と大差ないのではないでしょうか?ボリュームそのものの問題ではなくって、ですよ、題材も筆の力量も魅力的なのに、これじゃさみしい、端的に言うと、読み手に甘え過ぎです、という意見もありました。作者は書いていて愉しかっただろうな、とは推察しますが、作者に覚悟が足りないのが透けて見える、という意見もありました。

4018 : 遺影  ゼッケン ('09/12/11 19:08:22) 
評価の割れた作品でした。
空回り、という意見もありました。読後、タイトルにフィードバックさせていくガイドも足りていないのでは、とても惜しい、という意見もありました。一方で、まいるね、でもいい感じです、という意見もありました。なんでしょうか、この作品は。展開の読めなさと綿密に描かれた時間の流れがリアリティを出し、 傑作になっていると思います、という意見もありました。エンターテイメントを超えている。ゼッケンさん、あなたは本当に、あのいつもスベッていたゼッケンさんですか?と、いう意見もありました。

4049 : ひょっとこ  がれき ('09/12/29 14:21:31) 
評価の割れた作品でした。
ひょっとことは、氷男か。凍てつく雪の街をやたらはしって、やたら転ぶ、その存在証明のような作品、という意見がありました。この作品は最初よく解らないけれども残る不可思議さがありました、それだけで十分なのですが、私は、自己の性的動物、欲望のあり方としての、ひょっとこ面(つまり性を欲する自分自身)と、ゆきという女性との間の心理側面と現実での側面の結び目として読みました、 /僕は除雪車のつくる人肌のみちにいて/ 紅くはれあがるゆき/ ぶちまける水のおとをきく //この辺、性描写を想起させます、という意見もありました。自身の性を押し倒しながらも、ゆきには全てを見破られている、三連目の性的結合へと向かう道のりに、最終的に思う平たさを思う、そんな作品だと感じました、という意見もありました。 /―ほんとうにセカイはひらたい /―でも これほどに //は、もう少し考えてみる必要があるかもしれません、密度が濃い作品ですね、という意見もありました。これ、単純に好きです、構造は半端気味かもしれないっすけど、偶々にせよ詩情の尻尾をあちこちで掴まされる、そこのところの快感は現代詩が喪失しつつあるもののように思いますね、まぁ、ありていに言いますと、あまりめんどくさい詩は読みたくないですから、という意見もありました。一方で修辞的に甘い部分が頻出している、という意見もありました。

4008 : 窓をあければ  鈴屋 ('09/12/08 22:13:44)
評価の割れた作品でした。
今回、鈴屋さんの持ち味が悪い方向へと向かってしまったように思えました、という意見がありました。日本と、自己と、それを貫き通すものをもっと図太いもので欲しくもありました、世代の差でしょうか、という意見もありました。時空を操る鈴屋さんにしては淡白な印象でした、表明があるからこそ余計に淡白、良い作品なのですが、という意見もありました。戦後から辿る回顧、抑制された筆致が画一性から辛うじて逃れてはいますけれども、着地の唐突なポエムづらが全てを台無しにした感あり、という意見もありました。道具立ては揃っているだけに、どちらかといえば失敗なのでは? 話者が独善的なのはいいとしても、これ、もっと書きようがあったはずの境涯だと思うのです、そもそも書ける人が限定されがちなテーマでもありますから、という意見もありました。一方で、人間を描いている鈴谷さんは是非とも拾いたい、という意見もありました。

4024 : 荷札の顔  鈴屋 ('09/12/15 22:59:58)
評価の割れた作品でした。
荷札ですか、、、。意味深い感じはするし、イメージがそのままこちらのアタマに定着されるのですが、すこし弱いと思います、荷札女の動作とか、付随するなにかとか、何か数行でこの詩は化けてしまうと思います、という意見がありました。他者性に終始する領域の「女」を、その空間を、他者性に領された厳密な修辞で描いてゆく、このことでかえって、愛着が(読み手に)湧き出る見事な逆転、という意見がありました。詩的修辞の綿密さがここに結実している、という意見もありました。この良質な比喩でこの分量で終わるのは勿体ないと思いました、ここから、どんどん面白くなりそうなのに。分量というか、多面性を見せられる作品で、見せれば見せるほどに面白くなるはずなのに、敢えてそれを避けている。そのことにより、荷札の顔の女の印象は確かに残りますが、作品として、平面になったかもしれません、という意見もありました。過去完了の素描ですが、薄い味付けが悪くない、しかしおもしろくはない、という意見もありました。デッサンの段階ですかね、期待は出来そうな予感で終わる残念作品、という意見もありました。一方で、人間を描いている、という意見もありました。

さて、次点佳作作品について触れていこうと思います。

 
4048 : /URL DAY IN THE LIFE。―─だれよりも美しい花であったプイグに捧ぐ。  田中宏輔 ('09/12/28 01:08:32 *4)
意見の分かれた作品でした。
ついに●作品の登場ですね、初めて読んだ時は驚愕以外言葉が見当たりませんでした、最後の方、ウルッとさせますね、頭の中の恋人は褪せない、良作です、という意見がありました。この詩篇のすごさは、自分の運気がいちばん弱ったときに他人のやさしさにたいし無頓着だった自分の傲慢を追い討ちをかけるように列挙してゆく、その自己穿孔の「崇高さ」だろうとおもう、という意見もありました。
一方で、うーん、日記というか手紙というか、これが詩かどうかよりも、作品との距離感が遠くてコメントしづらいです、という意見がありました。ある程度の共感はされるかもしれないですが、それってこの作品にとっては寧ろ敗北なのではないでしょうか、という意見もありました。

 
4052 : クウキ  右肩 ('09/12/31 11:39:22)
切り取られ、描写された一瞬があります、という意見がありました。相変わらず上手いなあ、と思うと同時に、この作者には破壊がない、何度も言うのですが、話の構成と活かし方、それは抜群、しかし書きたい詩がないのでは、と思わせられる、という意見もありました。違った側面の読み方がないもの、一方の方向性しかないものだけ、ということに疑問を毎回いだいてしまいます、上手いのですが、という意見もありました。批評力も抜群、後は、少しの破壊を入れてみてはどうでしょう、という意見もありました。読み手を選んでしまう、そこは苦しいかな、作者はそれを承知で書いているとは思いますけど、ここに美を感じるには多少なりとも鍛練された文学的素養が必要とされるでしょう、という意見もありました。ツカミもキツい、偏在する綺麗なフレームよりも説明的なガイドが勝る、良くも悪くもマニアックな作品、という意見もありました。好きですけどね、あまり読まれないだろうな、とも思うのです、という意見もありました。

4044 : ドップラー  ゼッケン ('09/12/25 20:35:02)
素晴らしいアクロバットです、作者は本当に以前のゼッケンさんなのでしょうか、違う人なのでは、という意見もありました。読者の呼吸スピードをコントロールするテクニックが素晴らしい、また、深く伝わりますね、運転手さんの愛惜とか苦痛とかが、という意見もありました。一方で、そんなに悪くないのでは?ただ、やはり説明に落ちている、そこは惜しまれます、という意見もありました。

4032 : 英国式紅茶  はなび ('09/12/22 13:55:41)
語法や描写世界の「破れ」に同調してくださいという目配せがあるが、その分だけ、作品世界が好事家向きに閉じてしまったのではないか、という意見もありました。一方で、なんなんでしょうか、これは。頭がどうなっているのかを見たいです、という意見もありました。貴重な作者です。皆が続きを期待するように、作品を作品で埋める、読み手の中で埋めるだけのものを、まだ渡せていないように感じました、という意見もありました。オシリがいい感じです、という意見もありました。退屈しませんね、それだけでも好感。凝った謎解きに溺れるよりも河川敷でぼんやりと眺めていたいような、不思議な魅力もある、という意見もありました。帰国子女かぶれとは異なった、無国籍情緒も悪くない、という意見もありました。一昔前の少女漫画の空気も偏在、いろいろお得な作者ですね、という意見もありました。

 
4017 : 金曜日のフライデー  りす ('09/12/10 23:38:06)
浅井さんの読みの明晰のために作られた作品のような、という意見がありました。ロビンソンのフライデーに目を付けた葉よいのですが、もう少し線を越えて欲しかったです、という意見もありました。良い作品です、残虐性を、もっと増してもよかったのかもしれません、という意見もありました。手なりで書いている印象はあるにせよ、それなりに読ませる才覚は認めざるを得ないところでしょう。特に、関係性を描くのが、べらぼうに達者な書き手ですね、という意見もありました。概ね平易な表情の外観、仕掛けのある内実、物足りなさもありますが、読み手を能動的なクエスチョンに導くテキストとしての出来は、かなり上等なんじゃないすかね、という意見もありました。この/URLBメロ形式が意味のロンドを起こしつつ不安を高める、という意見もありました。

 
4025 : 池で  荒木時彦 ('09/12/16 00:34:45)
田中さんと右肩さんのレスが映えますね、という意見がありました。作品として、それだけまだ現段階では不安定に感じます。良作なのですが、という意見もありました。西脇とも安西冬衛とも次元がちがう個性だ。しかも普遍的な個性だ、という意見もありました。

57.3999 : (無題)  イモコ ('09/12/02 21:37:39)
まだまだな作品ですが嫌いではないです、退屈さと焦燥、不安がよく描けています、という意見がありました。落書きした言葉は詩なのかな、詩であって欲しいとも思い、そうではいけないとも思い、という意見もありました。テーマの割に過剰な演出の多い大作指向の作品が多い中で、何気ない日常の一コマをその等身大で、且つ自分の感性のまま描けてるのがすごく好感を持てます、という意見がありました。イモコさん、上手くなった気がする、という意見もありました。かなり粗はあるにせよ、刹那的な実存を捉えていますね。そのタイミングの新鮮さに、一票、という意見もありました。整いきれない文体を揃えて調合に長けると、化ける書き手の予感は充分にあります、自身の長所に自覚は薄そうですけども、という意見もありました。やはりタイトルは欲しい、という意見もありました。

4034 : 小品(抜け落ちているもの)  破片 ('09/12/22 22:59:33)
もう一歩の作品、という意見がありました。破片さんにはいつも期待させられます、上手くもなってきています、という意見もありました。残念ながら意欲が素晴らしく裏目に出ている感あり。2との方向性の差異云々はともかくとして、冗長かつイタいうえに、着地で(故意に)滑っているので、正直、とりつくしまがないのでは?という意見もありました。

4026 : Time is moneyまたは放蕩息子の歌える  んなこたーない ('09/12/17 17:00:02 *1)
リズムと流れが最高です。繰り返す放蕩息子もフレーズがいい感じでした、という意見がありました。そうですか、という意見もありました。詩としては苦しいけれども、読む楽しみはある、という意見もありました。バカバカしくて好きです、遊びの塩梅を工夫したら更におもしろくなっただろう、とも思いますね、という意見もありました。僅かに照れを感じる、そこはマイナス、という意見もありました。

4023 : 暴力とタルタルソース  ヒダ・リテ ('09/12/14 01:04:56)
今の時代にピッタリですね。風刺もあり、教訓的ものを引き出す力もある。それらを全て笑いのケムに巻く力もある。 読めて良かった作品です。 すごい。
表現は悪いかもしれませんが、やや卑怯な手段で目的を果たす事には成功しています。ただ、なんつーか、古い、やり尽くされた手法、少なくとも「斬新」ではないでしょ、と。
作品につけられたコメントの中でほとんどの人が語りの動きみたいな点で評価していると思うし、作者も意味が重要なのではないようなコメントしていると思うのですが、私は自分が感じ取った範囲の「意味」の部分で好きになれませんでした。男女共同参画社会推進とか、女性との実際の生活とかについて、非常に濃度の薄い女性蔑視のようなつぶやきを感じたのです。 むしろ薄くなければスムーズに読めたのかもしれません。
私は自己啓発をユーモアでやっている形が技術を確かにしていると感じました。

4001 : 僕と電柱と日食と  藻朱 ('09/12/05 20:27:10)
この方は、なんだか音韻のものだけを現代的に書くしか出来ないのかと思っていましたが、こういう作品も書けるんですね。それが驚きでした。 「100年に一度の皆既日食」 が日毎繰り返されることから非日常を突き進む導入が見事。 「実は」など、除いて架け橋を渡さない方が面白くなりそうにも感じましたが、途中の展開も読ませます。「好転周期」は、誤字ではなくわざとなのでしょうが、公転周期とある後の単語と高めあえてはいないかもしれません。 クールダウンのさせ方が、ありふれた手になってしまっているので、最終連、もう一歩なにか欲しかった、という気にもなりました。
ネタとして活性化しないっすね。ナンセンスとしてはヒダ・リテさんの作よりも、ダルダルなこちらを消極的に支持しますが。

4007 : かもめ  はかいし ('09/12/08 18:56:26)
比喩がありきたりなので切り口を、もっと斬新にしてみても良いのかもしれません、と、いう意見もありました。
全編平仮名表記が効果的に活かされているとは言い難いと、いう意見もありました。光る記述は散見されますが、現況、作者が楽しんでいるだけのようにみえるのは問題、という意見もありました。あとは、例えば平仮名のダブル・ミーニングにせよなんにせよ、きちんと工夫されていないと誰も拾ってはくれないですから、拘りはそこにこそ、でしょうね、と、いう意見もありました。ぶっちゃけ、本作品が漢字混じりでも平仮名でも出来そのものには大差ないと感じます、課題はそこじゃないよ、と、いう意見もありました。

4006 : 心境変化  がれき ('09/12/08 00:54:22)
自然が作品中の人間を模倣していくような不可思議さが漂います。そこを、もっと流し書いても面白さがあったかもしれません、という意見もありました。作者の作品の凝集度はいつもズバ抜けています、と言う意見もありました。堅いです。入っていくまでに往生する、内実は佳作なんすけど…、という意見もありました。

惜しくも選からは漏れましたが、その他、以下に挙げる作品が注目されていました。

3991 : 冬の初めに夏の日を思う  19 ('09/12/01 00:31:13)
コントラさんが「しじみ汁」の比喩の失敗について触れていますが、私は、成功しているように思いました。 「酒宴 → 二日酔い → 酔い覚まし → しじみ汁 」となったのではないでしょうか、そう考えると、後の親族との絡みも活きてきます、という意見がありました。「しじみ汁」が一過性に終わったことが残念です貫いて欲しいと思いました。途中から、比喩はどこに言ったのか不思議になります、という意見もありました。淡々としてよいのですが、後半に」を付け損なっていたり、もう少し推敲して欲しいと感じさせもします。タイトルは、やはり別の作品に冠した方が活きたかもしれません、という意見もありました。親族との息苦しい距離や関係性、または、改まったり見直したり等、それなりに書かれてはいます。散文として悪くはないが、にしても、文庫本をアトランダムに開くと出てきそうなフレーズが積載されただけ、ともいえるのではないでしょうか、という意見もありました。

3994 : 花氷り  結城森士 ('09/12/01 08:42:29)
「花氷り」というタイトル、とても良いですね、という意見がありました。以前までの作品とすると段々読めるようになってきています、後は、主題をもう少し大切にしてほしいと思いました、という意見もありました。少女が出てきてから面白くなりますが、それまでの一連の描写が馴染んでいない、中盤が熱量はわかるのだけれども、それだと主調部位が靄んでくる、塩梅をもう少しなんとかしたら大化けするのかもしれないな、と思いました、という意見もありました。がんばって書いているな、とは思います。短いのから書いてみたらどうですかね?、という意見もありました。

3997 : 空色はボクのかたち  常悟郎 ('09/12/01 16:27:11)
不思議と良かったです。なんでしょう、これは。まず、一連目が成功していると思います。「割り箸で痛いように傷画なんて、描いてやろう 。 」 など、方向性と世界観の提示がしっかりとしているように感じます。その後、四連目で高まりがあるのですが、 そこまでの持っていき方が音韻印象と視覚印象を巧く使い、爽やかに綴りを入れていきます、という意見がありました。最終連、二連と三連の始まり一行、四連の終わり二行には、少し疑問、という意見もありました。全体としてはよいのですが、もっと上の綴りへといけそうです。タイトルが痛いのですが、それも一連で解決している見事さは、あります。まぐれで書けたのではないことを祈ります、という意見もありました。まだ幼い文体。レスに熱心なのはいいとしても、書き手自身の、詩を書き始めたばかりの女子中学生みたいなド・ビギナー領域を抜けるのが先決なのでは、という意見もありました。

4000 : 海夢遊  凪葉 ('09/12/03 12:55:03 *4)
珍しく無題、ではないタイトルのセンスにまずコケます、という意見がありました。淡い手触りとか佳いんですよね、だけど物足りなさが勝ってしまう、好きではあります、が、推しにくい、という意見もありました。ふらついていますね。作者は大丈夫でしょうか。心配です、という意見もありました。一方で、この期間、凪葉さんは多分精神的に落ち込んでおり本領を発揮していませんが、最新作では見事に世界性を再−獲得していますね。ポエジーの無いところに本来的な人様に読んでいただける詩など立ち上がりません。だが、自己のポエジーの中に内閉していては人様に届きません。でも資質として、ポエジーを持っているということはとても重要なことなのです。凪葉さんにはそれがある。抒情詩・情景詩から現代詩に進化するというのは、マルクス主義者の社会発展詩説のように気持ちの悪い妄想です、という意見もありました。

4002 : 雨  丸山雅史 ('09/12/07 00:07:26 *3)
雨が下水道を下りて大都会の膀胱に溜まり、彼が何処かで放尿することに思いを馳せる人は少ないここは印象的でした。取り扱おうとしている素材が陳腐で、そして浅いです。文章は、だんだんとうまくなってきたので、切り口に目を向けて欲しいです、という意見がありました。説明調で尚且つ名詞が多いという、読みにくい詩作品の悪い例。内実はそんなでもないのに、読まれない可能性が抜群に高くなる傾向がありますねこのタイプは、という意見もありました。意図や方向性は全く異なりますが、ヒダ・リテさんや田中さん等の12月の作品にも同様のことが言えるでしょう、という意見もありました。作者さんは意欲的に詰め込んでますけれど、「詩っぽい詩」という印象しか持てない。熱心な作者だとはわかっているので、なにかしらの課題や制約を課して詩作に向かってほしいものです。 「る」で一文を締めたがる悪癖も是正されたし、という意見もありました。

4012 : 海辺の休日  はるらん ('09/12/09 14:13:34 *1)
素材は良いのですが、ひとつひとつの言葉が何故こうも借り物臭いのか。清涼が、どうしてもモチーフと向き合っていないような感覚を受けさせます。もう少し寝かせておいたら化ける作品かもしれません、という意見もありました。詩的モチベーションはどこにあるのだろう、という意見もありました。一方で、この作品は切ない背景がありつつ、悲壮感に満ちてないのが良い。それでも続いていく日常を生きる主人公をちゃんと描けてるのではないか、という意見もありました。ツカミで韻を踏む意図が、?これ、好きな人は少なくないかもしれないですけど、色が頻出過多で凡庸な美の羅列にも見え易いとも感じます、という意見もありました。はるらんさんは、もう少しストイックな目線から書くと、すごく良くなる気はします。まだ書き過ぎなんじゃないかな、という意見もありました。

4013 : 男が自分の性欲について考えるとき  snowworks ('09/12/09 23:58:54)
正直言って、よくわからないですが、面白いです。ただし、この場合、短すぎると思いました。あっさり殺されすぎ。もっとねちっこくやってはいかがでしょうか、という意見がありました。 とても下手なのですが、一種の期待を思わせます。最後の方が毎回下手です。また体言止めやリズムに縛られている部分があるので、そこからゆっくりと脱却していくことを望みます、という意見もありました。

4016 : セッションーカタストロフィ  ぷう ('09/12/10 19:08:47)
対セカイ系ポエムには寛容な方だと自認してますけど、ありがちですね。悪気は無いんでしょうが、このタイプは流行り廃りよりも、淘汰されているジャンルでしょう。再びテキスト単体で復活させるには何らかのギミックは最低限必要です、という意見がありました。強烈な把握力が冒頭にあり、最後まで連れて行かれました。しかし、まだ何かが足りないような気がしました、中盤以降のインパクトでしょうか、という意見もありました。軽快な語り口調が警戒に形骸を鳴らしているかもしれません、三連目まで内容が説明的で、四連目からリズムの一本調子が気になってきます、という意見もありました。もう少し様々に転調してみてもよいかもしれません、という意見もありました。

4020 : 成り変わり  古月 ('09/12/11 23:31:09)
少し読みにくかったですが、何べんか読むうちに心を持っていかれました、という意見もありました。 女としての性の部分を使い生きてきた母と同じ運命をこれから生きていく娘、そしてこれからもその連鎖が途絶えることはない、という作品だと読みました。格差の下の下の下の力強さ、女を教えるという、それしかない方法の生など、力強さを感じました、という意見もありました。タイトル、いただけないです。母娘関係がもっと浮き出る題だともっと映えたかもしれません、という意見もありました。よくわかりませんね。いや、狙いはわかりますが、射程が遠い、という意見もありました。タイトルも含めて、もっと徹底して遊んだならまた違った表情を顕す作品なんでしょうけど、という意見もありました。

4021 : 太陽の割れる音  WHM ('09/12/12 06:45:24)
よく書けてはいます。魅力には乏しい、という意見もありました。そういうものがどういうものか知らない僕には像の結べないところが多々あった、という意見もありました。散文部分が、とても魅力的です。私は南国暮らしなので、このような内容は、とても興味深いです、という意見もありました。 最終三連、私は疑問でした、という意見もありました。うーん。まとめてしまったような。もっと、[ぽつぽつと降り出した雨のようにキーボードを叩く10本の指はどこから来たのだろう”>を活かすためにも、つららを長めに取っても良かったかもしれません。 タイトルも、もっとなんとかならないものでしょうか、という意見もありました。

4022 : ここから始まっていく  ナツイロ ('09/12/14 00:39:09)
レスは興味深いのを書く人なんですけど…。詰め込んで積んで、迷走気味。悪くはないけど不親切といいますか、吟じてるだけですよね。もっとスリムにも出来たはずで、背伸びするにはまだ早い時期なんじゃないかと、という意見がありました。犬の死を通して自分の埋まらないものと埋められていたものを感情の交錯で表していく。熱がある、ということは、夢オチ並みに落とし込んでしまうかもしれないですね、という意見もありました。一方で、とてもいい感じだと思う。このままナチュラルな流れみたいなものを壊さず、書いていった欲しいです、という意見がありました。この作品は焦点となるイメージが弱いことと、導入部分で人をつかむ力が弱いことから優良に推薦しませんでした、という意見もありました。

4027 : 夜に願う  如月 ('09/12/17 19:44:36 *1)
悪くないのですが、最近、どんどんこじんまりとまとまっていっています。 それが意識の覚醒と抒情に結び付かない。上へといかない感触を残します。過渡期なのだと見守るべき作品なのかもしれません、という意見がありました。もう少し破壊しても良いのではないでしょうか、という意見もありました。良質な時は、下手だった単語しかない如月さんが詩的構造を身に付け始めていった時だったのだと思います。上手さよりも大切なものがあるのではないでしょうか、という意見もありました。

4028 : 祈り  凪葉 ('09/12/17 22:54:20)
何度も同じことを書いて申し訳ないのですが、凪葉さんの良質さは、コントラストが大きければ大きいほどに引き出されるように思っています。 個の小ささが、深海だったり、世界だったり、壮大なものの純然たる倍音に触れた時に、明澄に澄んでいく、そんな良質さを持った作者だと思っています。今回の作品、とても麗しく思ったのですが、 過去作のような響きに乏しい部分があるような気がします。それは「祈り」が小さなものとして描かれていて、個に密着していて、そのため、それぞれの繊細な綴りが小ささをどこまでも小さく伸ばしてしまっているように感じます。 細かく見つめ、描き出していくことは賛同できることですし、より大きな良質さを引き出すことだと思えます。そのため、この作品では一定の成功も為しているように思えます。しかし、個に密着した祈りでの事象は描く中でどうしても拡がりを落としていっているような気がします。祈り、で、何か壮大さを描き、そこに個を挟み込むあり方など、または個の中に何か壮大さの濁点を打つあり方など、少しだけで良いので、コントラストを出しても良かったのかな、と感じました。そすると、もっと良質にたどりつく道を歩む気がしました、という意見がありました。「少しだけ ふくらむ胸と/ からだを丸めて / ふくらんだ、頬 」ここはムンクの「思春期」を彷彿させますね、という意見もありました。 「 豆電球の橙に / 沈み込んで行く輪郭に / とんとんと いま / 夢路を思う / 叩いた数だけ 深まりながら 」ここもやはり個の小ささを打ち出している良質さはあるのですが、それだけでは足りないような気もします、という意見もありました。やはり作者の良質さはコントラストから生まれるのではないでしょうか、という意見もありました。

4030 : T/ERROR TWILIGHT  藤本T ('09/12/19 02:26:39)
縦書きに直すと、読みやすかったです。アルファベットとカタカナの部位に疑問を持ちました、という意見もありました。苦心の痕跡は窺えますが、もっと違った工夫を凝らさないとインターネットでは読んでもらえないのでは。ちゃんと読むと佳いので、もったいないです、という意見もありました。

4031 : 夜の帳(供法 如月 ('09/12/21 22:32:09)
綺麗だし、タイトルにうまく回収されていくようにも書かれてますね。テンションを保ったまま、それなりにまとめていると思います、という意見がありました。地味ですけど力作ちゃ力作で。ただ、破綻が無いのが逆につまらないといいますか、平均的な優等生然としたテキストとして可もなく不可もないような印象の薄さは否めない。推敲を重ねていくその方向に問題があるのか、わかりませんが、素描から立体化していかない焦れったさは感じます、という意見もありました。技が少ないのは承知のうえで、まだまだ様々な筆を試すべき時期でしょうね。生真面目にまとめようとすると、体裁だけが整いはしても却って薄味となりかねないと危惧、という意見もありました。「さようなら、の地平線」は呼吸を感じさせます。「 冬の枯木を染めてゆく花、/ の温度で」は、どうでしょうか。「 冬の枯木を染めてゆく花、の温度で 」と、「冬の枯木を染めてゆく花 / の温度で 」と、「 冬の枯木を染めてゆく花、/ の温度で 」との吸気の違いを意識されているでしょうか。疑問に感じました、という意見もありました。 美しさと緊張感が敷かれているので、一連毎の萌芽が非常に立っています。それがしかし、全体としては、少し塗りこめられているかもしれません。どこか壊しても良いのかもしれません、という意見もありました。 「 相も変わらず人気のない /いつもの公園// 渇いていた土の下で / 眠っていた緑の呼吸 / 蕾の産声で / 葉を揺らしている木々たち / 冬、と呼ばれたお前の仕草を / もう覚えてはいない // 静かに広がる池の傍らで / 名前も知らない紫色の / 小さな花が暖かな / 風に揺られている // 小さな花のその名前を / 私はきっと / 知らないままで 」この部位がそれまでの緊張から外れているので、ひょっとしたらそこが突破口になるのかもしれません。 「いるのだ」 と断定の後に、「 相も変わらず人気のない / いつもの公園 」と、それまでにない事象から始めるのは、もう一工夫必要かもしれません、という意見もありました。 また、夜の帳に行き着くまでが遅すぎるかもしれない、という印象も抱きました。 全体的な空気感は良いので、その空気で塗りこめられないように、何か、地雷をしかけてみると、もっと良くなるような気がしました、という意見もありました。 作者の本来の持ち味は、びっくりするような詩とは程遠いと思われるような単語だったと思います。そこを無くさないで欲しいな、と思いました。詩作で閉じていくことをギリギリ避けて欲しいな、と思っています。 良いんですけれどもという意見もありました。(朝倉ユライさんのコメントは抜群)という意見もありました。

4033 : (無題)  小禽 ('09/12/22 21:06:18 *1)
詰めが甘い部分がたくさんありますが、それが味として、行間を拡げて、想像を立てて、良質な空気を僅かに構成しつつあります。「 川に指先を浸して / すぐに引っ込めた / 川はだんだんと黒くなる 」この三行が印象的です、という意見がありました。一方で、ありがち。嫌いではないっすけどね、こういうのって。それなりの需要もある、とは思いますし、という意見もありました。面白い解釈もありますが、それは読み手が優れているのであって、この作品自身の持っているものとは合致していません、という意見もありました。。

4045 : 紅い花  寒月 ('09/12/26 13:09:01)
紅い花と言えば、つげ義春が浮かびます。 キクチサヨコが川で股から紅い花をひり出すシーンは、そして少女なのに大人にならざるを得ないキクチサヨコを抱えて山から下りるシーンは、「眠れや」の余韻を倍化させ、いつでも心を捉えます。初潮の比喩として、つげ作品では描かれていました。私は、この作品のタイトルも、初潮的な、 子供なのに大人になっていく凄惨なものとして読み進めました、という意見がありました。 感情の具現が、こたえること、そこがとても印象的でした。 平易で端的な感情と客体動作の中に、ここまで詰めこめられるものなのか、と、少し驚きました、という意見もありました。タイトルから先ず、つげ義春を連想しました。それがよいのかそうでないのかはわかりかねますが、そうしたイメージは拭いきれないタイトルっすね。次いで、ちあきなおみ、ガルシン、あたりでしょうか。これって例えば「青い花」とか「春の雪」とかでも同様で、作者の思惑とリンケージしてないところで痛くない腹を探られる覚悟が伴いますよね、たかがタイトルでなく、されどタイトルでもなく、という意見もありました。短詩、というよりも失語症気味のテキスト。 動詞や形容詞等を名詞として扱う手法は珍しくはありませんけども、うーん、悪くない味わいはあるにせよ、果たして「かなしい」に、つねる箇所や部位があるかどうかのところで、入り込めないでいます、という意見がありました。つねるという所作との馴染み具合云々よりも、そこに到った発想に対する違和感でしょうか、異化作用をもたらすようには書かれていませんしね、という意見もありました。

4051 : 小品2(人の一人であること)  破片 ('09/12/30 12:37:19)
惜しいです、おしいです、本当に。 細やかな綴りの中に大胆さもあり傑作になる要因はそろっているのにならない。これは困ったことです、視点の点在が原因かもしれません、ブレテいき、はみ出し過ぎていきます、という意見もありました。なんといいますか、惜しい、ですね、という意見もありました。散文詩としての個性はありますが、咀嚼するにはやや骨が折れる、そこを楽しむには、書き過ぎている、という意見もありました。小技は冴えています、残照も佳いです、しかしまとめきれてはいないのではないでしょうか、という意見もありました。個人的には好きですけれど、もっと突き抜けられた印象はあります期待過剰かもしれませんが、という意見もありました。

4055 : (無題)  マキヤマ ('09/12/31 15:46:16)
最後の循環は面白いのだけれども、そこまでの間が少し遅いかもしれません、という意見もありました。リズムはあるので読めますが、わかるけど、もっと開いてくれないとキビシイのでは。いや、整いはありますし、作品の佇まいもよいので、好きなんですが、という意見もありました。

4057 : しあわせについて  はなび ('09/12/31 22:21:17)
分類しているわけではないでしょうし、作者の意図もそこには無いと知りつつも、おばかさんは二種類じゃないやろ?とツッコミたくなります。ました。成すと為すの違い、または成るとの違いでもいいですけど、ギャップの呈示の謎かけには、もっと骨が欲しいとこ。小骨でもいいから、チクリ、とね。でないと、見てるのに見てない通学路の看板みたいになっちゃって、もったいないんじゃないかと、という意見もありました。いつものようなお洒落な切り口よりもずいぶんと素直。感性そのままに解りやすさへと進み、しかも幅を拡げる行間というよりも、背景を想起させる、作品。シチュエーションの妙を読み手の意識が埋めていき、そこに面白さが生まれます、という意見もありました。個人的には、すきです、という意見もありました。

以上です。

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