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発起人バトル

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62 : 光の表にて  みつとみ '16/07/08 23:49:28

こんにちは こんにちは
いつのまにか
そう いつのまにか
わたくしは しろい光の表にて 目覚めるようになっていた
なまえは 知らないけれども 顔みしりのひとたちと
なにかしらの話をしている
むきになって 正しさをぶつけ 自らの言葉の角で 痛みを覚えている

自分のことなのに くわしいことも よくわからないけれど
覚えのない ことがらの ことばを 交わしながら
緑の布地を 一人ひとり みなで編んでいる

裏は あるのか ないのか
みなが微笑む うっすらとした 表にて 
(まぶしい 熱いほどに まぶしい
触れているのは
昼間の 計りの糸か
真夜中の 熱情の糸か

(わたくしは いったい 何を知っていて 何を知らずにいるのだろう

沈黙している 時の波が 打ち寄せて
ぼんやりとしたわたくしを 浜辺まで はこびあげたのは
青い糸で 編まれた 息絶えそうな《生の舟》なのか
それとも 赤い糸で 編まれた 青白い熱き《死の舟》なのか

(わたくしは 何処(いずこ)の世界に 在るのだろうか 無いのだろうか

うつむきかけたその顔を
そっとあげると
やわらかな しろい光に 注がれて
恍惚の 微笑みをうかべる

青白い 時が たちどまって
わたくしに 手をさしのべていた
額がきしむので
傷をなぞりながら 波間にただよう
仰ぐのは その白さに縁取られた 真っ青な空
光の表にて 
何度でも死して 何度でも生まれて
青蛙の腹に 爆薬で繰り返し遊ぶ 子どものわたくしたち 

誠を信じて銃殺される 白シャツの青年たち
緑色の糸で編み物をして いつかと待ち続けている女性たち

光の表にて
もう会えないはずの 恋人たちが 死して 再会をしている
(こんにちは こんにちは

こんにちは

ほんとうに

そう 光の表にて あれは光の表にて そして光の表にて
抱き合いながらも すでに目覚めることのできない わたくしたち

(こみあげてくるのは わたくしたちの尽きることのない息吹なのです

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20160708_683_62p

  • 泥棒 :
    わたくし
    が、
    多い。
    以上です。
    内容については
    特にない。  ('16/07/12 13:42:45)

  • kaz. :
    文学極道を大いに盛り上げようという気概に溢れた作品を評価します。この作品の弱点は、永遠の生の象徴たる光の表が強調され、「裏」がないことでしょう。この作品には裏のあるものが、例えば緑の布地が出てきます。しかしそれらも「光の表」に晒されて、裏が見えなくなっている。まさに今の文学極道の状況を風刺した詩といったところでしょうか。  ('16/07/12 16:36:11)

  • 5or6 :
    読みました。昔のネットでは今のようなマンションタイプのいつの間にかやって来ていつの間にか居なくなるのようなSNS交流ではなく、田舎の一軒家がお互いに、初めまして、こんにちは、〜から来ました。〜です。とか、始まりがあって、一対一のBBSの交流があって、リンクがあって、知人から知人へと、こんにちは、初めまして、と星座のように繋がっていく交流だったなぁ。と、何故か思えてくるのは、わたくしたちという、何処となく過去からやってきた人たちのような雰囲気だからでしょうか。全体から漂う天界から話しかける菩薩のような語りに思わずチルアウトしてしまいました。
    >青い糸で 編まれた 息絶えそうな《生の舟》なのか
    それとも 赤い糸で 編まれた 青白い熱き《死の舟》なのか
    印象的なところはこの部分ですが赤と青の対にあるのは仮想世界のマトリックスを思い出しました。
    キャロルの方よりそっちかなと。
    失礼しました。  ('16/07/12 18:01:52)

  • みつとみ :
    泥棒様
    たしかに「わたくし」が多いかもしれませんが、あえてたたみかけるようにしているかと思います。
    内容については「特にない」というのは、あえてケチをつけるところが特にないのか、語るべき(批評に足る)内容がなにもないというのか、その両方か、などととれるようですが、あえて前者であると、好意的に解釈させていただこうと存じますですはい。  ('16/07/13 00:03:23)

  • みつとみ :
    kaz.様
    まさに光づくしですが、その分「裏」がないので、それが弱点といえば、それも否定できないかなともとれますが。文極の状況を風刺したというのは、深読みであり、狙いではないと思います。気概だけで生きてきました、と言ってみたくなったので、そのように書いておきます。ありがとうです。  ('16/07/13 00:06:26)

  • みつとみ :
    5or6様
    たしかに昔のネットではそのような感じがありましたね。懐かしく思い出されます。作品の舞台上では、登場人物は亡くなった方々なのですが、「星座のように繋がっていく交流」や「過去からやってきた人たち」や「仮想世界のマトリックス」というのも頷ける部分がありますね。「全体から漂う天界から話しかける菩薩のような語り」にチルアウトしてくださってもったいなくもありがとうです。  ('16/07/13 00:18:09)

  • アラメルモ :
    青い糸赤い糸、縫いつけられた緑の布地、白いシャツ。
    ここで表現された糸とは生命を繋ぐ絆の喩のことでしょう。
    光の表。通常我々が眼にできる光は色の波長も混ぜ合わさり白い。これほど原色が強調されるのにはその可視光の裏側に込められた理由もあるのでしょう。
    こんにちは、こんにちは。冒頭で始まるこの呼び掛けははじめて眼にする光に溢れた世界。いや、(青い糸で編まれた息絶えそうな、生の舟なのか、それとも赤い糸で編まれた青白き熱き死の舟なのか~)こんにちは、こんにちは、とは単純に最初に視た光だとは言い難い。それは青い糸が生を意味する糸に、そして赤い糸が熱き青白い糸と死を意味するように、つまり寒色の青から生き生きと目覚め、逆に熱き血を思わせる暖色の赤が死を指している。このことから、こんにちは、こんにちは、とは語り手による死への扉を開けた挨拶でもあるかのようにも取れてしまう。
    光を分解させ、その隠れた波長から死生感へ導き出そうとする試みでしょうか。難しいことに挑戦されておられる様子に窺えます。
    難を申せば、青蛙の腹に爆薬だとか銃殺だとか、もう会えないはずの恋人たちやらが、戦争や暴力に纏わる事象を意味または予見させ、抽象的に置かれた光の眩しさを、その物語性によって複雑に拡げさせてしまったことではないでしょうか。
    総体的な解釈の掴み所に迷ってしまいますね。
    しかし、視ることはできない光に包まれ細分化された世界。生と闇、陰と陽。その中で得体の知れない主体と浮遊する語り手の声、概ね作品としては感化作用を果たしているのではないか。その様な感想を持ちました。  ('16/07/13 01:21:39 *1)

  • みつとみ :
    アラメルモ様
    ご考察ありがとうございます。たしかに「死への扉を開けた挨拶」なのかもしれませんね。「光を分解させ、その隠れた波長から死生感へ導き出そうとする試み」というとろこまで意識していたかは、何とも言えませんが。
    「物語性」については、読み手には難しいのかなあ、とご意見を読み、思いました。「感化作用を果たしている」というお言葉には感謝です。  ('16/07/13 22:31:03)

  • 田中恭平 :

    こんばんは。すいません、御教授願いたいのですが
    括弧を閉じないで センテンスの接頭に→ 「( 」を置く
    という書き方を色々な散見するのですが
    これは何を意図しているのでしょうか。



    それとレスポンス内で交わされたチル・アウトという語ですが
    5or6さんが普段からアッパーなライフスタイルを送られているとしても
    菩薩の語りと仰るならば、ターン・オンやチューン・イン
    になると思うのですが・・・・。

    「Chili Out」できました、だと
    熱くなった身体のくつろぎを促すことができました、
    で、それ、誰に?という塩梅です。

       ('16/07/13 23:07:35)

  • みつとみ :
    田中様


    ですが、起こしのカッコは閉じていないですよね。完結していない符号でしょうかね。詳しくは述べません。意識的なものです。

    5or6さんの「チル・アウト」の意味合いや使い方ですが、ご当人に聞かれるのがよろしいかと。「落ち着く」とか「安らぐ」とかそのようなことかと。

    この詩の世界は、あの世なのですけどね、白い光に満ちた。そこで革命で命を落とした若者や、彼を待っている女性たちが、天界で再会するというものです。説明するとつまらなくなるので、今回だけでもうしないですけど。  ('16/07/14 00:50:04)

  • 田中恭平 :
    すみません、

    >「全体から漂う天界から話しかける菩薩のような語り」にチルアウトしてくださってもったいなくもありがとうです。

    とレスされていらっしゃるので、お二人のつまり語の定義が
    共有されているものだと勘違いをしていました。


    意識的なものというのは、漠然とした意識なのでしょうか。
    ともかく、この符号のおおもと、といいますか
    一体どこの誰が、こういうことをしだして日本語としての文章、その船の底荷を
    一体どうしたいのか、は個人で探ってみます。

    流行というか、歴史の上っ面のさざなみていどならいいと感じますが。  ('16/07/14 02:21:49)

  • 山田太郎 :
    こんにちわ いつもお世話になっております。

     いつのまにか
     知らない
     なにかしら
     くわしいことも
     よくわからない
     覚えのない
     あるのか ないのか
     うっすらとした
     の糸か
     いったい
     のだろう
     ぼんやりとしたわたくしを
     なのか

    前半はこういうことばがつづいて、時間も空間も意識も
    あいまいな淡彩画のような世界を感じさせます。
    これはなんなんでしょうね。彼岸と此岸のはざまのような
    場所なんでしょうか。

     恍惚の 微笑みをうかべる

     青白い 時が たちどまって
     わたくしに 手をさしのべていた

    ここはすこし不気味というか、怖い感じがしますね。
    恍惚の微笑みがかえって怖い。なんか死神? みたいな。

     青蛙の腹に 爆薬で繰り返し遊ぶ 子どものわたくしたち 

    子どもの頃やった悪いいたずらを思い出しました。
    わたしらの場合は爆薬じゃなく、バッタをとってきて蛙を釣り、
    すぐに鉛筆削りで蛙の腹を縦に裂いて、バッタを取り出す。
    それから針と糸で蛙の腹を縫合して池に放ってやると、
    手術後とは思えないほど元気に泳いでいく。
    ピンピンしているバッタでまた他の蛙を釣るという、とても
    残酷なことをやってました。けっこう、はしゃいでいた。
    無知な子どもってのは怖い。

     誠を信じて銃殺される 白シャツの青年たち

    ここんところですね、立ち止まるのは。
    どういうことが起きたのだろう? 考えます。 
    でもよくあることです。実直な青年ほど騙される。

    後半からラストにかけては焦点がしぼられたみたいに
    くっきりとして、命のたいせつさが表明される。  ('16/07/20 05:36:28 *2)

  • みつとみ :
    山田様

    この詩の世界はこの世ではないのでしょうね。
    子どもは残酷なものですよね。
    そして実直な青年は死に飛び込んでいったり、飛びこまされたり、そういうこともあります。
    この世は残酷さを下敷きに、花を咲かせるのでしょうか。
    ありがとうございました。  ('16/07/20 22:46:28)

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