久しぶりにキツイ、体力も精神も、仕事にかなり消耗している。明日はもう完璧工場長にシバかれるな。無理もない今月は二度のミスだもの。ガラス結晶の光学材料、購買損失18万円、二度もやってしまったから。
コンマ何秒の一瞬の手違いでオシャカ様。集中力が欠如してるんかな。 夜デスクに座るのはこんな時ぐらいだ。腰痛だとかそんな言い訳は書きたくない、ミスはミス。原因と責任、所在申告は、集団、社会、組織や学校や会社じゃあ、あたりまえ中のあたりまえ、なのに10,5,6年も居ると、悪い入れ知恵が働き、不正を隠したい、と一瞬頭をよぎる。しかし必ずといっていいほどウシロメタさが悪循環に働き、いつか必ず表に現れるもの。人の心理面で働く人間の経験的法則だ。自分が小学校時分、もう自分は四十になるおっさんが、今でも尊敬している担任の先生をふと思いだした。こんな話しをしてくれたことがあった。四年生か六年生か忘れたが…先生曰く、『悪いことをしたけど、先生や親に知られなきゃ、いい…、でもね。絶対に)誰にもバレないで、悪いことはできないんだ。なぜだか…わかるか?。』教室の子供はみんなシーンと静まりかえる。『自分がそれを知ってるんだから。』(他の授業の時間で先生は、絶対という言葉は、むやみに使ってはいけない。ということも教えてくれた。)
先ほど、やっとのことで仕事の、始末書、顛末書、是正措置の書類をまとめ、仕事場をあとにした。
一昨年逝かれたその先生を思い出し、小雨のあがった夜道をかえっている。
最新情報
GENKOU - 2015年分
選出作品 (投稿日時順 / 全7作)
- [佳] 僕の好きな先生 (2015-06)
- [佳] Herli ‐ 崩さぬ (2015-07)
- [佳] 痘痕の雨の庭に佇んだときのこと (2015-08)
- [佳] 鳩よ! 夜明け前 (2015-09)
- [優] 道草 (2015-10)
- [佳] スケッチ (2015-11)
- [優] DIARY (2015-12)
* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。
僕の好きな先生
Herli ‐ 崩さぬ
/
しん台の上に
花咲くダリア
が飾られてた
紫色をした真っ直ぐな
くちもとをほころばせ
八重歯を見せかけた、
くちもとに、おだやかで
透明なかほそい糸をつたい
ソロッと花弁が抜け落ちた
木目模様の風洞の軌跡を幾重にも幾重にも揺らす、ベッドの上で
西の雲の空に見慣れたふたつの惑星が耀いてる
宵の空を観ながら、幾重にも幾重にも、降る石の上に雪が舞っていた
歩きながら、小高くこんもりと膨らんだ盛り土に小石を一つ置いた
そっと崩さぬようにそっと、小高く積まれた天辺に、小石を積んだ、/、かの足下に
眩いほどの真っ赤なダリア、/、かの足下に、小石を積んだ
痘痕の雨の庭に佇んだときのこと
「雨の庭」
墨の絵を描く嬰児が
天照る水に
その掌をかざす
庭の雨に立ち
空は、なぜか
晴れ渡っていた
肩に触れる小さな羽根の
それは、鶉の羽だった
頭脳の明晰な鶉の卵の小さな顔
僕の肩にいつも乗っていたんだ
同じ産着を着せ、
四つ手の體が
拭われた赤子
墨の絵の庭咲く萩の花
白く黒く手足の花びらばたつかせ
雨粒は細かく弾き
突風が時折
雨を割り砕き
庭の雨に立ち
空は、しかし
晴れていた
、、、、、、、、、、、
雨の庭の庭の雨を長く心に刻んで、日暈(ゲンウン)の真昼の風、そは男の代名詞である。
落葉は散る庭をカサカサ舞い込むすなわち女の代名詞である
振り向くなく、仰向くなく、赤あく頬を染めた楓よ、貪婪の星星が降り注ぐ御影石、全ては女の代名詞である
幾多の生きた人間を、りんりんと照らして踏みなりす化野の、自分のなしことをも自分でなくともしないまま、石仏八千体に、己が大地に疼き、表皮を脱ぎ捨て、身を寄せていた石たち。
鳩よ! 夜明け前
戦慄の墜ちる雷イカズチを
詩的に完全無防備に言語世界は
あなたの意のままに繰(ク)るのです
必至の責務に 完全無防備に
わが胸の奥底に 広がる
失念と失望に綴じながら
時の伴より 送り詣でる
あなたの伝書を届けてくれた
鳩
大陸と大海の肩に
密約の諸事を 知ったがために
肩に触れるその霊は
ヴィジョンを走らせ美音を引き抜く
目に付随する瞬間(トキ)を宿し
あらゆる行間から
言葉は同時に
溶かれ放たれていく
鳩
半ばちぐはぐに踊ってみせる
ハンモックの黒い赤んぼうたち
ふたつの手のひらを握りしめ
バイバイと手を振っている
喜び哀しみ怒りを握り
幾多の先人の斜交いを滑りながら、
空の青さ 緑の萌える
幾多の彩りを
見分ける瞳を
笑う
鳩
貴女の乳房を咬みながら
ぼくらは豊潤な歓びを味わう
観る瞳が
人の愛くる世界を聲の側カタエに
看ながら
呑み干されたワイングラス
僕はクシャミをし
毛布にくるまり
耳障りな
ヘックシ、と
風邪をヒク よな
ほこりの立つ
掘っ立て小屋の街に居る
鳩
あなたが送る 実りの蜜を降らせた、しークシ
涙、ポロロヨダレ るるるh ooラララ 鼻水、ポシュン
キミがクシャンとクシャんだから
ぼくは鼻水、ポシュンだ
涙、ポロロ ロロロロロ
ヨダレ るるるhooラララ
盲目のタクトに神経を尖らせ
両の指から半身・全身・肩身輪踊ワルツ
タクトを振っていた。
老いた男が目を閉じ 〜っと、ニッコリ そうしてゆっくり、黙り・コックリ
鈴の音が聴こえる
鳩
※
人差指の先からお前の顎と頬に滴るお前の赤く染まる過去の眠り
寝息を立てるお前と唇が絡み合う舌の音階、コンダクトしていく
されば フェニキア ソロモン の ルカチア 蝶の舌 翡翠の宝石 ルカチア
気持ちよく眠る汝の袂 わが胸の奥底に
広がる鳩よ 青く空 森羅万象
緋色のくちびる
貴女の喉もとの茎に
僕は鋏をいれ壺に挿す
※※
夜明け前 2015 09 24
朝の光を背にくるみ
私の歩く かげうつす
首から頭を持ち上げ
黙って見下ろせ!
何ソレ未知か!
直須足下無一糸去
(−本の糸ほどの足跡も残してはいけない)
素足で歩きたい、
地球の足ウラに撒かれた海の砂つぶ
泥水に溶かれた水たまり
両 足 膝 が 両手一杯 地にぬかづく
舌にまかれた蛇がいる
泥酔の口をあけ 喉もと奥の
腹の虚室が むせかえり
つばき一滴 透明な糸を垂らす
断つつもりの酒 が!
私を ふたたび
おとしめた
吐物を頬にこすりつけ
青く透明な色艶が額に輝く
朝が来る、
空が白む前から
陽がすでに昇っている
私は
立ち上る、
立ち上る前から
立ち上る
午前5時
道草
月夜空を翳る雲
草原のなかをひた走る
月夜の午前3時、網目模様のモアレが部屋に白夜のように影を落としながら夜が静かに沈んでいく
眩しすぎるくらいせせら笑いをする背中をひっくり返し、ひとり、畳と雲とを天井の間に射し込む光に寝そべっていた、午前中3時。しけたモクのむくろのお腹に両手に組み
旅がトラベルでツーリズムでオデセウスでトリプルでジャーニでいつもいつもいつまでも空中のチャリンコの帰社に散歩聴きながら
丸目の夜道にたたずんだあ高校生、夜の講堂の壇上にはいつも彼の首吊りがよみがえる
--
道を見つめながら精神を羽交い締めにする4つ隅の画枠を嵌め込んだ色と容姿の伽藍の壁から眼前と襲いかかる威厳の仏心が無言のまま私を睨み見据えていた
下の口をすぼませながら蒼白のお面が滴し込まれた具象の絵の具、お汁の膠はバラバラとひび割れ、ざらざらと情象のかたまりばかりが剥がれ落ちていったベンガラは確かに私のものだった
ふと目覚めるとここにあるものぜんぶあげるからと手に差し出すすべてのものは灰と風に散った
すさむ体に少し怯えた小鳥が電話内で口をあけた、艶消しのネオグリーンのスプレーが窓の外を明るくしていた、朝が塗り替えられていたのだと同時にたった一度きりの蝉の嗚咽がいつもの朝を迎えた、たった一度の私の朝を一度に迎えてくれた
何もかもが一度にやってきたのだ
/
弾けば雨が路を叩いた
歯を咬みながら、コンビニ戸口で、傘をすぼませ
いっぱし暖簾で、置きっぱの傘差し、があった
頬に冷たい柄を押しあて、、歩いていた、、、雨風のリズミカルな足、、と耳と電磁の明かり窓、、、三つ目の側面を振り分けて、後ろを振り向くとそこには誰しも一度は握る背徳の反旗が翻っていた
妄想を恐らく知に変え
知を恐らく想像に変え
想像を恐らくイマに変え
実に変え、実を恐らく
ほうとあほうと
あ
胡蝶蘭の夢物化
を
書けないものかと、私ひとしきり手袋の中から出てきたひとつの自転車や、帽子。巻き取られたフイルムや、腐った作業着や、殴り書きノートや、ゴッホの手紙や、ポケットの煙草
/
なまくらな俺の雨に斗よは無く、無口なのか、面黒い空よりあけて電柱が傾いていた夜の夜明け、雷の恵みを神が音に聞いた
なまくさい蝉の哭くにほひに任せ蔦の這う女の背鰭胸鰭がのたうちまわる森のなかを駆け巡った
雨のフロント硝子に青く残る君の声と面影は背なかのストリームのクラクション
タバコを吹かし京都460
前車輪のクラッチつなげ
母親が工場の立つ煙突からこぎ出す自転車に子を乗せて
----
ボブディランがイヤホーンから流れた、彼の歌声は静電気で痺れまくっるくらい肘てつをくらわせるくらい雨降るよう耳に流れ落ちる
ジャックナイフの鋒頭に冷たく凍るアイスの溶ける夏の、ハープのブォンフォノンのオープンキィを合わせドライブシートを寝かせながら、ウィンカーを左右に振らせている車はUターンできぬまま、彼の片桐ユズル訳詩集を探しても僕の本棚に消えていた。親に電話した。
あぁ蛙の夜泣きの声に滑り込むように膨らんだ彼のハープ音と嗄れた喉声がアップダウンしていた
*
至極せせこましい眺めではないか
腕のついた両足のぬかが
入れ替わり立ち替わり
音のない地面を揺らしながら走りだす
アーケードを走るな
なまやさしいフラグのネオンが点いては消えていく
囲われた三面鏡を眺めては飛びつく井の蛙が跳ねている
方法を得ずして、卑近の群れの客人はつまらぬものは切って捨ててしまえばいい
名前を消して歩いていればいいのだ
確かに道はあるのだ
閉ざされた門の
屋敷ばかりが建ち並ぶ
アーケードの友禅西陣の街界隈を、ひとり
静かに自転車をこぎ
嘘八百屋の店さきに
ばか高いゴボウや茄子
やハッサクやら
まぶしすぎるくらい
人参や野菜が
照明にならんでいる
スケッチ
ウチ(降雪の隠に)
幻想のシドロモドロ
ゆかしく
ゆるく
懐かしく
私の左手
裏庭の声
枯れ桑
白く埋葬されたままに
シダ仲間 サワサワと
粘菌の自然学
ガクハ折衷、昼夜の中庸
居間から外へ
静かな真昼の冬風鈴
前庭仏一本松/マエニワボトケイッポンマツ
かぶく竹
埋まる池
つつじ、アジサイ
上下凸凹ふんわりと
空中散歩このままに
ウチとソト
雪道沿うて窓辺から
省みずに通行人
雪靴の足音
ソトの軒下 トイはなく つらら
夜が明けて
夢にまで落ちたトタン屋根
ふんばるトイレの天窓雪明り
掻き分けて
玄関の土間
冬靴四足、つっかけ四足
父、母、弟、私
てんでに揃わず
あ
何時だったか
北海道へ旅したとき
船に乗って旅したとき
靴と船
言葉も文字も知らないで
靴と船が近い間柄に感ぜられた
あのときあれは何時だったろうか
いま
よい加減の降雪に
隠に変わらぬウチから
ゆかしく
ゆるく
懐かしく
DIARY
2011-12-09 Diary Essay
幼い頃だ。いえの裏には滝がありその音がいつもけたたましかった
わたしが生まれついた最初の悪夢は、その音であった
いつまでも耳につんざき離れない ずっと 眠りに就けられない
音にうなされるからラジオをつけてはスピーカから聞こえる
おしゃべりや音楽を聴き、忌まわしいその幻聴を解消していた
恐怖心というものは前もって知っておけば、待ち構えているうちに
少しづつ消え失せるものなんだとわかった。シャーシャーと寝耳に入る水
音から出てくる恐怖を、いつしか自分は音楽として聴くことができるようになった。
いつしかラジオも消し 耳から襲う魔的な幻聴を 寝床で毎晩待つことが 毎夜の日課だった
そうしたの遊びを覚えたのだった。音が私の体に迫りくる
少しずつ頭が膨らみ両腕が糸のように細くなる感覚に襲われる、
特殊な重力場に寝かされ圧し潰されそうなGである
シャ-- という滝音の倍音はけたたましくこめかみに鳴り響く
ぐるぐると頭がゆり動かされっ すると今度は幻覚にさいなまれる
天井から這い出るたくさんの手が 脳天をこじあけようと顎あたりを突き上げる
私は壁にはりつき布団にくるまり 目を見開いたまま、
その幻聴と幻影とを楽しむのだった
来たね、来たね、ほら 来たね と 不可思議な精神錯乱をとても楽しんだ
そう できたのは、自覚した精神を保つことで恐怖を遊戯に変えた
そう、意識できるようになってからだと思う
画塾に30前後の一人の女性にその話しをすると似たような症状を憶えるという。
今でも、彼女はようやく精神治療を退院したとのこと。いつも明るく元気で快活に接するものの
内向的な生活にいったん入り込むとたちまち in in in in in 中へ 中へ 沈んでしまうのだ。
去年彼女に年賀状を書いたが、病棟までは届かず、直接手渡ししよう、元気な顔をみたいもの。
2011-12-11
つもるもない
呼び止められた妄心造語が幾ばくも背中を流れる
街街の息が楽しげに小旅行者たちを行き来させる
可愛い通りを一人着飾る店のガラス越しに立ち止まる
ショウウィンドのドレスを着せて茫然と突っ立ってる
なにもかもが つもるもなかった
HAPPY DAYS という 店オーナさんが居た
松尾アキラという詩人が昔故郷に居た
当時よく遊びに行き、駄菓子屋さんのような
お洒落系のガチャガチャ人形レコード漫画
に囲まれながらよく飲み明かしたのだが
ある時、店の奥からなにやら分厚い本をもってきた
彼はそのときかなり上機嫌だったのか
キミは彼にそっくりだ
大きな声を出しながら 初めて知った
蜘蛛の巣の張り付いた
分厚い黄色い詩本を渡してくれた
はじめ彼の書籍を勘ぐった、が
彼を信じて、願えるのだ
そうして
いつか私の書くも勘ぐった、だが
彼を信じて、願えるのだ
なにやら 孤独に存在していた
摘まめんホコリがふわふわと 浮遊する右下斜線
アスファルトに 落ちる目を落とす
空に叫ばず 天気はどうだい?と、空を仰いだ
ノッポリ鼻先の 古い傷痕を確かめ
洟をすすり 鳥の巣の頭の毛を グシャグシャやって
あぁ もう 終電ないじゃん 寝ながら帰る
2011-12-18
宝ヶ池散歩
見晴らしの彼方から冷え冷えとした湖が火照っている借景の比叡山。
地理的条件をまっすぐ水平に遠く際立つ、俄然蘇ったあの女の平たい乳房。
車のキィを止め私が気安く話す話しを、途切れ途切れにカノは私ににじりよる
そんな素振りを見せる青く火照った月明かりの顔 照らすカノ横ににじりよる
/愛などと言わず抱きあう原人を好色と呼ばぬ山河のありき(春日井健)
*
草の葉の根をかきわけて虫一匹
口をあけお炬燵(こた)に蜜柑足ひとつ
ストローちゅうちゅう脳の内圧吸いまくる、
畳のダニに咬まれて、浅寝る(あさいねる))
剣士のつるぎの報いは必然の心の刀
三日月夜に食いつく魚に銛を刺す
みよしふゆ空
そといでて
きたるらんらん
おんぶにだっこ
みぐるみくるみ
2011-12-26 a diary - mobile
どこまで切り、成しうるかは
一見不可能と思うが
わずかな生きるなかで
もう、見えている
。
だから言えることは
あまりにも困難なるがゆえ
何処に何が、生まれるかも
不明なるまま
画を成すことは
あまりにも困難なるがゆえ
みずからの生き姿に
かかわるものとして
あまりにも困難なるがゆえ
それをみない現実をしらぬ
日常、文化、俗物に
ぬくぬくとくるまり、臥し
おまえの姿、容をこれから
どこまで切り、成しうるか
もう、みえている
あっ!キラ、か?
あっ! 綺羅・可
か な え
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:: 空を 吹く ::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:: 白い粉雪の .... .........・・・: : : :: :: ::
:: 夢から寝覚めた ::::::::::::::::::::::::::::::::::
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戸の隙間 ::::::::::::::::::::::::::::::::::
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;;;; 風 と ::::: :::: ::: ::::::: :: : : : :: :: :: :: ::
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か な え ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:: 空の 吹く::::: :::: ::: ::::::: :: : : :::::: :::: ::
.... .........・・・ ::::: :::: ::: ::::::: :: : :
雪 を 舐め ::: : ::::: ::::::: ::::: ::::: ::::
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ぽつ ねん と した ;;; ;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;
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わ た し が 、・・・・・ ::::: :: ::::: :: :::: ::
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窓向こうに ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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うづくまる .... .........・・・:: :: :::: :: : : :
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:: 子どものこさえた雪だるま 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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二日と三晩と 降りつづけ .... .........・・・
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:: 少しづつ形を変えていく .... .........・・・: : : :: ::
:: ・・・、 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
溶け崩れ、粉雪をかぶり ::::::::::::::::::::::::::
:: ・・・、 .... .........・・・: : : :: ::
白い祠の .... .........・・・: : : :: ::
奥に、 ひっそりと ::::::::::::::::::::::
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蝋の灯が ::::::::::::::
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黄色く ,,,,,,,,,,,,,,
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ゆらめく
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::: 。 か な え : :: :: : : :. .. .. ..
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あぁ ふと、笑いながら 思う 。 ・・
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わ た し が 、・・・・・ ::::::::::::::::::
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:: 窓向こうに ;;;;;;;;;;;;;;;;;
:: うづくまる :: :: :: ::
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:: あの 子 のこさえた雪だるま 、 :::::::::::::::
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... 白いカンバス の 、……… うえ を ・・・、……
… 黒土のうえ を 、 …… ・・・、………
… 長靴を 履き
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〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 真夏のしたの
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… 向 日 葵 畑 〜〜
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