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コテ

選出作品 (投稿日時順 / 全8作)

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


風邪や便り(頼り)

  コテ

健康美

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【円滑印 あんパン(ビニール)】

  「円滑ですか!」

       「円滑です」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 鳥丸くん、こないだ京都にいった。
鐘が耳から渡す。
ぼんやりした暗さがいつまでも響いた。響いて胸が痛くなる為おおきにゆって帰った。

昨日、天王寺に行ったらナンパされたよ。
夜道のコンビニ。無垢木をてらった色彩の薄い新しい街や、戸を開けるときさらっとした茶髪の前髪の「( -_・)?n?こんにちわ(笑)」

一人、ラブホテルの前、小道を、壁側の二宮金次郎
________________________


像を見渡しその諸文の額を深く納得しまして一度頷いてから写メモをしました。

私はコンビニの中でもじもじと出らんかったんです。学生の頃のように。
この一連の話の宛先はわからないのですが、
自分だけがひたむきのように思える中で。
いや、単に孤立してるだけで…。そうは言わない。絶対言わない。
もっと海原ね、波のように高い、言えない価値とは有るノダ。
とは、とは、道徳、と。 私はその一角になりたい例えば。
だから、解を求める、と

開いたり閉じたりする星の入り口のように。

真面目な。水





金次郎のその左に大きな、桃山戦の歴史の石板は真田幸村と秀吉、城の最後と在る。ビックリマーク。横書きで手彫で、緊張の書文にはビックリマーク…など
つらっとした 感情が抱く(いたく)書かれてありました。
いつもでも事実100倍の興奮..疑いと期待を抱え、道路を、しっぽを巻き草履でも履く様に一歩を優しく歩く。

彼の想する賑やかさが、私の想する女性的な明るさと(男女の区別はあんまりありませんが)
却って在った陣の訝しさを語ってあってでもちっとも文章は光っていて涙が落ちるのです。
そのお日さまの真ん中の白い花びら一枚、散るような儚い青色の悲しみさえ
…美にしてこの場で倒れ込み。

花と云う花を前に見たら 
これを「悲しい」と言うんじゃないかしら
とかなんとか


のりの付いた付箋用紙は「たいこメモ」と言うそうです。
ちょっとしたプレゼントは如何。小さくて可愛いわ。





ノート

文具は御好み
三菱、旗。
払うカネ、ちゃりんという音し型
あちしの一景、願いましては500円為り
そうする事の、向かう前〜からの 背


背。  


石いしに

カイを

上文に戻る↑



「親父」

はしを掛けるからな

約束や    〜〜石いしにカイを〜〜  (参照)



(1)夜には夜を(マルクス)



「姉さん」

夜が来ん
なんぼかかってもええから取り戻すんや
但しそれは綺麗なお金のみや

「子」

空しさ
虚無感
お通りや


「題」 

詰まらん毎日

+向かう前は背

+水ゆうこっちゃ

+せやけど

敷クコトノ水
_______

解なし     綴



問2
_______
ゆっくりするから話せるかい?


3問で丁度一京(けい)成り


〜「蕾(つぼみ)」

『』気つかうわ と  『あたらしい風』 



「ママはん」

<ほっぽ(放)でいいんよ>


浪速の りびんぐより



以下上文。

【家(いえ)族に於くの その綴喜(つづき)】

「甲うと思わない(想わない)自由さがあるのなら
その心があるから
ここじゃないんだよ
探してみなよ
冒険だ」

「おじい」

怖いことやのうて男前だけを熱く見つめなさい
小出しで安生(あんじょういきなさい
身が焼け(妬け)ても見つめなさい


「娘」


「後々」

わたしたち
割ることの嬉しいひかり


              水


「(オヤジっち)」

君へなへなや;


「ポイ('~')↓&#8599;」



顔が一つ目の矢印の位置から二つ目の矢印が指している延長線の言葉までの
きみの星が傷付いた時の距離を求めなさい


♂ステップ2♀

上に出た大事なあたい を、発掘・彫刻・組立・栽培 …




             〜アンパン地図委員会 作図委員 工程R 〜
_____________________________________
               作業中…
               青空切符を発券。
               切符は毎日のtehuで作られている。
               早起きするとtehuが貯まる。〈事項〉安心・安全


例えば自己確立(黒猫先生)

  コテ

勇気が湧いてきたのは外で働いてからだ。
下手(したて)の接客はこころがこわくてふるえるし
怒られ、冷たくあしらわれ、
それでもうまく廻ってしまってる。その中で笑顔を続ける。

怒鳴られ、悩み、答えを探す。
でも、自分が出した答えの頼りなさ。

例えば自分の答案を丁寧に述べる、受解された草の砕きを。


感情的に思うことや愛されたことは目に見えて美しい。

なぜなら、
自分が置いてる身でしかものは解釈出来ないし
別人の目の中で同じ事が起こるなんて事はあり得ない。
それまでの過程的記憶も違うし、そこでインプットされる言葉の、目の中に起こる事象は人に異なっているはずだ。

「こう見えた。」「こう思う。」そういった枠を超え、世間はだから、そして様々であるようで、身体や精神にの何かに抵抗する努力の美しさに理解が降りるなら、希望だらけだ。
人と自分の考えに差異があるなんて知ったのは一昔だ。その関係するところを世間といって、

そこに立像如来が浮かぶ。人間の中に浮かぶ。そこが素晴らしい。
話し合いの無い、無心である態度。


こんなことがよくある。

解決しない、話が解決しない。

会話って出来るんだろうか。途方もなくそんなふうに思う時。


そして心の奥は暗い。

心の奥の暗さを認めるのは勇気がいるものだ。何も元気は陽気なだけじゃない。

陰気(インキ)とは、それを指してるとも思えない。


だがまだ、奥底で現れる人間性だ。そういったものにドラえもんのように頼られたフィクションではなく転換されない現実の星が顔を出す。

対比し、
元の顔をどこかに留めない2次元性を宇宙に名乗ったあつかましさを、この塵、
それを何かしら許した
甘さがブラックホールだ。厄神。
白いキャンバスに掛かる小ハエ。考えない虫。
ブラックホールは…自分の中に存在する厄であり、
なので、だから、わたしは死精の、或る刑を肯定する。


空が晴れている。
雲も見える。

うたのある景色だった…。工学は創りたかった。
声を失うような孤独を初めて聴く。


自分をキャラと重ねる

画面内であっても精神レベルで事実であっても既に真実に関係がない。と意識的だ。
こういう、人の、人種(ひとだね)の精、考えを扱える、とどこかで断言することだ。
ナノに及ぶ二次元的脳の顕示欲 名の 名の 名の 名の 名の 名の


別に、アニキャラはまるで、いやらしさを美に高める挑戦のようだ、ピンク色に対する果たし状と申上げに思えてならない。

そのようなことはダンスし切ることで果たし、私はそれその行為を「わたしのエゴ」の対象とし、かつて有名だったアイデンティティとしたい。





7月7日 平成30年

毎日が勝手に動いてるようなたらくの日々
連続性といった難しい((do)難航している)世界理解

マリオ、御前に会うのはホリデーだった
ホーリーペンのように光っている。日々





何か脱出するリズムを保っている。気にしたら酷い。
外に出る
でも雨だ
思いに行かない

今日さっき、昔の倉庫からゴールドの額縁を発見した。少女がきっと絵になる
造形大に通ってた頃の倉庫だ。

少年が絵画でパズルを太枠内で考えたんだ。犬みたいな少年あいつが手作りの絵の具で油絵にしたのはながいいち小説だ。儂はむずかしくて読めんのやけど、
日を追うことにパズルが埋まって一枚の絵のピースが成立するんや!日めくり可憐(カレン)ダーみたいなもん。
儂心のむなしさを話せば
お前の絵を見た時、儂の思う明度じゃない、こんなのは偽物だとなんどを聞いてもらった。
調べると重めの貯蔵のものやった。
スタンスがアニメの美少女ってやつに変わり、ひとりひとつ、一人でストーリーを持ちはった。
用事にいったん仕事を切り替えましたのか。
神戸のギャラリー1(当時は一年目で、年毎に箱名の数字が増えるっちゅーやつや)に、訪ねたら
「そりは、全然知らん。」と言われたな。
どんぶらこ
儂が笹に蝋燭を流すのと、つるんとした水面に朱(あか)りを散りばめるのと。
儂はピザみたいにいっちょ上がり、と言って仕上がる一枚をフリカケの袋のパッケージみたいに思た

「すず、ご飯食べてるか?」

お腹が減ってしんだんや

香ばしく味の切ない子供の、遠足に行くような。
あの山道も、自分の歩いてきた道のりは忘れへんし、何がって、感じてきた気持ちや感情が確かにそこにあって、何事に事実ちゃうかなぁ。


図られにしろ、このそばにある縦社と自炊計画を立ててどっこいや。その一緒うや

どんぶらこ




生悦住

マリオ、
おがみが玉にうつすアガスガタだ

阿が羅でけうなら

妾が妾で凪ぐのじゃろ

儂の顔つの出ね和しと

浴びては水に落ちる意識

わっしょいわっしょい聴けてら夜もかろじて聴けてら

アタマを向かえにいくのやな
なっかなっか酔(よる)わ

みどりの五月蝿い葉すっこ椿のね

オッマエ優しいの

表情で何か見抜くゆうのん

儂はどろで正直磁石くるっきー濡れても退けても"冷(め)た"と放っととおいて

私のほうがねたぶん好きやって


定時に於いて。




マリオ、思い出すらしい。酷(こく)摘み、ということば。つらいときの。優しく克つ冷たい字書の昔のチラシや。江戸時代の。
三井住友のセンタアに見た。誰も通らへん。
花のお守りやと、想い想ってひとに勧めはする。


赤い口紅

  コテ

君のような銀色の雨が降っているよ。え傘?浮気ではない、インタラクティブな魂の活動(陽性)よ。
それに、愛らしげな利害のリカオンに君は何と一意に戯れ、荒く、あでやかでありあなたは、これのように、切なく鳴いているのかね。俺は一向に問題を定義しない海と共に、お前にも反逆し、愛のない愛へ、熱意を取りに行くよ。人の気持ちを信頼し、豚のような肌色の町から自分を追い出すよ。も、ついてくるな。
云うておきたいのは、私が君の言う君の過去へもっとも、かわいく焼きもちを妬いたりしないのは、物足りないからでは無い、それはね、男は果がうずいて、重力といったものが言葉の音階へ誘っているからで、あなたを傷付けてしまうのは私が鈍いからではなく、故に自由だからです。ホラ、証拠として私たちの魚はすいすい泳いでけものに汚染されずあります。その為に花の嘘つきにもなりますから。
ビールを呑みその、あけすけの気持ちは、私は戸にファン・ゴッホとチェキを貼り付け、あなたに突き出し、私は私を高尚に彩り、塗り込めた、後に転ばされ、ああ、そう今もサーベイの紺色の椅子のかなしは依然としている。あなたは雷雨に鼻をうずめる。咲(さ)あ今日は麻婆豆腐だ、食べよう。ミンチ肉の私は栄養を取る。咲あ呪いをかけよう、弱いものから、500℃の太陽に手を伸ばし這う、姿のエロティックに対して私は栄養をとり、一緒に青空を見ようで、軽蔑を与えられ、よく食べ、それに何も奪われず木の花になり。そして太陽が登る日、この目の握力計から耐水性のかなしみを沢山滴らせるんや、尿意が紅の淡い隙間に鳥の鳴き声と。そう、反逆をして、この夢を見るには石鹸とガスマスクとアルコールが要るので、おっかない姿をしている、暗い夜にはもう怖いほど。あ、ガスマスクをした為の、女に惚れるか惚れないかと、そんな瞬間もない時は柔らかく劣る粒の種の様やよ。今は未来を告知する灰色の実想う。孩児をな三日で取られたから復讐してやろうと思った。死のうとな。でもな心配せんとって。区役所に行くだけでな人生には勝てるから。例えばあなたを私から忘れさせるとしても、愛がその淡さで一筋の落ちたそらを、雲の如くにおわりに10年を、なら早く走って冷たき風を。こう、噂で君の離婚を聞いた。今も君が欲しいよ、あん、もう伝わることは無い。


ミツバ

  コテ


 いつもへらへらと笑っていたいとあなたが仰った事を息を止めて覚えています、僕の母親に対するシカトと似ている、同じである点において、
僕はもう絶望して黙る事にしました、それでは前進もしないので、思いつきに此の失敗談を連連とうたうことにしました。


僕はあなたを回想します。それを覚えておいて頂けなくても良いんですよ。




あなた「精神の病ひなんて文学じみているじゃないの。その時の生命を生きている。」


僕「それはつまり、あなた、まるで花に黄昏れたまま?

それを嫌とも言わないんですか?」 

赤い重い空気が僕にも立ち込め、喋るに越した事がなくなってしまったから僕はあなたに喋りました。



あなた「人は
誰も彼の幸せなんて喜びはしないよ。

けど幸せに生きて行かなくてはならない。

それはこういった、人間の無情の抵抗として、希望をする奇跡として…強くならなければ。

 秋が来たからって、紅葉が何だって、青い青草は茂ったまんまだろ?

これが唯一 雑草の生きる、

草が輝いている証拠なのだよ。  
 

君は花、心暗くてもずっとぱっとあかるい。

しかし物を合わせて言ってくれる、

君は何故なら、本当は、

「邪悪な念を持った男」

僕は自分に失敗があろうがわざわざ傷つきませんよ。」


と、こう僕は少し善になれました。それは確かです。思えば、人間のよしみというのは、何て清潔なんでしょう。


一一一一一一一一一一一
メヒシバと云う「海」11月7日



激烈 はなはだしい激昂の湛(しず)み

韋駄天のPassionが

頂点に渦を打ち、

おれたちを根こそぎ 灰色に佇ませる

負けてはならない…!

腹に力を込め、ただじっと踊る


 おゝ その時落ちたひとかけらの涙も 暮れてしまうがいい

「何もない」おれの心の影をおれんじに託させてもらい

若しくは「おれんじにぴんくの帽子が夜空にひかるよ」と言うともだちの情けのうちに

それか

大きくなり 今よりずっと大きくなり

おれ手ぇ伸ばす あの花という花を翔ける龍たち

一一一一一一一一一
僕は自分の励みに書いた日記に、最後に花と書いたら、何だか真っ直ぐあなたを求めている事を知ります。だが僕は手を伸ばさぬ。理性でなくとも、言うなればただ歯を噛んでいる。予定外のこと、僕のことを、忘れてしまえないあなたに、憎しみを持ち求めている。

あなたの女が言いました。地獄に堕ちたあの女…ひひ。


「あぁ 愛は果てしない事なのか

愛は 忘れようとも忘れる事がないんや

それは…つまり私は何て無様なんや

セや、恋をする時は わらわはカラスの翼になりける

…!

太陽を這うんや


あぁ その時 日射しの木漏れ日の

記憶はね僕の中で眠って

夜月をさまよう怪の如く

やすられ 細られ

前と変わらない一人

金平糖が虚空蔵如来が「僕」自身にきらめくのだ 

それだけや


愛に触れた

お前の思いを得て 両手を重ねる

せやから思い出を蹴る…! 

その中に飄々と精神に障る傷ついた天心の女がおるやろ

その女の心の地獄を君は許してしまうんや

時に、私の心の番犬は世界に私だけ 邪魔をしないやつは少ないのさ

あぁ 降る金平糖の骨まで食べてしまおう

このままでええ事にしろ、お前は私である

旅をする時は せやけど細かく言ってくれな私わかれへん



足に掛けた鎖の音をしゃりしゃり鳴らし

薔薇の朱に莱音(らいおん)のふかふか胸は

踏む、

えんかくたちと大地を 」


「あなたと彼女」を日頃見てきた第三者である僕から思うに、
彼女の夢と現実の葛藤にただ僕はなびき、空に舞い、その中にあなたや私がぽつんと存在する。彼女の掌に。にしても、あなたという男は何と弱いのでしょう。僕なら思い痛み、許される弱さを模索します。僕は、決して今のあなたを受け入れません。出来ない、後々薄情が移っては困りますでこう申しあなたを助けて置きます。あなたが「僕」を突き出したようにきょうのサヨナラを書き残します。「ほな…!」


反顧

  コテ

 

 (赤色も今日は亦闇や。八卦にして吉、けど、愛想云ふたら堪忍ナ、と。日にわたいの行く所には、雪咲きに楓など有るけれど良いもの、此れお前の好きにし。イヤ、ナンの為にわたいが着込んで、そりゃ暖炉も欲しい位こんな寒いい、)







 信号の様に樌々と紅葉に呑み込まれ、其の闇や。自然に佇む此の己が、母様の甘心といふものへ、瞳に自惚れが賢(まさ)るを。
世界に立つ色の付いたビル…お前が見つめもしはったら、たとへば好みやのと懐(おも)う、まして昂けることをよ、夢にも過ぎぬ、人は月に靡き、天を見や、夜でさえ敖(あそ)ぶぞ。


魚(な)の話し

  コテ

 あんまり何も意識に埋もれない貴方のように魚(な)は。

貴方は、空を飛ぶと聞きました。
我は先輩に今も二キロのバケツ水を持たされて居て、
もう何年も反抗したっきりで、話をしようとも思いません。
怒られているのを、何故かを理由を敢えて聞かないで居ます。
「みんなが助かるからだよぅ。」貴方に教えて貰い、
「やっぱり!」と思いました。
我が其れについて腹立だしくしても、彼は苦笑いをして長い長い理屈を心から我に語り、我の顔面に問いかけるのです。その時点で全てが完了されたというか(完了されたわけで、)、其れで認めたっぱなしです。


 先輩も我も川を泳ぎます、此れがどんなに濁ってゐても。羽を紡いで服をあつらえる貴方と我は耐性というか身が違って、
貴方は川の水を一吸いすれば嘔吐がするです。我は黙りこくりました、貴方は多分嘔吐をします、言ってる意味わかりますか? 憤らずに理解して頂(くだ)さいな。


 貴方と我はファッション性も違います。
我は水を何層も重ねて、バサッと被るお洒落をします。
貴方は一方、物か何かを観察して、表記(表現)する。
布を切ったり貼ったり、若者はまるで糊付けするような事までして居るのを、
目をまん丸にして息を飲んで見ました。
言葉にしたら、我は朝(あ)の糊が羨ましく、悩んで手に取ってみました。

 それにしても貴方の所には次々となんぼでも料理を出す魚屋があると聞きました。
断らない限りなんぼでも出すのでしょう?

良いですな、ルールも風も。良いですな。
昔は貴方と我も、喧嘩があったようななかったような。こういうの何だったっけ? 守りのテツ、攻めの小太郎…。仲割れですわいな。
我はなんぼ云うても喧嘩が一番苦手で、思うにその時から水に潜って居るのかも知れません、何にせよ、貴方も我も我こそ美しいと思い知ると甲(こう)いうふうに文と形に為って、
もっと我が我を納める事が出来るのです。アングラ(こんにちは)。


(君がこれまで君であったからこそ、今の幸福がある事を疑うなよ。
見てや、わいは自分になど花を言わん。何故ならきっと男の方が花や。対して女は、男の仏様と為り候へて、そして笑え。かっこわるても生きていくのは理由がない。意義、主張に固唾を呑むけれど、辛抱する。
決して木で鼻をくくったつもりはない。例えばどんなにすぐれていると自分が思っても、魂や血などはどうせ成長のお道具ヤ、だからただ続けるのではなく、打って変わり変えるものなんや。且つ「変わらない」と見届けつつ。瓜の弦に茄子はならぬ。泡の恋こそ実らぬけれど、だからこそこの脚があるんや。)


(無題)

  コテ

釈迦は信じなかった
の眼
姉さんは火星の風情を感じておられる


揚巻

  コテ

けさ、
詩を書いている時が活き活きしてるのだが、朝日課になってて、卑猥な詩が得意であったり、仮面を被った知り合いを見つけたら勢いよく話しかけてしまって、とうとうアク禁になった。見れるけどアカウントは削除され、途方に暮れたけど、一体仕方の無い事が宙を回して居るのでああやこうや言ってわがの辛抱をやめてはならない。


七月は過去か、精神科に入院し、色んな事がショックでしかも学生のある時から精神が亀裂していたので甲う頭から心臓が飛び出る、という哀しい状態を抱えて、病棟の年寄りはそれが分かるからあだ名が「傷み」だった。「毎日泣いてんねん。」「お前は脳なしだろう。」といわれて居た。何かしら仲良くなった。

退院した。同じ部屋の人に手紙を書くねと言って、あ、戻って来るかもと言って、別れた。まして精神科だし環境が良いわけではないが看護師さんが格好良かったし、色んな人が居て、そして何人か詩人が叫んでいる。私も病室から詩を叫んだ。それから又各々の新作が作られる。


心を見られるのはごっついストレスだ、慣れてしまえばラクだったんだろう。
バリバリンと平気で割ってくるから、布団の中にぎゅっと丸くなって、後は可笑しいことを考えて、一人で笑って居た。するとたとえば霊感が冴えて、
…暴挙に親しまないこと、暴挙に割れて居ることが精神の輪郭と夜とを生かせる、でも、だの、考えた。

看護師さんに熱を持ったのが、妄想と空想と現実とがわからない。変に好きになった、苦しい、逆さまに横になり、エブィリファイが要る。主を伝え、現実との区別をつけなければならない。ナースセンターは混み合って居るし、そんな愛の告白めいた、用事なので私はじりじりと治療用の算数プリントや色塗りの用紙の裏に書いたメモを握って、皆の視線の中で待たなければいけなかった。「何が書いてあるのだろう?」(その看護師はアイドルで有って、私も優しげなので患者に人気があった。ナメやすい、と言うことかもしれないが。)彼を私が好きなのは一目瞭然で、私はそれを余り気にしなかったが、私の顔がましなので、目立つ様子を思う。十分置きにナースセンターに行って彼と微笑み合い、いきいきと病室に帰るもので、何気なくコーヒーのお湯をそこへ汲みに行ったり、硝子の外から横顔に見惚れ、コロナ自粛で外出も出来なかったので、この日課を楽しく思った。
「すいません看護婦さん。詰所に置いてある私の電気シェーバーを、
私の掌まで持ってきて下さい。」
木村、と云う詩人の声がする。うるさい。
それだけで、病室でもホールでも私は漠漠と夢路に居る事だった。詩が「好き」とは不思議な、宇宙の端っこにおる、様な。云云、その看護師さんと詩をこのひ選べず困り抜いて居る。
ホールの壁に「共生」と書かれた額があり、ナースセンターの中には「佛心」と書かれた額がある。
トイレに逃げ込む。
トイレは、おぶつの箱に千切ったティッシュやおむつが中に入ってる、生理の為だ。若いのは大体私だったので息を詰めた。部屋に帰ると隣室のおばあさんが叫んで居る。多分痛くない、「いたい、いたいいたいいたい…、行って行って行って、引け引け引け、」同じ病室には神が居る。「真っ白な靖子の顔、ピカピカ光ってる、鼻は外人のいってんにばいの高い鼻、ピカピカ光ってる、靖子の白さは月の三万倍、お父ちゃんが用意しといてくれるから心配ないんですって。助けてや、お父ちゃんー」歌曲だ。“天才やった”んちゃうか。
消灯後も話を黙ってして来る。スプーンが線香で、ふりかけがお焼香でそれを部屋の玄関の床にコップを置き、自詩の紙を並べてここにわるい気が入って来ないよう祈ってくれた。私はその横で足元でせっせと絵を描いて居た。
廊下はグレーのデスクとその横の白いテーブルに水色の掛け布団が積まれてる、椅子が置いてあって。向こうの窓は木々の緑が深い、暗過ぎずに、美しく生えている。
 精神科に入院して精神が砕けるのだった。人は人と自分があまり触れ合わないように、というかむしろ私が「とりま」で人がそれを想ってくれ佇んでるのか。窓際の人に話しかけた。年上で人相が良い、スピリチュアルな方だった。まじない師はひとの醜い願いを代行する。占い師はそれが見える。夜何となくそれを感じて傷付いた。笛の音がした。

「助六」とか
「三島由紀夫」の話をおばあさんとした。
私に「揚巻」という名前が付いた。
自殺というワードがどっからともなく、周りに知らされ、真ん中の廊下に立ちおばあさんがわざと咳をした。
知らないふりで明くる日自分の詩やノートを食事の前に見てもらう。
真面目に読む薄水(うすみず)の目の…、
綺麗な手だ、
ノートが床に落ちたが、気にする様子も無く、
拾った。
 己(おのれ)の、目の弧(こ)を私たちは描いてその為に他に関心を無くす、とか、我々の立ち竦みが器用に心を黒く染めた、周りでも珍しい色、そう見えた。
字を読み終えて、テーブルにおばあさんが指で感想を書いた。間抜けで見えなかった。

恋で同性の諍いが有るのを「ヤツ橋」と云う。



 ある日「イケダさんは症状も今ないなら、退院考えれるで。」と看護婦さんが仰って、私は自分の退院を決めた。それを先生に伝えたけど、「誰がそんな事を。」という感じだった。コロナが蔓延しているとニュースで、その頃に私は先生に言及をした。失敗であるが治っても居なかった。その先生は目が見えてないらしい、音で感じ、聞く様子が表れていらっしゃって、私も喋るのを気遣った。カルテに書かれる字も音符みたいだった。病棟から病棟に向かう先生を見かけ、早歩きで(普段、私は音を立てないようにのろのろと心細く歩いて居た、これが却って周りに気を遣わせ迷惑だとわかって、本当にどうしたら良いかわからなくなって、ナースセンター、あの看護師さんに会いに行くか、ボタンを押して「来てください、どなたか話しをしたいです。」(やす子の顔は真っ白))寄った。年寄りが繊細なので困る、とか病気になった訳とか治したい事などを、話し「転院」がその場、口で決まった。結局コロナが理由でよしになった。
退院が決まった。その時は外出こそ出来ないが友達が出来て、生活も良かったし外の好きなともだちはコロナ自粛と家の距離で余り会えず彼氏も亦、一人だし私は「私」のこれからの為にしっかりしなくてはいけないからもっと良くなるように退院するのをもう少し伸ばそうとした。しかし、他の患者に追われたらやはりと言い、看護師さんに相談すれば良かっただの、思うが恋は疑い深くなる為に。


すいません
私は盲目の木村です
依って
目の前はグレー一色で
トイレから部屋へ帰る道が
私の目では不可能です
従って看護婦さん
部屋まで帰る道を教えてください
お願いします



地獄の閻魔大王から通告を受けている
おう木村よ お前は地獄に行く事が100パーセント決定されておる
天国に行くことは 100パーセント有り得ない
フ…

わしはな 地獄から来た幽霊やぞ
地獄から送り返された 幽霊やぞ 






放棄放蕩の技術


俺は精神学的にしんでも生物学的にしなんわ
ハハハ
精神医学的にしんでも生物学的には
しなんわ
いっけいねん以上ここで歩き回っとるわ
せえよ
わかっとるぞ

バーカ あほんだら クズ どアホ
下品

私は自殺したいのにする勇気がないから

理解(ころ)せ! 



わかっとるぞ
過労死するなよ



ハァ
私は盲目の木村です
よって目の前はグレー一色で、
部屋まで行く道が私の目ではわかりません
従って看護婦さん
部屋まで行く道を教えてください
お願いします

高貴公用の技術




病死!
餓死!


歩けよ





一京の一京年以上
歩いとるぞ
フフ








看護婦さん
道を間違えました
道を教えてください


看護婦さん
道を間違えました
道を教えてください
木村茂男


 風 せつなさに去りる。横で、苦衷の間、ナースセンター、「月とピストル頂けますか?」プロチゾラムで眠る天井、優が眼から零れ虹かいな。草合わせの又、捲って愛(あ)い。
自然体で居る時間が私を良くした。この病院が、人の心を信じるとすれば微笑みこそは知らんぷりで敢えて自由にさせてくれるだろう、病室にて心の不潔で、汚い思ひを考察し次に本当に働くこと以外何もすっきりしてしまう事だ。いいか、美(よ)く厳しい人など向こう側に居り愛えない、強くなるとは、光の此んな辛抱。月(父母)に面する唯一の道通り。

文学極道

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