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lalita

選出作品 (投稿日時順 / 全5作)

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


kadambari panarata

  lalita

俺は自分のペニスを定規で測ってみた。18cm 横4.5cm

メスが満足するサイズだ。

容姿もいいしちょっと色気出せば、女も興味持ってくれる。

倍音を解析して、不協和音と協和音の二元性を超える。

音列を厳格に規定操作し、統御された音楽を構築する。

ノイズを加え、音響を具体化する。

四分音など音を複雑化し細密難解で立体的音楽を構築する。

音楽を構造化せず拍節をなくし,音そのものをきく。

純正率に回帰し、単純性をもとめる。

数学を音楽に適用する。

反復語法を追求する。

電子機械を音楽に適用する。

・・・・・・


女は言った。

あんた、それでもチンコついてんの?



むかついたからファックした。ケツをひっぱたいた。


彼女はアンアン喘いだ。


いい尻だった。

最近、余計な感傷から自由になって清々している。


彼女は筋金入り右翼フェミだ。


最近、上司が男性なのが気に入らなくて、ズボン脱がせて祖チンを馬鹿にしてリストラされたばかりだ。

ドエムなので、殴った。

殴って殴って殴った。

あざだらけになって血を吐いて失神した。

下の口になみなみとウォッカを注いだ。

om krim krishnaya govindaya gopivallabhaya svaha


最近、弟の友人の姉が覚せい剤で廃人になった。


救えない奴を救うったって無理


もう一回生まれ変わって来い。

彼女は多分、気持ちいいセックスしたことがないからしねないんだと思う。

誰か、殺してやれよ。

om ah vi ra hum kham vajra dhatu vam

戦争中の兵士はよく女の膣にビール瓶何本入るか試して遊んだらしい。


om vajrasattva ah

彼女はハローワークに並ぶ惨めな敗残者の男たちを眺めるのが趣味だ。

彼女はそういう哀れな男は去勢すべきだと思っている。

そうすれば、生き恥をさらさずにすむ。

彼女はいわゆる優しい女なんかよりずっと優しい。

彼女たちは言う。「チンコがちいさくても愛があれば女は満足!」

しかし、彼女はそんな妥協は無い。


真実を感情でごまかすほど卑怯じゃないから。

ベートーヴェンは言った。

「私の音楽で泣かないで欲しい。芸術家は火であり泣いたりしない。」

revenio cristo ad terra.


告白は放屁であり、恋愛は排便だ。

人間の醜さに吐き気。

もともと精液一滴だったくせに。

私ももう26。嗚呼。すべてが見え始めたのは、青年時代が終わってからだった。

きらめく朝日と共に夜明けが来ると。

権威的な大人たちを客観的に見れる今となっては、

昔の反逆を思い出す。

でも、すべてはベストタイミングで起こってる。

神聖なる女神の森の美酒を飲む。

現在の完全性という美酒を!

酔っている!ふらふらに!

千鳥足で。ダンサーのように。

距離が消える。

女神よ!

空間が消える!

エクスタシーと共に、排便した。

今日食べた、グリーンカレーのにおいがした。

大便はトイレに吸い込まれていった。

パンツに少しウンコがついた。

洗わなきゃ。風呂はいろ!

om mani padme hum om mani padme hum om mani padme hum


アベッグ変奏曲

  lalita

マゾッホは支配者だった。

これほどの洞察力をもった倒錯者も少ないだろう。

仏陀が、実際に、仏像のとおりイケ面だったとは限らない。

たぶん、仏像はほとんど、ゴータマ王子ににていなかったのだろう。

いいじゃないか、にてなくても。

隣の家の、ベランダにほした布団が、風にたなびいている。

官能の傷を優しくなめてくる風よ。

他星からきた双子の魂である僕ら。

どいつこいつもも言葉で語りたがる。

けっ、男根主義者どもめ。

クリエイトすることは、これ以上ない精細さを必要とする。

俺は、梵天の足元に手を伸ばした。

火曜日にカーリーの名前を唱えるものは偉大な詩人になる。

集められたくしゃくしゃの紙くずは、くしゃくしゃにされたことに不快感を感じている。

古ぼけた娼家が、過去のものに見えた。

あらゆる真理は方便であり、このありのままの世界こそが法なんだよ。

荒き御霊よ、スサノオよ!

万有よ!

ある日、私は、月であった。

名もない、月の上のウサギたちは、星星と太陽の光を受けて不気味に私のまわりを飛び回っていた。

ある日、私は、風であった。

お嬢さんのスカートの中にはいって、スカートを捲り上げた。

それでも、痴漢でつかまることはなかったが、路上でお尻さわったオジサンは捕まった。

ある日、私は、ラブホテルのベッドであった。

数多くの、カップルが、私の上でパンパンやってのけた。

ある日、私は、黒人の飢餓地帯にうまれた少年だった。

兄弟はみんな、飢餓で死んだ。

お姉さんは、僕の見てる前で、犯されて殺された。

ある日、私は、戦場の戦死だった。

瀕死の仲間になくなくとどめを刺した。

ある日、私は、裕福な家の娘だった。

おまんこという言葉も18までしらずに育てられ、反動で過激なフェミニストになった。

ある日、わたしはさえない鉄道員のおじさんだった。

わたしが死んだとき、その立ち上る煙にむらがって来たカラスが骨をついばんだ。

それは、若いとき、食べた秋刀魚を焼いた煙そっくりだった。

どれほど多くの人が、ふとした瞬間に悲しそうな顔を見せるか。

シヴァよ!絶対無よ!

官能の美しい詩を書こうとすれば、悲哀な詩しかでてこない。

恋人ってみんなどこか苦しそうだね。

イエスが、復活したとき、一緒においてあった十字架がしゃべったらしい。

十字架はペニスだ。

ペニスは、独自の意志を持っている。

人体に比して小さいが、時に人体全体を支配しているのがペニスである。

昔、神は小人として地上にうまれ、三歩で全世界をまたいだ。

三日で復活した男がいるくらいだから、ありえないこともない。


ごめんなさい。声を聴くと淋しくなるので。。。勘弁してくださいね。
付き合いをさせていただいていた時は、本気でTさんを愛していました。
大好きでした。ごめんなさいね。服薬してるから赤ちゃんも産めないので。。。さようなら。
元気でいてね。

Kちゃんのこと思い出してたら狂おしくなってきて全身を悦楽が貫いた。


生の賭博師

  lalita

om ah vi ra hum kham



さきわえ給え



すべてのなかに宿りすべてを動かしすべてであるものに敬礼す。



om amogha vairochana mahamudra mani padma jvala pravrttaya hum.



上手くいっている日常ほどうすっぺらいものはない。



やはり錯乱が必要だ。



あの子供のような天真爛漫さだけが、詩の世界に人を誘う。



ま、君程度の人間にはわからんだろうが。



幸せなんていらない。ぞくぞくしたいわけでもない。



髪の毛を逆立てるくらい覚醒したクリシュナのように。



性愛は清らかだ。



ただ零れ落ちる雫のような、愛液の滴りの上に罪深い月光をはらんで、



そしてすさまじい物音のする崖崩れのように、心の垢を落としてくれさえすればよかったのに。



あの日あの時、こんなに愛を誓い合った僕らが



今では、互いに無視を決め込んで、窓ガラス越しに距離をとるまでに至った。



俺は彼女にたえられなかったんだ。



それは俺に問題がある。



一人の少女を愛した。



少女はなんたことはないかわいい子だった。



運命が、錯乱した目で髪の毛を振り乱して私に牙を剥いた。



なぜだろう、私は理想の女しか愛せないのは。



時代がそういう女を減少させたという面もあれば、



単にもともとないものを追い求めているという面もあり、



また、究極的には、どんなものでもいらだたず愛せるというのが安らぎの条件ではある。



すべてを愛しえたとき、すべてをあるがままに受け入れたとき、



あなたは安らぎに満ちるだろう。



kastritilakojvala kastripujanarata



kasutripujakalaya kastrimrigatoshini



愛せない。愛そう。という二元性の努力そのものが葛藤だ。



愛せないのなら、愛せないことにとどまるべきなのだ。



そのとき愛せるだろう。



そもそも、現代社会は、男も愛することを求められる。



いわば、女性化することさえ求められる。



一方で女の男性化も顕著である。



性別が中性化してきている。



女性解放というのは、女性の経済的自立のことであって、それによって女は女でなくなった。

つまり、愛とは虜になることであり、



解放された女にはもはや、愛する能力が十分にのこってるとはいえない。



仏陀は、色即是空 空即是色といったが、女性原理である色と、男性原理である空は互いに相互類似的であり、時代や、地域により、それらは多様な特性を見せるという意味にも解釈できる。



見せ掛けの下にあるのは、無であり、それゆえ見せかけは無に等しい。



見せ掛けは存在しないがゆえに、無である。これは女性的視点だ。



般若心経が、女性形で始まるのはそのためだ。



女性は、見せ掛けの下には、何も存在しないことを知っている。



om namo bhagavati prajnaparamitayai



色即是空 空即是色のさらに奥には、色即色 空即空がある。



迷いの視点から見ると、解脱と輪廻は差がない。



しかし、悟りの視点からすると、両者は絶対にまじわらない。



輪廻は輪廻だ。涅槃は涅槃である。



それゆえに煩悩即菩提であり、煩悩は決して悟りではないのである・・・




権力だって芸術だって、なれれば飽きる。



それらは少しばかりの陶酔は与えてくれた。



命がけの生き方が必要だ。



それは一般的には、男性にとっては天職であり、



女性にとっては恋愛である。



社会も社会じゃなく、男も男でなく、女も女でない現代において



生きるということは失敗してもいいから



自分の実存を賭けて正しく生きることなのだ。



それが自然にかえる道である。



時は満ちた。今がそのときだ。そして、君がそのときになりさえすれば、いつでも道は開かれていたんだよ。そして、その気になることすらも運命の悪戯という偶然の中の必然だったのだ。



いや、偶然などない。必然の中の偶然だったのだ。



正しく生きるとは、間違えてそれに気づいたら即座にあらためることである。



om hrim shrim jvalamukhi mam sarvashatrun bhakshaya bhakshaya hum phat svaha



海岸線の向こうからは、海と交わる太陽がダイアモンドの空に向かって挨拶するのが見えた。


蠍の死の毒

  lalita

凪だ。



一種の激しい沈黙とも呼べるだろう。



死の凪だ。



涅槃の葬送行進曲。



タナトスが意識を黙らせたといってもいい。



大多数にとっては都合のいい世界は終わり、大多数にとっては都合の悪いように見える時代が始まる。



新しい時代が



始まる

  始まる。

 始まるがよい。 来い。   俺の



        正午よ!



すべてを鮮明に見渡せる二時の太陽よ。



青空に狂い咲いた向日葵よ!




ヴィジョン。 物質の海から上昇した太陽の。



   のっぴきならない明らかなる世界。




曖昧さをかき消すものよ。



心身脱落 身心脱落 脱落身心



全身がリラックスして、冷たくなって、死に向かう。



エクスタシーと深い洞察。



成熟した彼女は完全に同性愛を克服しており、健康な異性愛の花を咲かせていた。



あるコミュニティに認められたりすることと悟りは何の関係もない。



わからないならわからないといえば合格なんだよ。




次の日、蠍は死んだ。



蠍自身の毒が回って死んだ。



空はどこまでも青く青く澄み切っていた。


明日を探して

  lalita

二人は真っ赤に染まる夕焼けをバックに、溶けるような接吻をした。



世界が終わっていくディストピアのなかで、全世界を抱ける。そう感じた。



彼女の見事な黒髪は、ああ、森のカモシカが見たら、あまりの美しさに恥じ入るだろう。



君の立った二つの瞳に写った世界は、唯一無二の美だったよ。



立ち並ぶ銀の高層ビル、夜空の満開の星達。 官能的なワイングラスに写った、一夜限りの二人の影。



罪作りなペニス。悪の花であるヴァギナ。



ううっ。優しさから僕を遠ざけてくれ。



気遣いという魔力から僕を遠ざけてくれ。



僕は、完全な安らぎを手に入れるために生まれてきたんだ。



覚えてる?



あなたは、昔とても女性的なハートを持ってる人だったわ。



そう、泉のほとりに咲いた怪しくも弱いあの一片の花びらのように。



vajiri vajirasattva sarvatathagata



そう、今の人生は、あのたった一つの愛の物語の回想。



彼女が愛の至福に脱魂状態になって、体を制御できなくなったあの夜の記憶。



私が愛だということは、断じて絶対だ。



この世のすべては、その絶対的真実の展開に過ぎない。



愛とは宇宙で最も弱い、しかし最も強い独裁者である。



愛のいかなる敵も、愛そのものによって溶かされて消え去るしかない。



厳しい愛の試練を乗り越えてきたので、プライドやエゴが無意味になりました。



至福に浸りながら、大地を転げまわる。



蔑まれた人たちと手をとって、「兄弟よ!」と呼びかけ、一緒に祝福のミサを受ける。



社会的地位も名誉もなく、ただ大地に二本の足で立っている。



私は詩人ではない。私が詩だ。



これはたった一つの愛の物語。



すべての愛はこのたった一つの愛の分身なんだよ。



同じように、すべての美は、たった一つの美の分身だ。



僕が君にささげた思いが、時間を生んだ。



その「時間」はいかなる有限の時間も越えた、絶対の主観的客観性の火の海であった。

すべてを食らう、漆黒の時であった。



私は、あなたの優しい心。



私は、無私の心で、電車に轢かれそうな少女を守った青年。



私は、満場喝采のなかで栄光を独り占めするスター。



私は、路上で空き缶を拾うホームレスの老人。



私は戦地で、子供を産み落とした若い母親。



私は、仏陀の説く空性を得し者。



私は一人の人を愛し続けた真の愛を知る名もない人。



私は、すべてだったのです。



私は、神 すべてを知りすべてを超越せし者。



私は、人間、女々しく弱いただのその辺の生き物。

文学極道

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