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風切り羽根を微かに震わす 風を目を細めて視る 内蔵に絡み付く野薔薇の刺が優しい 貴方のimageは風に溶けて もう貴方の顔も忘 ...
改めた所で 夜は生き返らないと 分かってるけど 思い出の中に蘇る夢を 抱き締めては 永遠について考えた 悲しみが打ち寄せて ...
息がまた、くぎられて、 くべられていく、 動物達よ、 この、温度を、 落とす、 この、 人である、 生温かい、 温度を、落とす ...
イチゴが成人して 二十二歳で卒業して行く 広範な自治は母の指に依存して 水が飛んで来るだけでは 潜水は出来なかった ハタキでハ ...
生まれ そして 死にました 子供であり父であり祖父でした 馬に乗ってとぼとぼと歩きました 汽笛を鳴らし 出発しました 乾きと空 ...
僕の涙が君の涙でもあった頃の あれらの日々が輝いている いつまで忘れず覚えておくのか いつからともなくめくるべきページが現れ ...
親父のメッシュキャップには きまって球団のロゴ刺繍か 「漁協組合」って文字が入っている 野球も観なけりゃ漁師でもない なんでも ...
読みすてるまえにあと三行だけまってくれてという肺炎のねずみ 正面のいきづまった世界にナイフでぬけ穴をこじ開けているときでさえ ...
喉が渇き、その手を差し出す、しかしだれに、その手を差し出せというのか、 愛を唄ったかのような歌手達の陶酔に、まさか精製糖の微結 ...
カンガルーとコアラが死ぬ ムエタイでは勝てないから 笛を当てて笛を当てると カ背の高い 屈強な男も倒した 野蝶が庭を舞い森へと ...
口が緑を食べて居る 襟を食べられたような気がして 背が伸びて来たような気がしたので セコンドをつけて ボクシングをやってみた ...
展望台の銀の手すりに、街中の花々を円筒形に閉じ込める。冷気と霧のなかに点在する欠陥高層集合住宅を互いに繋ぐ、距離という距離を冬 ...
河の水底を擦る黒い藻、黒い魚 水面に飛び込むアマサギ 暗い夜のひとときに 目覚めと痛みがひとつになったのを感じる 風は高木の枝 ...
平屋に住んでいると 背が縮みます 秋雨が身に染みる、とは このことなのですね 安心を得る為に骨を捨てました、 しかし法悦 ...
、 朝に夕、夢うつつが醒め 控えめな気持ちで 今日見た夢のこと わたしを見つけたこと それに昨日、 財布を無くしたこと 何度も ...
僕の体のどこかに東京と同じ大きさの穴が開いている気がする
魔法使いとなった夢の中でさえ 消費税を払うような所業を忘却したくて いつもより深く舌を入れる 節足動物と化した指が柔肌に蠢いて ...
俺は体も硬くて泳ぐのが下手だった エミリは上手かったよな スイミングスクールの帰りによくふざけて君は俺のパーカーのフードに物を ...
あなたの頬のそのくぼみに しずむ しずむ しずむ あなたの褐色光るその肉感の脚に し ...
かなしいほど お天気なのは ユーミンだけ じゃないから かんじょうは ちりぢりにも 一線をこえる よそものたち おらだけれど ...
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舌足らずなサンバで 街中を徘徊している初老の男性に 傘を折られたので 冷静に折れた枝を突き返しても 給湯室の蛇口から 一滴の牡 ...
rhythm 渦 のくたーん 僕は何処? 肉に封された夢魔の数々 嫌だな もっと解放しろ 「僕は無責任に笑う」 君達の愚かなだ ...
殴られるのが好き殴り返すのも 陰毛をひと毟りずつで許し合う きみの脇毛の白い毛根を噛む ペニスがあれば鴨川に放尿したい ...
わたしは きづかない めが さめてから みえなくなった すいしょうに あなたは きづかない みみが ...
躋(のぼ)せ、暗いくびわの付いた、偬お笑い者。やァ、偬に少し有るほてりが躋せ、 思い、父おらずと云う女の明るさつて虚しい、藍が ...
細かな砂利と一緒に寄せ 滑り落ちてゆく 向こう側へ くるぶしまで濡らしては かえすゆらぎ 見上げれば 三角形の それぞれの頂 ...
カリフラワーそっくりな白いボアブルゾンを あなたはところ構わず脱ぎ捨てて その上にいつも どかっと逆さまにしたヘルメットを置く ...
階段に落ちているのは林檎? 線路に落ちているのは右腕? 心臓。そうそう。心臓ね。燃やしてくれ。爪を全部。白い月が雲で霞んでいた ...
木の下の水溜まりの近くでズボンだけになってる。 それはズボンだけ履いてるのではなく、ただ僕のズボンだけなんだ。 今日は新宿で酒 ...
二〇一九年一月一日 「ウルトラQ」 元旦からひとりぼっち。ウルトラQのDVDを見てすごす。やっぱり、ウルトラQの出来はす ...
14年間のキスが終わると ふるさとごと奪い取られたみたいに もう何も残っていなかった
2015.08.23 『 にっき 』 私は何者かに或対象に 常に嫉妬しているのだ 殊に無論政治に対しだ 権力に、 ...
――あまりにも長く人であり続ける、というフレーズが浮かんでから、ずっと、あまりにも、の意味を考えている。人の間を離れて、人でな ...
細身の月を引く銀の糸、くれはとり、 眩しい微光、澄み渡る御影石に立つ、 雨の声、高き声、夢みる影の如く、 真珠色の路面、風の追 ...
この世はおいしいものだらけ だからぼくは突撃しちゃうぞ お箸持ってスプーン握って まんま まんま いっただぁきまーす ...
覚える 白、と、雪の単語を覚えた口が白くも冷たくもならない事に気づいた子供の手に触れて、体温、と、温かい、と単語を教える私 ...
頼りない雨脚 尽きかけの角砂糖 冷蔵庫に貼った 20年前の遺書 埃まみれの部屋で 暗やみに微笑むあなた 写真の様に切り取 ...
倒立した壁は全て崩れている (泡の内側は外へと向かう) 淀んでいた周囲は過去ではない (口の中には走り回る森の群れ) 方角の向 ...
春も光風、草にしっとりとした、 匂いが近づいてくる 銀色に砕けた夜空に浮かぶ、 ほっそりとした三日月は、 指先の中で、貴女の重 ...
米を研いで 五色の糸を 惜辞に合わせて刺繍する 水量を計る 献奏(けんそう)の 白い地平を過ぎる風のシラブル 電気釜の 月 ...
「書道教室」8歳 日曜日は自転車に乗って書道教室に行きます。 書道の道具の入ったカバンは、墨汁で汚れています。 自転車の前カ ...
言葉が表皮を流れ落ち て 君の骨をがじがじ齧ると溢れてくる汁 美味しくて 痛みだけが残る の 残像 塩 「残滓」 あと、砂糖と ...
'I'm blind Kimura Therefore, in front of you is all gray I can' ...
二〇一八年十三月一日 「記憶」 感情の発展過程で、ある点以上には絶対成長しない人がある。かれら は、セックスの相手と ...
その人がいると雨が降る、その人が男であれば雨男と呼ばれることになる そういう他愛もないがよく知られたことがある。おれは雨男だ ...
iPhoneから送信 卵をこわすようにかぜはつよく ふいて村人の瞳はいつだって 濡れていたどんよりとその イメージをかため ...
イメージの葬列に穴を開ける 葬列の中を流れていく 彼や彼女の 手足が私の頬を掠める時 すごく冷たい気分 膨らんだものを見て ...
痛い、から始まる 意識が重なって壊れてる 貴方を引き付けるのが怖い どうか 夢を見せて いつも私の中の幼さを刺激するから怖く ...
“Let’s hear it,” said Humpty Dumpty. “I can explain all the poe ...
けさ、 詩を書いている時が活き活きしてるのだが、朝日課になってて、卑猥な詩が得意であったり、仮面を被った知り合いを見つけたら勢 ...
みえない光が 僕を束ねている ほどかれるのが怖くて 僕は夜空の下に隠れている みつけて、と みつけないで、の 交差するシグナ ...
しかくい街には 人々の震えへの恐ろしさがある 改札から出た僕は 歩き方を気にしている 揺れすぎる歩き方の男が 朝のひかりを浴 ...
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膨れ上がる真っ新な濃霧 満たされていく冷気 腹の底から少女が叫ぶ こだまする つまり、水の中 縦横無尽に見えるのならば フィラ ...
深く病める者たちが 死の瞳を覗く、或は曇壜に、水葬の汽笛に、硬直する、造花の錫、瓶に 長らくを、壊れ果てていた、部屋部屋に、十 ...