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作品 - 20200402_682_11792p

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言葉に汚れて

  武下愛

笑えない世界に何も見出せなくなって。笑えるものなんて自分だけで充分だって思って。瞳を閉じてから。嘘の塊でできている。自分を見つめる。何処に居ても与えるだけの存在として貼り付けられる。誰もが甘えてくる。誰にも甘えられない。なにかができる人にはどうしていつも同じ結果が来るの?

情景には誰も存在させたくないわけではなく。誰も存在できない。透明な人を思い浮かべてはみじんも残らないと分かっている。

私は六年以上人を辞めている。

残酷な人しかこの地球には必要ないみたい。だから私は地球外生命体。いいえ。望んで生きている私は誰よりも残酷。

繰り返し聞き返されて私の言葉が崩壊しているのかと、様々な人に聞いてみると、賛成も反対も無視も嫉妬もあって人間と係るのはどうしてもめんどくさい。現代人は日本土でどうやら破壊活動が国民の義務らしく。どこも人が足らない現状で何をしようにも。お金以上に必要な事を放って。人間死んでしまえ活動を絶賛行動している、させている人々。結局はそのさせている人も死ぬ。弱肉強食。年老いた頃に若者に殺されてしまう。国を支えた人々。

あなたの目には私が冷たく見えたらしい。申し訳ないけど、私馬鹿だから。ちゃんと言葉にしてもらわないとわかんない。私は理解力もないから、あなたのこと一つも理解できない。だってあなたにとってこの世界は信じられる美しいモノとして存在するみたい。美しさの代償も言葉にできない。あなたなのに。私に何か言えるほどあなたは言葉に汚れていない。

文学極道

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