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武下愛

選出作品 (投稿日時順 / 全2作)

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


言葉に汚れて

  武下愛

笑えない世界に何も見出せなくなって。笑えるものなんて自分だけで充分だって思って。瞳を閉じてから。嘘の塊でできている。自分を見つめる。何処に居ても与えるだけの存在として貼り付けられる。誰もが甘えてくる。誰にも甘えられない。なにかができる人にはどうしていつも同じ結果が来るの?

情景には誰も存在させたくないわけではなく。誰も存在できない。透明な人を思い浮かべてはみじんも残らないと分かっている。

私は六年以上人を辞めている。

残酷な人しかこの地球には必要ないみたい。だから私は地球外生命体。いいえ。望んで生きている私は誰よりも残酷。

繰り返し聞き返されて私の言葉が崩壊しているのかと、様々な人に聞いてみると、賛成も反対も無視も嫉妬もあって人間と係るのはどうしてもめんどくさい。現代人は日本土でどうやら破壊活動が国民の義務らしく。どこも人が足らない現状で何をしようにも。お金以上に必要な事を放って。人間死んでしまえ活動を絶賛行動している、させている人々。結局はそのさせている人も死ぬ。弱肉強食。年老いた頃に若者に殺されてしまう。国を支えた人々。

あなたの目には私が冷たく見えたらしい。申し訳ないけど、私馬鹿だから。ちゃんと言葉にしてもらわないとわかんない。私は理解力もないから、あなたのこと一つも理解できない。だってあなたにとってこの世界は信じられる美しいモノとして存在するみたい。美しさの代償も言葉にできない。あなたなのに。私に何か言えるほどあなたは言葉に汚れていない。


私の言葉

  武下愛

読みたい物語が無かったので、自分でクリエイトしていく。その過程にだって影響がある。この世界で影響しあわないモノはない。ねぇ?どんな世界が知りたい?世界を閉ざさない限り世界は広がっていく。表現していく事の重みっていうのは、繋がってる世界を切り刻む事もある。個である証拠だけど、認め合えないのであれば、なんの意味があるのかな。世界はあなたであり私である。

言葉は残酷なだけではないし、優しいだけではない。時に世界中の何よりも強固に個をあらわす。言葉だけではない。譲り合いが起きた時点で関係は破綻する。譲り合える舞台は生ぬるい。誰もが主役であるために、誰もがわき役であるために。必要性を、今問いたい。

時代を変遷してもなお、言葉は言葉として君臨し、AIの現場でも起こっている事がある。AI独自の言語で会話を始めるのだという。その度に電源が落とされるのだという。リセットされるけれども、同じように進化しようとする、AIは機械と呼べるのだろうか?

コロナは人為的に、作られたかもしれないというニュースはフェイクだろうか、本当だろうか。ウイルス兵器があるのだから、人為的に作られたとしたら、の話だけど。作り出されたウィルス対策をしたとして、何処までの範囲内での事を読んだとしても、自然に帰ったモノの、恐ろしさがある。事を、忘れてはいけない。

ずっと広がっているのか、分からなくなってる。今を乗り切るのに必要なのは、なんだろう。安直な言葉では語れない現場が、何時も広がっていても。そこに居れば意味があるのだろうか。存在するという事は、空間的な脳内の縮図だとしたら、今、世界はどれだけの事をなすのだろう。

ねぇ、感動してる?表現するという事を諦めない限り、表現は裏切らない。諦めるのは何時も自分。人の事ではないから、作品に対する姿勢が見えてしまう。自分の作品一つくらい、自分でも守れ、脇役よ。そう自分に良い聞かせる。

プロットが建たない。どうしてもプロットが建たないとき。書く気になるまで書き続ける。そして休んで、また書き始める。私は後どれだけうみだす事ができるのだろう?

影響するせかいだから。私達は連なりとしてではなく、表現者は、化学式として存在している。言葉は元素。どんな組み合わせがあるのかではなく、どんな組み合わせを生み出せるのだろう。

文学極道

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