記憶の砂に似ている 白い膚の下に蒼い痣が霞む ゆっくり 首 を 絞める みたいに描く 、 貴方の味
交差点の真ん中で猿が交尾してる 揺れる茶金の毛並み 内密に仕舞われた骨格から赤紫の舌を取り出して
貴方の涙をちろりと舐める 憎悪より なお深い 脳漿の滴り
(欲しい 貴方 を シフォンで 巻いて)
しめる
燃え尽きぬようにと内奥に閉じ込めた インディオの末裔よりも狂暴な夢 彼ら が は・は・は、と (あまりにも どうして xい) 剥き出して笑っている 私の静かな視線
(何度も 熱く 注がれ
喉奥に閉じ込めた 縛られた箇所が痛んだ 振り向かないで欲しかった 絡みつくように手放した 手放すように絡みついた 貴方の単色の夢が 可哀そうだ 暖かかった 氷みたいで 酷く脆くて シフォンより柔く
xxxされたい桃色の歪み 言えない言葉が何度も 引きずり出された子宮に刺さる剃刀みたい、に、777 666 999 000
脈を打つ箇所を抱き締めて噛み締める 記憶の砂だから崩れてゆけば良いと願ってた こそばゆいようななぞり方 いつからか 私には獣の牙が生えて 居て
噛む 噛む 噛む 毛むくじゃらの体 青い痣 嘘と嘘の交尾 殺すための首筋 夢のよう な 衝動 私と貴方 いつか見た 踊る 単純なメロディ へ
貴方の味だった
何故 醜い 未だ目に映る。
貴方の味を繰り返して
私と貴方の残照 が 酷く 。 痛くて 。 嬉しいよ 。
記憶の砂に似ている
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選出作品
作品 - 20191231_617_11654p
- [佳] れいぷ&しふぉん - 白犬 (2019-12)
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れいぷ&しふぉん
白犬