(とっても個人的な話をするよ、
彼等の理解が即ち無理解ということを悟ってから幾年経ったか。肉体だけじゃなくて精神にまでバリアを張られるどころか根性焼きまで初めて食らってから幾年経ったか。兎角この吹き溜まりにはあらゆる意味で資源が流れてこない。誰かの自業自得を強制的に引き受ける形で。当然秩序からも程遠いからたまに通り過ぎる人が鉄骨の美しさだけを評価して足早に去ってゆく。知らなかったけれど地獄行きの切符が毎朝そこのダストシュートから溢れかえっているのが、運が良ければ(悪ければ?)お目にかかれるらしい。勿論未使用の、ね。
区画の隅にねじ込まれたように建っている詰所の戸を蹴り開く。よく育った海月がいる。身体を預け無理やりに意識のスイッチを落とす。
(何の話だと思ってた?
(今や劣化が進んでいいだけはつられた記憶の自動翻訳だよ、
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選出作品
作品 - 20191122_949_11574p
- [優] Paralyzed - アルフ・O (2019-11)
* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。
Paralyzed
アルフ・O