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作品 - 20191106_750_11545p

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i am you

  白犬

錆びついた螺旋は失われた私で 失われた私は肉の中に封されていて だから冷たい空気は心地良くて 目を綴じそうになる のに 貴方は錆びついた二重螺旋 だから 私は貴方だった から 妄想で構わない 引っ掻き傷を残したいと彼/彼女らが言う 私は透明に溶けたい そこには貴方が居るから ぴちょん と 落ちた体液の中で 私は妄想を夢見ている 貴方と私が存在しない世界の夢 悲しかった が少し 消えて 幸せ って 思う 君の髪が揺れる時に 凡てを祈れと言われているみたいで 私には寂しい少年が見える 星を眺める 貴方が私の胸にキスしたから 剥がれていく 錆びついた螺旋を回して どうしてと問うのは 悲しいね 悲しいね と 吐息を混ぜて 沈む意識 白いベッド 君は何処に居たの? キスしてあげるよ と 私は呟く 二重螺旋が空に昇れば 灰色の空に美しい 偽りが 映し出されて 青空が好きだな 願う 寂しい少年 その大切を手放さずに 殺してごらん 私を? 君に幸せが来ることを願うよ 私の肉に封した貴方が溶けた 私は貴方だった 世界の裏側 愛してる

文学極道

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