死は美しいか
本当に美しいか
あの詩人は死んでいた
わたしも死なねばならないか
種を蒔くとは、生を与えることであり
死を与えることと同義ではないか
それは、愛にも等しいのではないか
綿毛が飛び散る
それを受け止める母なる凡庸な大地
蔓延る無責任な愛
お前は、受け止められるのか
ただ増えていくだけのその愛を
朽ちて骨になることすらない愛を
愛される・・・幸せになること
水と光を貰って天に伸びるさま
愛する・・・不幸にすること
実った果実を取り上げるさま
やれやれ
くだらんことしか書いてないもんだな
羊の餌にでもしといておくれ
そら、働くぞ
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選出作品
作品 - 20190731_347_11354p
- [佳] 狂日 - 曇天十也 (2019-07)
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狂日
曇天十也