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選出作品

作品 - 20170109_276_9396p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


クロノス

  玄こう



2008/05/29 05:19
『多摩川に捧ぐ』

とこしなえ
水の流るる
波まくら

配管を流れる水の音にホテルで寝つけないでいる
多摩川がこの大都会の何千万人の命をうるおしてる

上流は美しい渓流地
異界の地

わたしたちが直かに触れられない神々(カミガミ)たちのいてる場所

雨のふる天と同様に、雨音、その水音(ミナオト)はそんな世界から伝う音

水音のささやきに彼らの言葉があると思う

とこしなえ
みなおとさやぐ
多摩の川より


2008/05/30 00:05
『帰』

東京から新幹線で黙って夜の窓を眺めて帰った

近くの灯りは遠くの灯りを追い越していく

後方へ後方へと
カコ
、イマ
、、ミライ

小さな窓をすごいスピードで流れていった


2008/06/01 01:37
『イカロスの墜落』

われわれは空を見ない/
ただ残像だけがある/
ラジオ…イカロスの墜落/
単性生殖から自己増殖の海へと突き落とされた/
この一枚の絵を描いたパブロ・ピカソが/
何を描いたのか?/
オマエの生きた地の空から/
地上絵をして闘いきったのだ/

  \/
  \∨/
   ゙

2008/06/02 22:44
『しゃばふるしゃばふる』
|‖||‖|‖
|‖||‖|
|‖||
 家 家 家
雨やまぬ

あしたの天気は晴れ曇雨もよう?

傘がない
人間さまのご都合だけがどうして
天人(アマト)の心にかないましょうか


先日、座禅に行った
自身の持っているなにがしかの選択迷いを話した

さっきの天気にまつわる話
私たちは天気や季節に合わせて生活をおくる
多大な恩恵も受けている
そんな気持ちであなたの身辺を眺めてみては…

と、説教された


2008/06/08 23:38

『西行法師よ』

俺は庵の酒場に居てる。「宇宙」という語が何処から来たのか?科学用語じゃなくて、インド哲学からだときく

喫茶店のコーヒーを酒場で飲み、こずんでる白いカップにこずんだ黒いわっかを見ている

誰も知らない誰も書かない
産まれたての赤ん坊のような、虹のわっかが
真っ黒いグロい夜空の
スプーン 。/
    ♭
産まれたての赤ん坊のように、生きとし生けるも
みな、みんな、浮き輪


 西行法師の一句
“かざこしのみねに咲く花はいつさかるとちるらん

 ∩
⊂*⊃
 ∪ 

西行が俺の故郷でおとした歌


2008/06/13 19:04
『帰中、初夏候』

 足
  足
 足
  足
 ゛
  ゛
歩く

もう今年もはよから暑いっな
なんで、もっとこう
ゆっくり季節が巡らないかな
みんな歩くの早いしな

横断歩道立ち止まる
信号ぱっぱ変わる時、
見上げたところにお月さん
青空な
南東45゚
にじっとしている
あれはな 止まっていてもあしたには
空をひとまわりしてるから
あっ

また忘れた、宿題本
んもう明日、仕事休め休め

歩くのは俺が遅いっか。
6月半ば
7、8、9、は夏かっろな

金曜日は、なぜかホッとする週末だ
んで決まって
気を抜き
けつまずくんだね
よう注意だね


2008/06/15 00:44
『俺たちが世界を牽引してる。』

みんなと会えた 素晴らしいひとときだった きれいな声を奏でるギター弾きの歌唄いさん (この街で一番と勝手に惚れ込んでいる) 汗臭かったアンコールワット帰りの、同い年ちょい上か?建築士さん 旅行の精密なスケッチに感動した それからこの街の三大美人*の店のオーナーさん、あと、昼はケミカル開発 夜はこの店をきりもりする メガネがとびきりキュートな理系の女の子も オイ!! 組合!と怒鳴りながら肩組んでくる客のじぃさん みんなすっごく自分の生き方に尊敬と誇りを持っている

みんなの肝臓にはついていけないが、この世界は俺たちが引っ張ってるって議論するんだ、彼らと朝まで



2008/06/17 23:56

『月をぞ ながめる
   よすが(縁)にも』

薄らいだ雲間より月影照らす
同じ月を見あげるよすが
待ちわびて
きのうを省み
あしたを省み
ひとよ一日
しいては我が幾百余を省みどれもこれも
痴れごとだ
南向かいの空から正面きってわたしを見下ろす月があった
今から800年の昔かの歌人
西行はこの地で同じ月を見て
決して笑うことなど許されなかっただろう

かくゆう
「美それは人の嘆き」と西行は説く

私は嘆くより
笑うことのように生きてきた、…恐らく

お月さんが笑ってらあ
とは歌わないだろうな


2008/06/18 00:30
『月に吠える しれごとよ』

月に吠える
ことは今はもうない
荻原翔太郎

世にあらぬ嘆き、交わす憤怒、聞きわけのないダダ、(反芸術)ごとのように

私も
同じ月を見ている
映画か
あれもまぁまぁだ

…ようやくまた月が空に輝いてきた

南中のきざしから少しずつ西へとかぶく頃合いだ

早くもこの携帯のバッテリが落ちるのもきがかりだ


今日一日月が沈むまで書き続けたくなってる

なんて暇なやつ
じっと月をみ
焦点を合わすが
輪郭は二重にも三重にも分裂している

おぼろげに
おぼろかな
月ぞ眇スガめる
よすがにも
いまだひとつも
嘆きもみえず


焦点が合わない両眼に網膜を通じ
かすかな朧月をずっと見ている

結構がんばって、歌を作っても
あの月鏡に映し出される「これだ!」
という心境地は西行にしか詠えないだろうな

月がどんなふうに見えたんだろうか?

荻原も中也も月を見て歌っていたかもしれないけれど

あぁ比叡山が見える、愛宕山が見える

この屋上もあとわずかでなくなってしまうな

どこか住む場所を探すべしか

ちゅうか今、何時だ?



2008/06/18 02:04
『いまいつどきか』

地の暦は月の満ち欠けで知った
時計もカレンダーもないから
昔の人たちは私たちよりよっぽど月をありがたく感じていただろう

でも月ばかりでほかの星星にはどうも感心が及ばなかったと聞く…日本では

なぜだろ?
階段を降り
考え中
考え中
(部屋に戻ります画面が
もうそろそろ消えてしまうから)
消えてしまう?

あっ! そうか!!

きっとなんで?っていう発想が、ご法度だったんだろうな
世にきたすもののみを案じながらそれで充分だったんだろう

さあぁ一もう寝る
こんなうつつな夜更かしはあとにたたるし

あぁまた、あしたから
現実問題に直ぐ
終わり




2008/06/19 03:03
『スゲー書いたのにカキコありがとネ』

エモリっちに
全部消えちゃった
また書きなおさな
人はいつから…

僕らが生まれる前の時代から
地球があったから
自転
公転
太陽を一回り
それを生き物一個体が
外部から感じとってた
有機のリズム、生命時計

それから何十億年かたった歴史の履歴を
ただそれを万人がわかるようにつくったのは紀元前、なんとか人
えーっと今調べる
バヒロニアBC17
彼らが星座を作ったんだ
暦は文字に残した、エジプト、インダス、

そんなぁ知りません
本の知識だけの話やし
あなたが生まれた瞬間から秒針が回り始めたよに
ちっちゃい丸なんだ


2008/06/22 13:32

『ゴロはにほへと』

にちようびニチヨウ/ゲーちょっとまてえっ月曜むり/火曜は?もむりかよ
じゃあ水曜もむりっすよネ/だったら木曜日を目標に決めようぜ/えーっ出来んようなんていうな。/じゃもう一度土曜はどうですか?

はい一週間全部無理やりごろあわせ
どーも
いつか月ゴロ合わせ挑戦するぜ
イチガニサンガニチ
シクガカイ
ゴサツキ
ロカ
シチガハチ
サザンガクガツ
ジューイチニガサンガニチ  /"^`



2008/06/09 00:24
『6・く』

日が明けて6月9日
ロック ロック
クロック

緑色のライターを
ボトルネック変わりに
ギターをつま弾く

ハハハ
誰か笑ってくれ
いきれていさむなさんざん休まず
聞こえる音を一瞬間に言葉にする

今マックドナルドダックスフンド
大嫌いなお店で
コーヒーをストローでチュ



2017/01/08 *:**


  ((道の子))

  聞こえぬ声の
  温めた歌から
  声に出ぬ
  ぬくもり
  までも
  寡黙の包帯を巻き
  朝ぼらけ傾く
  刻こくと  
  ゆくり ゆっくり
  人は
  痛みや苦しみは
  移ろいゆき
  カサカサ踊る
  未開のひとりが
  腕をくみ
  道の人になろうと

  生まれるまえから
  死んだそのあとも
  沼地の静けさで
  寒さ暑さに昼に夜にと  
  あくびの顔したわたしは
  口を尖らせて案山子になろうと
  わたしはどこにも近づけない空のした
  わたしはいったいなにをしてあげられる?


  【自註
昨夜コンビニに行くと子どもが真夜中の3時半、ん?どこからか、子どもの泣き声がさっから聞こえる。伊藤園の自販機の薄明かりの下で、両の膝を付けながら、何かに向かって必死にせがんで泣きわめいていた、のが見えた。
その子は四歳と指で言ってくれるが、男の子は靴も履かず、裸足のまま、震えながら、『おうちはどこ?』『名前はなんていうの?』と聞いてもはっきりこたえられない。抱き抱え、その子がなんとなしに指さす方を一緒に歩き、おうちを目指すが、わからない。
もときた道のコンビニに戻りお店のバイトの青年と一緒に、、さすがに困りはて、とりあえず警察を呼び、引きとってもらった。……見つかるといいけどね。………そんなことがありこの詩が出来ました。


        *
       ・.・

文学極道

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