夜よりも白い山の端に腰掛けて
叫べ
詩の言葉を
操縦不能な迷路をすり抜け
疾走する一台の微笑み
そう、
生きることは疾走すること
割れた鏡に
裸木の影(深く)闇を張る
ぽたぽたと水滴落ちる心音
時計ぞろ目になったらリセットしよう
空、要りませんか
(空っぽの)平和な空
鏡支配している
そのつもりの惚けた顔が
粉々に砕け散ってしまった朝顔咲いている
埋もれる秒針
望まれた嘘よ
パンを浸して腹一杯の水銀柱の上を
終日、青い魚が行ったり来たりしている
keeetu fish
岸に着く頃
見えてくる
(思い出す)
聞こえてくる
(砂を噛む音)
拾い上げたものは
見事なまでに何も語らない
王様のタンブリン
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選出作品
作品 - 20170102_958_9384p
- [佳] Keeetu fish - 紅茶猫 (2017-01)
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Keeetu fish
紅茶猫