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作品 - 20160812_306_9032p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


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  5or6

拝復、猛暑に蒸発する君香る爽やかな季節
の中で速やかに下へと向かうエロティズム
と肢と褐色のプッシーを転轍する音が卑猥
に共鳴する牛乳瓶の底から屈折した雷光が
美しく愚行に満ちた腰を照らすから乱暴に
押し込んだHEAD即ち脳膜に繋がる車輪
から削る火花で燃えるアンビエントから煤
が生まれて喘ぐ真夏のクリスマスローズを
滑らかに中指でそっと円を描くように擦り
雄蕊から雌蕊へと授粉させる蜜蜂のように
弱く強く弱く強く弱く震わせ羽音を耳元に
聞かせ温床に潜り始まった悪戯の黄昏泣き
に呼ばれオメガの試験管から穴に戻る蟻達
の整列に飛ぶEUC式二進法:10100
1001010110110100100
1101111110100100110
0111010100100101010
1010100100101101111
0100100111010101010
0100110011111010010
0101101011010010010
1001001010010010110
0111010010010100110
と破廉恥に触れたフレンチなローションに
安堵するCALLするラメ入りのKNOW
は嘘だからTHINKする虚ろげなWWW
是非もなくFLOATING LIGHT
の奇跡改め膝上漂うWORK無しに軽率に
顔に頬に既に奥に腰はまだだからもう少し
BACK今貼り付け脳膜の車輪で削られた
火花で燃えるアンビエントの煤払う午後に
俯せにさせるBACKきみの腰から乱暴に
切り取る虹色のBRIDGEを渡る屈折の
道徳から錚錚たるや薄い褐色の音楽を尊重
しながら流るる交差点ですれ違い振り向く
黒髪絡むVOICEをかき消す後光を射す
聖人の教えに跪くは懺悔する御身に慈しむ
肉体の膨らみから恥骨までを両手で広げて
見繕う言葉を癒す十二単めくれば光の魚群
から七色の飛沫輝き以て長い睫毛を動かす
唇に含ませていく真夏のクリスマスローズ
に何ら罪も無く雄蕊と雌蕊をもう一度重複
コラージュ中指で中指で第一関節を曲げて
円を描いて放つ飛び散る定着の賛辞を無理
矢理含ませ非難に無難に大事そうにソレを
丁寧にそっと萎ませ誠実に拝答をBACK

拝啓、

BACK.

凄く、

気持ち良かった。


敬具。

文学極道

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