#目次

最新情報


選出作品

作品 - 20160721_331_8978p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


I am NO the in MEDIA

  玄こう

>メディアは 文学にも藝術にも詩にも ならない


茶色い土がつなぎとめている
コップの水をうつしかえ うつしかえしながら
縦書き横書き斜め書き裏書き文字をうつしかえ
突き降ろす文字は意志へと伝へようと
テンキーはボタンの穴に無数の蟻の巣
 ↓
→●← ∞,∞, ∞,∞∞∞,卵
 ↑


陽光の照り輝きて巡る読者の眼を
白地の土を掘り起こし
黒印の火
心の燠火 
右から左へ
ひとりで歩く
どこへ行こうか

頭上高く一天をあおぎみ
雨粒さへ目もとにおとし
読ます文字を 一字一句
流し目にひきおろす
改行させ 改行させ その滴一点一点・・・ 
延べひろぐ ながら てんで ぼうぼう

鏡はなぜにわが身を縦に反転させへぬか
その身の自由は地上の二次元の目は前後
左右の奥行きのみが与えられているから
鳥たちは鏡など見るものか
キョクキョ  ういしく啼く ウグイスが 今日の朝方 玄関出たら
歯磨きし うがいをし 青空にむかって ガラガラと口仰ぐ 初夏の濃紺な空があった 



  ※

近隣惑星の人々に僕らら融資有志有史
花と実とが地上に矛盾していますでも
語る言語を抽象化しています、、でも
僕など歴史なくて沈滞平衡そして喪失
自らからセルのART?なんじゃらと
こだわりのおことわりのたわけた文句
過去を抱く真似乞食、勿体無いアザ字


未来の僕たちが新しいとかって
恐竜たちにも言えないですから
淡白な月面湿地帯に泳ぐ観念は
喪失して逝くのでしょう
、先行かぬ末路
言語の意味?あなたの
詩は歌われるのですね
たぶん忘れ去られていきますでも

言葉をねじるマッピング異名の字
ホームのベンチに腰掛けて編集し
宇宙の森にて観念から首だけ出し
声を聞くスイッチ一つで連を生み
たぶん忘れ去られていきますでも



  ※※

循環する暦の境界線
名前は黒
季節に篭る部屋から断層面上に輝く
露頭
忘れられない世界へ
朝ぼらけに刻々
瓶の船底に落ちた
豚ボボン
心移り気拍子木
排他目尻朦朧
ヴィジョンからヴィジョンへ
季節に篭るモナダ
新しい日ごとにイラホ

突く
厭く
模す
塞ぐ
こめかみ
凍てつく
がる
同時に日干し煉瓦
クレイジ、、ョン
座礁を繰る、電磁
暦を移送する海陸
煙る汗を鋭くつんのめる
解すかいすかやより
震え
沁みじみと
鉛筆を持つ
あばや
杜守
料理をする
手真似ごと
貞操をかいすかいす
野獣に形を掛けて新緑木立に泣く二匹
まだな
いまだ静か
停止
ららら

……

文学極道

Copyright © BUNGAKU GOKUDOU. All rights reserved.