トイレの扉を開くと
思いっきり馬が出て来る喫茶店で
順番待ちをして居た
真緑のパラソルの下に居れば
ブルーベリーが実って居て
私よりちょっとだけ背の低い
木が扉をちょっと強く閉めると
壁ごと揺れる家屋を眺めて居る
お茶したら本屋に行こうかと
誘われてもノーサンキューのモードで
誌だけ買えれば床屋はまた別の日に行ければ良いと思う
木の扉は木の壁に擬態化し
殆ど高低差?(凸凹の無い滑らかさですね)が無いので
トイレの扉は出っ張っても引っ込んでも居ないので
思わずトイレの扉の前に待って居た所を
開けられて(その人は野球同好会の人だろう)(団体客で上得意と言った所)
尻を木の扉でぶつけられて仕舞った
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選出作品
作品 - 20150630_004_8158p
- [佳] 木の扉 - イロキセイゴ (2015-06)
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木の扉
イロキセイゴ