灯りの穂は蛾の羽根のほうへ寄りそう
そう、みえたのは海
がみ、だ、れ、なれあっていたからからか? 
それ、とも(に?)子供のあわいさぐり、の、乳の、甘さがそうさせたのか?
わからない、それ、は
夜でもない朝でもない
カルイいきざしのふっと澄ます兆しのためらいにしか過ぎない
いものおそばにいとうございます 
ということばは 
ふっと(みたび!)いわれ   
遺影、に、もれるいきつき 
のたちあがるゆらぎ 
がき、え、る、のはき、こ、え、て 
かってはゆるしませぬ 
とたたむような 
て、つきで 
文字をかたす
あさぎいろ(そろそろ、か、な?)のえぷろん
のおんなの芳香(ほうこう?そ、れ、は、吼孔?) 
が、卒塔婆、と、いう火処からそと(そッと)にもれ
ゆうがおが咲く 
ほら(洞!)
み、ず、がめの、あ、底に
	
最新情報
選出作品
作品 - 20111025_120_5641p
- [佳] 穂のほうへ - 神崎智徳 (2011-10)
 
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穂のほうへ
  神崎智徳